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2015.11.05

●「石尾根~雲取山~飛龍山~丹波天平」縦走トレラン.その④

えー、先日の奥多摩晩秋トレラン記、続々々篇。
奥多摩駅より石尾根伝いに雲取山へ縦走、奥秩父主脈縦走路から飛龍山を経てサオウラ峠~丹波天平へと向かいました。

そんな訳での山行記その4.「飛龍山~サオウラ峠」篇になりまする。 

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【写真上】飛龍山より南に続く下山路。
倒木や切株が行く手を遮る原生林、露岩も目立つ荒路を下って行きます。

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【写真上】引き続き荒れ気味の山路。
コメツガとシラビソの針葉樹林を過ぎると、今度はシャクナゲの群生帯。
低木枝葉に視界を遮られ、足元の目視が覚束ない箇所もあります。

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【写真上】0.7㎞程の荒山路を下り、奥秩父主脈縦走路に合流します。
手前の小さい石祠が飛龍権現、うっかりしてると蹴飛ばしてしまいそうです。

因みに飛龍山頂のアクセスルートは此処からスイッチバックして向かうのが一般的ですが、前述した縦走路途中のショートカットコースから入った方が「圧倒的に楽」。
所用時間も軽く20分は短縮出来ます。

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【写真上.下】飛龍権現からはヤセ尾根を経て、露岩難路の急坂下り。
で、途中迄下りて気が付きました。
「禿岩に寄るの、忘れてた…」、ガーン。

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【写真上】急坂パートを終えると、前飛龍へは数度のアップダウンが続きます。
尾根筋と尾根西側の巻き道を交互に取って進みますが、写真の様に結構殺伐としたトラバース。
迷う程では無いものの、一部踏み跡不明瞭な箇所もあります。

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【写真上】飛龍権現から悪路を進む事1.1㎞、前飛龍の岩稜帯に到着。
巨大な花崗岩群が現れると、そのちょい下が前飛龍。

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【写真上】13:55、前飛龍到着。(time/5:59:36 dst/29.56㎞)
板っ切に手書きの山名標が岩場に置かれています。
稜線上のピークはもう少し上にありますが、一応此処が前飛龍で良いのでしょう。

此処迄来れば残り行程10㎞弱、しかも殆んど下り。
日没/山行タイムリミット迄は未だ二時間半ありますので、タイムテーブルにも可也貯金が出来ました。
そんな訳でこの日初めての纏まった休憩タイム、20分程腰を落ち着ける事に。

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【写真上】前飛龍より、南面の眺望。
手前に続く重厚な尾根筋は、これより向かうミサカ尾根~天平尾根。
中央奥には奥多摩三山の雄.三頭山、その右手前は鹿倉山。

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【写真上】同.東方には、幾重にも連なる奥多摩の支脈群。
左端の七ツ石山より右へと続く稜線は、鴨沢へと至る登り尾根。
その手前の稜線はヨモギ尾根、右奥には赤指尾根。
中央最奥の石尾根には、少し雲が掛ってきていました。

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【写真上】南西には大菩薩連嶺、最奥には薄らと霊峰富士。
右端より大菩薩嶺~熊沢山~小金沢山~黒岳、鞍部を経て左の頂が雁ヶ腹摺山。
左手前のなだらかな三角ピークがサカリ山、大菩薩嶺に向けてノーメダワ~フルコンバと丹波大菩薩道が続いています。

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【写真上】富士山と大菩薩嶺、近景。

と、前飛龍からは北側を除く、270度のスーパーパノラマが開けています。
開放感溢れる青空の下、トカゲするには丁度良い巨石もゴロゴロ。
雲取山~丹波村山の行程中でも1.2を争う、絶好の休憩ポイントでした。

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【写真上】14:15、山行再開。
前飛龍からはこの日最大の難所ダウンヒル、0.5㎞で一気に200m高度を落とす「激坂下り」が待っています。
急勾配+露岩ゴロゴロ+突き上げ強烈、とハードな急坂、膝にビシバシ堪える…。

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【写真上.下】急坂エリアを遣り過ごすと、山路状況は一転。
下り基調の緩やかなフラット尾根筋、絶好のランパートの始まりです。
そしてこの快適トレイルは、ミサカ尾根より丹波天平迄ずーっと続くのでした。

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【写真上】程無くすると、一寸した上り返し。
この日最後の上りパート、熊倉山直下に差し掛かります。
尤も斜度は大人しく距離も極めて短い上りパート、殆ど苦になりません。

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【写真上】14:45、熊倉山通過。(6:25:59 31.51)
前飛龍から約2㎞、丁度ミサカ尾根の真ん中辺りに位置する頂。
取り立てて何~んのコメントも無い地味ピーク、ちゃっちゃと先に進みます。

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【写真上】熊倉山以降も、引き続き快適な平坦トレイル。
しかも進むに従い、露石が少なくなりダートがメインの山路に。
堆積した落葉も相俟って、クッションの利いた優しい下地となっていきます。
山行終盤パートでこんな極楽トレランコースが待っていようとは、嬉しい♥。

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【写真上】陽当たりの良い南向き尾根だけあって、落葉はカラッと乾燥。
地面を踏み締める度に「ガサガサ」「パリパリ」心地良くと乾いた音。
同時に枯葉独特の軽く焦げた香りが漂って参ります。
「目に」「鼻に」「耳に」、晩秋トレイルならではの風趣を満喫出来ました。

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【写真上】美しいブナ群生帯のトレイル。
熊倉山以降はブナを中心とした落葉樹の自然林。
若木が多いですが、幹幅が均一で却って美しい林相を醸し出していました。

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【写真上】ずーっと続く至高のトレランコース。
もー「走るのか楽しくって仕方無い」ってな位。
サオウラ峠に近づくにつれ周囲の植生も次第に変化、ブナに加えてカエデ.ミズナラの落葉樹の混成林となって参ります。

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【写真上.中.下】そして紅葉ゾーンに突入。
標高1500mを切ると、尾根路の色調がやおら彩り豊かになって参りました。
しかしコレは未だイントロダクション、「錦秋トレイル」はこの先に更なる美景が待っていたのです。

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【写真上】15:00、サオウラ峠通過。(6:41:23 33.16)
この日の山行も残す所処あと5㎞程度、愈々フィナーレパートとなりました。
右手に進むと直接丹波村山に下りるルート、直進すると丹波天平を経て丹波村山に至るルート。
此処は予定通り天平尾根を直進、丹波天平方面へ進みます。

と、こんな感じの山行記その4。
「石尾根~雲取山~飛龍山」と続いた山走記も次回で五部作の終で御座います。
つづく。

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