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2015.11.05

●「石尾根~雲取山~飛龍山~丹波天平」縦走トレラン.その⑤

えー、先日の奥多摩晩秋トレラン記、最終篇。
奥多摩駅より石尾根伝いに雲取山へ縦走、奥秩父主脈縦走路から飛龍山を経てサオウラ峠~丹波天平へと向かいました。

そんな訳での山行記その5.「サオウラ峠~丹波山村」篇になりまする。

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【写真上】サオウラ峠を後にし、天平尾根に入ります。
相変わらず快適な幅広フラットトレイル、スタコラと走が進みます。
そして2~3分程の後、眼前一面には「錦絵巻」の絶景が現れるのでして。

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【写真上】尾根林間を埋め尽くすのは、見事な迄の錦椛風景。
うーん、これぞ晩秋トレイルの醍醐味。
朱橙鮮やかな葉々と地面の落葉が夕日に照り返し、周りの空気すらまるで赤く色付いているかの様です。

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【写真上】それにしても、

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【写真上】ホントにまぁ、

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【写真上】何て見事な、

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【写真上】暖色彩のシンフォニー、

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【写真上】正に「万葉」繚乱。
ハウチワカエデ、ブナ、ミズナラ、ダケカンバ…。
源平入り混じった柔らかな紅葉グラデーションが静寂の奥山を染め尽しています。

しかもコレ全部独り占め、「貸切」なんだからもータマリマセン。
流石に走を止め、数分間見入ってしまいました。

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【写真上】しかし紅葉ばっか見てると、足元が疎かに。
只でさえただっ広い尾根路の上、この辺りは殆ど落葉樹の群生帯。
一面に落葉が降り積もり、踏み跡の薄い山路が更に不明瞭になっています。
丁寧に赤リボンを辿って行けば間違いは無いのですが、走っていると見落としかねません。
そんな訳でややペースダウン、路迷いせぬ様に安全走行で先を進みます。

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【写真上】尾根路に入ると、取敢えず一安心。
再びランをペースアップ、「パリパリ」と落葉を踏む乾音が心地イイ。
木々のシルエットも真横に伸び、大分陽も落ちて参りました。

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【写真上】天平尾根を進むと、やがてブナとカラマツの混合林に。
左手にブナとミズナラ、右手にカラマツのツーブロックトレイル。

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【写真上】やがて一面カラマツの植樹帯に。
松葉の落針が堆積したソフトクッションの絨毯トレイル。
極楽の山走パートはまだまだ続きます。

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【写真上】突如と視界が開けると、丹波天平のメインエリア。
まるで公園の様に広く、開放的な踊り場。
「長閑」とも「神秘的」とも「和やか」とも「寂寞」とも違う、何とも不思議な空間です。
奥武蔵のウノタウをアップグレードした様な風景、一寸雰囲気が似ていますね。

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【写真上】丹波天平に入ると、再び落葉樹メインの植樹帯に。
陽当たりの関係か、風の当たり具合なのか、標高は下がっているのにこの付近では既に落葉が進んでいました。

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【写真上】もう一度オープンエリアの広場に出ます。
うず高く積もった落葉に音が吸い込まれ、人っ子一人居ない「天平」は静寂の趣。
右手に送電塔が見えれば丹波天平の分岐は目の前です。

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【写真上】15:20、丹波天平分岐を通過。(time/7:02:30 dst/35.33㎞)
前飛龍直下から続いた「至福のトレランパート」もこれにて終了。
ミサカ尾根~天平尾根の約5.7㎞は、本当に快適な山走が楽しめました。
アクセスが悪いのと山行ルートが限られてしまうのが難点ですが、亦走りに来てみたいコース。
今度は新緑の瑞々しい春期にでも訪れたく思いました。

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【写真上】丹波天平から登山口へのラストパート。
植生はカラマツの植樹帯から次第に落葉樹の混在する雑木林へ。
踏み跡の薄い箇所に落葉が堆積しており、特に幅広尾根の屈折ポイントで油断していると山路を外してしまう恐れがあります。
まぁハイクペースならその心配も無いでしょうが、トレランで使う際はチト注意。

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【写真上】丹波山村への下山路は、概ね緩~中斜面主体。
高度を下げる(上げる)山腹コースなのでもっと九十九折の急坂かと予想してましたが、意外と与し易い勾配。
道幅こそ狭いものの、走れる箇所も結構ありました。
つー事は山行スタート時のアプローチルートに使っても、快適なヒルクライムパートとなりそうですね。

