« ●「箱根外輪山」時計回りラウンドトレラン.その④ | Main | ●レッドドラゴン「力尽く」 »

2015.10.18

●「箱根外輪山」時計回りラウンドトレラン.その⑤

えー、先週木曜日は1年2ヶ月振りの箱根外輪山トレイルラン。
今回のルートは箱根湯本からの「時計回りコース」、湯坂路から元箱根.箱根峠を経由、湖西外輪山を北上し金時山.明神ヶ岳方面に周回して参りました。

そんな訳での山行記その5.オーラス「明神ヶ岳~宮城野BS」篇になりまする。

Img_8804
【写真上】東西に長く伸びる明神ヶ岳の主稜線。
時刻は16時過ぎ、山肌の緑も西日に照らされ橙黄色に染まって参りました。

Img_8805
【写真上】明神ヶ岳、頂尾根筋の南側崩落地。
此処を通り過ぎると、山頂は目の前です。

Img_8806
【写真上】明神ヶ岳到着。(time/7:59:28 dst/44.89㎞)
金時山と並ぶ箱根外輪山コースの人気山ですが、誰~も居ません。
まぁ、流石に日没一時間半前(16:10)ですからね。

Img_8808
【写真上】富士山と金時山もすっかりと影絵状態。
「3776m」を後ろにすると「1213m」は小山みたいなもんです。

Img_8812
【写真上】左手には小田原市街と酒匂川。
弓弦の如く美しいカーヴを描く相模湾、彼方には薄らと三浦半島も望めます。

西日に照らされ眩く光る高原帯、四囲は極上のパノラマ、そして貸切の山頂。
ゆっくり腰を落ち着けたい気分ですが、太陽は大分山の端に近づいています。
タイムテーブルと日の入り時刻を天秤に掛け、20分の余裕残しで明神ヶ岳を後にする事と致しました。

Img_8814
【写真上】じゃ、ボチボチ下山開始。
この日の行程ファイナルパート、あとは下り一辺倒なので気持ちもやや緩み気味。
ランだと宮城野へは一時間足らずの行程です。

Img_8817
【写真上】薄原に囲まれた穏やかな下り山路。
視界の広けたパノラマトレイルとも、もうお別れ。

Img_8819
【写真上】低木の樹林群に入ると本格的な下山パート。
次第に露岩の目立つ急斜面へと変わっていきます。

Img_8820
【写真上】V字窪状に抉れた歪曲路。
火成岩露岩が散乱するテクニカルな急坂です。

Img_8821
【写真上】明神ヶ岳と明星ヶ岳の鞍部。(time/8:16:39 dst/46.42㎞)
分岐を右に折れ、宮城野方面へ下ります。
当初のプランでは明星ヶ岳~塔ノ岳から箱根湯本に向かう予定も、時間が押しておりフルラウンド走は断念。
体力的には余力残しだっただけに、少し悔しいショートカットでした。

Img_8823

Img_8824
【写真上.下】鞍部分岐からの下りトレイル.二写。
引き続き露岩帯の歪曲路、高度を落とす急斜パート。
山路が南向き斜面なので、日没前でも日蔭にならないのが救いです。

Img_8825

Img_8826
【写真上.下】0.8㎞程の岩ゴロ区間を過ぎると勾配は緩やかに。
木の根の目立つダートトレイルを過ぎ、程無くして別荘街に突き当ります。

Img_8827
【写真上】鞍部分岐から約1.2㎞で、宮城野別荘地区の北端に出ます。
右手には舗装道が伸びており、もう「山」の雰囲気は致しません。
で、此処から先が意外と「かったる~っい」…。

Img_8828

Img_8831
【写真上.下】別荘家屋を右手に見つつ、面白味の無い日蔭溝路。
住宅地の敷地横を通る裏道、緊張感も走り甲斐もありません。
こんなのが1㎞弱続くと流石に飽きて参ります。

Img_8832
【写真上】宮城野の登山口通過。(8:44:31 48.33)
これにてトレイル終了、あとは0.8㎞の舗装道走りとなります。

Img_8833

Img_8834
【写真上.下】宮城野BS迄は、緩やかな下りとなります。
要所要所にはバス停への案内板があり、住宅街迷子の心配は無し。

Img_8835
【写真上】宮城野BS到着、フィニッシュ
箱根湯本/小田原方面のバス便は10分間隔、待ち時間も殆んどありません。
あとは湯本でスーパードライと♨が待っています。
因みに今回のスタッツは以下の通りとなりました。 
・走行時間/8:50:57 ・走行距離/49.14㎞(㎞/10.48av) ・獲得標高/3153m

