●2015/16. 四十四滑目「かぐら」
えー、四月も二週目以降、すっかり「週イチ滑走」のローテになってる私め。
例年ならばもーちょい滑りに行くのですが、まぁ「泣く子」と「地頭」と「雪不足」には敵いっこないものでして。
そんな訳で昨日は一週間振りの「かぐら」スノートリップ。
以下例に由っての滑走記になりまする。
4月20日(水) かぐら
気温:+2~+14℃
天候:晴れ
雪質:硫安ガリ→シャラシャラ→ザブザブの春雪三段活用
【写真上】7:50、みつまたステーション到着。
今年は早めの桜前線「みつまた」着、入口のオオヤマザクラが満開でした。
湯沢駅周辺のソメイヨシノは散り終わりですが、標高500~600mの山間辺りは今が桜花最盛です。
【写真上】8:05、みつまた1高にて。
先週来た際はコース一面滑走可能だったのに…、恐るべき融雪進行。
矢張り此処数日間の、「高温」「雨」「強風」トリプルパンチが効いたみたく…。
【写真上】ファミリーコースはイカソーメン状態。
コース一面サマーゲレンデ用のPIS.LABが剥き出し。
辛うじてリフト側に幅2m程の連絡路が確保されています。
【写真上】8:30、かぐらエリア到着。
うーん、まるで別世界。
メインゲレンデは未だ雪量豊富も、ジャイアントは所々に地表露出。
そしてテクニカルの3段目が「詰め」間近な状態でした。
【写真上】オープニングのメインゲレンデ.二写。
硫安独特のセメントタッチ、エッジグリップの覚束無いコンディション。
圧雪段差で「洗濯板バーン」なのは何時もの事なので仕方無し、と。
【写真上】1時間半後。
「カチカチ」→「シャラシャラ」の短い時間帯を経て、春スキー的な「ザクザク」雪に。
但し下地を捉えられる時間帯は以外と長く続き、時期を考えれば良好なコンディションでした。
【写真上】10:25、5ロマ乗車。
この時期に林間エキスパート行ってもしゃーないのですが…。
昨日も絶好のパノラマ日和、山景撮影目的で中尾根サイドに向かいます。
【写真上】林間エキスパートより、東南一写。
平標山.仙ノ倉山~万太郎山~谷川岳~茂倉山のパノラマ。
融雪進行で埋もれていた木々が四方で立ち上がり、まるで搦手の様。
避け切れない程の大枝小枝を「片ハン」しまくって進みます。
【写真上】林間エキスパートより、東南一写。
柄沢山~米子東山~巻機山~中ノ岳.越後駒ヶ岳のパノラマ。
燦々と陽射しのそそぐ中、「散歩」ならぬ「散滑」てな感じの雪中軍。
「早く滑る(競技)」「綺麗に滑る(基礎)」とは全くベクトルの違う理屈抜きの気持ち良さ、春の雪山気分を満喫です。
ま、正直行ってスラ板だとチト辛かったですけどね。
この日の山景フォト集は、後日「ヤマコレ集」で別項アップ致します。
【写真上】南斜面より望む、田代エリアと平標山。
正面左には土のコースと化した田代第1ゲレンデ、中央奥よりレディース/しらかば、スカイライン/アリエスカ、ダイナミックと広がる田代ゲレンデ。
過去何百回と訪れている「かぐら」ですが、私めの同スキー場最南端は未だに田代1高/アリエスカコース。
果たして田代2高/田代1ロマに乗る日はやって来るのでしょうか…。
【写真上】同、鮮やかなエメラルドブルーに映える田代湖。
南斜面は「ユルユル」「シャバシャバ」の軟濡雪でしたが、此処迄融雪が「進み切る」と板の走りは却って良くなっています。
この後6ロマ/ダイナミックを数本回し、かぐらエリアへと戻りました。
【写真上】パノラマコース「殆んど終了のお知らせ」。
先週はフツーに滑走可、スキーヤーズレフト側にはコブラインもあったのですが…。
今やリフト下に3m幅程度の盛り雪ラインが残るだけ、恐らく今週末迄持つか如何かと云った所処でしょう。
此処のコブコース、たまに使ってたので一寸残念です。
【写真上.下】11:50、ジャイアントにてコブ遊び開始。
浅目のバンクラインが2~3本あるも不規則な乱れコブ、午後になると多少整ったラインになってきました。
但しコブ溝にはブッシュが目立ち、融雪の進行具合が心配。
しっかり掘れてくる前に、コースそのものが「アウト」になってしまう可能性もあります。
【写真上】小ネタ一写。
今季のかぐらトピックス(?)の一つ、スキースクールのウェアが変わりました。
ベースカラーの赤は残しつつ、両手とサイドの切り返しにビビッドな黄色。
他に類を見ないインパクトの強い配色、まぁ業務上「遠目にも目立つ」ってのは便利かも知れませんね。
【写真上】13:00、この日は早めのレストタイム。
こんな陽気の日は当然アウトドアランチ、殆ど「スノーピクニック」な気分です。
【写真上】かぐらステージより、鯉のぼりと巻機山。
ビール飲んだり、読書したり、転寝したり、と皆さんユル~く楽しんでおられます。
春スキーならではの長閑な雰囲気でした。
【写真上】「ぽかぽか春スキー」。
この日のかぐらを端的に表す一言です。
去年迄は1高降り場にあった看板ですが、何故か今年からパークに移動。
【写真上】13:50、アクティビティ再開。
も一度5ロマへ向かいます。
【写真上】今シーズン最後の5ロマ乗車。
今春の5ロマは積雪不足と雪崩危険の為、4/24で運行終了。
私めの次回かぐら来訪は来週になるので、この日で今季乗り納めです。
【写真上】「サヨナラ5ロマ」滑は南斜面チョイス。
このままダイナミックコースに向かいます。
【写真上】先週.今週と、意外に使ったダイナミック。
メインゲレンデに較べ下地が緩め、その分「重層ザラメ」ではなく「モサグサ」的な重雪コンディション。
ゲストも少ないので荒れもソコソコ、落差を取ったショート/ミドルが楽しめました。
【写真上】ラス1時間は再びコブ遊び。
メインゲレンデのコブラインはバンク凹凸が削られ、殆ど「ミニハーフパイプ」状態。
テクニカルは3段目が地表露出で使えずと、コブの選択肢が少ないこの日。
ジャイアントとテクニカル1~2段目を交互に取るコースチョイスでした。
【写真上】ゴンドラコース。
標高が下がるに従い、コース幅が狭くなって参ります。
「寄せて」「盛ろう」にも周囲に残雪は見当たらず、「出す」雪がありません。
如何にも滑走性の悪い汚雪も、妖怪「イタツカミ」が現れなかったが救いでした。
【写真上】ファミリーコースのイカソーメン。
3ロマからゲレンデミドル部辺り迄はフツーに滑り下りれるのですが…、
【写真上】ボトム1/3はこんな有様…。
「出たっ、罰ゲーム💀」。
雪量5~10㎝の融解シャーベット、下地のピスラボがモロに露出してる状態です。
最後の30mは板外して徒歩で下山、しかしビチャビチャのピスラボって足元滑って結構危険なのです。
かぐらさん、早くみつまた1高を下山乗車出来る様にして下さいな…。
と、こんな感じの滑走記。
正直、此処1週間でゲレンデコンディションは加速度付いて悪化。
メインゲレンデ以外は、何時クローズor地雷だらけになってもおかしくない状況です。
因みに次回、4/25のかぐら滑が私めの「2015/16シーズン.ラス滑」。
それ迄はテクニカルとジャイアント、持ってくれないかなぁ…。