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2016.08.28

●「越後湯沢秋桜」一ヶ月前

えー、昨日今日のトーキョーは、まるで梅雨時を思わせるかの様な曇天模様。
「シトシト」「ポツポツ」と降ったり止んだりを繰り返す、気まぐれな雨に祟られるウィークエンドとなってしまいました。

まぁそのお陰で気温は22℃前後を行ったり来たり。
湿度を除けば過ごし良い、8月最後の土日で御座いました。

そんな訳で本日は久方振りに「代々木公園」「新宿中央公園」以外でのデイリーラン。
夏の直射日光が無ければ植樹帯の日陰を選んで走る必要も無いので、自宅周辺をテケトーにコースチョイスして走っておりました。

今日のメニューは㎞/4:30で1時間走、ラストは300mの坂道スプリントを5本で〆。

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スタート/エンドは何時もの如く、宝仙寺。
走り終えたのは19時前、辺りはすっかりと薄暮の頃となっておりました。

と云う訳で、2016秋.走活の初戦、越後湯沢秋桜マラソン迄あと1ヶ月。
ボチボチと本番を想定した、レーススピードのロング走もこなさないとね。

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2016.08.24

●「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍」縦走トレラン.⑥

えー、8月9~10日は一泊二日の奥多摩/奥秩父トレラン記、最終篇。
山行二日目は前泊山小屋の三条の湯をスタート、飛龍山から将監峠に到着。
和名倉山をピストン+竜喰山踏破の後、奥秩父主脈縦走路を復路に取り飛龍権現を経て前飛龍に到着しました。

そんな訳での「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍トレラン」山走記その6。
「前飛龍~岩岳尾根~余慶橋」篇になりまする。

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【写真上】15:10、前飛龍の巨岩上で、15分程の小レスト。
さーて、今日のトレラン山行も残す所処あと9㎞程度。
最後のミカサ尾根~天平尾根は快適なトレランパートが待っています。

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【写真上】前飛龍からの眺望は、ガスで真っ白…。
此処からの見晴らしは幾重にも重なる稜線の山海原。
奥多摩深奥部らしい雄大さで好きなんですけどね…。

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【写真上】因みに晴れてるとこんな感じ。
昨秋の山行で撮った写真、正面に伸びてる稜線がミカサ尾根。

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【写真上】1525、山行再開。
前飛龍直下のヤセ尾根露岩帯、例の激下りパートです。

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【写真上】鬼急坂。
グングンと高度を下げていきます。

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【写真上】ヤセ尾根のアップダウンが連続。
もうそろそろ平坦パートに入る筈なんだけと…。

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【写真上】あれ、以前こんなシャクナゲのヤブ群生帯あったっけ?。

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【写真上】あれ、以前こんな倒木あったっけ?。

…、

で…、

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【写真上】ミカサ尾根にしては余りに荒涼としている…。
この辺りでやっと気づきました。
「道、間違ってる…」
地図とコンパスを確認してやっと現状把握。
前飛龍からミカサ尾根では無く、破線ルートの岩岳尾根を進んでいたのでした。

この初歩的なミスの原因は…。
①過去踏んでたルートなので、油断からテケトーに下りていってしまった。
②前飛龍が分岐(ミカサ尾根/岩岳尾根)のポイントだった事を忘れてた。
③ミカサ尾根方面に青ワイヤーが張ってあり、それを避けて西に進んでしまった。
④前飛龍からの露岩帯下りが、余りにもミカサ尾根のそれと酷似していた。
⑤ガーミンくんが電池切れで、熊倉山へのGPS実測距離が測れなかった。

要するに山行後半の油断と集中力散漫からきた、単純なスカポンタン。
気付いた時には40分経過、もう3㎞以上下ってしまってます。
うーん、時間的にもこのまま進むしかありません…。

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【写真上】しかも最悪な事にコレ。
まさかこの辺りで路間違いするとは思ってなかったので、手持ちの山地図コピーは岩岳ルートの下部が切れてしまってます。
「山を下る時、ルートも距離もわからん ! 下山口がどこにあるかもわからんでは遭難は確実なんじゃ !」
「確実!そうコーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実じゃッ!」


うーん、まさにジョセフ.ジョースター「ザ.ワールド」な状態…。

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【写真上】15:55、前飛龍から約35分経過。
路筋の判然としない露岩帯&シャクナゲ群生のヤセ尾根下りから、山路コンディションの落ち着いた小平地に出ました。
多少荒れているものの定期的にリボンが結わえてあり、慎重に進めば路迷いの心配は少なさそう。
因み帰宅後に調べたら、この窪地がハシカキノタルでした。

この先に岩岳山頂に至る山路を見掛けましたが、踏んでる余裕は無くスルー。
日没は18:35頃、山の中の2時間なんぞあっと云う間に経ってしまいます。

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【写真上】16:05、ハシカキノタルからトレイル状況は劇的に良化。
荒れた尾根路から山腹の北~西を緩やかに回り込む巻き道。
如何やら破線ルートの不明瞭なパートは過ぎたらしく、一安心です。

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【写真上】心の支えは東京都水道局の林班界標。
山路構成と残り距離がさっぱり解らないので、コレだけが頼りです。

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【写真上.下】一般登山路と変わりない整備されたが続きます。
高度を下げていく感じがあまりしない、山腹を大きく回り込む緩勾配トレイル。
ガーミンくんが死亡中(電池切れ)なので、どの位下りてってるのか距離も高度も解らないのが辛い…。

因みにこのルートは水源林巡視道及び林業用の作業路。
だから正規の登山路では無く破線ルート扱いになってるんですね。

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【写真上】落葉樹林が広がる谷側斜面には、下界のカケラも窺えず。
川の流れる音が「すごーく遠くから」「ほんの微かに」聞こえて参ります。
うーん、こりゃ暫くこの状況が続くな…。

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【写真上】16:45、おっ、人の手が入った杉林。
何か、少し人里の近づいてきた雰囲気。

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【写真上】林班界標も定期的に建ってます。
取敢えずこのまま進んでいくと下山出来るのは間違い無し。
但し「あと」「どれくらい」掛かるのかはサッパリ不明。

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【写真上】16:50、長く続いた大巻き道から、山腹をジグザクに下る山路に。
「こっ、これは終わりが近いかも」。
兎に角、視野がしっかり利く時間帯以内には下山したい…。

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【写真上】17:00、潺音が聞こえ始めて1時間、やっと沢沿いに出ました。
これはもう直ぐ下山出来そうなパターン。

帰宅後に調べてみると、この清流は小常木谷と火打石谷の出合でした。

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【写真上】しかし清流沿いを暫く進むと…。
「えっ、また上りっ(ガーン)」。
この風景を見た時の焦燥感と絶望感ったら…、言葉に表せませんでした。

結果的にはココが山路取り付きから1㎞程入った地点なのですが、何せ地図持たずの初踏破線ルート、しかも日没カウントダウン。
「万が一、これからまた深山部に入っていったら如何しよう…」。
一瞬ですが、山中露営一泊の覚悟をせざるを得ませんでした。

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【写真上】小広い樹林帯を緩やかに上ると、暫くして下りに。
「あれ、若しかして聞こえてくるのは車の通行音?」。

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【写真上】すると、眼下に車道が見えて参りました。
おぉっ、

やっと、

下界だぁっ♥。

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【写真上】1710、山行終了。
「所処で、ココは何処?」
まぁ大菩薩来ライン(青梅街道)のどっかである事は間違い無いんでしょうけど…。
後から調べたら余慶橋の水源林巡視路の取り付き、丹波山村中心部から西に2.5㎞位の地点でした。

で、ものは序でなので、今回使った岩岳尾根.破線ルートのコメントです。
・前飛龍から余慶橋の距離は約7.2㎞。
・前半は露岩帯の急坂下り、やや進むとシャクナゲ藪のヤセ尾根アップダウン。
・岩岳周辺の中盤は、整備された大巻き道の微勾配パート。
・後半は杉林帯の林道作業路から短い九十九折を経て小常木谷の沢沿い路。
・ラスト㎞1は軽い上り返しの後、直ぐに青梅街道に至る。

前半部の尾根伝いトレイルは道幅が狭く、アップダウンも多し。
うるさいシャクナゲ喬木の藪パートや倒木帯もあり、このルートが破線扱いである事の所以となっているパートです。
一部進行方向の不明瞭な箇所もありますが、要所に道標テープあり。
全体を通して慎重に進めば変な方向に下りて行く心配はありません。

ハシカキノタル以降の中~後半は緩勾配の大巻き路ダートトラック。
路面コンディションも良好な一本道で、一般登山路以上にしっかり整備されてます。
メリハリの無いだらだら長いパートですが、黒腹巻のされた杉林に差し掛かれば小常木谷も近いです。

