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2015.10.01

●「ヌクビ沢~巻機山四頂~井戸尾根」ラウンドトレラン.②

えー、先日の「巻機山トレラン」、山行記ログの続篇。
清水BS~桜坂を経て割引沢に入渓、愈々沢登りスタート。
そんな訳での山行記その2「割引沢出合~アイガメノ滝」篇になりまする。

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【写真上.下】割引沢に突入。
花崗岩ゴーロの中、暫くは歩き易い岩場を選んでの沢登り。
幾つかのナメや小壺を通過、渡岩を繰り返し進んで行きます。

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【写真上】やがて右岸(進行左手)の岩場へ取り付き。
淵を避け、赤ペンキに従い縄場沿いを進みます。

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【写真上】大岩の縄場をよじ登り通過。
この辺は足場もしっかりしており、特に危険箇所と云う程では無し。

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【写真上】ペンキ印に従い、そのまま左手の高巻き山路に入ります。

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【写真上】沢を右手に見つつ、高巻路を進みます。
勾配は緩やかで、心肺/下肢筋力の負担は殆どありません。

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【写真上】濡れた露岩に…、

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【写真上】掘りの極めて浅い幅狭片斜路…。
スリッピーで足を踏み外し易い悪路の連続、足場を慎重に選び歩を進めます。

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【写真上】8:10、最初に出会う大滝、吹上ノ滝(落差約10m)。
落差よりも幅広の開けた感じが強い滝。
左岸(進行右手)に乾いたスラブあるので、トラバース気味に通過します。

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【写真上】左岸より、吹上ノ滝上部。
花崗岩の乳白色が美しく映えるナメ部、沢登屋さんには堪らないパートでしょう。

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【写真上】再び右岸の高巻路に入ります。
露岩は苔と湧水でツルンツルン、トレラン靴では可也難儀します。

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【写真上】露岩が切れるとグヂャグヂャの泥濘路。
歪曲/片斜/狭路の上に緩い足場、浸水がどーこーと云ってられません。

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【写真上】縄があっても滑るモンは滑ります。
割引沢出合から行者ノ滝の両岸を巻く山路は、殆ど全てこんな感じ。
高度感は然程でも無いのですが、ガレ/露岩が多い上に沢側への狭幅片斜路。
そして兎に角「滑る」。
転倒した場合は即.滑落の箇所も多く、沢は殆どがゴーロがスラブなので重度打撲/骨折は必至でしょう。
尚、割引沢出合からヌクビ沢出合の右岸路パートは、縄場が多く設置されてます。

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【写真上】漸く高巻き道を終え、沢へと下ります。
丸みを帯びた巨石露岩はピッカピカのツルンツルン。

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【写真上】沢に下りるとアイガメの滝手前の岩場。
赤ペンキに従い、トラバース気味に右手方面へと進みます。

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【写真上】薄い赤ペンキ印を見失わない様、広めの視野を意識して進みます。
細いトイを幾つかやり過ごしての横断。
沢に下りれば乾いた大岩を選んで歩けるので、寧ろ高巻き道の方が厄介でした。

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【写真上】此処は岩面にステップ代わりの凹凸が多いので、比較的歩き易いです。
でも、雨中雨後だったら…大苦戦必至でしょうね。

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【写真上】トラバース途中、岩上より見返り割引沢。
沢登り行程は、この辺で未だ1/3未満です。

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【写真上】同、少しズームで。
左に七ツ小屋山、右に大具里ノ頭を従えて、中央に鋭角な岩峰を誇るのは「上越のマッターホルン」大源太山。

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【写真上】8:20、アイガメの滝(落差20m)に差し掛かりました。
右岸の高巻き路から一旦左岸側へトラバース、再び滝の左手に回り込む形。

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【写真上】アイガメの滝.近景。
上部はナメ状、中盤から水流が一気に滝壺に流れ落ちる構成。
割引沢~ヌクビ沢の中でも、最も迫力ある滝の一つです。

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【写真上】滝壺左手(右岸)の鎖場に取り付きます。

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【写真上】高度/直登距離は少なく、鎖場としての難度は然程ではありません。
但し濡岩と苔でスリッピーなので足場確保は要.慎重。
此処も落ちると滝壺周りの岩群直撃、少なくとも骨折は必至です。

と、こんな感じの巻機山山行記その2。
沢登りはマダマダ続きます。

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