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2016.03.25

●岩岳「山景眺望&ゲレンデ眺望」

えー、もう半月前のハナシですが、前々回「白馬遠征4days」の山景集です。

冬晴れの快晴に恵まれた二日目のゲレンデは八方尾根。
しかし「技選ウィーク」で混雑が酷いので、お昼前から岩岳にエスケープする事に。

所処でこの岩岳、私めにとりましては久しく御無沙汰なスキー場。
最後に滑ったのが1991/92シーズン以来、何と「24年振り」の来訪で御座います。

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【写真上】ゴンドラ山頂駅、ゲレンデトップから南面の眺望。
正面には、奥行き深く広がる白馬盆地。

尚、大昔に此処を訪れた際は「雪」と「ガス」で山頂からの景色は全く利かず終い。
そんな訳で岩岳のパノラマ展望を愛でるのは今回が初めてなのでした。

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【写真上】同、右手前は南西の眺望。
唐松岳~唐松尾根より扇状に広がる八方尾根スキー場。
その奥には小遠見山~遠見尾根の尾根に広がる47。

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【写真上】同、右手真横は西面の眺望。
唐松岳から不帰キレ~白馬三山と連なる、白馬連峰の中核部。

山頂から穏やかに広がる見晴らし、開放的でイイねー♪

地形的には小蓮華山から続く尾根南東端に位置する岩蕈山(岩岳)。
しかしその尾根は沢地形の鞍部を経ているので、独立峰的な全方位パノラマが広がっています。
扇状の尾根筋ピークにある「八方」「五竜」とは、全く異なる景趣が味わえました。

そして岩岳から最も秀逸、且つ唯一無二のパノラマ対象はと申しますと。
「白馬三山」でも「五龍岳」でも無く、コレなのでして。↓

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【写真上】山頂から右手のサウスゲレンデに流れ込むと、
「八方尾根が一望の元なのです♪」。

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【写真上】同、サウスゲレンデミドル部より望む八方尾根。
「ホント、コレに尽きるっ!!!」

眼前に広がるのは「壮観」且つ「感動的」なスーパービュー。
特に八方を主戦場とするスキーヤーにとっては尚更の事、格別な風景です。
私めも八方尾根をこんな風に俯瞰するのは初めての事、板を止めて暫し見入ってしまいました。

滑走記でも述べましたが、岩岳は無料で八方のプロモーションを打ってる様なもの。
八方尾根は岩岳さんに「広告料」払っても良い位だと思いました。
でも考えてみりゃ両スキー場共、同じ「日本スキー場開発」さんの傘下でしたね。

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【写真上】八方尾根.北尾根側をゲレンデズーム。
上より黒菱/三角~スカイライン/ラウター~HAPPO BANKS/北尾根。
こうして見るとスカイラインの斜面変化の多さが良く解ります。

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【写真上】八方尾根.中央側をゲレンデズーム。
パノラマから右手へは、たてっこ~馬止~廊下と続くオリンピックⅡコース。
同、左手へはセントラル~白樺へと続くオリンピックⅠコース。
左端には云わずもがな、リーゼンスラローム。

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【写真上】八方の右手には不帰嶮。
中央のV字状鞍部.不帰キレットから、左の鋭角な三角錐ピークが最難所の一峰。
台形状の左右頂部が不帰嶮二峰の北峰と南峰、その左にやや大人しめの三峰。
写真で見て左から二つ目のピークが唐松岳山頂、最左の頂は唐松岳頂上山荘のあるピークです。

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【写真上】その右には白馬三山。
岩岳からの「白馬三山」ベストビューポイントも此処。
山頂からは樹林帯に隠れていた杓子岳/白馬岳も、サウスからは一望出来ます。

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【写真上】八方尾根越しに、鹿島槍と五龍岳。

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【写真上】ちょい右に、唐松尾根~唐松岳。

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【写真上】ちょい右に、不帰嶮~天狗ノ大下り。

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【写真上】ちょい右に、天狗尾根~白馬三山。

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【写真上.下】杓子岳.白馬鑓ヶ岳と白馬岳、近景。
岩岳からの白馬三山の眺めは、白馬岳だけがちょい窮屈。
白馬三山の個人的なベストビューは、「黒2」「スカイラインペア」からがお気に入り。

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【写真上】八方尾根&メスクワガタ。
兎平/遠見尾根越しに望む、鹿島槍ヶ岳。

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【写真上】八方尾根&横顔武田菱。
リーゼングラード/唐松尾根越しに望む、五龍岳。

と、こんな感じのサウスゲレンデからのパノラマ集。
兎に角、裾広扇状に広がる「八方尾根」のゲレンデ全景が見渡せるのが圧巻。
次いで、正面に聳える「不帰嶮」の険峻岩稜群。
岩岳からの眺望は、この両者が白眉の「ワンツービュー」でした。

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【写真上】続いては沢リフトからの眺望。
「おぉ~っ、平べったい」
右手北面に広がる超ワイドな緩斜面は、栂池高原「鐘の鳴る丘ゲレンデ」。

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【写真上】鐘の鳴る丘ゲレンデ、近景。
遠目で見ると、まるで「屋外スケートリンク」の様なフラットバーンです。

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【写真上】栂池の向こうには「HAKUBA VALLEY」北端の2スキー場。
真ん中の底にちょい覗くのが白馬乗鞍の中央ゲレンデ、中央には里見ゲレンデ。
奥には白馬コルチナのわらび平ゲレンデ、上部は板平の南斜面。
中央に目立つ赤い屋根はコルチナのランドマーク、ホテルグリーンプラザ白馬。

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【写真上】最後は5線サウスにて二写。
不帰キレット~不帰嶮~唐松岳の「D6グレーディング」核心部。
入り組んだ沢の谷底には、南股入~二俣へと流れる松川源流。

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【写真上】西日射す不帰嶮、近景。
昨年は雨天キャンセルとなってしまいましたが、今夏こそアソコを走破する予定。
コースプランは「栂池山荘(前泊)~白乗.小蓮華~白馬三山~不帰嶮.唐松~遠見尾根~五竜テレキャビン」の単日縦走トレランです。

と、こんな感じの岩岳ヤマコレ集。
スキーマッドらしく、「山景」よりも「ゲレンデ眺望」メインとなってしまいました。
おしまい。

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