杉林をジグザクに短く下りると後半パートの清流沿い。
林業用のバラック小屋を過ぎれば直ぐに小常木谷に出ます。
あとは小さいピークを一つ越えると、程無くして余慶橋に出ます。

基本的にハシカキノタル以降は、極めて安全な登山路。
山地図で破線扱いとなっているのは、その目的が山林業務用(水源林巡視/林業作業)として存在しているからなのでしょう。
従い道標板や簡易矢羽といった標識的なものは一つもありません。

と、振り返ってみれば「何て事無い」下山路でしたが、山行中は全く余裕無し。
距離とルートが全く解らないって、ホント時間が読めずに冷や汗モノでした。

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【写真上】大菩薩来ラインを丹波山村方面にてくてく歩きます。
何時もならちゃっちゃと走る距離ですが、ロードランする気力は無し。
体力以上にメンタル面での消耗が激しく、歩くのすら億劫です。

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【写真上】数分後、何故か軽トラの荷台に乗ってる私め。
困った時は得意のヒッチハイク。
サムサイン6台目で、仕事を終えた地元工務店の車に拾って貰えました。

因みにこのドライバーのお兄さんが、この日初めて会った「人」。
12時間強の山行中、結局一人のハイカーとも出会わず終いの一日でした。

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【写真上】17:25、「道の駅.たばやま」。
此処で下ろしてもらい、あとは奥多摩駅行の最終便バス(17:22)待ち。
「のめこいの湯」で一汗流したいものの、バス乗車まで1時間しかありません。
仕方無いので♨は、奥多摩駅「もえぎの湯」までお預けです。

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【写真上】バス待ちの間は「道の駅.たばやま」一服。
無事下山出来た事に心から安堵。
不注意から来る自業自得とは云え、ラストの2時間は散々な山行でした。

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尚、この日のスタッツと山行ルート。
・走行時間/11:06:10 ・走行距離/44.42㎞(㎞/14:41av) ・獲得標高/3543m

と、こんな感じの「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍」縦走トレラン。
全六部作で御座いました。
おしまい。

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2016.08.22

●「夏の終わり」ラン

えー、昨夜は日没後よりデイリーラン。
何時もの如く、自宅近所の新宿中央公園でグルグルと周回ジョグです。

取敢えず10㎞を㎞/5:00で流した後、ラスト5㎞はビルドアップ走。
レーススピードの㎞/4:00ペースで〆るメニューでした。

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「シカシ蒸し暑い…」
日が落ちても気温は30度前後を推移、しかも折からの熱帯低気圧接近でサウナの様な蒸し暑さです。
皮膚にまとわりつく湿った大気に滝の様な発汗、体力消耗ペースも加速度進行。
ユル~いペースのままギアチェンジは計れず、結局一時間半のペース走になってしまいました。

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昨夜の新宿公園では盆踊り大会開催中。
四方に燈された提灯に聴き慣れた踊り音頭、昔懐かしい屋台の数々。
結構な賑わい振りを横目に、夏祭の雰囲気を味わえた「夜RUN」でした。

「後から写真でも撮って帰ろ」と思ってたら、催しは20時半で終了。
走り終えたのが20時40分、クールダウンの頃には人出も引き、櫓や提灯もすっかり撤収されておりました。

祭りの後と云えばコーシエンも今日でお終い、リオデジャネイロも明日で閉幕。
そして昨夜から今日に掛けては、立秋後の季語「野分/台風」が三連発で接近。
2016年の夏も、ボチボチと終わりが近づいてきましたね。

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2016.08.21

●東京都交通局 to バスケコート

えー、昨日は大江戸線某駅で下車した際の事。

改札を抜けるとバスケットボールのコートが広がっておりました。

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コートと云っても、通路にフロアシートを貼り付けたイミテーション。
しかし何で地下鉄にバスケコート?。
オリンピックが開催されているので、単に時事ネタ的なものなのかしら。

まぁその辺は調べるのも面倒なので、軽くスルー。
取敢えず「駅で拾った小ネタ」一題、でした。

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2016.08.20

●「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍」縦走トレラン.⑤

えー、8月9~10日は一泊二日の奥多摩/奥秩父トレラン記、続々々々篇。
山行二日目は前泊山小屋の三条の湯をスタート、飛龍山から奥秩父主脈縦走路を経て将監峠/山ノ神土に到着。
和名倉山をピストンの後、竜喰山へと向かいました。。

そんな訳での「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍トレラン」山走記その4。
「将監峠~竜喰山~前飛龍」篇になりまする。

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【写真上】11:25、将監峠でランチタイム。
伸びやかなで開放的な防火帯の広がる峠、まるでオフ期のスキー場みたく。
ゲレンデにするにはチト緩斜面過ぎますけどね。

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【写真上】三条の湯で作って貰ったちらし寿司♪。
山行スタートから6時間半、このお弁当が最初のマトモな食事。
シリアルやジェルは幾ら摂っても所詮栄養補給の域、やっばりちゃんと「食べた気」にはなりません。
そんな訳でソッコー完食。

と、30分程休憩しつつ、タイムテーブルの確認。
此処迄の山行時間は予定プランを50分貯金、結構余裕なCTです。
カツカツの進捗だったら、このまま奥秩父主脈縦走路を戻り飛龍権現に向かう心算でしたが、予定通り竜喰山を「摘み食い」する事に致しました。

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【写真上】11:55、山行再開。
将監峠の東側ササ原が竜喰山の取り付きですが、一面のクマザサ群生帯。
踏み跡を探す以前の問題で、笹叢の育成が激しく地面が目視出来ない状態。

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【写真上】進行方向右手、害獣ネット側にやや濃いめの踏み跡有り。
しかし急斜面をダイレクトに直登する山路取り、コレはチト辛い。
結局クマザサ帯を右に左に蛇行進軍、道無き道を笹漕ぎして上る破目に。

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【写真上】登坂中、見返り一写。
眼下の鮮やかな水色屋根は将監小屋。

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【写真上】クマザサ帯の急勾配を上り切ると、一発目のピーク。
時間にして10分に満たない上りですが、山路状況の悪さもあり苦戦のパート。
露岩を越えてほっと一息です。

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【写真上】笹原から尾根筋に出ました。
正面には竜喰山…では無く、も一つ越えるピーク。
後ろの右側に並んでいるのが竜喰山です。

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【写真上】一旦勾配は緩み、平坦な尾根路を進みます。
将監峠~竜喰山のコースは距離こそ短いものの、一応破線ルート扱い。
但し最初の笹ブッシュ地帯さえ過ぎれば、後は比較的容易な登山路です。

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【写真上】二発目ピークへの上り。
此処も急斜面の笹原を直登。
まぁ踏み跡がしっかりしてる分、取り付きのパートよりはマシです。

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【写真上】二発目のピークを処理。
将監峠から竜喰山へは二つのクマザサ急坂を越えて、次のピークです。

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【写真上】二発目のピークを過ぎると、カラマツ帯の穏やかな上り。
以後大した勾配は無く、尾根筋を進むと竜喰山に至ります。

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【写真上】12:20、竜喰山到着。
将監峠から約1.3㎞、25分程度で到着。
手狭な山頂付近は樹林帯に覆われ展望ゼロ、山名標は真っ二つに割れてます。
破線ルート上の頂らしい地味ピークですが、一応2000m超の中級山。
因みにこの日のサブテーマ「ドラゴン三匹捕獲作戦」の二峰目です。

で、此処で一思案。
竜喰山から尾根路を南東に伝えば大常木山を経由して大ダウ付近に下りれるらしいのですが、下調べはしておらず地形図も用意してません。
でも尾根筋外さなきゃ行けそうですし、タイムテーブルも余裕持ち。
そんな訳で「40分進んで大常木山に辿り着かなかったら撤収」と決め、先を進む事に致しました。

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【写真上】コンパスと尾根筋を頼りに、稜線路を東南進。
痩せた岩稜帯のトレイルは小さなアップダウンを繰り返します。

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【写真上】途中、変な山腹を下りて行きそうに…、アブナイアブナイ。
困った際は兎に角尾根伝い、数は少ないですが黄テープも断続的に枝木に結わえられています。
しかし多少のタイムロスを食った事も響き、道半ばにしてリミットの40分を経過。
仕方無く元来た山路を将監峠に引き返しました。

で、帰宅後にGPSの軌跡ルートを確認すると。
「あと150m位で大常木山でした(ガーン)…」
安全策を取って失敗した典型的なパターンも、まぁ初踏破の非.登山路。
行程の残り距離と時間、それに深奥山域の現在地を考えれば仕方ありません。

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【写真上】13:40、最初の笹ブッシュ急斜面に戻ってきました。
真下に下り切ると将監峠ですが、途中から左手にトラバース。

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【写真上】少し斜めにショートカット、奥秩父主脈縦走路に合流。
あとは飛龍権現に向けて、水源林道の巻き道を東進。
このコースは往路でも使ってるので、解説は省略致します。

