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2015.08.31

●2015年「夏.終了」

えー、早いもので八月も晦日。
暦上では「2015年の夏」も本日限りで御座います。

それにしても今年の夏は@云う間の短いサマー。
お盆を境として、それ迄の炎天酷暑から曇天糠雨の続く日々。
遅蒔き乍らの「戻り梅雨」てな感じの晩夏、八月の下半分、カラリと晴れた日は数える程でした。

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今日も朝からどんよりとした空模様の一日。
深更頃からはしとしと雨も濡って参りました。
ま、暑さに苛まれる「残暑」よりはマシですけどね。

そんな訳で明日より九月。
「天高く馬肥ゆる秋」で御座います。

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2015.08.30

●「ヨコスズ尾根~棒ノ嶺~高水山~青梅丘陵」縦走トレラン.③

えー、先日の「東日原~青梅トレラン」.山行記、オーラス篇。
棒ノ嶺から関東ふれあいの道ルートで岩茸石山.高水山を経由、最後は青梅丘陵を東進して青梅駅へと向かいました

そんな訳での山走記その3.「高水山~青梅駅」篇になりまする

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【写真上】常福院.不動堂。
高水山の直下裏手に建つ真言寺院、山号は勿論「高水山」。
過去の山行では何れもスルーしていたので今回立ち寄ってみました。
つーても境内を素通りしただけですけどね。

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【写真上】高水山からの下山路(登山路)は大まか三つのパートに分かれています。
山頂から中盤迄は杉林の走り良いダートトレイル。

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【写真上】中盤は疎林とブッシュの山路。
空の開けた下、青草の匂い漂う中斜面をジグザクに下ります。

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【写真上】後半は平溝川源流を横目に清流沿いトレイル。
露石の目立つテクニカルダウンヒル、下りランにぱ丁度良いトレーニングコース。

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【写真上】防砂ダムが左手に見えると登山路もラストパート。
あと百数m下るとトレイル終了。

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【写真上】登山口から平溝集落に入ります。(time/4:58:05 dst/24.19㎞)
これより緩勾配下りの舗装道ラン、道なりに下畑軍畑線へと進みます。

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【写真上】下畑軍畑線(東京都道193号)の三叉分岐を通過。
平溝橋を渡り左進、青梅丘陵の取り付きに向かいます。
因みに右手を直進すると1㎞強で軍畑駅へと至ル。

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【写真上】青梅丘陵に向かっては緩やかな上り。

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【写真上】暫く上ると青梅丘陵への取り付きに到着。(time/5:14:02 dst/26.22㎞)
三叉路から0.6㎞程度、トレイル再開。
因みに私め、青梅丘陵を東進ルートに取るのは今回が初めてです。

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【写真上】取り付きからは螺旋状の木段ヒルクライム。
距離は1㎞強と短いものの約180mの高度アップ、中~急坂が続きます。
木段嫌いの私めにとっては嫌~なパート。

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【写真上】雷電山通過。(time/5:31:07 dst/27.29㎞)
青梅丘陵の最高ピーク、と云っても500mに満たない低山です。

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【写真上】雷電山から眺望の開けているのは北面のみ。
成木川沿いには石灰石の採掘工場が望めます。

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【写真上】雷電山を後にし、青梅丘陵を東進。
暫くは高度を落とす下り行程、歪曲なシングルトラックが続きます。

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【写真上】辛垣城跡のある主尾根を左手に見遣り進みます。
寄って行こうか迷いましたが結局スルー、城跡見物は亦の機会に。

辛垣城跡を過ぎると、本格的にアップダウン山路が始まります。

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【写真上】下って…、

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【写真上】上って…、

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【写真上】下って上って…、

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【写真上】下って上って…。
辛垣城跡を過ぎて、矢倉台迄はずーっとコレの繰返し。
辛垣山、桝形山、名郷峠、ノスザワ峠、三方山、その他名も無き小ピークを延々と繰り返すアップダウン。
一つ一つの上り/下りは大した事無いのですが、兎に角小さい起伏が続きます。
山行の後半でココをしっかり走り切れる様になれば、トレイルランランナーとしては上級者の部類に入るでしょう。

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【写真上】「企業の森、by東芝府中」。
トーシバさんの森林育成地、北面.上成木方面の眺望が開けています。
青梅丘陵にはこの他に「トヨタさんの森」つーのもあり。

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【写真上】伐採地を幾つか過ぎると、アップダウンも小康化。
漸くフラットパートも増え、青梅丘陵のトレランメイン区間に入って来ました。

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【写真上】矢倉台通過。(time/6:21:53 dst/31.65㎞)
全長約9㎞の青梅丘陵も愈々ファイナルパート、あとは平坦路を残すのみ。

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【写真上.下】矢倉台を過ぎると山路は砂利林道に変わります。
如何にも丘陵公園路的、整備の行き届いた散策路。
行程終盤で使うと、路面が硬過ぎて突き上げがチト辛い。

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【写真上】ラス1㎞を切るとはコンクリ道山路に変わります。

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【写真上】青梅丘陵東端、鉄道公園前通過。
あとは舗装道交差点を右に折れ、青梅駅へと向かうだけです。

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【写真上】この日の行程も残す所処、あと0.7㎞。
ワインディングロードを南に下り、駅前商店街経由で青梅駅に。

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【写真上】青梅駅到着、フィニッシュ。
この日のスタッツは以下の通りとなりました。
・走行時間/6:53:37 ・走行距離/35.56㎞(㎞/11:38av) ・獲得標高/2253m

距離/高低差とも低難易スペックのルートでしたが、小さなアップダウンを延々と繰り返す「黒山~岩茸石山」「雷電山~三方山」間の中後半パートで思っていた以上に疲労蓄積。
日向沢ノ峰からの下り急坂で膝に負担を掛けたのも最後に響き、机上データよりタフな山行となりました。
ま、山頂踏破の見返りも少なく、低山縦走独特の疲れ方ってな感じです。

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【写真上】おまけ、この日の♨。
青梅から途中下車、「河辺温泉.梅の湯」へ。
ビルの5Fに温泉てのもナニですが、動線や目隠しの設置がお上手で一旦入館してしまうと違和感は全く感じません。

次の山行は取敢えず西丹沢の不人気方面を予定しています。
おしまい。

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2015.08.29

●「ヨコスズ尾根~棒ノ嶺~高水山~青梅丘陵」縦走トレラン.②

えー、先日の「東日原~青梅トレラン」.山行記続篇。
蕎麦粒山.日向沢ノ峰からを県境尾根を経由してを棒ノ嶺に到着、関東ふれあいの道ルートで高水三山方面へと向かいました。

そんな訳での山走記その.2「日向沢ノ峰~高水山」篇になりまする。

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【写真上.下】日向沢ノ峰より県境尾根を東進、棒ノ嶺に向かいます。
取っ掛かりからいきなり始まるこのルートのキモ、「激坂」下り。
急勾配の上に極めて掘りの浅い山路、しかも斜面にダイレクトな直坂です。 

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【写真上】斜面を下から見上げるとこんな感じ。
急坂の上に水分を含んだ脆弱な足場と、タチの悪い難路。
標高スペックだけで舐めて掛かると、結構骨の折れるコースです。

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【写真上】やっと尾根線に出たと思ったら…。

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【写真上】今度は露岩の痩せ尾根。
短い尾根筋パートを終えると…。

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【写真上】また急坂…。

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【写真上】で、ヤセ尾根…。

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【写真上】そして急坂…。
日向沢ノ峰~槇ノ尾山はず~っとこれの繰り返し、膝に堪えるダウンヒルです。
しかもこの日は此処数日の雨で全体的にウェットな山路状況。
「軟土で足場が脆いは」「木の根や露岩はツルツルだわ」と、力馬場に拍車を掛けるトレイルコンディションでした。

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【写真上】日向沢ノ峰以降、初めての上り。
縄場の連続する上りパートに差し掛かると長尾丸山の直下。
本当に地表が脆く、滑って崩れる足場が続きます。

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【写真上】長尾丸山通過。(time/2:49:39 dst/13.89㎞)
日向沢ノ峰~棒ノ嶺間にある、幾つかの中ピークの一つと云った感。
樹林帯と杉林に囲まれ、眺望は全く利きません、

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【写真上】長尾丸山を過ぎると急坂も落ち着いて参ります。
杉林トレイルを緩やかにアップダウンすると次のピークへ。

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【写真上】槇ノ尾山通過。(time/3:07:00 dst/15.34㎞)
長尾丸山同様、杉林に覆われた薄暗く地味~な頂。
取り立ててコメントも無し。

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【写真上】槇ノ尾山からも、も一つ軽いアップダウン。
一度下って上り返し、約0.9㎞で棒ノ嶺に至ります。

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【写真上】棒ノ嶺到着。(time/3:17:42 dst/16.25㎞)
何気に久し振りの棒ノ嶺。
人気のハイクコースと云う事もあり、山頂は多くのハイカーで賑わっていました。

そー云えばこの日は東日原BSを発って以降、棒ノ嶺迄ずーっと一人旅。
人の姿を見るのは三時間半振りでした。

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【写真上】空に見える小さい点々は、みんなトンボちゃん。
棒ノ嶺山頂は早や初秋の気配。
数え切れない程のアキアカネが飛び回っていました。

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【写真上.下】棒ノ嶺を下山、ひと下りで直ぐに権次入峠。
殆んどのゲストは棒ノ嶺をメインとした周回コースを取られる為、岩茸石経由で白谷沢か滝ノ平尾根へ向かわれます。
私めは分岐を南に取り、「関東ふれあいの道/山草のみち」ルートで高水三山~青梅方面へと進みました。

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【写真上】杉林の尾根筋を0.8㎞程進むと…。

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【写真上】黒山。03:31:4907:3417.49
尾根筋小ピーク、直下の上りも殆んど無く通過します。

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【写真上】関東ふれあいの道./山草のみち、二写。
黒山から岩茸石山への約3.5㎞は842m→793mと微少な高度推移なのですが、しかし実際フラットなパートは全くありません。
見通しの利かない樹林/灌木帯歪曲路の中、単調なアップダウンが延々と繰り返される山路構成となっています。

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【写真上】逆川ノ丸前後の根道と露岩帯。
岩茸石山に近づくに従い、アップダウンはより明確に。
走れるパートは更に少なくなって参ります。

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【写真上】岩茸石山直下の上り。
手前の騙しピークを経て名坂峠。
そこからもう一度上りと、短い急坂パートが二回続きます。

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【写真上】岩茸石山到着。(time/4:22:28  21.19㎞)
低標高山の割りにはソコソコ上り堪えがあり、10~15㎞の縦走行程も組み易い。
しかも最寄駅からのアクセスも容易と、ハイカーには人気の山です。
此処を踏むのも約二年振り、御無沙汰。

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【写真上】岩茸石山より、北面の眺望。
逆川ノ丸~黒山~棒ノ嶺と、辿って来た「山草のみち」を一望。
こうして見ると、アップダウンの多さが良く解ります。

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【写真上】東側にはこれより向かう高水山。
高水三山の中で周囲の展望が利くのは岩茸石山のみ。
この事もあって三座の中では一番の休憩人気スポットとなっています。

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【写真上】岩茸石山直下の下り。
ガレた急坂ですが距離は短く、ほんのひと下り。
杉林の平坦路を経て高水山へ至ル。

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【写真上】高水山直下の上り。
露岩が目立つ急坂、こっちも一足登。

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【写真上】高水山通過。(time/4:35:40 dst/22.31㎞)
高水三山を縦走される方々の多くは「軍畑→御嶽」の反時計回りコースを利用されますので、昼過ぎ以降の時間帯になると人の往来も進むに従い減って参ります。
ハイカーの人気コースをトレランに組み込む場合、この辺のタイムテーブルも考慮しての山行プラン作成でして。

と、こんな感じの近郊低山トレラン.その②。
この後は平溝集落より青梅丘陵を経てフィニッシュとなりました。
つづく。

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2015.08.24

●「ヨコスズ尾根~棒ノ嶺~高水山~青梅丘陵」縦走トレラン.①

えー、昨日も例に由ってのトレラン行脚。
今回の山行は低山メインの近郊プラン、奥多摩.ヨコスズ尾根より県境尾根を伝って棒ノ嶺に向かい「関東ふれあいのみち」と「青梅丘陵ハイキングコース」を使って青梅駅に至るコースを走って参りました。
マップスペックだと距離/標高差共に「楽チンルート」なのですが、中後半は小さいアップダウンが途切れる事無く、意外とタフな行程となりまして。

