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2015.12.03

●「2015 小江戸川越マラソン」後篇

えー、先日参加の「小江戸川越ハーフマラソン 2015」続々篇ログ。
川越温泉で湯治の後は神明町の鰻屋にて昼酒宴。
テケトーほろ酔いでイイ気分の中、川越市街をポタリングして参りました。

そんな訳でのレースアフター、「小江戸川越」散策記になりまする。

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【写真上】ハーフマラソンの3.5㎞地点、仲町.蔵造りの街並み。
マラソン関連の施設は「きれいさっぱり」撤収済み、街はフツーの観光地ウィークエンド的風景。
沢山の観光客で溢れ返っており、3時間半前に此処を走ってたのが嘘の様でした。
何時の日曜日とチョット違うのは、ランニングスーツやジャージ姿の方々がやけに目立つ事でしょうか。 .

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【写真左】埼玉りそな銀行.川越支店と小林家住宅。
埼玉りそな銀行は旧八十五銀行本店、1918年(大正7)の建造。
ランタン付ドームを階上に施したルネッサンス風の塔建築、装飾華美に走り過ぎずシンプルに纏められた意匠からは明朗な軽快さを感じます
小林家住宅は1893年(明治26)の建築、現在は「くらづくり本舗」さんに貸与され和菓匠(一番街店)として活躍中。

川越は本来城下町なのですが、商業都市への転換が早かった事もあり蔵造りの商家や民家が多く建てられてる様になりました。
亦、上掲の旧八十五銀行本店や旧埼玉銀行南支店に代表される近代西洋建造物も町並みに溶け込み、独特の景観を醸しています。

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【写真左】川越を代表する観光名所「鐘撞堂」、通称時の鐘。
寛永年間よりの建造、現在のものは1893年(明治26)再建の4代目。
今年の6月から耐震化工事中、現在は基礎の補強作業が行われています。
手前の蔵造り建物は明治28年建造の滝島家住宅、今日でも酒屋「熊野屋」さんとして現役バリバリ。

しかしこの周辺は建造物の外観、色調や高さ制限等、可也の広範囲に亘って景観保全がなされています。
「近世」「近代」「現代」が融和したベンチマークとなる街づくり、御見事です。

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【写真上】ハーフ4.2㎞地点、川越氷川神社へ続く門前通り。
「銀杏の鮮黄」「常緑樹の濃緑」のコントラストが見事。
此処の黄葉風景は毎年「レース中」と「レース後」の二回観る事にしております。
タイミングが良いとこれに「落葉樹の橙」が加わるのですが、今年は散ってしまった後でした。

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【写真上】ハーフ5㎞地点、川越氷川神社さん南門前にて。
小江戸川越マラソンの開催日は、丁度「七五三」詣の真っ只中。
境内は御参りの御家族で大賑わい、門前にて失礼する事に致しました。

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【写真上】巫女さん萌え。
余談ですが私め地元のミヤコ嵯峨では、七五三よりメジャーなのが「十三参り」。
従いこの手の参詣祈願と云うと「春」のイメージなのです。

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【写真上】東明寺さん門前にて一写。
一応小江戸川越マラソンの走路脇にあるのですが、コースから少し奥まった所処に位置する為レース中は視界に入りません。
例年なら黄金色に輝いている大銀杏も、今年は未だ見頃チョイ早め。
七分程度の色付きでした。

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【写真上】鰻屋さん到着。
マラソンアフターのメインディッシュ、毎年御邪魔している贔屓の鰻屋さんです。
一時間半の「オツカレ酒宴」の後は、再びチャリを扱ぎ出し川越ポタリングに向かうのでした。

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【写真上】本丸御殿。
寛永元年(1848)造営/入母屋造(向唐破風付).桟瓦葺(中央部のみ銅板葺)。
旧川越城唯一の現存建造物にて、近世城郭建築.書院造の遺構。
立ち寄るか如何か迷ったのですが、まぁ余り興味の無い「お武家さん建造物」。
此処も写真一枚収めてスルー致しました。

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【写真上】三芳野神社さんは修理工事中。
社殿は寛永元年(1624)造営、権現造(県指定)。
本殿/三間二間、入母屋.銅版葺。
弊殿/一間二間、両下造.銅版葺。
拝殿/三間二間、入母屋向拝付き.銅版葺。

嘗ては川越城本丸内の守護社も、今では観光色の薄い「近所の小祠」的存在。
境内には児童公園が併設され、近隣子供達の遊び場となっています。

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【写真上】喜多院山門と番所。
山門(国.重文)/寛永9年(1632)建立、切妻四脚門.本瓦葺。
山内最古の建築物、禅刹の総門に良く観られる形式。
番所は、三間二間、単層切妻造.桟瓦葺。
江戸中期から江戸末期の建立、本来境内に建っていたものを山門横に移築。
正門に付随する番所は稀少な例、むくり屋根も珍しい形状です。

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【写真上】山門より望む慈恵堂。
毎年立ち寄っているので、今年は門前で御暇する事と致しました。
「お武家さん」臭は希薄で、寧ろ民間信仰寺院の色合いを強く感じる天台寺院です。

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【写真左】境内背面より望む、日枝神社本殿。
室町後期頃造営/三間社流造.銅板葺(国.重文)。
川越市街唯一の中世建造物、同時代一般的に流布していた本殿様式。
細部意匠に関しては、近くに立ち入れない為に詳細不詳です。
因みに「大江戸」本元の赤坂日枝神社は、此方から勧請分祀されたもの。

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【写真上】中院茶室「不染亭」にて、観楓二写。
この時期の中院紅葉はもっと彩り鮮やかなのですが、今年は暖秋の影響もあって色付き遅め。
四脚門や境内参道の楓は未だ青みを残したまま、不染亭前の二樹だけが五分程度に赤く染まっていました。

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【写真上】さーて、帰りますか。
市内をぷらぷらポタして、行き付いたのが川越市駅。
都心から川越に向かった往路が「西」武線、その帰途が「東」武線つーのも方位路線に合っていて宜しいんぢゃないかと。

とこんな感じの小江戸川越三部作の終。
次回この地に訪れるのは恐らく来年の11月、矢張り「走り」に来ていると思います。
おしまい。

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