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【写真上】小さいアップダウンはあるものの、平坦基調のトレイル。
この奥秩父主脈縦走路の飛龍権現↔将監峠間、どっちを基点にしても中盤のフラットパートは同じ様な高低差。
但し飛龍権現直下の露岩帯上りがある分、東進ルートの方がちょい楽です。

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【写真上】樹間に覗く飛龍山も、少しずつ大きく見えて参りました。
しかし東に進むにつれ、空模様が怪しくなってる様な…。

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【写真上】14:30、大ダル/P1847を通過。
平坦基調の巻き道は此処迄、これより先は中勾配の上りパートに入ります。

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【写真上】大ダル過ぎの水場。
ストックは充分なので軽く口を濯ぎ通過。

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【写真上】P1847~飛龍権現へはこんな感じの山路。
特に厄介な急斜パートはありませんが、中小の堆積岩と針葉樹の根が露出したテクニカルなトレイル、足の上下動もやや大きくなります。
流石に山行スタートから10時間近くともなると、少し堪える…。

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【写真上】14:50、飛龍権現到着。
「うーん、ガスってる…」。
約8時間振りに戻って来た飛龍山の直下は怪しげな靄掛かり。
まぁ此処からサオラ尾根~丹波天平のコースは使った事あるので大丈夫かと。

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【写真上】飛龍権現からは岩稜帯のヤセ尾根を越え、

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【写真上】シャクナゲ繁る根道尾根を行き、

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【写真上】幾つかの小ピークを右に巻いて進みます。
飛龍権現から前飛龍へは約1.1㎞を100m程度の高度下降。
しかしこんな悪路続なので、あんまり標高を下げてる感じが致しません。

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【写真上】一際大きい巨岩群を通過すると、このピークが前飛龍です。

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【写真上】標高的には此処が前飛龍(仮)。
三角点も表示板も無いので、単なる尾根上の一ピークにしか見えません
山名標は此処から数十m下った先の露岩帯にあります。

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【写真上】15:10、前飛龍到着。
この日のサブテーマは「飛龍山」「竜喰山」「前飛龍」と三匹の龍退治。
「奥秩父トリプルドラゴン🐉踏破」もこれにてノルマ達成です。
尤も前飛龍に関しては「頂」と云うより、尾根縦走路の「通過点」てな感じですけどね。

と、こんな感じの「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍」縦走トレラン.その⑤。
前飛龍で一息付いた後はサオラ尾根~丹波天平を経て丹波山村に下山、の筈だったのですが…。
最後の最後で「トンデモ」なスカポンタンをやらかしてしまう私めなのでした。
つづく。

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2016.08.19

●「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍」縦走トレラン.④

えー、8月9~10日は一泊二日の奥多摩/奥秩父トレラン記、続々々篇。
山行二日目は前泊山小屋の三条の湯をスタート、飛龍山から奥秩父主脈縦走路を経て将監峠に到着。
山ノ神土.登山口より仙波尾根ルートで和名倉山に向かいました。

そんな訳での「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍トレラン」山走記その4。
「和名倉山ピストン.下山篇」になりまする。

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【写真上】9:50、暫し滞在の後、静寂が支配する薄暗い頂を出立。
トレラン的にはこれからの下山パート、将監峠への復路がそのハイライト。
往路(上り)でも走れるパートが多かった仙波尾根ルートのピストン、復路(下り)は更に走のピッチが上がる事間違い無しです。

尚、復路は往路の裏返しですので、解説コメントや写真は割愛気味。
山路詳細に就いては往路ログを参照にして下さい。

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【写真上】山頂風景、おまけ①。
三峰方面に伸びるバリルート、仁田小屋尾根方面への下山路。
しかし仙波尾根ルートに較べ、明らかに不明瞭で怪しげな山路です。
今度は仁田小屋尾根から上って二ノ瀬尾根に下る馬蹄縦走、画策してみよっと。

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【写真上】山頂風景、おまけ②。
周囲のシラビソは、熊さんの「爪砥ぎ跡」と鹿さんの「角研ぎ跡」だらけ。
多くの樹皮は完全に削られ、無残な白木となっていました。
完全に過剰気味の頭数、思いっ切り生態系崩れてますね…。

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【写真上】山頂風景、おまけ③。
倒木と朽株が散乱する黒木の森は、苔蘇が支配する暗緑の色彩。
「スタジオジブリ的」な世界が広がっています。

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【写真上】荒涼としたカラマツ/シラビソ帯を通り抜けると、

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【写真上】二ノ瀬分岐への右折路ポイント。
この辺はやや踏み跡の薄い小平地、指示テープに注意して進行方向を定めます。

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【写真上】千代蔵休ン場の「マツ漕ぎ帯」を掻き分け、

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【写真上】ユル~い山腹斜面をトラバース進軍、

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【写真上】10:00、二ノ瀬分岐を通過。
山頂から10分弱、やっぱり復路はCTが早いです。

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【写真上】西の肩の小平地。
踏み跡を見失いがちな幅広トラック、林相も同じで進行方向も判然としません。
リボンを目印に6割走行、路迷いの危険があるバートは安全運転で進みます。

尚ピストンの復路、此処を過ぎれば路間違いの心配は殆どありません。

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【写真上】10:10、八百平通過。(Time/4:57:17 DST/20.69㎞)
往路ではやや路間違いの危険性がある箇所ですが、復路に関しては問題無し。
落葉を「ガサゴソ」、小枝を「パリパリ」と踏み分けランを進めます。

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【写真上】吹上ノ頭の西巻き路。
と、殆んど走りっ放しでオケーな快適トレイルが続きます。

駄菓子菓子…、

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【写真上】あっちゃぁ~…。
カラマツ樹林帯の切れ間から見えるのは「白一色」のガス風景。
往路は見事なパノラマが広がっていたのに、ややテンションダウン。
あーあ、復路山行の楽しみの1/3位は無くなっちゃったなぁ…。

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【写真上】10:25、シャクナゲ畑&露岩帯を通過。
二ノ瀬分岐~東仙波の間で、唯一の岩場パート。
尤も100m未満の距離にユルユルの勾配、行程途中のアクセントと云ったレベル。

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【写真上】焼小屋ノ頭の稜線路。
左右に広がるワイドな眺望も、完全にガスの中…。

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【写真上】東仙波の北側直下。
まぁ考えて様によっちゃ、往路だけでも山景眺望を満喫出来たのはラッキーでした。
若しも山行開始時からこんな天候だったなら…、
「多分、泣いてた( ;∀;)でしょう」。

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【写真上】10:35、東仙波通過。(Time/5:25:58 DST/22.85㎞)
「嗚呼、ホワイトアウト…」
しかしホント、往路は晴れてくれてて助かった…。
「西の肩」とか「山頂直下の針葉樹林帯」でこんな視界だったらと考えると、ちょい冷や汗。

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【写真上】あ、少しガスが引いてきた♪。
正面の岩稜帯は、東仙波~西仙波の中間にある小ピーク。

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【写真上】ガスは切れ始めると速いもの。
南東には、リンノ峰と西御殿岩の頂が覗き始め…、

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【写真上】東南には竜喰山も見え隠れ。
上空には晴れ間すら覗いて来ました♪。

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【写真上】岩稜帯のピークにて。
僅か3~4分の間に、仙波尾根のガスは跡形も無く引いてくれました。
「ラッキー♪」。

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【写真上】10:50、西仙波通過。

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【写真上】西仙波からは下り基調、小さいアップダウン多少有り〼。

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【写真上】仙波ノコルを通過。
此処からはリンノ峰の西巻き路。

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【写真上】巻き道の小さいアップダウンを経て、

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【写真上】リンノ峰手前の稜線トレイル。
おっ、正面に薄ら望めるのは北奥仙丈ヶ岳かな。
雲こそ多いものの、天候はすっかりと回復基調です。

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【写真上】稜線路から正面の樹林帯に入っていきます。
和名倉山トレランも愈々ファイナルパート。
達成感と安堵感が心を満たす反面、何だかチョット寂しいな…。

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【写真上】11:10、井戸沢源頭の水場。
此処で増槽のドリンクボトル2本を満タンに。
ランチ用+残り15㎞山行用のストック水を補給します。

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【写真上】序盤の笹漕ぎ路に入れば、山ノ神土へは@云う間。

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【写真上】11:20、山ノ神土。(Time/6:04:23 25.42㎞)
これにて「和名倉山ピストン」終了、登山口に戻って来ました。

結局今回の和名倉山、一人のハイカーにも出会わず終い。
つーか、スタートの三条の湯からずーっと「奥秩父貸切状態」でして…。

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【写真上】11:25、将監峠到着。(Time/6:10:34 DST/26.28㎞)
スタートからのアクティビティも6時間を越え、時刻も丁度お昼刻。
此処でランチタイムを取る事に致しました。

