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2016.05.15

●「五月、祭りのころいとをかし」

かくばかり あふ日のまれに なる人を いかがつらしと 思はざるべき
(古今.巻第十 物名 433/読人知らず)
人目ゆゑ のちにあふ日の はるけくは 我がつらきにや 思ひなされむ
(古今.巻第十 物名 434/読人知らず)

と云う訳で本日は、久~し振りに「非.スキー」「非.マラソン」「非.ラグビー」な話柄。
地元「ミヤコネタ」エントリーになりまする。

今日の洛中鴨東では、「腰輿に揺られて賀茂の祭」。
所謂「葵祭」と云うヤツが行われました。
斎王代発表から御禊儀、歩射神事、賀茂競馬、御蔭祭…。
約一ヶ月の前儀を経ての本祭催行で御座います。

「京都三大祭」なぞと云った謳い文句の為にその真義が曖昧になりがちですが、本来の立ち位置は「賀茂社.鴨社」の例祭にて由緒正しき勅祭。
「枕草子」「源氏」や「今昔」を始めとした古典にも、その既述は数多窺えます。
因みに冒頭の二首は古今より、諸葛(葵と桂)を詠み込んだ女男問答歌。

そんな訳で今年の「賀茂祭」。
「葵空」の好天に恵まれ、神事恙無く執り行われた様子です。

20160515213315aoi010葵祭、都路華やぐ王朝行列
京都三大祭りのトップを飾る葵祭が15日、新緑に包まれた京都市内で行われた。平安王朝の装束を再現する典雅な行列が、冠や衣装に挿したフタバアオイの葉を揺らして約8キロをしずしずと進んだ。日曜日の開催は5年ぶり。沿道では昨年より1万5千人多い8万人(府警調べ)が華麗な王朝絵巻に見入った。
午前10時半ごろ、総勢約500人、牛馬40頭、長さ約800メートルの行列が、上京区の京都御所を出発した。

本列は、銀面の馬に乗った束帯姿の近衛使代を中心に、神に供える御幣物を運んだ。今年で創設60年となる斎王代の列が続き、第61代斎王代の西村和香さん(26)は十二単姿で檜扇を手に腰輿に乗り、小袿の命婦や馬に乗った騎女らを従えて優雅に進んだ。御所車とも呼ばれる牛車は車輪をきしませ、紅色の水干を着た愛らしい牛童が綱を引いた。
行列は、下鴨神社(左京区)を経て、上賀茂神社(北区)に向かい、それぞれで行われた「社頭の儀」で神前に御幣物が供えられた。人垣ができた糺の森や加茂街道では、まぶしい新緑に華やかな装束が引き立った。
葵祭は下鴨・上賀茂両神社の例祭。正式には賀茂祭といい、起源は6世紀までさかのぼる。「源氏物語」や「徒然草」にも登場する。
(文.写真共、京都新聞5/15より)

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