そんな訳での山走記その1.「東日原~日向沢ノ峰」篇になりまする。

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【写真上.下】7:15奥多摩駅、7:50東日原BS着。
始発バスには40名程の乗車、ソコソコの混み合い振り。
しかし此処一週間雨続きと云う事もあって、土曜日としては少な目のゲストでした。

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【写真上】東日原登山口より、南方一写。
タル沢尾根越しに望む石尾根、正面の頂は狩倉山でしょうか。

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【写真上】ヨコスズ尾根.三写。
このルートは先月「長沢背稜~石尾根縦走」で使ったばかりなので、リポ省略。
標高を稼ぐアプローチルートとしては、個人的に好みの山路構成です。

ヨコスズ尾根の詳細リポはコチラ。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2015/07/post-3ab8.html

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【写真上】一杯水避難小屋。(time/1:13:43 dst/5.35㎞)
此処から三ツドッケはひと上りですが、先月踏んだばかりなので引き続きパス。
長沢背稜を右に取り、蕎麦粒山に向かいます。

因みにこの東京/埼玉の県境尾根、正式な名称区分は「芋ノ木ドッケ~酉谷山/長沢背稜」、「酉谷山~蕎麦粒山/天目背稜」と呼ぶらしく。
私めは「芋ノ木ドッケ~日向沢ノ峰」間を全て「長沢背稜」で括っちゃってます。

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【写真】一杯水にて増槽を満タンに。
スタート時の水分ストックはハイドレーションの希釈ポカリ1.5ℓのみ。
この水場を当てにしていたので、手持ちのウォーターボトル×2は空っぽでした。
まぁ短い距離とは云え、上りパートではライトパックに越した事は無いですからね。

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【写真上】前半戦のメインディッシュ、長沢背稜の西進トレイル。
一杯水避難小屋~仙元峠間は「微下りのフラットトレイル」「良クッションのダート路」「直線基調」の三拍子揃ったトレラン仕様コース。
極上のスピードトレイルが約2.8㎞続きます。

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【写真上】仙元峠から数十m先にある分岐。
踏み跡や道標板のしっかりしているこのパート、特に迷う様な箇所はありません。
三ツドッケから蕎麦粒山.日向沢ノ峰を踏む際に唯一間違うとしたら此処の分岐。
巻き道メインの流れに乗って右に進むと踊平方面へ出てしまいますので、尾根筋に沿って進みましょう。

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【写真上】分岐からの直下上り。
中勾配のヤセ尾根を一足登、400m程で蕎麦粒山です。

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【写真上】蕎麦粒山通過。(time/1:34:56 dst/8.15㎞)
三方を樹林帯に覆われ、火打岩の露頭した狭い頂。
長沢背稜の各頂は三ツドッケを除いて、基本的に眺望は利きません。

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【写真上】唯一視界の開けている、東南側の見晴らし。
正面~左側にかけての稜線がこれより進む縦走路。
中央やや右の頂が日向沢ノ峰、右奥には川苔山の堂々とした山容が望めます。

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【写真上】東南側、やや右手の眺望。
川苔山の南肩から樹間に覗くのは本仁田山、最奥には特徴なシルエットの大岳山が望めます。

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【写真上】桂谷ノ峰直下の直登パート。
蕎麦粒山からはザレた急坂下りから鞍部を経て、桂谷ノ峰へ急坂上り。
蕎麦粒山~日向沢ノ峰のアップダウンはこの一発だけです。

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【写真上】桂谷ノ峰より見返る蕎麦粒山。
防火帯山路なので辿って来た路筋が良く解ります。
1472m↘↗1380mのV字アップダウン、下った分だけ上り返すイメージ。

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【写真上】以降、日向沢ノ峰へは走り良いフラットトレイル。
防火帯山路なので単調な嫌いはありますが、快適なランパート。
蕎麦粒山から日向沢ノ峰にかけては、マルバダケブキの群生が目立ちます。

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【写真上】日向沢ノ峰直下、棒ノ嶺/川苔山の分岐。
三叉路を左に進むと棒ノ嶺ですが、此処から日向沢ノ峰へは右に数十m。
一年振りなので踏んどく事に致しました。

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【写真上】日向沢ノ峰。(time/1:58:31 dst/10.41㎞)
青地に黄色、自己主張の激しい看板には「飯能市最高峰」の文字。
そー云や山頂は飯能市最西端、奥多摩町と跨ってるんですね。

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【写真上】日向沢ノ峰より南西一写。
雲を突き抜け、ひょっこりと頂を覗かせる霊峰富士。
この時期に富士山が望めるとは思ってませんでした、ラッキー。

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【写真上】同.富士山の南方の眺望
右から中央に下るのは石尾根東端部の尾根筋、その奥には三頭山、更に富士山。
左手には御前山の山容も望めます。

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【写真上】同.富士山の西方の眺望
正面の稜線は六ツ石山~鷹ノ巣山と連なる石尾根の中央部。
右端の二頂は鷹ノ巣山の隣に日蔭名栗山、次いで高丸山。

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【写真上】同.真西の眺望
左より続く石尾根、中央の頂が雲取山、鞍部を経て芋ノ木ドッケと白岩山。
その中間、山肌北東面に採掘跡が目立つのが天祖山。

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【写真上】同.北西の眺望。
左にはさっき踏んできた蕎麦粒山、直下の防火帯急坂もはっきりと覗えます。
その左奥には三ツドッケ~滝谷ノ峰と続く、長沢背稜の尾根筋。

と、こんな感じの山行記その一。
この後は引き続き県境尾根を東進、棒ノ嶺を経て高水三山へと向かいました。
つづく。

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2015.08.23

●あだしの「賽の河原」

あだし野の露消ゆるときなく、
鳥部山の煙立ち去らでのみ、
住み果つるならひならば、
いかにもののあはれもなからん
(徒然草第7段)

と云う訳で奥嵯峨.化野念仏寺では今夜明夜と、「千灯供養」が営まれております。
洛外「あだしの」は平安以来の葬送地にて、千二百年来の無縁仏も数知れず眠っている事でしょう。


所処でこの千灯供養、その悄然とした雰囲気は華やかな催しの多い「ミヤコ祭催事」の中でも異色なもの。
「水子」に心当たりの無い方は「それなり」に、心当たりのある方は「より切実」に、蕭々と手を合わせ供養を行われている筈です。
因みに私めはそんな「脛に傷」御座いませんが。

この「晩夏」歳時記を終える頃、嵯峨野では早や「秋の足音」。
野には「薄穂」、空には「秋茜」、音には「轡虫」「蟋蟀」…、洛中よりも一足早い初秋気配が訪れて参ります。

20150823201513825snenbutuji揺らめくろうそくの火に合掌 
京都・化野念仏寺で「千灯供養」

去りゆく夏の夜に無縁仏を弔う「千灯供養」が23日、京都市右京区嵯峨鳥居本の化野念仏寺で始まった。涼しい風が吹き抜ける境内で幾多のろうそくの炎がはかなげに揺らめいた。
古くから葬送の地だった化野では、死者のために多くの石仏がまつられていた。歳月を経て無縁仏となったが、明治時代に地元住民らが法要を営んだのが千灯供養の始まりと伝わる。
この日、京都市内の最高気温は32・6度の真夏日だったが、夕方には暑さがやわらぎ、参拝者が次々と訪れた。半月が照らし出す境内に読経が響き渡り、「西院の河原」で参拝者が石仏の前にろうそくを立てて静かに手を合わせていた。
東京都から訪れた会社員奥本健司さん(63)は「だんだん暗くなると供養の雰囲気になる。今まで亡くなった家族を思い、手を合わせました」と話していた。
24日夜も営まれる。受付午後5時半~8時半。行事協力費中学生以上千円。
(文.写真共 京都新聞8/23
より)

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2015.08.22

●65㎞先の頂

えー、本日は10日振りの山行行脚。
奥多摩から県境尾根を東進、高水を経由して青梅へと縦走して参りました。

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山行途中、日向沢ノ峰より望む富嶽。
此処数日は雨続き、しかも湿度の高い夏に奥多摩奥部から富士山が見られるとは思っていませんでした。

山行リポは亦後日にでも。

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2015.08.21

●AH- 「どっちがいい」?

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「スカートのすそ AH HA~♪」

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「ヒョイとつまんで AH HA~♪」

そんな訳で私め、本日はお昼過ぎより「齢不相応な街」原宿へ。

目的はと云うと「お買い物」と云うか、「お買い物」の下見。
今月リリースされたばかりの新作シューズを試履に行って参りました。
尤もシューズつっても「オサレ靴」では無く、「走靴」なんですけどね。

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因みに目的地はコチラ。
原宿駅の真正面、ICI原宿内のサロモンストア.原宿店。
目当ての品は大幅なブラッシュアップを果たした「S-LAB WINGS」と「S-LAB WINGS SG」です。
テストフィットの感覚は好印象、特にWINGSの方が欲しくなっちゃいました。
しかし現在愛用のトレラン靴は三足何れも未だ耐久寿命は残しており、購入するとしても暫く先になりそうです。

尚、今回の表題と冒頭二行は、原宿が舞台の懐メロに因んだものにて。

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2015.08.19

●どこをどう歩いたのだろう、私が最後に立ったのは丸善の前だった。

えー、「下流化」と云うか「没個性化」と云うか「大型資本化」と云うか…。
街としての魅力を失い「変わり映えのしない一地方都市の繁華街化」久しいミヤコ.河原町通。
商業地域としての相対的地位は寺.御幸.麩屋/烏丸/三条に取って変わられてしまい、下手すりゃ「二条の上」や「四条の下」にすら抜かれているかも知れません。
往時の河原町全盛期を知る者にとっては甚だ悲しい状況なのですが、そんなオジサン世代にとって、少し明るく懐かしいニュースが聞こえて参りました。

明後日、8月21日より「河原町丸善さん」が復活致します。
入居テナントビルは同日に隣ビルと合わせての改装増床.リニューアルオープンするBALビル、旧丸善の数十m下(南)で立地は殆ど変わりません。
地下1&2階と云うのが「喉に小骨」ですが、まぁこの御時世に路面店の大型書店を望む方が無理と云うもの。
旧河原町店と大体同じ店舗スペースを確保出来たので是としましょう。
あとは質量のバランスを踏まえ、特色ある書架作りが出来るか如何か。
個人的には古建築関連の叢書なんぞ厚めに揃えてくれると有難いのですが、この際ミヤコ新機軸(?)の「二次元萌え」コーナーってのも有りかと思います。

所処で丸善さんが大日本印刷の子会社になったのは存じていましたが、その丸善CHIホールディングスがジュンク堂書店を吸収合併していたのは、今回のニュースで初めて知りました。
紙モノ媒体受難のこの時代、出版/印刷業界も色々と大変な様でして。

旧丸善さん、及び関連ログは下記にて。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/bamboo-wp9.html

20150818183533818remon「檸檬」舞台の丸善、21日に復活 
レモン設置コーナーも

梶井基次郎(1901~1932年)の小説「檸檬」に描かれた書店の丸善が21日、10年ぶりに復活する。京都市中京区河原町通三条下ルの専門店ビル「京都BAL」の地下1・2階に開店する「丸善 京都本店」。18日の記念セレモニーで京都最大級の約3300平方メートルの店内やレモン設置コーナーが披露された。
小説の主人公がレモンを置いて立ち去る丸善は三条通にあった「京都支店」。40年に河原町通蛸薬師上ルに移転し、2005年に閉店した。式典で丸善ジュンク堂書店の工藤恭孝社長は「10年間のブランクを取り戻し、愛される書店にしたい」とあいさつした。
和書100万冊、洋書7万冊に加え、高級文具の品ぞろえも充実。主人公にとって憧れであり、気詰まりの対象だった大正期の丸善の香りが漂ってくる。
(文.写真共 京都新聞8/18
より)

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2015.08.18

●バスに引かれて善光寺

えー、先月末は戸隠トレラン遠征の「後日談」…つーか「前日談」に成増。
7月29日は戸隠中社に前泊の為、お昼過ぎに長野入り。
戸隠行きのバス時刻には一時間程間があったので、善光寺に詣でてから宿に向かう事と致しました。

そんな訳で「バスに引かれて善光寺」参詣記になりまする。

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【写真上】アルピコさん車中にて、一写。
長野駅から「真~っ直ぐに」に伸びる中央通りを善光寺に向かいます。
冬場以外の時期に長野を訪れたのは、学生時分以来22年振りの事。

