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2015.11.11

●かにかくに

えー、本日は忘れた頃の「地元ネタ」にて「花街ネタ」。

祇園はこひし 寝るときも 枕のしたを 水のながるる

と云う訳で11月8日は巽橋白川畔にて「かにかくに祭」が行われました。
今年の「蟹角煮」は生憎の雨模様だったらしく。
仔細に就いては毎年記述済なものでして、その儘コピペしておきます↓。

昭和三十年、吉井勇の古稀祝いとして祇園新橋「大友」跡に歌碑が建てられました。
その建立日を選んでの彼を偲ぶ催事、近年では秋.祇園町の風物詩となっています。
因みに歌碑は本鞍馬。惚れ〃する鉄錆色の石面には冒頭の歌が、亦建立有志には志賀直哉.谷崎潤一郎.新村出.堂本印象.湯川秀樹ら錚々たる朋輩の名が刻まれています。

で、吉井勇がどういう人かと申しますと…。
無類の酒好きにて舞妓芸妓オタク。お茶屋に立て籠もるかと思えば宛無くあっちこっち彷徨し、花街色恋沙汰悲喜交々を頽唐的に歌い上げた「外向的なヒッキー」でした。
但し祇園町での遊び方については近松秋江より通じていたと思われます。

真面目なトコロ、祇園に篭城を決め込んで左褄の情ばかり歌っていたのは若かりし頃の話であって、処女詩集「酒ほがひ」から続く初期作品「祇園歌集」「祇園双紙」の印象が強いのかも知れません。
寧ろ自然山海折々の風情や、歴史上の人物から土地〃の名も無き匠師迄を己が流(所謂「勇調」)に敷衍する歌風が真骨頂と云えるのではないかと。
まぁ近代日本版吟遊詩人とでも申しましょうか。

その他仔細に就いてはウィキ様でも覗いてみて下さい。
尚、吉井の忌日11月19日にて「かにかくに祭」の日では御座いません。
一応、念の為。

20151110111227smn3芸舞妓ら吉井勇歌碑に花供え  
京都でかにかくに祭

祇園を愛した歌人吉井勇(1886~1960年)をしのぶ「かにかくに祭」が8日、京都市東山区であった。降りしきる雨の中、祇園甲部の芸舞妓が感謝の思いを胸に、吉井の歌碑に白菊の花を手向けた。
晩年を京都で過ごした吉井は花街の風情を好み、「都をどり」の作詞に携わるなどゆかりが深かった。友人の谷崎潤一郎らが1955年に歌碑を建立した日にちなみ、祇園甲部組合が毎年11月8日に同祭を営んでいる。
白川のほとりに立つ「かにかくに 祇園はこひし 寝るときも 枕のしたを 水のながるる」と刻まれた吉井の歌碑の前で式典が営まれた。和傘を手にした芸舞妓らが参列し、歌碑の前に花を供え、静かに手を合わせていた。雨に煙る祇園の街並みが風情を醸しだし、観光客らが芸舞妓に盛んにカメラを向けていた。
(文.写真共 京都新聞11/10
より)

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