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2015.07.26

●「小金沢連嶺~南大菩薩連嶺」縦走トレラン.その③

えー、先日の「小金沢連嶺/南大菩薩連嶺」トレラン記、続々篇。
小菅.牛ノ寝通りより石丸峠を経て小金沢連嶺を南進、湯ノ沢峠から南大菩薩連嶺へ走を進めました。

そんな訳での山走記その3.「白谷ノ丸~大谷ヶ丸」篇になりまする。

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【写真上】白谷ノ丸から湯ノ沢峠へは、この日初めての纏まった下り。
眼下にはこれより向かうルート、南大菩薩連嶺の稜線が望めます。
これで富士の頂がはっきり見えてくれれば、云う事無しなんですが…。

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【写真上】草原帯を過ぎると、花崗岩の露出する白ザレ場。
脆い砂地路面と突き上げの硬い露岩場、相反する足場のテクニカルダウンヒル。

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【写真上】ザレ場を過ぎると次はコレ。
群生笹地を伐採して無理繰り作った山路。
根株を踏むと横滑りし易く、斜度以上に厄介なトリッキートレイルです。

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【写真上】湯ノ沢峠通過。(time/3:58:55 dst/20.15㎞)
小金沢山連嶺に別れを告げ、これより南大菩薩連嶺に入ります。

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【図上】小金沢連嶺.高低図。
石丸峠→小金沢山 ・約2㎞(上昇183m 下降108m)
小金沢山→牛奥ノ雁ヶ腹摺山 ・約1.5㎞(上昇65m 下降84m)
牛奥ノ雁ヶ腹摺山→川胡桃沢ノ頭 ・約1.1㎞(上昇99m 下降135m)
川胡桃沢ノ頭→黒岳 ・約1.1㎞(上昇74m 下降43m)
黒岳→白谷ノ丸 ・約0.6㎞(上昇20m下降 77m)
白谷ノ丸→湯ノ沢峠 ・約1.1㎞(上昇8m 下降271m)

以下、小金沢連嶺の傾向と対策。
小金沢連嶺は一旦縦走路に乗ってしまえば1800~2000m前後の高度を推移する構成、白谷ノ丸から湯ノ沢峠へのダウンヒルパート以外に大きな勾配箇所はありません。
但しまとまった高低差区間の無い代わりに、連続的に緩やかなアップダウンが繰り返されます。
連嶺の各ピーク間隔は短く、その短距離の中に「下り(針葉樹林帯)」「平坦路/鞍部(草原帯.笹原)」「上り(針葉樹林帯)」が細かくリピートされるイメージ。
これは小金沢山連嶺と云うより、大菩薩嶺~熊沢山から同様のパターンです。

亦、パートによって山路構成のギャップが大きいのも特徴的です。
小金沢山や牛奥ノ雁ヶ腹摺山直下の薄暗い原生林帯は歪曲した露岩や根道の悪路、狼平や賽の河原の高原帯は明るく伸びやかなパノラマトレイル。
ラン主体で賄えるロングパートは少なく、連嶺全てラン/ウォークを織り交ぜる山行と考えて良いでしょう。
小金沢連嶺メインのショートトレイルなら目一杯走ってしまうのも手ですが、40㎞を超える行程の場合は足の使い方も多少抑えて行かなくてはいけません。

注意点としては唯一、行程のタイムテーブル管理。
連嶺自体の難度は初級者でも対応出来るレベルで距離も8㎞足らず、特筆すべき難路や迷路も無いのですが、深山部が故にエスケープルートが全くありません。
イレギュラーが発生した際の逃げ道としては、湯ノ沢峠でヒッチハイクする位です。
要するに小金沢~南大菩薩連嶺縦走は「完走」が100%前提。
御利用は計画的に、てな訳でして。

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【写真上】湯ノ沢峠避難小屋。
湯ノ沢峠を右折、一旦水場に立ち寄ります。
表示板に従って、小屋の左を下って行くと約2分で水場に出ました。

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【写真上】嗚呼、何てチメたくてキモチイイのでしょう。
盛夏の山行ではルート沿い近くの水場は本当に有難い。
ガブ飲みしたいのをグッと我慢、増槽2本を満タンにして湯ノ沢峠に戻ります。

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【写真上】正面に大蔵高丸を望みつつ、お花畑のフラットパート。
湯ノ沢峠からは、植生保護ロープに区切られた伸びやかな平坦尾根のトレイル。
幾重にも設けられたシカ柵を潜り、草原帯を進みます。

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【写真上】お花畑より、見返り白谷ノ丸。
白く目立つのは花崗岩斜面の崩壊地、あの右側を通って来た訳です。

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【写真上】草原帯を過ぎると、大蔵高丸への上りに入ります。
これ迄の小金沢山連嶺の上りパートとは一転、緩勾配の落葉樹林トレイル。
整備された良コンディションのダート路、南大菩薩連嶺らしい穏やかな山路です。

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【写真上】大蔵高丸到着。(time/4:22:10 dst/21.96㎞)
四囲も開けており、白谷ノ丸に負けず劣らずの好展望。
取敢えず此処でランチタイム、この日初めての纏まった休憩を取ります。

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【写真上】山頂より、南面の眺望。
白谷ノ丸より標高の低い分、少し遠望が弱いかな。
富士の頂は相変わらず厚雲に覆われたままでした。

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【写真上】30分後、トレイル再開。
草原帯を下ると、灌木と笹ヤブに挟まれたシングルトラック。

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【写真上】そして再び保護ロープに仕切られた草原帯に出ます。
大蔵高丸~ハマイバ丸はアップダウンの少ない快適トレイル、なのですが…。
丁度この辺で14時、陽射しも気温もピークとなる酷暑山走。
日光に晒される高原部では30℃を超えていました。

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【写真上】ハマイバ丸通過。(time/4:33:01 dst/23.32㎞)
難解な漢字表記以外、特に印象の無いピーク。
この日の山行も此処で2/3通過、残す行程は約12㎞です。

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【写真上】ハマイバ丸からは、再び笹薮帯と草原帯を交互に取る山路。

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【写真上】一部急斜パートも現れ、明確に高度を下げていきます。
しかし下り一辺倒とはいかず、緩勾配を繰り返す山路構成。

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【写真上】天下石。
途中の小ピークにある大岩、標識には「天下石山頂」とありました。

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【写真上】天下石を過ぎるとブナの樹林帯に入ります。

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【写真上】米背負峠。
ハマイバ丸~大谷ヶ丸間の鞍部に位置する峠、如何にも往時の旧道風情を漂わせる名前です。
此処から大谷ヶ丸へは、0.6㎞の上り返し。

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【写真上】米背負峠正面からの上りトレイル。
幅広な中急斜面、ブナの樹林帯を蛇行して高度を上げていきます。

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【写真上】所々に朽木倒木。
まぁ小金沢山や川胡桃沢ノ頭の直下に較べればカワイイもの。

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【写真上】上り切ると滝子山方面への分岐。
進路を左手に分ける形で路筋が伸びています。
大谷ヶ丸は直進十数m、もう目と鼻の先なので取敢えず踏んどきます。

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【写真上】大谷ヶ丸通過。(time/5:04:11 dst/25.77㎞)
滝子山迄は一気に進む心算だったのですが、此処で予定外の小休止。
矢張り暑さと発汗で疲労進行が早く、バテ具合が半端じゃありません。

と、こんな感じの「牛ノ寝通り~小金沢連嶺~南大菩薩連嶺」縦走記、その③。
この後は大谷ヶ丸から滝子山を走破、初狩駅にてフィニッシュとなりました。
つづく。

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