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【写真上】善光寺門前到着、参道から仁王門を望む。
善光寺さんを参詣するのも四年振り二度目。
白馬方面を筆頭に戸隠や妙高等、長野には年10回以上滑りに来るのですが、所謂フツーの「観光」で訪れる事は殆ど有りません。
矢張り私めにとっては「長野=スキー」だったり致します。

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【写真上】参道.仲見世通りから山門を望む。
夏休みに入ったとは云え矢張り平日(7/29.木曜)、観光客の姿も疎らでした。

善光寺は無宗派の単立寺院ですが、「本坊.大勧進」は天台宗山門派の大本山、「大本願」が浄土宗鎮西派の大本山。
従い両派との関係は深いものの、密教「大本山寺院」的な威圧感は全く致しません。
寧ろ境内の雰囲気は民間信仰の色合いが強く、その辺は「浄土宗的」な影響のものかと思われます。

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【写真上】山門一写(重文)。
1750年(寛延3)年の造営、入母屋造.栩葺、五間三戸.二階二重門。
江戸初~中期に良く見られる和様.禅宗様の折衷様。
規模の割に木柄が細く、高いシルエットとなっています。

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【写真上】山門近景。
両脇の縦板壁花頭窓、隅反軒、通肘木を入れた三手先詰組等、柱上の弓欄間装飾など、特に禅宗的要素が色濃く現れています。

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【写真上】山門より本堂を望む。
それにしても「暑い…」。
トーキョーに較べれはマシですが、それでも軽く30℃超え。
長野市街はもーちょい涼しいかと思ってたのですがね…。

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【写真左】本堂(国宝)。
宝永4年(1707)の造営、入母屋造.単層裳腰付.檜皮葺、桁十四間.梁五間(妻入)。
屋根部 両側面:入母屋破風付。
裳腰部 正面:向拝三間、軒唐破風付。
両側面:向拝一間。

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【写真上】側面より、本堂を眺む。
やっぱり撞木造はこの構図の方が、特徴を良く見て取れます。

「撞木造」の外見的な特徴は、妻側に対して極端に奥行きが長く、棟がT字型に見える(実際は長方形)事が挙げられます。
一般寺院の本堂(仏殿)と講堂(法堂)を「外陣.内陣」「内々陣」と云う形で一体化、加えて内陣を信徒参籠の場として多く取る為、などが特殊な形を成している要因。
ま、要するに「足し算」に「足し算」を加えた本堂建築様式、と云う事です。

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【写真上】本堂前側部.近景。
向拝の附されている平入部柱間が、外陣と内陣の境界。
正面一間に吹き抜けを置いて内部四間を外陣、次の五間を内陣、更に奥三間を内々陣とする空間構成。
古典的な密教本堂では無く、庶民信仰要素の強くなる江戸期の時代的特色を良く現した構造となっています。

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【写真上】本堂後側部.近景。
屋根には棟の両側面に入母屋破風が設けられており、撞木の形を現しています。
内々陣の左脇部には、瑠璃壇を設けて本尊安置の間とされています。

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【写真上】境外後方より見遣る、本堂。
真後ろからだと、一般的な方五間の禅宗仏殿にしか見えません。

正面に対して極端に奥行きが深い本堂は同じ撞木造となる甲斐善光寺の外に、上田の信濃国分寺、塩山の向嶽寺などにも近似の構造が見られます。
外見的にも同じ単層裳階付で、信濃地方寺院本堂の地域的特色と考えられます。

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【写真上】参詣の後はアルピコさんで一路戸隠へ。
と、こんな感じの善光寺、駆け足参拝。
この後はバスに揺られてる事約一時間、宝光社前で下車。
戸隠五社のうち三社を巡った後、宿に向かうのでした。
つづく。

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2015.08.17

●御精霊「御見送り」

えー、昨宵のミヤコは「五山の送り火」。
尤も私めの地元「嵯峨.嵐山」的に云うなれば、「鳥居の送り火」と「大堰川.広沢池の灯籠流し」の日で御座います。

こうして送り火が終わると、目白押しだった「ミヤコ.夏祭事」も一段落。
あとは地蔵盆と千灯供養が過ぎると、京も初秋を迎える事と成増。

但しミヤコの残暑は厳しいもの、「茹だる暑さ」はもう暫く続くでしょう。

20150816211929daimonji五山送り火、ゆく夏惜しむ 京都
京都のお盆の伝統行事「五山送り火」が16日夜、京都市内で営まれた。午後8時から5分おきに各山で点火され、夏の夜空を焦がす壮大な景色を作り出した。
左京区の大文字山では75基の火床(ひどこ)に積み上げられた護摩木が次々と点火され、一画が約80メートル~約160メートルの「大」の字の炎が山肌に浮かび上がった。
「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」と、東から西へ燃え上がると、市民や観光客は故人をしのんで手を合わせたり、カメラに収めたりして、過ぎゆく夏を惜しんだ。
送り火は、お盆に迎えた精霊を送り、無病息災を祈る行事。室町時代以降に定着したといわれる。
府警によると、人出は大雨だった昨年より約2万人多い約6万人だった。
(文.写真共 京都新聞8/16
より)

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2015.08.15

●「伊豆ヶ岳~武川岳~武甲山」奥武蔵縦走トレラン.後篇

えー、先日の奥武蔵トレラン記の続々篇。
伊豆ヶ岳から武川岳を経て武甲山に向かう途次、ニセ標識に騙され散々な道迷い。
一時間以上の大幅ロスを食らい、山行計画自体に大幅修正を余儀なくされました。

そんな訳での山行記その3はルート短縮、「武甲山~浦山口」篇で御座います。

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【写真上】紆余曲折、漸く辿り着いた武甲山.一ノ鳥居。
鳥居の両脇には武甲山御嶽神社の眷属、御神犬/ニホンオオカミが鎮座。
旧秩父郡内には山犬(狼)信仰の神社が多いのが地域的な特徴。
狼が神使の神社は三峯神社.宝登山神社.両神神社らを始めとして、その数十社以上挙げられます。
近世迄、この辺りはオオカミだらけだったんでしょうね。

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【写真上】表参道の杉並木。
一丁目から十五丁目迄は沢沿いの舗装された参道を進みます。

これ迄何度か踏んでいる武甲山ですが、過去は何れも「大持.子持山コース」か「浦山口コース」を使用。
表参道を使うのは今回が初めてです。

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【写真上】十五丁目から本格的な山路に入ります。
表参道らしく、しっかりと整備された歩き良い登山路。

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【写真上】十八丁目、不動滝と水場。
表参道の水場は此処が最後、増槽を補充して先を進みます。

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【写真上】表参道には各所な丁目石が設けられています。
一丁目(一ノ鳥居)から始まり、五十二丁目(頂上の御嶽神社)にて終。
距離目算の付き易い、程良い標印です。

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【写真上】20度前後の一定勾配、落ち着いた上りが続きます。
トレラン仕様で考えたら、下りで使った方が面白そう。
しかし基本的にはハイカーユーズメイン、人出の多い時は走るの控えましょうね。

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【写真上】三十二丁目、大杉の広場。
距離と標高差を合わせて考えれば、この辺りが中間地点的扱い。
一息付くには丁度良い広場となっています。

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【写真上】四十二丁目辺りからは、石灰石のガレた山路に。
九十九折を繰り返しているうち、上部に山頂広場の稜線が覗けてきます。

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【写真上】山頂広場の武甲山御嶽神社。
この裏手が武甲山山頂、社殿背面へと足を進めます。

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【写真上】武甲山到着。(time/4:36:55 dst/18.19㎞)
一昨年秋以来の頂踏破、意外と久し振りでして。

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【写真上】山頂展望台より、秩父盆地を一望。
右手には蓑山や比企の山々、左には城峯山が望めます。

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【写真上】同、東方の眺望。
中央のなだらかな山容は丸山、その奥に小さく頂を覗かせるのは堂平山.笠山。
左奥には大霧山も望めます。
まぁ湿度の高い夏場ですから、山景はこんなものですね。

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【写真上】山頂広場で小休止の後、出立。
この日の山行、当初の予定では武甲山の後「子持.大持山~有間山稜~日向沢ノ峰~棒ノ嶺~名栗湖」と縦走するプランでした。
しかし「電車内寝過ごし」「路迷い×2」で2時間弱の大幅タイムロス、武甲山登頂が13:30ですのでコースタイム的にはギリギリ日没に間に合います。

しかし直近の道迷いで気持ちは殆ど切れかけ。
今から16㎞山行するのは面倒になっている上に、ゴール後に向かう「さわらびの湯」は18時で営業終了、♨入浴アウトっつーのもやる気が起こりません。
「こんな日はさっさと山行終わらせた方が得策」と撤収モードシフト。
橋立堂経由で浦山口駅に下山する事と致しました。

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【写真上】武甲山の肩.分岐より、南面の展望。
正面に見えるのは、これより向かう筈だった子持山と大持山。
その向こうには蕎麦粒山の頂が望めます。

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【写真上】武甲山肩を右手に取り、浦山口への下山路へ。
カラマツの植樹帯を抜け、杉林に入ります。
多少露石は目立つものの、概ねフツーのトレイルです。

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【写真上】長者屋敷ノ頭付近では、左手の展望が開けます。
眼前の稜線は子持山より伸びる高ワラビ尾根。
その奥微かに望めるのは酉谷山より続く長沢背稜。

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【写真上.下】長者屋敷ノ頭を過ぎると、暫くの間フラットパートに。
クッションの利いたダート路の尾根筋を進みます。

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【写真上】尾根を左手に外れ、山腹の檜林帯に入ります。
九十九折の硬路面トレイル、ダウンヒルのトレーニングランに丁度良いテクニカルなパートです。

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【写真上】下り切ると渓流沿い山路を経て登山口に至ります。
丸太橋の渡渉を終えると、浦山口コースのトレイルもあと数十mで終了。

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【写真上】林道終点、浦山口登山口を通過。
あとは約2.6㎞の林道走り。

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【写真上】砂利道と舗装道を交互に取った林道。
2.6㎞で210m高度を下げる緩やかな下り。
行程自体は快適も、矢張り林道走りは単調で飽きてしまいます。

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【写真上】秩父札所二十八番.橋立堂の門前を通過。
眼前に聳え立つ石灰岩断崖、岩下には鍾乳洞が有〼。

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【写真上】浦山口駅到着。
消化不良のトレイル終了、正直ストレス残しのフィニッシュです。
さっさと♨浸かって心身共にスッキリしよっと。

因みにこの日のスタッツは以下の通り。
・走行時間/5:50:08 ・走行距離/25.25㎞(㎞/12:11av) ・獲得標高/2068m
予定を大幅短縮、30㎞未満の山行なんで取り立ててコメントもありません…。

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【写真上】おまけ一写。
武甲温泉の帰途、高台より望む武甲山。
惨たらしいを通り越して笑っちゃう程、まぁ見事に削られまくってます。
因みに武甲山が石灰岩質なのは北斜面側なので、南側は採掘も無く昔ながらの雄姿を保っています。

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【写真上】おまけその2。
南側は子持山直下より望む武甲山。
こうして見るとフツーの山、秩父市街地側からの無惨な山容は想像出来ません。

と、こんな感じにて。
次回の山走は平坦路メインの楽チンコースをプランニング中、久し振りに青梅丘陵を組み込んでみようかと考えています。
おしまい。

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2015.08.14

●「伊豆ヶ岳~武川岳~武甲山」奥武蔵縦走トレラン.中篇

えー、先日の奥武蔵トレラン記の続篇。
正丸駅から伊豆ヶ岳を経て山伏峠を通過、武川岳から武甲山へと向かいました。

そんな訳での山行記その2、「山伏峠~武甲山」篇で御座います。

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【写真上】山伏峠/県道36号線を横断、武川岳への登山口に入ります。
この登山路は奥武蔵の人気コース「正丸峠~伊豆ヶ岳~子ノ権現」と「二子山~武川岳~名郷」を東西に繋ぐルート。
山伏峠は二つの尾根コースの谷間に位置するので、伊豆ヶ岳から下ってきた分(約230m)+標高差分(約200m)をそのまま上り返す形となります。

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【写真上】杉林の中、ダイレクトな急坂。
山腹を真っ直ぐ伸びる山路構成、下から見上げると壁道っぽくて嫌な感じ…。

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【写真上.下】一度杉林を抜け、野原帯を通過。
敷設工事中の林道を横切り、再び杉林へ入ります。