で、以下は例に由っての「傾向と対策」。
和名倉山仙波尾根ルート.山行マニュアルになります。

2
【図上】和名倉山ピストン、標高グラフ。
ガーミンくん計測による山行データは以下の通り。
・行程距離/片道約7.3㎞(往復14.6㎞)
・獲得標高(往路)/高度上昇530m、高度下降380m
・獲得標高(復路)/高度上昇380m、高度下降530m
・走破時間/往路1時間49分 復路1時間32分

・区間距離と獲得標高
将監峠~山ノ神土 0.9㎞ (高度上昇80m 高度下降0m)
山ノ神土~西仙波 2.1㎞
山ノ神土~東仙波 0.5㎞ (高度上昇200m 高度下降110m)
東仙波~八百平 2.1㎞
八百平~川又分岐 0.4㎞
川又分岐~二ノ瀬 0.6㎞ (高度上昇210m 高度下降170m)
二ノ瀬~和名倉山頂 0.7㎞ (高度上昇40m 高度下降20m)

標高グラフが表す通り、「平べった~い」和名倉山。
登山口である山ノ神土から山頂迄は、6.4㎞で450mと非常に緩やかな高度上昇。
「上りらしい上り」は全く無く、心肺や下肢筋力の負担も極めて軽微です。
リンノ峰や吹上ノ頭と云った途中のピークは巻いてしまい、二ノ瀬分岐からの直下パートもトラバース路。
実質尾根筋に沿ってピークを踏むのは西仙波/東仙波/焼小屋ノ頭だけ。
将監峠を基点に計算しても片道7.3㎞のショートトレイル、山頂へは@云う間です。

山路自体も変化に富んだ、飽きの来ない構成。
「小うるさい笹漕ぎ路」から始まり「展望の利く稜線路」「カラマツ/ダケカンバ/シャクナゲと樹々取り取りの巻き道」を交互に取り、「カラマツ帯のトラバース路」を経て、山頂直下は「秘峰の趣が残る鬱蒼とした針葉樹林帯」。
まぁこの辺は山行リポを参考にして頂ければと思います。

で、初踏破の方が一番気になる「路迷い」の心配ですが。
正直、特筆すべき危険箇所はありません。
恐らく「秘峰」と謳われた往時に較べ標識設置も整えられており、何より来訪者が増えている事から踏み跡もしっかりしてます。
強いて云うなら往路の八百平と西の肩、あと復路の山頂付近に注意を要する位。
一般レベルのハイカーなら特に問題は無いレベルかと思います。
但し、ガスってて視界不如意な際、西の肩より上部はチト怪しいかも。

あと、トレラン的見地からのコメントは以下の通り。
上りが軸となる往路からして、既に結構走れるパート多し。
そのハイライトは「東仙波~焼小屋ノ頭~八百平~西の肩」のパート。
復路は一部の上り返し区画を除いて、7~8割方ランで賄えます。
但し山路自体が殆どトラバース路/巻き道のシングルトラック、高速でかっ飛ばすには不向きなトレイルとなっています。

尚、個人的には往路はパノラマ眺望を愛でつつ半ばハイク気分、復路で目一杯ランを楽しむと云ったプランが宜しいかと。
それでも走破タイムはネットで3時間半、グロスで4時間弱かと思います。

と、こんな感じの「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍」縦走トレラン.その④。
この後は竜喰山を摘み食い、奥秩父主脈縦走路から前飛龍へと向かいました。
つづく。

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2016.08.18

●「台風一過」の「夏晴れ」の後

えー、本日の帝都は23区/26市遍く「大雨」「洪水」「落雷」警報か注意報発令中。
昨日の台風一過「夏晴れ炎天」から一変、荒れ模様のお天気となっております。

雨で暑さが緩んでくれりゃ救いモノなのですが、気温は然程下がらず32℃。
結局湿度だけが増し、「ジメジメ」と重苦しい暑さになってるだけでして。

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まぁそれでも油照りの灼熱真夏日に較べりゃ過ごし良いもの。
そんな訳で今日はチョット長い距離を走ってみるかな。

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2016.08.17

●「台風一過」の「お盆明け」

えー、昨夜のトーキョーは台風7号接近で結構な荒れ模様。
で、「盆」をひっくり返した様な雨風にて「盆」も締め括り。
所謂「オトナの(短い)夏休み」、お盆ウィークも終了で御座います。

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で、本日の都心は灼熱の陽射しと蒼天の青空、最高気温34度。
「台風一過」を絵に描いた様な夏晴れに恵まれ(苛まれ)ました。

まぁ、ある意味今年は四年に一度の「暑い夏」。
リオの戦いももう暫く続きますし、寝不足気味の残暑が続きそうですね…。

そんな訳で「残暑お見舞い申し上げます」。
でした。

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2016.08.16

●「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍」縦走トレラン.③

えー、8月9~10日は一泊二日の奥多摩/奥秩父トレラン記、続々篇。
山行二日目は前泊山小屋の三条の湯をスタート、飛龍山から奥秩父主脈縦走路を経て将監峠に到着。
山ノ神土.登山口より仙波尾根ルートで和名倉山に向かいました。

そんな訳での「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍トレラン」山走記その3。
「東仙波~和名倉山」篇になりまする。

1
【写真上】東仙波からは360度に広がるスーパーパノラマ。
手前にはこれまで辿ってきた仙波尾根の前半部、リンノ峰の向こうには西御殿岩~唐松尾山の雄姿。
流石にこの場を「走り過ぎる」のは勿体無く、10分程小休止する事に致しました。
こりゃ復路の眺望も楽しみだな♪。

2
【写真上】8:50、東仙波からは一旦原生林の下り。
これ迄の東進ルートから90度左折、山名標の裏より真北に山路を取ります。

3
【写真上】短い急坂を終えると、明朗な稜線路に。
ダケカンバの疎林を通り過ぎると、再び絶好のビューポイント。
尾根の左右にはスーパーワイドなパノラマが待っているのでした♥。

5
【写真上】右手に雲取三峰縦走路の稜線シルエット。
カバアノ頭の向こうに連なるのは雲取山~芋ノ木ドッケ.白岩山~前白岩山。

4
【写真上】左手には奥秩父の山々。
左より燕山~古礼山~水晶山、雁坂峠を経て雁坂嶺。

6
【写真上】東仙波の東に聳える、カバアの頭。
今回あっちを踏むプランは考えてなかったのですが、このコースタイムなら余裕で立ち寄れたな…。
と、ルートの下調べしてこなかった事を少し後悔。

7
【写真上】右手近景。
右に雲取山、鞍部の大ダワを挟んで左に芋ノ木ドッケ。
大ダワの向こうにちょこっと頂を覗かせるのは天祖山。

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【写真上】左手近景。
中央の鞍部が雁坂峠、右に雁坂嶺、左に水晶山。
雁坂嶺の頂は層積雲に覆われ、右奥に望める筈の木賊山.甲武信岳.三宝山も夏雲に隠れてしまってます。
まぁ高温多湿の夏期だけあって、コレ計りはしょーが無し。

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【写真上】焼小屋ノ頭に向けての緩やかな丘陵帯上り。
夏空の青、湧き立つ雲の白、ササ原の薄緑、カラマツの濃緑。
コレはコレで如何にも「夏山」ってな佳景です。

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【写真上】9:00、焼小屋ノ頭を通過。
東仙波から約10分、殆どピーク感のない稜線上の小丘頂と云った感じ。

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【写真上】焼小屋ノ頭より、正面に吹上ノ頭を望む。
吹上ノ頭は尾根路を通らず、ピークの西側を巻いて進みます。

焼小屋ノ頭はその名の通り、嘗て山火事のあった地帯らしく。
陽当たりの良い稜線路にも関わらず、朽ちた枝木や根株が荒乱しているのはその所為でしょうか。

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【写真上】焼小屋ノ頭からは一旦下り、
シャクナゲの群生する岩稜帯を通過。
然して難路と云う程でも無く、山路も巨石露岩の横を迂回して通っています。

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【写真上】以降、吹上ノ頭の西を巻く平坦貴重のトレイル。
この辺りから、林業用の放置ワイヤーが多く目に付く様になってきます。

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【写真上】スタコラと走の進むフラットな巻き道。
カラマツを主とした針葉樹とミズナラ.ダケカンバなどの広葉樹が混在する樹林帯。
吹上ノ頭の西巻き道は眺望が利かないので、却ってランに専念出来ます。
見晴らしの良い尾根路では、景色に見とれて足が止まっちゃいますからね。

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【写真上】しかし足元のコレには注意。
まるで「対トレイルランナー」用のトラップみたく…。

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【写真上】赤色チャートの地表が目立ち始めると、間も無く八百平。

尚、山ノ神土からの和名倉山ピストンをトレラン的見地から解説すると、往路はこの「東仙波~八百平~西の肩」区間がハイライトパート。
「絶景の稜線路」から「平坦巻き道」を経て「針葉樹林帯のソフトトラック」とシチュエーション変化に富んだ山路構成。
目立った勾配も殆ど無く、「トレラン美味しいトコ取り」の約3㎞となっています。

