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2015.10.03

●「ヌクビ沢~巻機山四頂~井戸尾根」ラウンドトレラン.⑤

えー、先日の「巻機山トレラン」、山行記ログの続々々々篇。
ヌクビ沢コースから巻機山主稜線に到達、「割引岳~本峰~牛ヶ岳~ニセ巻機」の主要4ピークへと向かいました。
そんな訳での山行記その5、「割引岳~ニセ巻機山」篇になりまする。

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【写真上】割引岳より、東面の眺望。
草原帯の開放的な尾根筋、左手に牛ヶ岳、右手に巻機山主峰。
冬場は真っ白に染まる雪付きの理由が、良く解るなだらかさです

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【写真上】同.割引岳より北西の眺望。
割引岳北側に伸びるのは神字山~古峰山と続く裏巻機登山道。
正面の双耳岩稜頂が1781mピークの神字山、その奥には巻機山/越後三山の前衛、金城山の山影も望めます。

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【写真上】同.割引岳より西方の眺望。
黄金色の田園風景も鮮やかな魚沼盆地、眼下に流れるのは魚野川支流の登川。
正面魚沼丘陵の左端には、薄らと石打丸山スキー場が覗けます。
天候に恵まれれば彼方に妙高連峰や高妻山も望めるのですが…、残念。

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【写真上】さーて、山行再開。
伸びやかで心地良い主稜線を巻機山へ向かって走ります。
沢登りでは殆んど走れるパートが無かったので、実質此処からトレラン開始。
手前左下に伸びる分岐路が往路辿って来たヌクビ沢コース、このルートは下山禁止となっています。

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【写真上】割引岳~巻機山間の小コルより、見返り割引岳。
この後こっち側には戻って来ませんので、割引岳はこれで見納め。

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【写真上】小コルを過ぎると緩やかに上り返し。
尾根筋やや北側を取る緩やかな山路、勾配の負担は殆どありません。

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【写真上】左手の草原帯に池塘を見つつ、走を進めます。
割引岳~牛ヶ岳間の山路はダート/木段/木道が混在、先に進むに従い木道比が多くなって参ります。

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【写真上】巻機山北斜面、紅葉風景。
【写真下】牛ヶ岳北西斜面、紅葉風景。
この日(9/29)時点で巻機山山頂付近の紅葉具合は「色付き始め~三分」程度。
それでもこの彩りなのですから、錦秋ピーク時はそりゃスゴい絶景なんでしょうね。

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【写真上】草紅葉を眺めつつ山腹を斜上、木段を進みます。
御機屋はこれを上り付いた所処。
巻機山主稜線は遠くの往く手も一望出来るので、距離の目鼻立ちが付け易いです。

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【写真上】10:45、御機屋(巻機山山名標)到着。(time/3:20:09 dst/8.28㎞)
割引岳から10分程度、小コルから軽~く上った小広場。
巻機山山頂の山名標がありますが最高点はもう少し北側、しかし御機屋の方がベンチも多く設置され一息付くには絶好の場所です。
私めも此処でこの日初の小休止、10分程のシリアルタイム。

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【写真上】御機屋からはフラットなコース。
あくせく走るのも勿体無く、景色をのんびり楽しみながらのラン。
クマザサの高原を北へと進みます。

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【写真上】巻機山.最高点通過。
御機屋から5分程度、簡素な手作りケルンのある地点が「リアル巻機山」。
厳密に云うと最高点はこの左手の丘陵ピークですが、植生保護ロープで立ち入り禁止となっています。

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【写真上】尾根筋を直進、牛ヶ岳へと向かいます。
左手に池塘群、右手に草原帯の快適平坦路。

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【写真上】東向こうには奥利根湖も望めます。
天気が良ければ笠ヶ岳/武尊山/皇海山も望めるのですが…、返す返すも残念。

尚、巻機山からの四囲パノラマ/山座同定はコチラのサイト参照の事↓。
凄く楽しみにしてたんですけどね…。
http://junst.biz/sub008.htm

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【写真上】朝日岳縦走路の分岐より、牛ヶ岳を望む。
牛ヶ岳山頂は平べったい台形頂の右端、因みにこの辺り数百mだけが県境を越え群馬県となります。
それにしてもホント、色付き始めと云うのに見事な草紅葉。

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【写真上】牛ヶ岳右横の1813mピーク。
針葉樹の濃緑も却って良いアクセント、深紅の紅葉が美しく映えます。
靄漂う山頂隠れの山風景も、荘厳さが表されて却って良い感じ。

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【写真上】浅い鞍部を経て軽く上り返し、@云う間に牛ヶ岳直下。
しかしこの辺りから靄が濃化、風も強くなって参りました。

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【写真上】11:10牛ヶ岳到着。(time/3:33:22 dst/9.51㎞)
山頂と云うより、単に尾根筋の通り道と云った感。
縦走路が先に伸びている上に山名標は剥げて解読不能、知らない方は牛ヶ岳と気付かずに通り過ぎちゃうかも知れません。

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【写真上】牛ヶ岳から折り返し、御機屋へピストン。
一面にクマザサとシラビソ、高原帯の開放的な尾根路。
これで青空だったらなぁ…。

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【写真上】と思っていると、やおらガス発生。
横殴りの風で北東側のガスがどんどんと流れてきます。
山行視野には問題無いレベルですが、只でさえ見晴らしが利かないのに…。
これで「パノラマ眺望」は完全にアウトです。

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【写真上】御機屋に戻ってきました。(time/3:41:27 dst/10.33㎞)
嗚呼痛恨、此処も濃ガス化「往路で写真撮っときゃ良かった…」。
こんな状況で滞在しても仕方無いので、このまま井戸尾根を下山します。

因みに巻機山主稜線の各頂距離は以下の通り。
割引岳←(0.74㎞)→御機屋←(0.44㎞)→巻機山最高点←(0.79㎞)→牛ヶ岳
何れも一足歩の距離で目立つ勾配も皆無です。
御機屋↔牛ヶ岳の往復も、健脚者の方ならハイクで40分位でしょう。

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【写真上】御機屋から避難小屋へは中勾配の下り。
クマザサ繁る高原帯から池塘群へと進みます。

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【写真上】木道左手に池塘群を見つつ、高原帯を緩やかに蛇行。
一部木道が池塘と一体化しています。

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【写真上】巻機山避難小屋を通過。(time/3:48:47 dst/10.99㎞)
御機屋から約0.7㎞、この辺り迄下りると、ガスはすっかりと晴れていました。
近くに水場があるらしいですがストックは充分なのでスルー、先を進みます。

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【写真上】避難小屋からは一旦上り返し。
井戸尾根の下山コース中、唯一の上りパート。
木段/木道の登山路が緩やかに山腹を伝って行きます。

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【写真上】11:30、ニセ巻機山通過。(time/3:53:36 dst/11.29㎞)
割引/本峰/牛/ニセ巻と、これで巻機山主要四座は全て踏破。
あとは大した目的地も無く下るだけ…と思いきや、この後8合目から予想外の佳景と出くわすのでした。

と、こんな感じの巻機山山行記その5。
ニセ巻機山からは井戸尾根をひたすら下山、清水BSに向かうのでした。
つづく。

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