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【写真上】引き続き山腹斜面を直線的に取った、勾配の強い上り。
山伏峠から前武川岳への2.4㎞は、ずーっと厳しいヒルクライム。

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【写真上】延々と続く急坂パート。
奥武蔵中西部のトレイルは、秩父/名栗/飯能の各地域と山間の各集落を最短ルートで結ぶ古くからの往環路がそのまま山路となっています。
加えて丘陵地の延長の様な低山帯ですので巻き道を作る必要性も無く、標高に反して短い急斜面パートが多く見られるのが特徴。

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【写真上】尾根筋に出た所処が前武川岳。
分岐を右手に取り、一度下って上り返すと武川岳。
この辺りから標高1000m超エリアとなります

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【写真上】武川岳通過。(time/2:13:18 dst/9.08㎞)
前武川岳より約0.6㎞、四方より伸びる尾根路のピーク。
この周辺の頂としては広い部類、ハイカーの小休止には丁度良い場所でしょう。

因みに山名は「武甲」と「生川」の二地名を合わせた呼称に由来しています。

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【写真上】武川岳から妻坂峠への下り山路。
やや痩せた尾根筋、雑木帯の急坂を下ります。

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【写真上】途中、山地図には記されていない分岐。
道幅/斜度/路面状況、殆ど同じ様な山路が二本に別れています。
路端の案内標識は右側を指しているので、道標に従ってに進みます。

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【写真上】踏み跡の薄い落葉トレイルを下ります。
進むに従って不明瞭な山路に。
コレ、本当にこっちで大丈夫?…。

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【写真上】数分後、転進。
結局元来た上り返す羽目に…。
途中から獣道状態、コンパス見ても北(等高線側)に流れていってます。
要するに分岐にあった案内板が、タチの悪い嘘の道標。
「見事に騙されました…」。

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【写真上】分岐に戻り、道標とは逆側の左手方面を進みます。
こっちが正解、しょーもない道間違いで約20分のロス。

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【写真上】奥武蔵っぽい小ガレのヤセ尾根。
妻坂峠迄は歪曲路の急坂が続きます。

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【写真上】妻坂峠通過。
武川岳と大持山の尾根ボトムに位置するV字地形の三叉峠。
どっちに向かうにせよ、「激上り」or「激下り」の急坂パートとなります。

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【写真上】武甲山へは、石片の目立つ中坂下り。
ややテクニカルなものの、やっと走れるトレイルになってきました。

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【写真上】妻坂峠からは基本的に沢沿いトレイル。
一度車道を横切り、妻坂沢をずーっと下って行きます。

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【写真上】沢沿いの杉林トレイルを終えると車道に直面する三叉分岐。
道標には「武甲山」と「横瀬駅」の表示板、武甲山方面へと向かいます。

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【写真上】砂利林道を道なりに進み、武甲山を目指しますが…、

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【写真上】行けども行けども…、

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【写真上】らしきものは全く現れてきません…。

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【写真上】林道沿いの道標板。
うーん、標識もこっち指してるのに…。

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【写真上】同.案内看板。
こんなのも立ってるのに…。

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【写真上】一旦妻坂峠方面に逆走し、林道沿いの看板を確認。
如何考えても間違って無いよなぁ…。

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【写真上】「あっちうろうろ」「こっちふらふら」する事、約一時間。
林道の枝分かれ路を片っ端から探っていくものの、武甲山.一ノ鳥居らしきものは全く見当たりません。
しょーが無いので林道出合の分岐に戻り、未捜索の横瀬駅方面へ下りてみる事に致しました。
けど、横瀬駅って武甲山方面の指示板と逆の方向なんですけどね…。

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【写真嘘上】すると僅か数分で見えて来た、武甲山.一ノ鳥居。
「また嘘標識かよ…」
一度ならず二度迄もヤラれてしまった…。
特に今回の道標はどっからどー見ても正しいコースと真逆の方を指しています。
本当に悪意すら感じる、タチの悪い間違い案内標識です。

結局このタイムロスが響いて予定していた山行計画は「おじゃん」、大幅なコース変更を余儀なくされてしまいます。
こうして気持ちも「プッツリ」と切れた中、取敢えず武甲山頂を目指すのでした。
つづく。

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2015.08.13

●「伊豆ヶ岳~武川岳~武甲山」奥武蔵縦走トレラン.前篇

えー、一昨日8月11日は「山の日」一年前を記念してのトレラン行脚。
久方振りに奥武蔵方面へ足を伸ばして参りました。
今回は正丸駅から伊豆ヶ岳~武川岳~武甲山~子持.大持山~棒ノ折山と、奥武蔵の「美味しいトコ取り」縦走.36㎞行程。
奥武蔵周辺は余り使わないエリアなので、たまの機会にまとめて回ってしまうプランを計画した次第でして。

そんな訳での山行記その1、「正丸駅~山伏峠」篇で御座います。

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【写真上】8:05、正丸駅到着。
不覚にも行きの西武線車中で爆睡、秩父駅迄行ってしまい折り返しての到着。
スタート前から既に40分のロスを食らってしまいました。

出だし早々のスカポンタン、こー云う日は山行中も碌な事が起こらないもの。
そして残念な事に「悪い予感」は的中するのでして…。

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【写真上】駅南側の階段を下り、道なりに大蔵山集落を進みます。
序盤は関東ふれあいの道/埼玉県コースの中でも上位人気コース、「伊豆ヶ岳を越えるみち」ルートをトレースします。

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【写真上】集落半ばの安産地蔵尊。
正丸駅からトレイルヘッドへは1.7㎞のアスファルト舗装道走り。
ウォームアップランには程好い、緩やかな上りです。

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【写真上】舗装道突き当り、民家横から登山路に入ります。
さーて、トレイルスタート。

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【写真上.中.下】大蔵川の沢沿いコース。
清流の潺音をBGMに、一面苔生す穏やかなグリーントレイル。
上り区間である事を忘れさせてくれる、心地良い風景が続きます。
約1㎞の短いパートですが、個人的に奥武蔵で最も好きなエリアの一つです。

その他フォト集はこんな感じ。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2014/08/post-6411.html

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【写真上】水量の少ない沢上を通過すると、正丸峠はもう直ぐ。

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【写真上】杉林が切れ、視界が広がると正丸峠の直下に。
丸太組と階段の急坂をひと上り。

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【写真上】正丸峠(登山路)を通過。
奥村茶屋の脇を通り、伊豆ヶ岳方面へ向かいます。

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【写真上.下】小高山と五輪山。
支尾根に出て途中にある小ピーク二つ、まぁ単なる通過点扱いです。

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【写真上.下】正丸峠~五輪山間は緩勾配と平坦路の混在したトレイル。
五輪山直下のみ短い中坂がありますが、それ以外は概ね走れるコース。

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【写真上】五輪山を過ぎると直ぐに男坂。
自己責任エリアの岩壁鎖場、上りは登坂可能ですが下りは通行禁止です。

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【写真上】チャート質の硬い角岩で、足場はしっかりしています。
ポイントも多く傾斜も頃合い、鎖は補助的に使う程度で大丈夫。

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【写真上】岩場を終えると、今度は岩ゴロの尾根。
寧ろこっちの方が通り抜けし難い。

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【写真上】伊豆ヶ岳通過。(time/1:03:06 dst/4.95㎞)
未だ行程の前戯地点、ちゃっちゃと先を進みます。

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【写真上】伊豆ヶ岳を過ぎると、直ぐ北側に分岐。
左が子ノ権現への馬蹄縦走ポピュラールート、今回は右手の山伏峠に進みます。

古御岳~子ノ権現への山行記はコチラ↓。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2013/09/post-0324.html

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【写真上】山伏峠へは急坂下り。
狭い尾根を直線的に下るテクニカルなダウンヒル、取っ掛かりの無い小ザレダートで結構膝に堪えます。
このルートは以前上りで使った事ありますが、下りで使う方が厄介な難度でした。

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【写真上.下】部分的に荒れた箇所も有り。
中盤では倒木が散見、ゲタの外れた危うい丸太階段も見られます。
登山ルートと云うよりは、林業用の山仕事路の雰囲気が強いルートでした。

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【写真上】下り切ると山伏峠。(time/1:21:00 dst/6.09㎞)
県道53号/青梅秩父線に出て右進約100m、武川岳への取り付きに入ります。

この後は再び山伏峠よりヒルクライム、武川岳から武甲山へと向かいました。
つづく。

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2015.08.11

●来年ノコトヲ云フト山ガ笑フ

えー、本日はフツーの平日火曜日。

ディズニー的に云うならば「なんでもない日おめでとう(削除)」てな日暦です。

但し来年からは祝日施行、「山の日おめでとう」となる8月11日だったり致します。

そんな訳で新祝日を一年前を先取りして、今日は山走りに行って参りました。

しかししょーもないイレギュラーの為、山行ルートを大幅短縮。

消化不良のトレイルランとなってしまいまして…。

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本日の最高峰より、「踏む筈だったのに踏めなかった頂」を一写。

この写真で山座同定出来た方は、結構な奥武蔵フリークですね。

山行リポは亦後日にでも。

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2015.08.10

●プレ「山の日」

えー、本日の帝都は「どんより」とした曇り空。
朝、昼、夕と断続的に俄小雨が降り濡つ一日で御座いました。

梅雨時や野分の頃なら「鬱陶しい天気だなぁ」と眉を顰める空模様なのですが、七月下旬から十日以上続いた極悪猛暑もやっと一息。
こー云うのが本当の「恵みの雨」なんだな、と有難く思えてしまうものでして。

所処で本日は8月10日。
当然明日は8月11日だったりするのですが、この暦日は来年より大きく様変わり。
そう、2016年より16日目の祝日、「山の日」となるのです。
まぁ何の出自根拠も無い休日制定で、イマイチ「ピン」と来ませんけどね。

そんな訳で新祝日施行を来年に控え、今年が最後の8月11日(平日)。
折角の「プレ.山の日」なので、明日は山に行って来ます。

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2015.08.09

●真冬に向けて「真夏の夜の夢」

えー、昨日はPCを前にして「二礼二拍手一礼」。
キーボードをポチッと一押しの後、更に「二礼二拍手一礼」。
プレミアムチケット当選を夢見つつ、願掛けする私めで御座いました。

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毎年恒例、「長野県全スキー場共通リフトシーズン券」の特別早割。
30000円の特別価格で限定200枚が抽選販売されておりまする。

毎年ずーっと申し込んでおりますが、未だ「当たった試し」無しの私め。
まぁ「うン万人(うン十万人)」の中の200名ですから、当選する方が奇跡的。
と、無駄とは解っていつつ、申込みを怠らないのはスキーマッドの悲しい嵯峨。

因みに受付は8月1日からですが、態々昨日を選んでの申込み。
末広がりの数字「八」が二つ並んでいる上に、今年の六曜は「大安吉日」。
少しでも当選確率が上がる様、縁起担ぎも万全の日付チョイスです。

どーか今年こそ当たります様に…。

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2015.08.08

●「戸隠山~黒姫山~飯縄山」.北信3/5岳トレラン.⑦

えー、先日の「北信三岳トレラン記」、七部作の最終篇。
戸隠山黒姫山の二頂を踏破し、目指す頂もあと一つ。
戸隠スキー場から瑪瑙山経由で飯縄山に登頂、西登山道を経て中社へと下山致しました。

そんな訳での山走リポ.その⑦「瑪瑙山~飯縄山~中社」篇になりまする。

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【写真上】瑪瑙山からは中~急坂の下り。
シラビソとクマザサの繁る広い尾根路を、小刻みにカーブして下って行きます。

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【写真上】下り切るとボトムの1639m地点、少しの間平坦路を進みます。
鞍部はガス溜まり、晴れてりゃ明朗な草原トレイルでしょうに…。

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【写真上】瑪瑙山~飯縄山の1.7㎞は解り易いV字地形。
瑪瑙山(1748m)↖3:←(鞍部)1→:6↗飯縄山(1917m)てなアップダウン比率。
飯縄から瑪瑙に向かうルートの方が少し楽かな。

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【写真上】程無くすると上り返しに入ります。
クマザサの草原帯から見通しの利かない樹林帯に。
鞍部から飯縄山の間には中ピークあり、一度アップダウンを繰り返します。

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【写真上】一つ目のアップダウン最中、見返り一写。
急に陽が照ってきたので振り返ると、雲間より瑪瑙山が覗ける様になってきました。
眼下には通って来た鞍部笹原も望めます。