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【写真上】9:20、八百平通過。
樹間の間延びした小平地に出ると、其処が八百平。

で、ココが路迷いのし易いポイント、その1。
シングルトラックの巻き道から開けた踊り場に出て来ると、ついそのまま直進してしまいがちですが、登山路は進行方向の左手側に通ってます。↓

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【写真上】コレが和名倉山へ続く登山路。
八百平の左端、赤テープの左手に踏み跡のしっかりした山路が伸びています。
ハイクレベルの山行速度なら見落とす心配も少ないでしょうが、トレイルランナーは勢いに乗って通り過ぎがちなので注意。

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【写真上】八百平を過ぎても快適なフラットトレイル。
幅広でクッション良好なウッドチップダート、しかもやや下り基調。
スタコラと足の回転が進みます。

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【写真上】9:30、川又分岐を通過。(Time/4:20:52 DST/17.95㎞)
八百平から道なりに10分程で通過、左手は川俣方面に伸びるヒルメシ尾根。
山地図で廃道扱いですが、バリルートとして結構使われているみたいです。

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【写真上】川又分岐を過ぎると、直ぐに西の肩に差し掛かります。
西の肩からは写真の様に穏やかな上り勾配、序盤は踏み跡もしっかりしてます。

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【写真上】途中、白石山(和名倉山)への標識プレートがあり〼。
この辺りは路筋の判然としない、ただっ広~い踊り場尾根。
しかも全方位殆んど見分けの付かない似通った勾配と樹林帯が広がっています。

で、ココが路迷いのし易いポイント、その2。
破線ルート程の難度では無いですが、方向勘の無い方はどっちに進んでイイのか一瞬戸惑われるかも知れません。
ポイントとしてはこの標識を見付けたら、やや右手側に意識を向けて進路を取る事。
そうすると頭上に二ノ瀬分岐の指示標識が見えてきます。
地理院の地形図見れば解りますが、等高線がビミョーに北東向きなのです。

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【写真上】9:35、二ノ瀬分岐を通過。(Time/4:28:12 DST/18.37㎞)
山路は東へ90度右折、トラバース路に入ります。
和名倉山へは残す所処、約0.7㎞。

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【写真上】カラマツ帯のトラバース路を東へ横断。
しっかり踏まれた山路に、一定距離毎に結えられた道標テープ。
特に問題無く進めます。

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【写真上.下】千代蔵ノ休場。
樹林帯が切れ視界が開けると、一面にはカラマツの幼木群。
山肌斜面の風景が広がると、其処が千代蔵ノ休場です。

埼玉県史上最大規模の山火事が発生した火災元がココ(らしい)との事。
同じ樹齢のカラマツばかりと云う事は、山林回復の植林に由るものでしょう。

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【写真上】しかしトレイルはブッシュ状態。
背丈以上のカラマツを掻き分け進みますが、チクチクと痛い痛い…。

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【写真上】千代蔵ノ休場を過ぎると、再び鬱蒼とした樹林帯へ。
指示標識に沿って、シラビソの繁る原生林を真北に取ります。

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【写真上】苔生す朽木と倒木の中、山頂へ伸びるトレイル。
ある意味「如何にも和名倉山」ってな登山路風景。
嘗て謳われた「秘境」の雰囲気が、山頂付近には未だ色濃く残っています。

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【写真上】苔に覆われた山路を踏み締め…、

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【写真上】数え切れない倒木(+ワイヤー)を跨ぎ越えていくと…、

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【写真上】9:45、和名倉山到着。(Time/4:38:20 DST/19.06㎞)
暗く深い針葉樹の森の中に、ポツンと広がる円形の狭小な空間。
欝蒼と繁るシラビソに朽木の重なる荒涼感、噂通りのスピリチュアルな頂でした。
まぁ「何もナイ」ちゃ「何もナイ」深峰、なんですけとね。

と、こんな感じの「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍」縦走トレラン.その③。
次のエントリーはピストン下山篇+「和名倉山.傾向と対策」になります。
つづく。

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2016.08.15

●「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍」縦走トレラン.②

えー、8月9~10日は一泊二日の奥多摩/奥秩父トレラン記になります。
山行二日目は前泊山小屋の三条の湯をスタート、飛龍山から奥秩父主脈縦走路を経て将監峠に到着。
山ノ神土.登山口より仙波尾根ルートで和名倉山に向かいました。

そんな訳での「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍トレラン」山走記その2。
「将監峠~東仙波」篇になりまする。

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【写真上】将監峠から山ノ神土へは、1㎞弱の至近距離。
下刈りのされた快適なダブルトラックのササ路を微上り。
左手には牛王院平の防火帯が広がっています。

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【写真上】牛王院平の分岐を通過。
左に折れると七ツ石尾根方面への下山路。

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【写真上】8:00、山ノ神土。(Time/2:58:45 DST/12.49㎞)
白石山(和名倉山)を示すの標識矢羽に従い、三叉分岐を右進。
さーて、遂に念願の和名倉山チャレンジです、ワクワク♪。

因みに事前の机上調査では「山ノ神土→東仙波/約2.4㎞」「東仙波→二ノ瀬分岐/約3.0㎞」「二ノ瀬分岐→和名倉山/約0.6㎞」と、片道約6㎞の走破距離。
高度差も「標高1880m~2000m」間を推移する、穏やかな勾配のトレイル。
まぁ路迷いさえ無ければ、3時間半程度でピストン出来るマップスベックです。

取敢えずは東仙波を直近の目的地として目指す事に。

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【写真上】山ノ神土.登山口からは笹叢ブッシュのトレイル。
それまでの下刈された幅広路から、笹漕ぎの続くクマザサ細路に。

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【写真上】兎に角うるさい笹漕ぎパート。
腰~胸高に生い茂るクマザサを掻き分け進軍します。
尚、勾配自体は、西御殿岩の南東を巻いている極々緩やかな上りパート。
高度を稼いでる感じは殆ど致しません。

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【写真上】8:10、井戸沢源頭の水場。
水量も多く、汲み出しも容易な計算出来る水場。
和名倉山ピストン分のストック水は、此処での補給だけで充分でしょう。

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【写真上】水場を過ぎると数分で稜線路に近づいていきます。
落葉樹林に覆われた頭上の梢群が切れ、開けた視界に。

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【写真上】リンノ峰の鞍部/仙波尾根の稜線に出ました。
右手南斜面には草原帯の笹原谷、1950年代の森林伐採跡でしょうか。
眼前に聳える「とんがり帽子」がリンノ峰。

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【写真上】南東方面の眺望。
鋸状のギザギザ稜線は三ツ山、その左奥には雲取山。
昨日に前座トレランで辿って来た山々です。

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【写真上】正面には将監峠より続く竜喰山。
和名倉山ピストンの後、あそこにも立ち寄る予定。

と、いきなりテンションの上がるビュースポット。
山ノ神土.登山口から僅か10分、こんなに早く展望ポイントが訪れるとは思っていませんでした。

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【写真上】リンノ峰への稜線トレイル。
トレイルはピークに向かわず、左手の樹林帯を巻いて進みます。

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【写真上】軽いアップダウンを経て、リンノ峰の西腹を通過。

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【写真上】下り切った鞍部が仙波のタル。
正面には西仙波、緩やかな上り勾配を経てピークに向かいます。

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【写真上.下】西仙波への山路。
カラマツ繁る赤土トレイルとクマザサ林床を交互に取ったトレイル。
小さいアップダウンを経て、緩やかに高度を上げていきます。

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【写真上】直下に差し掛かると、シャクナゲの群生トレイル。
喬木群のトンネルを掻き分け進むと、

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【写真上.下】8:30、西仙波に到着。(Time/3:31:47 DST/14.55㎞)
ピーク感は全く無く、尾根筋の小躍り岩場と云った感。
落葉の進んだ時期は多少見晴らしが利くらしいのですが、夏場ド真ん中では四囲樹葉に覆われ、全く眺望が利きません。
特に長居する場所でも無く、ちゃっちゃと先を進みます。

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【写真上】西仙波からもシャクナゲの灌木帯。
トラバース路を少し下ると、再び稜線上に出ます。

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【写真上】うーん、伸びやかな稜線トレイル♥。
西仙波の北裾鞍部から東仙波にかけての尾根路は、和名倉山登頂の「前半戦ハイライト」パート。
距離こそ500m程度ですが、絶好のパノラマビューが広がっています。

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【写真上】東仙波へは岩稜帯の小ピークを一つ通過。
多少ガレた岩路ですが、短いパートなので一足登。

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【写真上】岩稜帯の上りより、西方一写。
正面右手には三ツ山から続く飛龍山、2時間20分前はあそこの頂に居ました。
結構遠くまでやってきましたね~。