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【写真上】中盤からは杉林の山腹を九十九折に下っていきます。
引き続き勾配は大人し目、膝へのダメージも然程ありません。

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【写真上】山路頭上に送電線が現れると、下り行程もあと半分弱。
以降、ずーっと送電線とのランデ.ヴー。

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【写真上】漸く下界が見えて参りました。
丹波山村に下りるのは今年二度目、7月の「西南奥多摩馬蹄縦走」以来です。

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【写真上】15:50、丹波天平登山口到着。
丹波天平から約2.7㎞、トレイルヘッドは丹波小学校の敷地沿い。
正面のゲートから舗装道に出ます。

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【写真上】丹波小学校。
丁度放課後の時間帯、校庭では生徒さん達がキャッキャと遊んでおられました。
グラウンド脇を通って国道411号線へ出ます。

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【写真上】国道411号線を♨に向かって東進。
あとはロードをちょい走るのみ。

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【写真上】15:55、丹波山温泉BS到着、フィニッシュ。
コースプランより20分早めの山行終了、お陰で2時間たっぷりと♨タイム。
念の為にバスの時刻表を再確認、右手の「のめこいの湯」に向かいました。

尚、今回の山行スタッツは以下の通り。
・走行時間/7:36:10 ・走行距離/38.51㎞(㎞/11.51av) ・獲得標高/2798m

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以下、今回の山行ルート「トレラン傾向と対策」です。
前半部は数多走っている石尾根なのでコメントは割愛。
この日のメインは雲取山から奥秩父縦走路~飛龍山~ミサカ尾根~丹波天平と続く後半部.初走破ルートでしたので、こっちの解説と致します。

で、これが思っていた以上に走れるパートが多いグッドコース。
雲取山~丹波山村間の18㎞中、ハイライトとなるラン区間は「三条ダルミ~狼平」の約2㎞と「前飛龍直下~丹波天平」の約5.7㎞。
この二ヶ所はほぼ100%、フル走で処理出来るトレラン向きコース。
その秀逸トレイル振りはログ読んで頂ければお解りかと思います。
他にも「三ッ山直下の巻き道~北天のタル」「丹波天平からの下山路」と、ソコソコ走れるエリアも多く、全行程の半分をランで賄えました。

その他メリットとしては「奥多摩最奥部ならでは、深山の雰囲気が味わえる」「禿岩や前飛龍からのパノラマ眺望」「フィニッシュ地点から数分で温泉到着」「兎に角人少ない」なぞが挙げられます。
難所らしい難所はありませんが、前飛龍直下の急坂は短い距離ながら結構極悪。
あと奥秩父縦走路の桟道群、雨天時にはスリップ注意です。

弱点としては、其処に至る迄のアクセスとルート取り。
奥多摩最奥部が故、基本的に雲取山からがスタートと考えなくてはならないので、初心者の方はチト辛い走破距離となってしまいます。
裏技として雲取山荘に一泊すればショートディスタンス×2日のプランが組めるので、コレなら余裕持ちで走破出来るでしょう。

逆にシリアスランナーの方にとっては40㎞以上のロングを組み難い位置取り。
鴨沢から雲取山を経て奥秩父縦走路に入るルートだと30㎞程度、三峰神社からだと28㎞程度のショートディスタンスとなってしまい、結局今回の様に奥多摩駅から石尾根.雲取山経由のルート(38㎞)が一番現実的です。
あとは東日原から長沢背稜を伝って雲取山に出るパターン(42㎞)位でしょうか。
その他デメリットとしては「雲取山以降、水場が無い」「丹波山村からのバス便の少なさ」「三条の湯に逃げる以外、エスケープルート皆無」と云った所処です。

最後に、このエリアのベストシーズンは矢張り紅葉の季節がお勧めですが、必然的に日没の早い時期と重なってしまいます。
それを考えると、初めてこのルートを踏む場合は余裕持ちのショートディスタンスの方が宜しいのかも。

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【写真上】おまけ一写、のめこいの湯。
途中「道の駅.たばやま」に寄り道、スーパードライタイム。
しかしトレラン後のビールは何でこんなに美味いんでしょう、グビグビ。

所処でこの「のめこいの湯」、過去何度か訪れているものの何時も男湯のローテーションが「ローマ風呂」の日ばかりに当たっしまいます。
嗚呼、何時になったら「和風風呂」の方に入れるのかしら…。

と、こんな感じの「石尾根~奥秩父縦走路~丹波山村」山行記。
次回のトレランは低山の旧往環路メイン、三頭山から高尾山への「笹尾根フルパート縦走」を予定しています。
おしまい。

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