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【写真上】やがて正面には飯縄山も山容を現しました。
うーん、何だか遅きに失した感じ。
「嬉しいやら」「腹立たしいやら」、複雑な心境です…。

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【写真上】飯縄山直下、最後の上りパート。
距離も短く、斜度や荒れ具合もフツーの登坂レベル。
しかし山行の終盤パートにして疲労Max地点、此処に来て「上りの足」は全部使い切ってしまいました。
以降、悪戦苦闘のヒルクライムが十数分が続きます。

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【写真上】飯縄山到着。(time/9:02:09 dst/43.33㎞)
「北信3/5岳」トレラン、遂に三つ目の頂を踏破。
満足感と達成感に浸りつつ、5分程度のラス休憩を挟みます。
しかし例に由っての厚雲とガス、戸隠連峰~頸城三山~黒姫山のパノラマは全く望めませんでした。
ホント、今回は山景眺望に恵まれなかったのが悔やまれます、残念…。

因みに「いいづなやま」の山名表記ですが、一頂単独を指す場合は「飯縄山」。
霊仙寺山や瑪瑙山.笠山ら周辺の支峰を含めた呼び名が「飯綱山」です。

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【写真上】飯縄山よりミカエル、瑪瑙山と高デッキ山。
向こうは1748mと1716m、やっぱりこっちの方が高いですね。

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【写真上】同.逆方面東側には眼下に広がる善光寺平。
左手下には長野市トレッキングコースで人気の三登山が望めます。

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【写真上】一息入れた後、下山開始。
正面に笠山を眺めつつ、広い笹原尾根を緩やかに下っていきます。

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【写真上】ニセ飯縄山、否々失礼、飯縄山南峰。
ちょいとした勾配を経て通過、飯綱権現に一礼して先を進みます。

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【写真上】南峰を過ぎると下りは急坂モードに。
山路を埋め尽くす様なゴロ岩群、疲れの溜まった足にコレは辛い。
戸隠.黒姫に較べ陽当たりが良い分、濡れ露岩で無いのが救い…。

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【写真上】西登山道/南登山道分岐。
北峰山頂から0.7㎞で到達、右に折れ萱ノ宮経由で中社方面に向かいます。

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【写真上.下】分岐を過ぎても、暫くは稜線沿いの明るいトレイル。
左手に長野市街の見晴らしが利く好展望の尾根路。
但し浮石の多い岩ゴロ路、足場には注意が必要です。

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【写真上】南東方面、長野市街の眺望。
中央は富士ノ塔山、左手は陣場平山でしょうか。

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【写真上】尾根を外れ樹林帯に突入。
日陰の湿地帯に入り、やや滑り易い露岩帯になって来ました。
スリップケアと同時に突き上げにも注意、脚部のダメージは最小限に。

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【写真上】樹林帯の中急坂パートでは、高度をどんどん下げていきます。
テクニカルなジグザク路を繰り返し、露石ガレ場から小ガレの石片帯に。
勾配が落ち着きダート路面が目立ち始めると、間も無く萱ノ宮です。

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【写真上】萱ノ宮を通過。(9:36:31 45.70)
この日の山行も愈々〆に入ります。

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【写真上】萱ノ宮を境に、山路状況は劇的に変わります。
それ迄の歪曲ガレ路から、ストレート&フラットなダブルトラックのダートトレイルに。
やや泥濘っぽい箇所もありますが、絶好のランコンディションです。

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【写真上】以降、カラマツ林の中を快適なトレイル。
萱ノ宮から西登山口へは1.9㎞で170m高度を下げる緩やかな下り。
ウッドチップの利いたダート路はクッションも良好、しかも直線基調。
最後の最後で美味しいトレランパートが楽しめました。

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【写真上】西登山口通過。(time/9:55:18 dst/47.65㎞)
ロングトレイルもこれにて終了、あとは1㎞少々のロードを残すのみ。

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【写真上】中社旅館街に向けて、車道を走る事1㎞強。
脳裏に浮かぶのは「スーパードライ」と「戸隠蕎麦」。
今日の打ち上げ麦酒は格別美味だろーな…。

Z
【写真上】17:25.中社到着、フィニッシュ。
途中タイムテーブルが怪しくなったりも致しましたが、無事プラン完遂。
当初の予定通り「戸隠」「黒姫」「飯縄」の三岳踏破する事が出来ました。

今回のスタッツは以下の通り。
・走行時間/10:06:03 ・走行距離/49.10㎞(㎞/12:21av) ・獲得標高/2970m

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標高図の示す通り、今回の山行は三座を「上り切って」「下り切って」の×3。
中途半端なアップダウンの繰り返し箇所も無くメリハリの利いた行程だったので、初踏破のコースとしては「足の使い所処」と「気持ちの入れ所処」も解り易かったです。
あと、極悪なダウンヒルパートが少なかったのも幸い、膝も余力残しで凌ぐ事が出来ました。
全体的にラン区間は少な目でしたが、黒姫山の「大橋登山口~しなの木広場」「笹ヶ峰分岐~大橋林道登山口」、戸隠スキー場の「越水ゲレンデ~第6クワッド」、飯縄山の「萱ノ宮~西登山口」、それに繋ぎ区間の「戸隠古道」「旧越後道」などがグッドトレイル。
但し全体的に余裕の無い山行でしたので、今度は「高妻.乙妻山」メインで40㎞前後の距離設定、もう少しのんびりした縦走プランを組んでみたいと思います。

以上、こんな感じにて、おしまい。

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2015.08.07

●「戸隠山~黒姫山~飯縄山」.北信3/5岳トレラン.⑥

えー、先日の「北信三岳トレラン記」、続々々々々篇。
早朝からの山行も戸隠山.黒姫山の二頂を踏破し、次の目頂地は飯縄山。
旧越後道から戸隠スキー場に向かい、瑪瑙山経由で飯縄山へと向かいました。

そんな訳での山走リポ.その⑥「旧越後道/戸隠スキー場~瑪瑙山」篇になりまする。

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【写真上】戸隠キャンプ場前の駐車場より、旧越後道に入ります。
このルートは「モントレイル 戸隠マウンテントレイル」の18㎞~FINISH地点コース。
一見フラットトレイルも極々僅かな上り勾配、まぁ走るのには支障ありません。

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【写真上】一旦車道を経て、せせらぎの小径へ。
旧越後道同様にビミョーな上り、なまじ走り易い分つい足を使ってしまいます。
しかしこの時点で37㎞超行程、じわりじわりと疲労が蓄積していきます。

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【写真上】遊歩道の突き当り駐車場を左に進むと、再び車道に合流。
正面に戸隠スキー場、第3クワッド乗り場/シャルマン戸隠が見えて参りました。

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【写真上】戸隠スキー場.越水ゲレンデ到着。(time/7:36:39 dst/37.79㎞)
ウインターシーズンには足繁く通っている同スキー場ですが、グリーンシーズンに訪れるのは初めての事。
濃緑×草緑のコントラストが新鮮に感じてしまいます。

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【写真上】冬場はこんな感じ。
うん、やっぱりこっちの方が見慣れているのでしっくり来ますね。

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【写真上】ゲストハウス岩戸。
取敢えずゲレンデ側に移動して15分程小休止。
下り/舗装道/遊歩道とは云え、12㎞走りっ放しはチト疲れました。

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【写真上】ゲストハウス岩戸より、ゲレンデ一写。
右よりアドベンチャー.チャレンジ.チャンピオンの各コース。
嗚呼、早く雪降んないかなー。

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【写真上】左手には岩戸.高妻コース。
この時点で時刻は14:50、山行進捗の予定タイムはあと二時間半。
時間も押している事だし、ボチボチ出立致しますか。

因みにこの「戸隠スキー場.越水ゲレンデ→瑪瑙山」ルートは、全てが林道構成。
ハイク/トレランの視点で見ると、大して面白味のある山路ではありません。
しかし冬のホームゲレンデをオフシーズンに再訪し、別の角度から楽しむってのはスキーヤーならではの特権。
そんな訳でのコースチョイス、ウキウキ心弾ませての山行です。

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【写真上】ゲレンデ下部は至って平坦。
気持ち良い高原帯をサクサク走ります。

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【写真上】冬場はこんな感じ。
越水ゲレンデの下部はファミリー向けコースなので、「超」の付く緩斜面。

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【写真上】第3クワッド沿いからに左手に斜行する砂利林道。
越水ゲレンデからドリームコース/第6クワッドに向かって進みます。

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【写真上】左に第5ペア乗り場、右に第4ペア降り場。
越水ヶ原~瑪瑙山の登山道自体は初めてですが、何せ良く通ってるゲレンデ。
距離勘と高低勘は充分過ぎる位に解ってます。

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【写真上】第4ペア降り場越しに望む、とがっきーAコース。
アクセス不便なのであんまり滑らないコース、パウダーの際に時折狙う程度です。

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【写真上】左手にしゃくなげコースを分け、ドリームコースを右進。
しゃくなげコースはメインゲレンデ混雑時に良く使います。

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【写真上】第6クワッド乗り場に到着。(time/7:55:55 dst/39.40㎞)
此処迄は至って平坦な林道、上り勾配の疲れも全くありません。

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【写真上】第6クワッドの左手から、お仙水コースに入ります。
このコースも緩斜面の初心者ゲレンデ、楽な上り勾配が続きます。

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【写真上】お仙水コース中盤の短い中斜面、林道は迂回しています。
「板履いて滑ると10秒」「靴履いて登ると20分」てな感じですね。

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【写真上】お仙水コースの中間鞍部に到着。
正面に薄ら見えるのがゲレンデ最頂部。
このまま直進すれば瑪瑙山方面ですが、何故か逆送.寄り道致します。
その訳はと申しますと、コレ↓でして。

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【写真上】しゃくなげコース.トップより、真正面にお仙水コーストップを望む。
真ん中のU字林道から寄り道して、こっち側に来た訳です。

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【写真上】冬場はこんな感じ。

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【写真上】同じくしゃくなげコース.トップから、反対側を一写。
中央下の草原帯がスタート地点のゲレンデボトム、越水ゲレンデ。
ホントは正面に戸隠屏風が望めます。

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【写真上】冬場はこんな感じ。
寄り道の理由は、単にこの二つの構図で写真撮りたかっただけでした。
しかしまるで測ったかの様に同じアングル、御見事(自写自賛)。

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【写真上】再び鞍部に戻り、お仙水コースを上ります。
ゲレンデ内のコースは此処からが本格的な上りパート、距離は0.7㎞ですが尾根筋をダイレクトに直登します。
滑走時には緩斜面にしか感じなかったものの、足で登ると意外に勾配強い…。

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【写真上】第6クワッド降り場が近づいて参りました。
もーちょいもーちょい。

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【写真上】第6クワッド降り場/ゲレンデトップに到着。
リフト乗り継ぎだと15分弱で着きますが、足で登ると約50分。
コース案内板裏の小崖をひと上りすると瑪瑙山です。

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【写真上】瑪瑙山到着。(time/8:29:03 dst/41.59㎞)
おお、山名標が全部見える。
しかし真正面の飯縄山はカケラも望めません…。

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【写真上】冬場バージョン、ホントはこんな感じ…なんですよねぇ。
因みにハイシーズンの積雪ピーク時、山名標は全て埋まってます。

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【写真上】北面に斑尾山.野尻湖、遠くに志賀高原の眺望。
何~んも見えません…。

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【写真上】冬場バージョン、ホントはこんな感じ。
ホント、次来るときは見晴らしの計算出来る晩秋にしよっと…。
この日の山行も愈々ラストパート、瑪瑙山より飯縄山を経て西登山道を下山します。

そんな訳で7ログに亘った北信三岳山走記も、次章でやっと最終章。
「瑪瑙山~飯縄山~中社」篇に続く。

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2015.08.06

●「戸隠山~黒姫山~飯縄山」.北信3/5岳トレラン.⑤

えー、先日の「北信三岳トレラン記」、続々々々篇。
戸隠連峰下山の後は大橋登山口より黒姫山登頂、一息休憩を入れてから西登山道ルートで下山、戸隠スキー場.越水ゲレンデと向かいました。

そんな訳での山走リポ.その⑤「黒姫山~旧越後道」篇になりまする。

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【写真上】黒姫山より下山開始。
チクマザサとハイマツの繁る露岩急坂を下り、鞍部の峰ノ大池分岐へ戻ります。

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【写真上】峰ノ大池分岐。
外輪山尾根とは此処でお別れ、三叉路を右に取り中央火口丘へと下ります。
で、此処からのショートパートが結構な難路でして…。