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【写真上】同、岩稜帯より見返り一写。
とんがり帽子は巻いてきたリンノ峰、その右手は西御殿岩へと続く稜線。

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【写真上】同、これより向かう東仙波を見遣る。
北面は自然林の針葉樹林帯、南面は森林伐採跡の草原帯。
仙波尾根はこんな植生風景がデフォになってます。

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【写真上】東仙波直下のササ路。
岩稜帯の小ピークを下って、軽く上り返すと東仙波に至ル。

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【写真上】東仙波直下より、見返り一写。
西仙波から辿ってきた仙波尾根稜線路、復路のパノラマも楽しみです。
奥のなだらかな山容は右に古礼山、左に水晶山。

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【写真上】同、そのちょい左。
仙波尾根の向こうには、西御殿岩~唐松尾山へと続く奥秩父主脈。

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【写真上】8:40、東仙波到着。(Time/3:41:12 DST/15.07㎞)
山ノ神土から2.6㎞で120mの高度上昇と至極楽チンな行程。
短い距離の上、山路構成も緩やかなアップダウンのみで心肺/筋力的な負荷は殆んどありません。
因みに山ノ神土→東仙波のCTは、トレイルランナーのペースで30~35分程度。
尚、「和名倉山トレラン」の傾向と対策は後項で述べる事に致します。

と、こんな感じの「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍」縦走トレラン.その②。
この後は仙波尾根を北進、和名倉山の頂を目指します。
つづく。

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2016.08.14

●「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍」縦走トレラン.①

えー、8月9~10日は一泊二日の奥多摩/奥秩父トレラン行脚。
初日は鴨沢BSから雲取山~北天ノタルを経由して前泊地の三条の湯へ。
二日目に奥秩父主脈縦走路を伝い和名倉山に向かいました。

数年前に何かの雑誌で読んで以来、ずーっと気になっていた「和名倉山」。
しかしこの「奥秩父の秘峰」、移動手段が交通機関ユーズの私めにはどー考えても日帰り圏外の位置に座しています。

で、思い付いたのが山中泊。
三条の湯で一泊すれば、翌日に奥秩父主脈縦走路から和名倉山をピストン。
ミカサ尾根を経て丹波山村に下りれば、余裕持ちのディスタンス行程が組めます。
(しかし想定外のイレギュラー、終盤「トンデモ」な自体に陥ってしまうんですけどね…)

そんな訳での「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍トレラン」山走記その1。
「三条の湯~飛龍山~将監峠」篇になりまする。

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【写真上】4:55、日の出時刻ジャストに三条の湯を出立。
この日の山行プランは約11時間/41㎞の設定。
タイムテーブルに余裕持たせ、アーリータイムのスタートです。

早朝の三条沢は8月とは思えない、ひんやり冷涼な大気。
谷間の清流沿いと云う事もあり、NSシャツでは肌寒さを感じる程でした。

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【写真上】中ノ尾根を伝い北天ノタルへ向かいます。
三条の湯から最初の0.7㎞は急坂の上り。
等高線をダイレクト&ジグザグに取る形の直登パートです。

肌寒さを感じたのも束の間、登坂で身体も直ぐに温まって参りました。
前日のトレラン疲れも殆んど残っておらず、体調コンディションは上々。

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【写真上】序盤の急坂を片付けると、落ち着いた勾配に。
中ノ尾根の南西面を巻いた山路取り。
一定斜度の歩き良い緩~中斜面トレイルが続きます。

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【写真上】崩壊気味の山路が所々に有り〼。
特に危険箇所と云う程では有りませんが、路肩が殆ど流れちゃってます。
地盤もチト緩めなので足場には多少注意、てな程度。

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【写真上】5:40、カンバ谷の源頭部水場。
この上部にももう一つ水場がありますが、水量が少なく汲み出し不便。
此処で増槽ボトルに水補充を済ませます。

これより先は孫左衛門尾根尾根に回り込む山路構成。
緩やかな上りパートがずーっと続きます。

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【写真上】朝陽に照らされる飛龍山。
スタートから約1時間、穏やかな水色空が広がって参りました。
今日も絶好の山行日和の気配。

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【写真上】6:10、北天ノタルを通過。(Time/1:14:17 DST/4.55㎞)
分岐を右に取り、これより奥秩父主脈縦走路に侵入。
先ずは飛龍山に向かいます。

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【写真上】北天ノタルにて一写。
朝陽射す東空に、雲取山を望む。

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【写真上.下】飛龍山直下の登山路は露岩帯と桟道の繰り返し。
前日の19時頃から、結構まとまった雨が降った雲取.飛龍山周辺。
その所為で濡れた山路となっており、苔や露岩に足場を取るとスリッピーなコンディションとなっていました。

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【写真上】北天のタルから約0.8㎞、飛龍山へのショートカットコース。
文字の消えた表示板と林班界標が目印。
山地図では破線路扱いとなっていますが、意外と簡単な登頂ルートです。

因みに飛龍山へのアクセスは後述の飛龍権現からスイッチバックして向かうのが一般的ですが、こっちから入った方が「圧倒的に楽」。
所用時間も軽く20分は短縮出来ます。

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【写真上】破線コース、取っ掛かり。
一面クマザサブッシュですが、踏み跡はしっかりしています。
登坂距離も至極短く、途中からは頭上にに稜線も覗けるので、尾根に向かって進んでいけば路迷いの心配は殆ど無いかと。
イメージとしては直登しつつ、途中からやや左手側に蛇行していく感じ。

Img_7587
【写真上】立ち枯れや倒木が目立つ、荒れ気味の針葉樹林帯。
稜線に出ると、もう路迷いの心配は無し。
尾根筋に沿って左手を進むと直ぐに三角点通過、龍の頂に至ル。

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【写真上】6:25、飛龍山通過。(Time/1:31:56 DST/5.60㎞)
ショートカットの取り付きから、あっけない程簡単に到着。
針葉樹の原生林に囲まれ展望無し、鬱蒼とした地味山頂です。

因みにこの日のメインテーマは「和名倉山」踏破ですが、サブテーマは「飛龍/竜喰/前飛龍」のトリプルドラゴン撃破。
先ず一匹捕獲ってな感じで。

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【写真上】飛龍山より南に続く下山路。
倒木や朽木株の目立つ、荒涼としたピーク付近から…、

Img_7590
【写真上】針葉樹林を過ぎると、シャクナゲの群生帯に。
灌木.低木に行く手を遮られ、枝葉を掻き分けて進みます。
視界が覚束かない箇所が多いので、足元の根道や露石には要注意。
一部不明瞭な山路もありますが、赤テープに沿って進めば問題無いでしょう。

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【写真上】6:35、飛龍権現分岐を通過。(Time/1:43:58 DST/6.29㎞)
0.7㎞程の荒山路を下り、奥秩父主脈縦走路に合流。
此処から先は将監峠方面へ西進、初踏破コースに入ります。

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【写真上】禿岩。
飛龍権現から西に約20m進んだ崖上にある、有名な展望ポイント。
しかし南西の山々には全体に靄掛かり、パッとしない見晴らし。
やっぱり夏の夜雨後はこんな感じの見晴らしになっちゃいますよね…。

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【写真上】飛龍権現からは一旦高度を落とす下り山路。
一旦真北に進路をスイッチバック、飛龍山の南腹をトラバースして行きます。

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【写真上】6:50、大タル手前の水場通過。
岩下の浅溜まりからチロチロと流れる湧水、落差とスペースが無いので汲み出しのし難い水場です。
此処で水補給を考えてる方、コップ持参は必須にて。

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【写真上】水場を過ぎると、露岩帯の下りから上り返し。
P1847mの小ピークを通過すると、直ぐに大ダルです。

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【写真上】大ダル通過。
飛龍山~将監峠間の奥秩父主脈縦走路で、唯一南面の眺望が開けた小平地。
此処から将監峠へは、路面コンディションの落ち着いたトレイルが続きます。

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【写真上】大ダルより、南西面の眺望。

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【写真上.下】奥秩父主脈縦走路、二写。
多少のアップダウンはあるものの、尾根の南西腹を巻いた平坦基調の水源林道。
路面状況も露岩が姿を消し、足場の良いダート主体のトラックとなります。

と、大ダルから将監峠の約4㎞はずっとこんな感じのトレイル。
山路構成がやや単調ななきらいはありますが走れるパートが多く、トレラン向けのコースと云えるでしょう。

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【写真上】無名の源頭沢に架かる桟道を幾つか通過。

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【写真上.下】将監峠に近づくにつれ、涸れ沢ガレ場や露岩帯が出現。

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【写真上】小うるさいササ路に差し掛かかると、将監峠は目と鼻の先。
将監小屋の分岐をやり過ごし、西へ直進します。

