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2015.11.09

●2015/16「FIS.WCカレンダー」

えー、一昨日は節気「立冬」。
「冬ノ気立チ始メテ、愈々冷ユレバ也」、暦上では冬の気配が初めて訪れる時節で御座います。
と云う訳で、今日はそんな時宜に即した話柄なぞを。
Fis
10月24日、セルデンの男女GSより2015/16シーズンの開幕を迎えた「FIS.アルペンワールドカップ」。
今季はオリンピックも世界選手権も無いレギュラーイヤー、技術系種目はサンモリッツの最終戦を含め「GS/10戦」「SL11/戦」のスケジュールとなっています。
しかし今週末の開催予定だったレヴイ.SL開幕戦は雪不足でキャンセル。
今ントコ代替開催の発表もされてないので、このままお流れになってしまうものと思われます。

所処で今季WCのトピックスは、何と云っても「Far Eastシリーズ」の復活。
苗場で2/16に(GS)、17日に(SL)が開催されます。
日本でWCが行われるのは205/06の志賀.焼額山(SL×2 men)以来10年振り。
しかも来季は「2018.平昌」を控え、プレ五輪を兼ねての韓国開催が見込まれますので、ジャパンシリーズ二季連続開催の可能性も高いのではないでしょうか。
まぁ何にせよ、世界のトップレーサーの滑りが生で見られる滅多に無い機会。
私めは比較的空いているGSの方を観戦に行く予定です。


Slalom (men's)
15/11/15 Levi (FIN)  Cancelled
13/12/15  Val d'Isere (FRA)
22/12/15  Campiglio (ITA) ※Night Event
06/01/16 Zagreb (CRO) ※Night Event
10/01/16 » Adelboden (SUI)
17/01/16 » Wengen (SUI)   
24/01/16 » Kitzbuehel (AUT) 
26/01/16 » Schladming (AUT) ※Night Event

14/02/16 » Naeba (JPN) 
06/03/16 » Kranjska Gora (SLO) 
20/03/16 » St. Moritz (SUI)

Giant Slalom (men's)
25/10/15 Soelden (AUT) 
06/12/15  Beaver Creek (USA)
12/12/15  Val d'Isere (FRA)
20/12/15  Alta Badia (ITA)
09/01/16 Adelboden (SUI)
31/01/16 Garmisch (GER)

13/02/16  Naeba (JPN)
28/02/16  Hinterstoder (AUT)
05/03/16  Kranjska Gora (SLO)
19/03/16  St. Moritz (SUI)

GSの注目は「ヒルシャー」「リゲティ」二強の種目別タイトル争い。
若しくはこの二人を脅かす「第三の男」が現れるのか。
その候補としてはパントゥルー、ファナラ、ドッファーに期待が掛りますが、まぁGSに関しては波乱の目は少なく。
怪我で戦線離脱でも無い限り、タイトルはこの二人で鉄板でしょう。

一方SLは予断を許さない展開。
種目別3連覇中の「絶対王者」ヒルシャーが軸になるのは間違い無いものの、GSに較べると力関係が肉薄しており混戦模様は必至。
SLが故の「事故(片ハン)」もあり、ノーポイントの恐れがあるのも怖い所処です。
腰の調子さえ万全なら打倒ヒルシャーの筆頭ノイロイター、超新星クリストファーセン、昨季初優勝を飾ったグロスとハージン、同じくブレイクスルーしたコロシロフ、オーバーオールも視野に入れるパントゥルー。
他にも初戴冠を狙うドッファー、シード返り咲きのグランジェとリゼルーのベテランフランス勢、ソルバーグやルイッツら若手勢…と第一シード組は多士済々。
一戦毎に表彰台中央が入れ替わる可能性もあります。

勿論我らがエース湯浅直樹にも期待ですが、先ずは確実にポイントゲット。
取敢えず第二シード上位、20番前後にスタート順を上げて欲しいものです。
あと、そろそろ本当に「ポスト湯浅」の出現が切望される所処も、成田.石井らでは未だ家賃が高い様子。
シーズンフル参戦でECで揉まれつつWCの舞台を踏むステップが理想なのですが、今季チームジャパンの参戦予定って、如何なってるんでしょうね。

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