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【写真上】巨石ゴロゴロ。

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【写真上】】倒木バタバタ。

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【写真上】露石ヌルヌル。
蘚苔羊歯の生い茂る薄暗い原生林を、露岩と朽木を縫うようにしての下り。
路筋自体はしっかりしていますが、荒れている上に滑り易いテクニカルな山路。
分岐から峰ノ大池迄、0.5㎞の間に170m高度を落とします。

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【写真上】峰ノ大池通過。(time/5:44:32 dst/26.11㎞)
火口原の湿原群に点在する池塘の中で、最も大きな池沼です。
右の分岐を進むと七ツ池池塘群があるのですが、時間が押しており今回はパス。

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【写真上】峰ノ大池の正面には御巣鷹山こと小黒姫山。
黒姫山の中央火口丘、登山路は通って無いらしく。
ブッシュの薄い残雪期や晩秋なら、扱いで上れそうな気もしますね。

峰ノ大池からは火口原を西に進みます。

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【写真上】峰ノ大池からも湿地帯の荒路が続きます。
滑り易い路面に倒木の山に不明瞭な踏み跡。
赤リボンを辿って行けば路迷いの心配はありませんが、にしても荒れてる…。

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【写真上】続いて安山石の見本市。

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【写真上】「大岩多いわ~」。
もう駄洒落でも云わないとやってられません。
北斜面ルート独特の荒涼具合に加え、行く手を遮る様に積み重なる火成岩。
兎に角足の上げ下げ運動が大きく、下手な上り以上に下肢を消耗します。

峰ノ大池から笹ヶ峰分岐へは高低差だけ見ると「2.5㎞で270m高度を落とす」緩やかな下り、しかしそんなマップデータを嘲笑う様な障害物ルート。
「往路の西新道、そのままピストンで下っときゃ良かった…」なんて、チラッと思ったりもしたのでした。

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【写真上】「岩路は続く~よ~ 何処までも~♪」。
更に巨大な露岩帯、天狗岩に突入。
大人の背丈の倍くらいある岩塊がゴロンゴロンしています。

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【写真上】ひたすら岩の上を渡り歩きます。
殆んど土を踏んでません…。
下手に岩の隙間に足場を求めると、ツボ足で股が裂けるので御注意を。

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【写真上】漸く外輪山内側の火口原を抜けました。
コンパスが南を指すと荒れた岩ゴロ路も落ち着きます。
周りの風景もシラビソなどの針葉樹林から、ブナの多い落葉樹帯へ。

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【写真上】すると直ぐに笹ヶ峰分岐(西登山口分岐)。(time/6:23:16 dst/28.62㎞)
峰ノ大池から此処迄の2.51㎞、下り行程であるにも関わらず38分掛っての通過。
「㎞/15:25」avって、殆ど中坂上りパートのペースです。

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【写真上】笹ヶ峰分岐から先に待っていたのは「極上トレイル」。
笹道に通るは下り基調のフラットトレイル。ダートクッションも良好で抜群の山走コンディションです。
まぁこれ迄の外輪山内側沿い悪路とギャップが激し過ぎる事。
「これホントに同じ山?」と勘ぐっちゃう程でした。

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【写真上】鼻歌まじりの快適ラン、大ダルミ通過。
笹ヶ峰分岐~新道分岐の大凡中間地点。
登山路の左には湿地帯が広がっており、外輪山の眺めが良いらしいのですが…。
この日の濃ガスでは大した期待も出来ず、チラ見しただけで先を進みます。

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【写真上】微下り&直線基調の快速トレイルが続きます。
イャッホゥ♪、スーパーグッドなトレランコース。
「やっぱり復路に西登山道選んで正解だった」なぞと、現金に思い直すのでした。

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【写真上】3時間振りの新道分岐通過。(time/6:40:05 dst/30.66㎞)
残す行程もあと20㎞弱、チャッチャと通過します。

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【写真上】新道分岐を過ぎても快適快適♥。
幅広ダブルトラックのウッドチップダート路、そして微下り。
「THE BEST」なトレランコースが続きます。

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【写真上】林道をショートカットすると、ブッシュの目立つシングルトラックに。
道幅は狭くなりますが、露石や泥濘も少なくランが進みます。

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【写真上】登山路から林道に出ると、登山道終了。
あとは砂利道林道をひたすら下ります。

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【写真上】大橋林道登山口に到着。(time/7:01:22 dst/33.73㎞)
笹ヶ峰分岐から林道口の5.1㎞は、ほぼ100%ランで賄える快適な下山路。
最後の2㎞弱が単調な砂利林道走りですが、それを割引いてもトレイルラン仕様として良好なコースでした。

黒姫山ともこれでお別れ、次なる目頂地「瑪瑙山/飯縄山」へと向かいます。

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【写真上】大橋林道登山口からは県道36号線を走ります。
往路は緩やかな下りでしたので、復路は当然その「逆」。
トレイルの繋ぎロードはモチベーションも上がらず、少し中弛み気味。

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【写真上】やっとロードラン終了。
戸隠キャンプ場対面の駐車場から、旧越後道に入ります。
因みにこの駐車場にはもう一つ、高デッキ山を巻いて瑪瑙山に向かう山路の入口もあり間違い注意。
旧越後道の入口は駐車場南の案内看板が立っている脇にあります。

そんな訳での山走記、次章「旧越後道/戸隠スキー場~瑪瑙山」篇に続く。

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2015.08.05

●「戸隠山~黒姫山~飯縄山」.北信3/5岳トレラン.④

えー、先日の「北信三岳トレラン記」、続々々篇。
奥社登山口から鎖場/ナイフリッジの難所を越えて戸隠表山を縦走、一不動より大洞沢沿いを下山の後は県道36号を経て黒姫山へと向かいました。

そんな訳での山走リポ.その④「戸隠キャンプ場~黒姫山」篇になりまする。

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【写真上】戸隠キャンプ場から黒姫山登山口へは舗装道走り。
県道36号線から信濃町方面に北進、1.8㎞先の大橋登山口に向かいます。

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【写真上】大橋登山口到着。(time/3:40:40 dst/17.59㎞)
標高1140m地点、さーて900m上りますか。
往路は西新道より山頂へ、復路は西登山道から大橋林道への8の字ルート。

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【写真上】登山口からのアプローチは、チシマザサの繁る笹道を通ります。
下刈の澄んだ快適なフラットトレイル、走るのには持って来い。
戸隠連峰では殆んど走れなかったので、やっとトレランに来ている気分。

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【写真上】程無くして種池。

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【写真上】続いて古池を通過。
相変わらず黒姫山頂は雲に覆われたまま。
標高1200~1300m付近では陽射しも明るい青空なのですが…。

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【写真上】池岸左側をぐるっと回る木道。
周辺はウェットな湿地帯となっています。

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【写真上】古池を左に分け、樹林帯に入ります
緩斜面と平坦路を繰り返し、少しづつ高度を上げていきます。

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【写真上】姫清水の水場。
滝壺から生じる水飛沫はまるでミストシャワーの様、マイナスイオン全開です。
山地図では水場扱いになっていませんが、飲用に使っても問題無い清流(多分)。
私めもグビグビ頂きましたが、特に問題ありませんでした。

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【写真上】引き続き緩やかな上り。
姫清水周辺からはブナやダケカンバの植生が目立ち始めます。

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【写真上】足元はずっとこんな感じ。
苔生して黒光りする露石、湿っぽく滑り易い路面が続きます。

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【写真上】新道分岐。(time/4:25:15 dst/21.29㎞)
大橋登山口~黒姫山頂の中間地点、「あれっ」と思う程すんなりと到着。
登山口から約320m高度を上げましたが距離も3.7㎞あり、至極快適な上り行程。
勾配自体は非常に緩やかな印象でした。

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【写真上】新道分岐からも穏やかな平坦路が続きます。
上り基調も走り易いウッドチップダート、ブナ林の中を快適なトレイル。
しかし登山口からずーっと易しい山路が続いており、却って不安になって参ります。
確か「新道分岐~しらたま平」は2.6㎞/470mの標高差だったよな…。

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【写真上】と思ってるうちに、本格的なヒルクライムへ突入。
ブナ林を過ぎると山路は緩やかに蛇行しつつ、高度を上げていきます。
勾配も次第に強くなり、ランパートはお終い。

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【写真上】以降、露石.根道の目立つ窪地状の山路。
取り立てて急坂悪路と云う程ではありませんが、硬い石路面にスリッピーな足場。
一部木の根や樹枝を掴んで上って行くパートも散見。
見通しの利かない樹林帯を延々と続く単調な上り、体力面より寧ろメンタル維持の方が難しかったです。

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【写真上】漸く空が開けて参りました。
チシマザサと低木帯の山路を何度か折り返しつつ、視界が広がってきます。
此処迄来れば、外輪山の尾根筋はもう直ぐ。

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【写真上】標高1998m地点、しらたま平到着。
白くて柔らかそうな名前とは裏腹に、ゴツゴツとした黒色火山岩の散乱する広場。
因みにしらたま平には有名な甘味処が…、ある筈無いですね。

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【写真上】しらたま平より、ホワイトパノラマ…。
『高妻山.戸隠山.飯綱山の眺め良い。森の中の古池が印象的』。
(山と高原地図18より)

まぁ八方睨と戸隠山過ぎた時点で諦めてたから、別にイイですけど…。

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【写真上】しらたま平からは、展望の開けた明るいトレイル。
外輪山の南縁に沿って黒姫山を目指します。
森林限界には標高が低いですが、高山的な灌木主体の植生帯。
チクマザサの生い茂る中、ポツポツとシラビソが伸びています。

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【写真上】尾根下南側にも、一面に笹原が広がっています。
黒姫山らしい、穏やかで女性的な稜線ライン。
三時間前の戸隠山岩稜とのギャップが凄い…。

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【写真上】中間に小ピークと中ピークを挟んで黒姫山へ。
「ニセ黒姫」っぽいのが一つあり。

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【写真上】2つ目のピークを過ぎると正面に黒姫山の頂が望めます。
再び下って鞍部の峰ノ大池分岐をやり過ごし、山頂へと歩を進めます。

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【写真上】峰ノ大池分岐を過ぎると、山頂直下のラス上り。
この急坂パートに入ると、やおら岩塊がゴロゴロしてきます。

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【写真上】更に進むと人の背丈程ある安山岩巨石帯へ。
頂を望みつつ、あとひと踏ん張り。

Img_7662
【写真上】黒姫山到着。(time/5:26:45 dst/25.09㎞)
今年の山行最高峰(暫定)、2053m。
ガーミン見るとこの日行程の半分強を終え、あとは飯縄山を残すのみ。
主だった難路パートは殆ど終えており、何とか北信三岳制覇は叶いそうです。

取敢えず山頂でこの日初めての纏まった休憩タイム、ランチを摂りつつ疲労回復に努めました。

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【写真上】流石独立峰、周囲の山々も一望の元に見晴らせま…せん。
『北に頸城山系の火打山や妙高山を望み、眼下には野尻湖など北信濃の穏やかな風景も一望できる』。(ヤマケイアルペンガイド14より)
くそー、近いうちに必ず捲土重来してやる…。

そんな訳での山走記、次章「黒姫山~旧越後道」篇に続く。

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2015.08.04

●「戸隠山~黒姫山~飯縄山」.北信3/5岳トレラン.③

えー、先日の「北信三岳トレラン記」、続々篇。
中社スタート~奥社登山口から数多の鎖場を経て、核心部の「蟻の塔渡」「剣の刃渡」を通過。
八方睨.戸隠山~九頭龍山~一不動と岩陵尾根を縦走、下山路に向かいました。

そんな訳での山走リポ.その③「八方睨~戸隠キャンプ場」篇になりまする。

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【写真上】八方睨から戸隠山へは300m強の距離。
右崖路の笹薮帯を「ちょい下って」「ちょい上る」と到着します。

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【写真上】戸隠山到着。(time/1:55:29 dst/8.92㎞)
奥社登山口から約2.6㎞、63分での連峰主峰登頂。
山名標が立っているだけの狭い頂、意外と地味なピークでした。

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【写真上】戸隠山より、北面の眺望。
嗚呼、高妻山は何処に…。

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【写真上.下】戸隠山から九頭龍山へは1㎞強の行程。
岩稜尾根筋と樹林帯を交互に取った山路、他少のアップダウンを伴います。
岩壁の難所鎖場やナイフリッジ核心部に較べると如何って事無い難度ですが、右手側はスパッと切れた断崖箇所が多く油断禁物。
下手に転倒するとそのまま滑落(墜落)してしまう恐れもあります。