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【写真上.下】7:40、将監峠通過。(Time/2:47:37 DST/11.58㎞)
山ノ神土/竜喰山間の鞍部分岐、開放的で広々とした高原帯の峠です。
此処から先は和名倉山へピストン山行なので、レースベストから不必要な荷物を取り出し道脇にデポ。
最小限のライト&ファスト装備で和名倉山を目指します。

と、こんな感じの「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍」縦走トレラン.その①。
この後は山ノ神土を経て仙波尾根~和名倉山へと向かいました。
続く。

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2016.08.13

●「鴨沢~雲取山~三条ノ湯」縦走トレラン.後篇

えー、先日は「鴨沢~雲取山~三条ノ湯」山走記の続篇。
但しこの日の山行は「山小屋一泊」の移動目的、メインディシュは翌日の和名倉山トレランなので、距離/難度とも控え目です。

宿泊地の三条の湯へは鴨沢発、登り尾根をアプローチに取り七ツ石山.雲取山へ。
雲取山からは奥秩父主脈縦走路を伝い、北天ノタルから中ノ尾根を使いました。

と云う訳での山走記②、「雲取山~三条の湯」篇になりまする。

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【写真上】雲取山景コレクション①、大菩薩連嶺。
樹間より望む大菩薩嶺~湯ノ沢峠、左端には大蔵高丸。
大菩薩の眺めは山頂からより、寧ろ雲取山荘~小雲取山辺りからの方が良。
北は大菩薩嶺から南は滝子山、西の雁ヶ腹摺山まで、全て見晴らせます。

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【写真上】雲取山景コレクション②、飛龍山。
鞍部の三条ダルミから三ツ山~飛龍山~前飛龍と続く稜線。
七ツ石山より雲取山を頂点として逆U字に縦走路が伸びています。

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【写真上】雲取山景コレクション③、奥秩父山塊。
中央のどっしりとした山影は明日向かう和名倉山の仙波尾根中心部、東仙波。
稜線伝い左にはリンノ峰~西御殿岩~唐松尾山。
右手最奥には左より木賊山.甲武信岳.三宝山、左最奥のなだらかな頂が山梨県最高峰の北奥千丈岳。

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【写真上】雲取山景コレクション④、ワナクラヤーマ。
仙波尾根の北に鎮座、重厚な山容を誇る和名倉山。
予てからの念願叶い、明日は山走初踏破です。

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【写真上】13:40、さーて出立しますか。
避難小屋から石尾根を俯瞰。
正に「THE 雲取山」と云うべき、明朗で伸びやかな防火帯尾根の風景です。

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【写真上】雲取山から三条ダルミへは急坂の下り。
笹の林床に鬱蒼と生い茂るカラマツの樹林帯。
路幅が狭い上に歪曲した蛇行路、露岩も多くテクニカルなトレイルです。
距離が1㎞程度なのが救い、こんなのが延々続いたら膝が笑っちゃいます。

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【写真上】13:50、下り切った鞍部が三条ダルミ。
この日の前泊地、三条の湯にはこの分岐を左に取ると最短ルート。
しかしそれだと山行距離18㎞程度、幾ら前泊移動目的のトレランと云っても「ユルユル」過ぎのショート山行です。
そんな訳で此処は奥秩父主脈縦走路を直進、北天ノタルへ向かいました。

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【写真上】三条ダルミからは御覧の様な「超」フラットコース。
狼平までの約2㎞行程、全てをランで処理出来る絶好のトレラン区間です。
但し左片斜のシングルトラックなので、スピードに乗り切るのは難しく。

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【写真上】樹間より三ツ山と飛龍山を見つつのラン。
奥秩父主脈縦走路は西南方面に向けて緩やかにカーヴを描く山路取り。
少しずつ、そして確実に飛龍山への距離を詰めていきます。

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【写真上】14:10、狼平通過。(Time/3:23:15 DST/15.47㎞)
やおら北面の空が開けると小広い草原地、狼平に出ます。
三条ダルミから15分弱、至極快適なランパートでした。

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【写真上】狼平を過ぎても暫くはササ路トレイル。
始めは平坦、次第に緩勾配、進むに従い中勾配に。
高度差は大してありませんが、明確な上り基調となっていきます。

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【写真上】縦走路中、時折望める西~西南の眺望。
ついさっき迄、背にしていた七ツ石山が斜め正面に。

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【写真上】ヨモギ尾根/登り尾根越しに、雄大な山容を見せる三頭山。
1500級の中低山とは思えない、堂々とした佇まいです。
右の小ピークは神楽入ノ峰、左に鞘口峠を経て附するは砥山。

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【写真上】三ツ山もだんだん近づいて参ります。
丁度この辺りから「龍の背びれ」直下に差し掛かります。
尤も縦走路は全て南を巻いてるので、尾根路的な登下降はありません。

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【写真上】ま、それでも次第にアップダウンは増して参ります。
急勾配パートは無いものの、短いスパンで上ったり下ったり。

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【写真上】程無くすると桟道パートに突入。
連続/断続に7~8基通過。
傷みや老朽化は無くしっかりとした強度、全て「安心印」の桟道です。

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【写真上】三ツ山ギザギザ頂群の南端。
この辺りは苔生す露岩帯と桟道の繰り返しです。

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【写真上】岩稜帯巻き道独特の、地味~な勾配。
アップダウン自体は小さいですが、足の上げ下げが増すので多少疲れます。
狭片斜の左崖路なので、足場取りを注意する程度。

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【写真上】樹林の枝間より、飛龍と前飛龍。
ついさっき迄、石尾根から西面真横に眺めていた飛龍山。
何時の間にか視界の真正面に見える様になりました。

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【写真上】露岩帯を過ぎると再びササ路に。
こっから先は平坦基調、北天ノタルまでは一駆けです。

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【写真上】何時の間にか、眼前には飛龍の山腹。
「ブナダウ~雲取山~狼平~三ツ山」と、ぐるっと回って参りました。

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【写真上】14:50、北天ノタル到着。(Time/4:03:29 DST/18.37㎞)
此処を真っ直ぐ進むと飛龍山ですが、ドラゴン登頂は翌日のメニュー。
三叉分岐を左に取り、「本日のお宿」に向かいます。

と、「狼平~北天のタル」間の約3㎞は細かい登下降と平坦路の混在する山路。
「前半:クマザサ帯の緩~中勾配の上り」
「中盤:三ッ山直下の露岩帯.桟道パートのアップダウン」
「後半:クマザサの平坦路」
と、大まか三分割の構成となっています。

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【写真上】北天ノタルより、石尾根の眺望。
雲取山から七ツ石山が一望出来る、隠れたビューポイント。
一時間半程前はあの尾根路を走ってたかと思うと、感無量です。

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【写真上】同、奥多摩中央部を望む。
左端には大岳山と御前山、右端には三頭山。
奥多摩三山がファインダー内に全て収まるポイントって、中々ありません。

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【写真上】今日の走破ルートを振り返る、その1。
緩やかな登り尾根をアプローチに取り、最初のピークが七ツ石山。
右奥の山影は云わずと知れた大岳山.御前山

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【写真上】今日の走破ルートを振り返る、その2。
ブナダウから石尾根を北進、中央やや左の小ピークがヨモギノ頭。
右奥の山影は左端より鷹ノ巣山、真ん中に小さいのが高丸山、右に日蔭名栗山の石尾根縦走路山頂群。

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【写真上】今日の走破ルートを振り返る、その3。
小雲取山から雲取山への、平べった~い防火帯の縦走路。
雲取山頂から鞍部の三条ダルミへ下っている針葉樹林路も薄らと望めます。

この「七ツ石山~北天ノタル」のコース、個人的に結構お気に入りルート。
さっき迄真正面に見てた尾根/山が次第に前方に、そして直下を通り過ぎて真下に。
逆にさっき迄走破していた尾根/山が何時の間にか真正面に。
この移動と共に移り行く、山景シチュエーションが楽しいんですよねぇ。

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【写真上】北天ノタルを後にし、中ノ尾根に入ります。
此処から三条ノ湯へは初踏破コース。
「尾根」と云いながらも山腹沿いの山路取り、下り易い中勾配が続きます。

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【写真上】5分程で1発目の水場を通過。
山地図で2つ示されている水場の上部の方。
水量に乏しく岩伝いに滴ってる為、補充用水場としては不便。
手尺で喉を潤い程度の使い道です。

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【写真上】更に10分弱下ると、も一発水場。
山地図掲示の下部の方、カンバ谷源流の水場。
こっちは水量豊富で汲み取りも容易、基本的に中ノ尾根の水場はココ一つ覚えときゃ良いでしょう。

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【写真上】快適な下りトレイルがずーっと続きます。
今回初めて踏んだ中ノ尾根、「北天ノタル~三条の湯」の下りルート。
マップスペックでは「3.1㎞で高低差810m」だったので、もっと勾配の強い尾根路を想像してましたが、意外や与し易いコース。
尾根と云いながらも稜線上を伝う事は無く、全域が穏便な勾配。
ボトムの一部パートを除けば均一斜度の中斜面が延々続く山路取りでした。

