●「冷蔵庫いっぱい」の幸せ
えー、先日4月25日は今シーズン最終滑in「かぐら」。
五ヶ月半に亘るスノーマットな日々もフィナーレを迎えました。
所処でこの日はスキーアクティビティ以外の目的がもう一つ。
「フキノトウ摘み」で御座います。
先週わんさか採った分を僅か5日間で完食してしまい、保存用も含めての大量収穫を目論んでの遠征です。
スキーを楽しみつつ春ならではの季趣を満喫、更には実益も兼ねる。
嗚呼、なんてスバラシイ「雪山風流」なのでしょう。
【写真上】おおっ、予想通り沢山芽吹いてる♪。
狙うポイントは「田代5ロマ」右手のコース外南斜面。
5日前は残雪に覆われていた場所は上手い具合に雪解けが進み、「わっさわっさ」と新芽が出ておりました。
そんな訳で滑走の合間を縫って、小一時間の山菜狩りタイムです。
【写真上】この日の収穫。
「大漁 大漁♪」
上の袋は若芽の蕗、天ぷら/冷凍保存用。
下の袋は花の開いた蕗、蕗味噌/オリーブ漬け用。
摘んでる時にある程度分別しとかないと、帰ってからが面倒ですからね。
【写真上】翌日(4/26)、さーて仕込みますか。
大きいゴミを取り除きつつ分別仕分け、鬼皮剥きと花捥ぎ。
花の中には虫(主に蟻さん)が居るので、暫く放置の後作業に取り掛かります。
下処理から調理迄、全てのフキノトウを片付け終えたのは4時間後の事でした。
【写真上】若芽蕗は1~2日分の調理使用分を除き、全て冷凍保存。
塩茹でして冷水に晒し水切り、金属性のタッパーに並べて凍らせます。
あとは1~2ケづつラップに包み、ジブロックで保存します。
食する際は自然解凍、そのまま天ぷらにしても良し。
蕗味噌や酢漬けにして保存食とするも良し。
【写真上】花の開いたヤツの2/3を使って作った蕗味噌。
数ある春山菜の中でも、最強の「御飯のお供」です。
湯沢の馴染みの料理屋さん曰く「常温で熟成させるともっと美味しくなるよ」。
しかしそんな度胸と物量は無く、密封して冷蔵庫保管と致します。
【写真上】花の開いたヤツの1/3は酢漬けに。
米酢ベースに砂糖と味醂等、和風調味料メインで漬け汁の味を調えます。
香味のアクセントにローリエ、水液の蓋替わりにオリーブオイルと「和風ピクルス+ちょいイタリアン」ってな感じ。
利用方法は主にトッピングソース。
刻んでレモン汁を加え、トーストに塗ったり、パスタにちょい足ししたり。
ガーリックやアンチョビなんかを加えてやると、更にバリエーションが広がります。
【写真上】今日の夕餉。
天ぷらばっかじゃ飽きるので、今宵は「ふきのとう」と「こごみ」のリゾット。
と「春の食欲魔人」全開なスキー土産話。
何だか「クックパッド」みたいな項立てになってしまいました。
おしまい。