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【写真上】足を踏み外すと、何処迄落ちて逝くのでしょう。
「戸隠スキー場」が若しもココ(戸隠山)にあったら…、毎日死人続出でしょうね。

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【写真上】とか云ってるうちに九頭龍山。
尾根上の通過ピークと云った感。
山路の右手側に少し外れているので、ぼーっとしてると通り過ぎちゃうかも。

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【写真上】ホント、コレは無いよなぁ…。
飯綱.黒姫は疎か、高デッキ山も戸隠スキー場も奥社も鏡池も、そして屏風岩すら「何~んも」見えません…。

Img_7600
【写真上】九頭龍山からは下りパート突入。
戸隠表山縦走路は先週下刈を終えた計り、ヤブ漕ぎをせずに助かりました。

Img_7601
【写真上】程無くしてガレ場を上り返し。
屏風岩の西側辺りを巻くルート、一不動へは小中ピークを二つ越えます。

Img_7602
【写真上】二度目の上り返しを終えると、あとは下るのみ。
ガス間より、辛うじて五地蔵山の頂が窺えました。
結局今回の遠征で、峻峰.高妻山はカケラも見られず終い…。

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【写真上】尾根筋を離れ、山路は植樹帯の下りに入ります。
表山群最後のパート、ガレ具合も幾分か大人しくなります。

Img_7604
【写真上】一不動通過。
真っ直ぐ行くと高妻山、あっちは次の遠征残しとして牧場側へと下ります。

「八方睨~一不動」間の戸隠表山岩稜路は約3㎞、上り/290m.下り/390m高低。
山路構成自体は一般登山路レベル、距離も短く大した勾配はありません。
但し前述した様、右手側が懸崖絶壁のシングルトラックパートが何箇所かあり、バランスを崩したりするとそのまま滑落=現世サヨナラしてしまう恐れがあります。
特に「蟻の塔渡」「剣の刃渡」通過直後は緊張感から開放され、気が緩み気味。
足場の悪い礫岩帯崖部では改めて慎重な山行を。

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【写真上】一不動からは中斜のガレ坂。
比較的直線基調の笹薮/灌木帯を下って行きます。

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【写真上】やがて右手側より湧き出る、大洞沢の源流と合流。
乾季には枯れ沢となっているらしいのですが、夏場は結構な水量。
トレランシューズでは@云う間に被弾浸水してしまいました。

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【写真上】以後、ずーっと沢上歩き。
足場重視で沢底を歩くと「ベショベショ」、水流を避けて岩上を歩くと「ツルツル」「グラグラ」。
どっちにしても滑り易いです。

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【写真上】清流がスパっと折れた所処が不動滝。
上から見て滝の右脇、短いですが垂直の鎖場を下ります。

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【写真上】不動滝を下りるとそのまま左へ蟹歩き。
帯岩のトラバース地帯を通過します。

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【写真上】結構長いトラバース鎖場。
足場はしっかりと切ってあり、傾斜の難度も然程ではありません。
しかし濡れた岩肌に加え、沢歩き後のシューズが相俟って可也のスリッピーさ。
アウトソールラグの噛み具合を確認しつつ、慎重に歩を進めました。

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【写真上】引き続き沢上歩き/渡渉の繰り返し。
足裏のグリップを確かめつつ歩を進めるので、結構な力馬場。

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【写真上】程無くして滑岩。
今度は左端に20mの鎖場、沢横の一枚岩を下ります。
岩肌には一面に藻.苔が付着しており、ツルンツルンと良く滑る。
急いで歩幅大きく取り過ぎると、スリップして両脚持っていかれます。

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【写真上】滑岩以降、目立った鎖場や渡渉はありません。
山路と渓流も明確に分かれてきますが、その代わりに露岩のゴロゴロした悪路が目立って参ります。

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【写真上】やがて緩やかな下りとなり、漸く走れるパートに。
沢沿いの左手平坦路を進んで行くと、間も無く戸隠キャンプ場。

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【写真上】牧柵ゲートを通過。
下山パートもこれにて終了、戸隠牧場/戸隠キャンプ場内に入ります。

一不動から牧柵の区間は約2.5㎞/標高差約470m。
往路/復路どちらに用いても、危険難度は「西窟~胸突き岩」に較べマシなレベル。
但し御覧の様に大洞沢との合流区間は、全域に亘り極めてスリッピーな足場。
この点だけが要注意、特に雨季には確実な接地グリップを心掛けましょう。

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【写真上】二つ目の牧柵を越え、戸隠牧場内を通過。
心地良い芝生帯を過ぎると、舗装道を経てキャンプ場へ。
「モーモーさん」や「ヒヒィーンさん」が沢山居ました。

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【写真上】戸隠キャンプ場.総合案内所。(time/2:16:37 dst/10.17㎞)
此処で一旦行程ストップ、シューズとソックスを脱いで「脱水作業」タイム。
吸水タオル一枚持っといて良かった、てな感じです。
この後は県道36号線を北進、大橋を越え黒姫山登山口へと向かいました。

そんな訳での山走記、次章「戸隠キャンプ場~黒姫山」篇に続く。

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2015.08.03

●「戸隠山~黒姫山~飯縄山」.北信3/5岳トレラン.②

えー、先日の「北信三岳トレラン記」、続篇。
早朝に中社を主立、戸隠古道を経て奥社登山口から戸隠山へと向かいました。

そんな訳での山走リポ.その②「百間長屋~八方睨」篇になりまする。

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【写真上】百間長屋から西窟へは比較的平坦な山路。
「奥社からの急登パート」と「西窟からの難所鎖場パート」の繋ぎ区間と云った感。
オーバーハングした凝灰角礫岩群を横目に、息を整えつつ先を進みます。

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【写真上】百間長屋、岩場脇の崖路。
ウェットで足場の脆い片斜路もあり、気を緩めず慎重に。

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【写真上】見返り百間長屋。

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【写真上】正面には戸隠連峰.西岳群。
6時過ぎにはガス掛っていた西岳主稜線も、薄曇りの中に覗けて参りました。
これなら八方睨/戸隠山からの山景も期待出来そう。

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【写真上】西窟を過ぎると、直ぐに鎖場。
此処から先は鎖場と岩尾根が連続する難所エリアに突入。
鎖場も、一つ一つが長くて急峻な登岩パートとなって参ります。

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【写真上】西窟と天狗の露地の間に聳え立つ礫岩ピーク。
写真では解り難いですが湿り気の多い岩肌、所々に苔が生しています。

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【写真上】天狗の露地直下、約20m高低の沢状岩場。
戸隠縦走路は基本的に全て湿地路面。
梅雨から夏季に掛けて、ドライなコンディションは殆ど望めません。

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【写真上】.天狗の露地.直下の鎖場
スラブ岩壁を登ると、息付く間も無く次の鎖場。

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【写真上】約30m高低、直登→トラバース→ 直登の鎖場。
慎重に足場を選びながらの岩登、もう殆んどロッククライミング。
特に直登/トラバースの切り替えポイントでは焦り禁物、より慎重な三点確保で。

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【写真上】上から見下ろすと殆んど直角のイメージ。
楽しさ3割:怖さ3割:緊張感4割、と云った心持ちです。

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【写真上】トラバース/直登の鎖場を上り切ると、小踊り場に到着。
飯綱連峰は雲の中…。

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【写真上】黒姫山は辛うじて外輪山端のピークが望めました。
結局この日、北信五岳の遠望を見られたのはこれが最初で最後。
以降ガスに遮られ、山容のカケラも望む事は叶いませんでした…。

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【写真上】見返り岩を通過して、再びトラバース地帯へ。
ま~だまだ続く~よ~鎖場は~♪

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【写真上】胸付き岩.手前の鎖場。
足場の脆い軟岩帯を、ダイレクトに伸びる鎖場斜面。
しかもこの辺りから靄掛ったミストレインが降り始め、只でさえスリッピーな足場が益々滑り易くなって参りました。

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【写真上】鎖場のファイナルパートにてハイライト、胸付き岩。
「上を向~いて 登ろぉ~よ♪」。
斜度70度/15m高低の岩場、高度感を満喫(?)出来るスリリングな鎖場です。

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【写真上】足場を安定させないと、カメラ取り出す余裕もありません。
この日のシューズチョイスは「SALOMON/FELLAISER」、持ち合わせの中では最もラグの深い靴です。
それでも所詮はトレラン靴、本格的な岩登りでは屈折のヤワさやフラット形状からして頼りなく感じてしまいました。

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【写真上】胸付き岩を上り切ると、「蟻の塔渡り」「剣の刃渡り」に。
愈々戸隠縦走路の核心部、一息入れていざ出立。
しかし霧雨は相変わらず止まず、しかもガス掛っている…。

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【写真上】東は断崖絶壁。

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【写真上】西も断崖絶壁。
濃ガスで崖下の視界はゼロ、まぁその方が恐怖感は薄れます。

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【写真上】蟻の塔渡り.スタート地点。
此処によじ上るのに短い鎖場がありますが、以降は渡岩中に鎖は無し。

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【写真上】幅20㎝、長さ50mのナイフリッジ。
見るからに不安定な足場、しかも適度にうねってます。

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【写真上】蟻の塔渡り.アップ。
粗目の火山礫と火山灰を多く含んだ凝灰角礫岩。
凹凸が多い上に岩片の結合が緩く足場は不安定の極み、恐怖感を倍増させます。

撮影しながらの岩歩きは此処迄、以後塔渡りに専念します。
流石にまだ死にたくないので…。

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【写真上】蟻の塔渡りの踏破地点より、東崖下を見遣る
岩尾根を巻いてきたエスケープルートの鎖場が合流。
巻き道とは云え、このトラバース路も可也の危険ルートです。

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【写真上】続いて剣の刃渡り。
長さはたった5mですが、岩幅は蟻の塔渡り以上のナイフリッジ。
しかも起り形状の勾配がついており、巻き道(逃げ道)もありません。

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【写真上】カメラを片し、刃渡り開始。
岩尾根の真上を歩くのでは無く不動沢(東)側に半身落とし尾根上を迂回、トラバース気味に進みました。
マルバシモツケの咲いている場所に足場を取り、尾根上に手の支点を確保する形。

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【写真上】刃渡り終了、振り返って一写。
僅か200m弱の距離を8分以上掛っての通過、張り詰めた緊張感から開放されてほっと一息です。

けれど奥社登山口から剣の刃渡りの2.2㎞は、クセになりそうなスリル感。
急坂あり、直登鎖場あり、トラバース鎖場あり、ナイフリッジありのジェットコースター的ヒルクライムパートでした。
「嗚呼楽しかった、また(天気の良い時)来よっ」てな感じ。

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【写真上】剣の刃渡りを終えると、再び岩壁鎖場の取り付き。
八方睨はこの岩場上のピーク、目と鼻の先です。

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【写真上】八方睨到着。(time/1:50:36 dst/8.61㎞)
『八方睨は戸隠山東端のピークで、名前の通り眺めが素晴らしい』。
『西岳をまたいで北アルプスの山々が見え、飯縄山.高妻山はもとより遠く富士山まで展望は思いのままだ』。(昭文社/山と高原地図18.ガイドブックより)

「・・・・・・・・・、何~んにも見えません」。

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【写真上】正面には飯縄山とその支峰群、戸隠スキーが望めま…せん。
辺り一面「真っ白」、幾ら何でもコリャ無いよなぁ。
前日迄は晴れ続きだったのに、何故今日だけこんな天気に…。
ま、山の天気(しかも夏)に文句言っても仕方無し。
パノラマ眺望は諦めて、小休止の後に山行を進める事に致しました。

あと、僭越ながら一諫言。
戸隠山をトレイルランに使う際の「傾向と対策」を述べておきたいと思います。
①「正直、トレランには向いてません」
登山口からは激上り、続いて鎖場オンパレード、そして蟻と剱のナイフリッジ。
下りはスリッピーな沢下りと、同じくツルツル足場の鎖場。
八方睨から一不動の間のみ多少走れる程度(それでも危険箇所点在)、正直ランパートなんぞ殆んどありません。
今回私めが戸隠山を行程に組み込んだのは、単に戸隠ピーク踏みたさと山景眺望目当て。
純粋にトレイルラン楽しみたいなら黒姫山か飯縄山をメインに添えて、連絡路として古道.旧道を織り込んだ方が無難です。

