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2015.09.22

●「RWC.2015/予選プール」レビューその①

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えー、「ラグビーワールドカップ2015」開幕から早や三日。
ラグビーマッドの私め、今んトコ8試合全てライヴ観戦しております。
取敢えずノーゲームdayの二日間で「やっと一息」。
そんな訳でのプールマッチ、纏めてレビューです。

○グルジア17-10トンガ●
ティア2のマッチアップとしては予選プール屈指の好カード。
お互いに小細工無し(と云うか出来ない)の芸風、フィジカル/ハートを全面に押し出して戦う「ガテン系」のラグビーです。
格上トンガにグルジアが挑む構図の中、大舞台での金星。
「サクラの衝撃」の影に隠れてしまった感はありますが、此方も新しい歴史を刻むアプセットとなりました。

お互いに初戦と云う事もあり前半はエラー/ミスキックの目立つゲームも、グルジアは強みのフィジカルを全面に押し出しての戦い。
PGで先制を許すも前半27分、必殺ワンパスクラッシュの連続からゴルゴゼのトライ。
後半クヴィリカシヴィリのラインブレイクから、この日唯一のピッチ幅を使った展開を見せ、ツヒライシヴィリのトライで17-3と引き離します。
ラス20分はガス欠気配の上にシンビンで一人欠くも、トンガの不出来にも救われて逃げ切りました。

ハンドリングエラーを繰り返したトンガに対してグルジアはスクラム/モール+ショートパスを軸としたシンプルな戦いを徹底、攻撃の選択肢の少なさが却って功を奏した形です。
そして最大の勝因はタックル。
タックルメイド201に対してミスタックルは僅か16(スコアレート93.0%!!)、しかもその内容もトンガ相手にコンタクトで押し込む場面の方が多く完全に当たり勝ち。
60分過ぎ迄はディフェンスラインを崩される場面も殆んどありませんでした。

トンガはハンドリングとディシプリンを最後迄修正出来ず、完全に自滅。
71分にトライを返し(三度目の正直…)、7点差に詰め寄るのが精一杯です。
レフリーにアジャスト出来ずペナルティ多発の上に幻のトライが2本、フラストレーションの蓄積する展開ではもう何をやっても上手くいきません。
ポゼッション72%、テリトリー74%(パス数はグルジアの3倍、ランは2倍)と圧倒的優位なスタッツながら、グルジアより多少「色々な事が出来る」のが裏目に出た感。

「フィジカル戦で優位を許さず、我慢比べでペナルティとミスを誘う」
「相手のリズムを崩しつつ着実に加点、更にペナルティとミスを誘発する」。
トンガやサモアにはこうやって勝つんだよ、と云うお手本みたいなゲームでした。

○アイルランド50-7カナダ●
6Nsの覇者、優勝候補の一角アイルランドが順当な勝ち上がり。
コンタクトで抵抗を見せるカナダをボールゲームで圧倒します。
前半27分「22-0」となった所処で勝敗はほぼ決定、後半に入ってからはアイルランドは「力八分」の流し気味な試合展開。
ゲームは一旦停滞気味となりますが、それでも「TOからのキレキレカウンターあり」、「自陣から繋ぎ切ってのトライあり」と、着実に加点。
大差となってからも自らのラグビースタイルを崩す事無く、堅実地味な試合運び。
MOMセクストンを筆頭に、オコンネル/オブライアン/カーニーらのキープレーヤーも額面通りの活躍で幸先の良いスタートを切りました。

この試合を見る限り、充実一途のアイルランド。
南アやオージーの南半球組相手にもフツーに勝ち負けの戦いが出来るでしょうが、ABs相手となると「少し足りない」…。
基本的にラック連取の保守的なラグビー(この日もオフロードは6)なので、爆発力に欠ける分何か「天の恵み」が一つ無いと難しい様な気がします。

○フランス32-10イタリア●
うーん、至極マンネリなマッチアップ。
前半イタリアがリードしないと眠くなってしまいそう、と思ってたら5PGでフランスリードの折り返し(15-3)。
更に後半早々PG加点、続いてミシャラクのフレアグラバーからスリマニのトライで25-3、ゲームの趨勢は殆ど決定します。
以降後半は「テケトー」流しながらの観戦、52分に漸くイタリアが一本返しますが大勢に影響無く試合終了。
あんまり「ワールドカップ」って感じのしない一戦でした。

イタリアはパリセ不在の上、生命線のスクラムが崩壊、BKも何時も通り決め手ゼロ。
これじゃ相手云々以前に勝てる要素がありません。
しかしセカンドとは云え「赤いジャージィのフランス」って、違和感甚だしいですね。

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