で、以下「箱根外輪山トレラン」の傾向と対策。
外輪山周回コースの中でトレイルコンディションやシチュエーション等、骨子となるトレイル区間は「明神ヶ岳~金時山~丸岳~三国山~海ノ平」の約24㎞。
一周/馬蹄縦走を問わず、このパートは山行に組み込んでおく事をお勧めします。

亦、箱根外輪山を「一周する事」に固執しないのなら、正直云って湯坂路は「パス」してしまった方が良しいかと。
標高/景観/コース内容/何れも面白味の無い凡百のトレイルですし、何よりコースを繋ぐ上で長めのロード走を余儀無くされます。
湯坂路と箱根峠(外輪山西周コースの取り付き)を繋ぐ舗装道(約8㎞.一部石畳古道有り)は、トレイルランナーにとっては蛇足とも云える「かったるさ」。
「海ノ平の薄原」「黒岳~丸岳の景観とハコネダケ路」「金時山のパノラマ風景」「明神ヶ岳の薄野トレイルと眺望」と云った箱根トレイルの白眉パートを漏らす事無く、且つ中弛みのしないコースを組むなら、上掲の約24㎞を走破するだけで充分です。
そうなると山行プランは必然的に「箱根峠⇔明神ヶ岳」+αと云う設定が軸。
因みに「箱根峠~三国山~金時山~明神ヶ岳~明星ヶ岳~塔ノ峰~箱根湯本駅」だと約33㎞、「箱根峠~三国山~金時山~明神ヶ岳~宮城野」だと約28㎞の行程となります。

それだけだと距離不足で詰まらないと云う方は湯本発.反時計回りで箱根峠迄を走破、其処から「芦ノ湖西岸歩道」を北上して桃源台BSでフィニッシュする手も。
湖岸路なので全くのフラットコースですが景観は良好、ダート.砂浜.砂利道(一部舗装道)と、ソコソコ楽しめる平坦トレイルが10㎞以上続きます。
但し基本的にはハイキングコースなので、一般散策者の迷惑にならない心遣いは必要ですが。

あと余談になりますが、箱根外輪山周回コースの「時計回り」と「反時計回り」、どっちが楽かと申しますと…。
「間違い無く時計回りの方が楽チン」です。
コースの中でソコソコしっかりした急坂上りパートは「明星ヶ岳登山口~明星ヶ岳」「矢倉沢峠~金時山」の二ヶ所。
この2つを下りで処理出来るのが大きいですし、時計回りでのこの二頂アプローチは反時計回りに較べ大した事ありません。
それに芦ノ湖西側に連なる外輪山群も北上ルートの方が楽。
標高的には上り基調となるのですが、小中ピークの形状と並び方なんでしょうね。
因みに昨夏の「反時計回り」山行記は下記にて。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2014/08/post-0e45.html

最後に、獲得標高は意外と大き目の数値になります。
ディスタンスが40㎞を超えると恐らく3000mは超えるかと。
標高Maxが金時山(1212m)、その他主だった頂も三国山(1102m).丸岳(1156m).明神ヶ岳(1169m)程度の低山ばかりですが、スタート標高(箱根湯本)も100m強。
奥多摩エリアを物差しにすると「奥多摩駅/約340m」「鴨沢BS/540m」「東日原BS/約660m」「数馬BS/約690m」ですから、ボトムの低さ=トップへの実質標高差が解ると思います。

Img_8836
【写真上】帰途に着く前にひとっ風呂♨。
バスに乗って箱根湯本に着く迄の30分で、辺りはすっかりと真っ暗に。
「秋の夕日は釣瓶落とし」とはよ良く云ったもの、だから10~12月の山行は時間が押すと怖いのです。

と、こんな感じの「箱根外輪山ラウンドトレラン(未完)」、5部作。
次の山行はハセツネが終わって静かになった奥多摩にでも行ってみようかと。
おしまい。

|

« ●「箱根外輪山」時計回りラウンドトレラン.その④ | Main | ●レッドドラゴン「力尽く」 »