②「出立は早朝原則、出来れば平日」
山行リポにもある様、西窟以降は難所続きの上り行程。
特に天狗ノ露地直下とその次のトラバース地点、胸突き岩の鎖場三ヶ所、そして蟻の塔渡り/剣の刃渡りの極悪岩渡り。
この5パート、フツーの昼間時間帯(特に紅葉期の週末)ではハイカー渋滞に巻き込まれる事必至です。
特に多人数のパーティーに前を塞がれるとタイムテーブルなんぞ有って無きにしが如し、一つのパートで20~30分の順番待ちなんてザラにあると思われます。
亦、人が多いと転倒や落石なんぞのとばっちりを食らう恐れもあり。
従いトレランに限らず、ハイカーの方でも健脚者やロング行程を組んでおられる方々は早朝出立が必須。
日の出時刻頃に奥社に着く位のプランを組んでおいた方が良いと思われます。

③「出来れば事前に岩場歩きを経験しておく事」
トレラン屋は純粋な山屋さんと違って、危険山路の踏破経験が極めて少ないです。
難度の高低は兎も角、岩場を含んだ山行は事前に経験しておきましょう。
実際に戸隠を登る場合、途中で無理と判断すれば引き返すのも手ですが、基本的に鎖場は上りより下りの方が難度の高いもの。
しかも登山者の流れと逆行する形になるので、西窟以降に進んでしまうと撤収すら難しくなります。

④「八方睨で一息入れるべし」
戸隠表山中、最もスリリング且つエクストリームな蟻の塔渡りと剣の刃渡り。
極度の緊張感を強いられる核心部ですが、踏破後は安堵感と達成感に満たされる事でしょう。
しかし精神的には緊張から開放されても筋肉の緊張は直ぐに収まらず、身体の動きのイメージが微妙にズレる時間(ふわふわした感じor動きが硬い感じ)が続いている恐れがあります。
プラス難所を越えた油断から、事故の危険性もまだまだ残ってます。
安心感(精神面)と緊張感(筋肉)の乖離を整える意味でも、一息入れて気を引き締める意味でも、八方睨でリセットタイムを取る事をお勧めします。

⑤「2000m弱の中級山」「距離8㎞行程」、の机上レベル判断は捨てるべし。
ヤマレコ等、数多の山行記録読みゃ解りますね。
⑥グローブ不所持と云った愚行は行わない事。
論外です。
⑦山岳初級者の方、ソロ山行は止めときましょう。
トレランやり始めて2~3年目、高山未経験の方とかが特に危うい。
⑧雨季の計画は呉々も慎重に(特に初踏破の方)。
真っ白闇の蟻/剱なんざ、命が幾つあっても足りません。

と、こんな感じです。
そんな訳での山走記、次章「八方睨~戸隠キャンプ場」篇に続く。

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2015.08.02

●「戸隠山~黒姫山~飯縄山」.北信3/5岳トレラン.①

えー、本日は先週木曜.7/30の北信トレラン記。
今回の山行プランは中社から戸隠山~黒姫山~飯縄山の北信三岳をぐるっと廻るラウンド縦走です。

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単日プランとしては厳しいタイムテーブルですか、予てから計画していた戸隠遠征。
絶対走破を胸に誓い「下調べ万端」「気合十分」の出立です。

そんな訳での山走リポ.その①「戸隠中社~百間長屋」篇になりまする。

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【写真上】5:40、戸隠中社前よりスタート。
宿から徒歩3分、今回トレランのSTART/FINISH地点はココ。
ウォームアップを済ませ、5:50に山行開始です。

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【写真上】奥社へのアプローチに使ったのは、戸隠古道「池めぐりのみち」。
戸隠観光センターと本坊久山館の間から旅館の並ぶ裏路地を抜け、足神さんの祠右手より随身門に向かいます。
因みにこのパートは「信越五岳トレランレース」の85~90㎞地点。

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【写真上】数分で小鳥ヶ池、

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【写真上】硯石を通り過ぎ、

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【写真上】ウッドチップの利いたダブルトラックが続きます。
トレランに持って来いのフラットトレイルも、基本的には観光用の散策路。
戸隠古道をランコースに用いるなら、一般ゲストの邪魔にならない様に早朝の使用が望ましいと思われます。

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【写真上】鏡池を通過。
薄らと晴れ間は覗けるものの、戸隠表山群は殆どガスの中。
うーん、山頂からの眺望は期待出来ないかな…。

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【写真上】鏡池より望む戸隠連峰。
薄曇りの中、池面に山影を落とす戸隠連峰。
晴れだったらもっと美しい投影風景が望めた事でしょう。

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【写真上】鏡池からも平坦な遊歩道が続きます。
正面に見える小祠は天命稲荷。
進むに従い湿地帯の泥濘路が目立ち始め、木ゲタやコンクリ矩敷の路面が多くなって参ります。

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【写真上】奥社.随身門。
中社より約5㎞/40分強で到着、スピリチュアルな古道風情を満喫したウォームアップランが楽しめました。
此処からは戸隠「神域中の神域」、襟を正しての入山です。

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【写真上】随身門を潜ると、約500m続く杉並木。
樹齢400~600年の巨木群、その威容は写真なんぞでは全く伝わりません。

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【写真上】流石に走を止めての散策モードに。
その樹高と幹太さは只々圧巻、凛厳とした空気が漂っています。

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【写真上】杉並木を過ぎると石段の登り坂。
左手の鳥居奥には旧院坊跡、観光では無いので残念ながらスルー。

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【写真上】石段の突き当りが九頭龍社(左)と戸隠神社.奥社(右)。
山行無事を祈願して後、登山口へと足を進めます。

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【写真上】奥社から少し戻り、社務所の左を巻いて登山道に入ります。
物見遊山気分も此処迄、愈々本格的な山行開始です。

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【写真上】取っ掛かりから既に急坂。
見通しの無い樹林帯の中、30度超の急勾配上りがジグザグに続きます。
所々、手の補助を使わないとバランスの取れない激登もあり。

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【写真上】小尾根に出ると、眼前には威容を誇る岩壁が。
聳え立つのは五十間長屋~百間長屋上部の岩陵群。

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【写真上】戸隠連峰の岩稜線も見えて参りました。

Img_7540
【写真上】息付く間も無く再び急坂。
高度を上げるに従い、次第に岩路が目立って参ります。
湿地帯特有の苔生した岩塊はスリッピー、足場確保は慎重にならざるを得ません。

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【写真上】左に八方睨、右に戸隠山。
大分近づいて来ましたが、これからが難所パートの連続です。

Img_7542

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【写真上.下】小尾根を進むと露岩帯に突入。
4~5mの岩壁面を上る最初の鎖場。
一部風化進行の激しい礫岩足場もありますが難度としは序の口、然程鎖に頼らなくても登れるパートです。

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【写真上】五十間長屋から百軒長屋へ。
序盤の鎖場を過ぎると一旦平坦路、岩壁を左に巻いた山路を進みます。

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【写真上】百軒長屋。
オーバーハングした凝灰角礫岩の岩陵下を、左の尾根に向かいます。
まぁ此処迄は戸隠山登頂の序章みたいなもの。
これから先「天狗の露地」「見返り岩」「胸突き岩」と難所鎖場を越え、核心部の「蟻の塔渡り」「剣の刃渡り」へと至ります。

そんな訳での山走記、次章「百軒長屋~八方睨」篇に続く。

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2015.08.01

●ミヤコ「八月朔日」

えー、本日は八月「朔日」。
弊ブログの「ハチガツ」は、毎年このネタが二番目だったり致します。

「お目出度い」日のミヤコでは、旧家や老舗の玄関に二色の祝幕が飾られます。
この装いが見られるのは「お正月」「宵山」、加えて花街では「八月一日」にも。

と云う訳で、今日は「お茶屋さん」の門前に祝幕が掛けられました。
夏の花街風物「八朔」、黒絽織五つ紋付の正装にて御挨拶廻りの日です。

「おたのもぉーしますぅー」
「おめでとさんどすぅー」
「いつもおせわになってますぅー」
「おめでとさんどすぅー」

舞妓さんも今日計りは、襟足三本、奴島田の身仕舞いにて。

20150801132157hassaku盛夏に華、芸舞妓きりり 
京都の花街で「八朔」

芸舞妓が芸事の師匠やお茶屋へ感謝の思いを伝えて回る夏の行事「八朔」が1日、京都市内の花街であった。東山区の祇園周辺では強い日差しが照りつけるなか、日傘や扇子を手にした黒紋付き姿の芸舞妓がにこやかにあいさつに回った。
午前中から気温が上がったが、芸舞妓たちははつらつと出掛けた。同区末吉町のお茶屋には正装の芸舞妓たちが次々と訪れ、「おめでとうさんどす。どうぞ相変わりませず、おたの申します」とあいさつ。出迎えたおかみは、夏の暑さに体を気遣うなどしてつかの間の会話を楽しんでいた。芸舞妓が外に出ると、あでやかに歩く姿に多くの写真愛好家らがカメラを向けた。
八朔は、もとは旧暦の8月1日に農家が豊作を祈る習わしとされる。花街では新暦に合わせ、世話になっている人を訪ねてあいさつする行事として続いている。
(文.写真共 京都新聞8/1
より)

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●ミヤコ「「七月晦日/八月朔日」

扨、本日より月替わり「八月」。
で、弊ブログの「ハチガツツイタチ」は、毎年このネタから始まる訳で御座います。

ミヤコ洛西では「文月葉月」を跨いでの風物詩。
昨夜から今朝にかけて、愛宕神社で「千日詣り」が行われました。
私めにとりましても縁深い「愛宕さん」、実家からチャリで良く登りに行ったものです。

この月越し霊峰行脚で戴いた「火迺要慎 阿多古祀符」の御利益期間は「千日=二年と九ヶ月」、普段の護符(365日)の2.7倍も長持ち致します。
この「千日詣り」、私めは未だ詣でた事が有りませんが、その代り毎年五月or八月にお参りしているので「是」と云う事で。

20150731231317atago火よけ願い、頂へ 
京都・愛宕神社「千日詣」

「火伏せの神」として知られる京都市右京区の愛宕神社で31日、恒例の「千日詣」があった。参拝者は暑さが残るなか、ふもとから約4キロ先の山頂にある神社を目指した。
31日の夜から8月1日早朝に参拝すれば、千日分の防火の御利益があるとされる。3歳までに参拝すれば一生、火難にあわないという言い伝えもあり、多くの家族連れが、子どもを背負ったり、手を引いたりして登った。
家族3人で広島県から訪れた三好一之さん(42)は長女の詩栞ちゃん(2)を連れ「子どもが3歳になる前に絶対登りたかった。次はこの子が大きくなったらまた一緒に来たい」と笑顔で汗を拭った。
(文.写真共 京都新聞8/1
より)

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●ミヤコ「七月晦日」

えー、昨日は八坂さんにて「夏越祭」。

「吉符入り」より始まった祇園祭も、「茅ノ輪潜り」を以って無事に「結び」となりました。
「宵山の喧騒」や「祇園囃子」「売り唄」…。
僅か半月前の事ですが、随分前の事の様に思えるものです。

そんな訳で、ミヤコの七月は「@」云う間に過ぎて行くのでして。
今年も「祇園祭、終わりました」。

20150731123504chinowa030祇園祭の1カ月終幕 
無事感謝し夏越祭茅の輪くぐり

祇園祭の「夏越祭」が31日、京都市東山区の八坂神社境内の疫神社で行われた。猛暑の中、参拝者は直径約2メートルの茅(ち)の輪をくぐって祭りの無事を感謝し、無病息災を祈って「蘇民将来子孫也」と書かれた護符を授かった。この神事で1カ月間にわたる祇園祭は幕を下ろした。
夏越祭は、疫神社の祭神蘇民将来が、旅の途中の八坂神社の祭神素戔嗚尊を厚くもてなし、その返礼として、蘇民将来の子孫であると言えば厄災から逃れられるという故事にちなむ。
午前10時、すでに気温が30度を超す暑さの中、神事が始まった。祇園祭の神輿会や氏子組織、山鉾の関係者をはじめ、約350人が茅の輪をくぐり、神前で手を合わせた。
森壽雄宮司(67)は「おかげさまで、無事に、いつも通りに、厳粛に、豪華絢爛、勇壮にご奉仕させていただいた。祭りの姿、形の継承はもとより、祭りの心がしっかりと子どもたちに継承されていると、心強く感じた」と1カ月間を振り返った。
(文.写真共 京都新聞7/31
より)

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