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2015.07.13

●社参の儀

えー、昨日八坂さんにて祇園祭前儀「社参の儀」、所謂「お位もらい」の日です。
と云う訳でお稚児さん、13日付にて「正五位下少将」になられました。

これより巡行後の「お位返しの儀」迄は潔斎入り。
「行幸は地面を踏まず肩車」「御膳や身繕いの支度も女人手は介せず」、穢れを絶って神事祭事に臨まれます。
知人の「お稚児さん経験者」の話ですと、まぁ昨今は其処迄は祭例厳しく無いとの事ですが…。
それでも「小学校なんぞ行ってる場合じゃありません」。

因みに同日午後には久世駒形稚児のお二人も「社参の儀」。
長刀稚児が「正五位下少将」であるのに対し、コチラは「素戔嗚尊」の荒御魂。
云わば祇園社祭神様の半面神だったりする訳で、ある意味長刀鉾のお稚児さんより「エライ」のです。
八坂神社境内で本殿に馬上社参出来るのは、唯一「駒形稚児」だけでして。

20150713122343sansya005馬上の姿、晴れやか 
祇園祭・社参の儀

祇園祭の長刀鉾の稚児が13日、京都市東山区の八坂神社で社参の儀に臨んだ。「お位もらい」とも呼ばれる儀式で、今年の稚児内藤颯大君(10)が、稚児の印となる「杉守り」を受け取った。
午前10時、この日が誕生日の内藤君は、鉾の会所(下京区四条通烏丸東入ル)で強力に担がれて白馬に乗った。クジャクの羽で飾った「チョウトンボ」の冠に金襴の烏帽子をかぶり、稚児の補佐役、禿の山代惇史君(8)、原一徳君(6)の先導で、歩道拡幅工事中の四条通を東に進んで神社を目指した。
本殿に入り、神前に進んでご神木であるスギの葉をくるんだ「杉守り」を受け取って、稚児であることを神社に認めてもらった。これ以降、稚児が長刀鉾の町内で「神の使い」として大切に扱われる様子は、「正五位少将 十万石」と大名さながらの格式にたとえられる。前祭(さきまつり)の山鉾巡行(17日)では、先頭を進む鉾に乗って注連(しめ)縄を切る。
(文.写真共 京都新聞7/12
より)

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