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【写真上】フィニッシュ直前。
コース下部の数百mのみに、ジグザグ→ダイレクトと取る急斜パート有り。
其処を過ぎると三条の湯が見えて参ります。

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【写真上】15:40、三条の湯到着。
宿泊受付を済ませ、♨でサッパリ湯治。
炎天山行の汗を流した後は、お待ちかねの「スーパードライ」タイム。
嗚呼、トレラン後のビールは何でこんなに旨いのでしょう(瞬殺)。
尚、今回の山行スタッツは以下の通りです。
・走行時間/4:43:59 ・走行距離/21.90㎞(㎞/12:57av) ・獲得標高/1874m

距離/走破時間共に何時もに較べ半分程度のライト&イージーアクティビティ。
あくまでもメインは翌日なのでラン自体もやや抑え目、7割程度の走りで疲労を残さない様に処理しました。
コースに関しては殆どメジャールートばかりなので特にコメントはありません。

因みに今回初めて利用した「三条の湯」ですが、山中泊としては概ね文句無し。
山小屋に温泉があるのはポイント高いですし、売店もそれなりに充実。
食料品の販売こそありませんが、缶ビール(\500).ソフトドリンク類(\300~¥400)などは繁盛期以外は欠品の心配も無さそう。
私めは翌日早朝時刻出立だったので朝食はお弁当に変えてもらえましたし、頼めばお昼弁当も大丈夫みたいです。
夕食や部屋設備も山小屋としては及第点、御主人もフレンドリーです。
尚、この日の利用者は当方のみの貸切、幕営地もテント一張だけでした。

と、こんな感じの「鴨沢~雲取山~三条ノ湯」縦走トレラン。
翌日は飛龍山を踏んだ後、奥秩父主脈縦走路を西進。
将監峠から和名倉山をピストン、竜喰山を摘み食いしてから飛龍権現前に戻り、ミカサ尾根~丹波天平経由で下山の予定です。
おしまい(のつづく)。

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2016.08.11

●「鴨沢~雲取山~三条ノ湯」縦走トレラン.前篇

えー、先々日は奥多摩/奥秩父へとトレラン行脚に行って参りました。
但し何時もとチト違うのは「山小屋一泊」、二日続けての山走計画で御座います。

その理由は今回初走破を目論む「和名倉山」の存在。
以前からずーっと気になっていた奥秩父の秘峰なのですが、交通機関ユーズの私めとしては、どー考えても日帰り走破は無理ゲーなアクセス。

で、思い付いたのが山中泊、初日に雲取山経由で三条ノ湯に一泊。
翌日に奥秩父主脈縦走路から和名倉山をピストン、ミカサ尾根を経て丹波山村に下りれば、約42㎞のディスタンスで余裕の山行が組めます。
当初は将監小屋を利用する予定したが、夏季の将監小屋は素泊まりのみ。
ライト&ファストパックのトレイルランナーとして、二日分の食糧持参はチト辛いので「メシ」「風呂」付きの三条ノ湯チョイスとなりました。

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従い初日は体力温存の為、短距離&低難度の22㎞「楽チン縦走」。
鴨沢より登り尾根をアプローチに雲取山、奥秩父主脈縦走路を半円に伝い北天ノタルから三条ノ湯を目指しました。
と云う訳での山走記①、「鴨沢BS~雲取山」篇になりまする。

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【写真上】9:25、のんびりと奥多摩駅到着。
通時の山行より2時間遅れ、異例の遅い奥多摩入り。
尤もこの日は前泊メイン、三条ノ湯への移動目的トレラン。
距離も25㎞程度しか踏みませんので、これでも早い位の到着です。

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【写真上】10:05、鴨沢BS到着。
空は夏晴れの「ドピーカン」、気温はこの時点で約30℃。
何でもこの日、都心では今夏最高の37℃予想だとか…。

アップを済ませ10分後に山行スタート、写真のコンクリ階段が取り付きです。

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【写真上】登山口から約300m、集落脇の舗装道歩き。
最近は石尾根や長沢背稜ばかりをアプローチに使ってた雲取山。
鴨沢からの登り尾根経由で登頂するのは5~6年振りです。
そんな訳で何気にチト新鮮。

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【写真上】道なりに進むとトレイルに入ります。
一旦短いパートの登山路を進みます。

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【写真上】10:30、小袖乗鞍通過。
BSから約1.3㎞、駐車場から車道を真っ直ぐ進みます。

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【写真上】登り尾根へのトレイルヘッド。
駐車場から300m弱進み、車道の左手に取り付き有り〼。

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【写真上】暫くは小袖山の東裾を巻く山路取り。
2000mの中級山とは思えない、緩やかで大人しい上り。
途中、小袖集落跡の廃屋を通過します。

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【写真上】杉林の中、微勾配の快適トレイル。
小袖乗鞍から堂所までは、大凡4㎞で高度上昇520m。
勾配に直すと約7.5度/13%程度なので、そりゃ楽ですわね。

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【写真上】11:05、堂所手前の水場。
水涸れの心配はないですが、湧水量はチョロチョロ程度。
ストック補給は七ツ石小屋の水場で予定しているので、軽く喉を潤す程度に。

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【写真上】堂所通過。(Time/1:06:40 DST/5.22㎞)
尾根上の目立たない小平地、小袖乗鞍~ブナダウの中間目安地点。

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【写真上】堂所を過ぎても緩やかな上り勾配。
左手からは片倉谷源流の潺音、耳で涼を得つつの快適ハイク。

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【写真上】程無く右手にスイッチバック。
分岐じゃ無いですが、一本道が東に折れる地点。
この辺りから少しずつ勾配が増し、露岩も目立ち始めます。

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【写真上】つってもこの程度。
「登り尾根」つっても、殆ど尾根筋を通らない登山道。
筋力/心肺の負担が極めて少ない、歩き良い山路ばかりです。
翌日に40㎞オーバーの山行を控えてなければ、上りランが楽しめるレベル。

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【写真上】12:00 巻き道と七ツ石山方面の分岐。
水場を目指して右進、一旦高度を落とす下りトレイルとなります。

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【写真上】七ツ石小屋上の水場。
水汲みのし易い落差とスペース、水量も豊富。
此処でスペア増槽のボトルも補充、山行ラスト迄のストックを充分にします。

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【写真上】七ツ石山へは短い上り返し。
おっ、初めて上りらしい上りパート。

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【写真上】石尾根縦走路に合流。
此処から先はヘヴィユーズのトレイルルート。
左手をちょい上ると七ツ石山です。

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【写真上】12:20、七ツ石山通過。(Time/2:01:18 DST/8.89㎞)
「何っ、この御影石っ!!!」
七ツ石山の山頂標識が、何時の間にかモノリスに変わってました。
先月踏んだ時はこんなの無かったのに…。
何だかミョーに立派過ぎて違和感を禁じ得ない山名標、うーん流石東京都。

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【写真上】七ツ石山より望む、石尾根縦走路と雲取山。
七ツ石山からの山景フォトと云えば、やっぱりコレ。
ラン区間も多くなってくるパート、よーし走るぞー。

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【写真上】同、南面には三頭山。
右奥には北都留の盟主権現山と長尾根が薄らと望めます。

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【写真上】同、西正面には飛龍山。
右のコブコブ群が三ツ石山、中央に飛龍、左に前飛龍。
こうして見ると三ツ石山の稜線はまるで龍の背びれが伸びてるかの様。
ひっくるめて「飛龍山」ってな感じですね。

以上、「登り尾根」ルートの七ツ石山(雲取山)登頂パート。
まぁ人口に膾炙したメジャーコースなので説明は不要かと思いますが…。
「兎に角、ムチャ楽です♥」。
前述の通り、山路構成の殆どが緩斜登、中斜面と云えるパートは極々一部。
「悪路無し」「急斜面無し」「間違いそうな分岐無し」「水場有り」と、七ツ石山までなら小学生中学年でも問題無く往復ハイキング出来るレベル。
終始樹林帯の山中で見晴らしが利かないのが弱点ですが、それも七ツ石山からのパノラマで相殺。
雲取山への表玄関として、老若男女問わず人気を集めている理由が解ります。

トレラン的には入門者レベルのランナーが初めて20㎞オーバーの距離を踏むのに持って来いのコース。
鴨沢↔雲取山のピストンで約25㎞の与し易い距離、万が一イレギュラーで挫折しても七ツ石山で引き返せます。
急坂と云えるパートは「雲取小屋/ヘリポート~小雲取山」の区間のみ。
しかもこのパートには西面一帯に絶景のスカイトレイルが広がっており、登坂の疲れも忘れさせてくれます。
往路がこの楽チンさですから、復路はその裏返しで快適な下りトレイル。
膝の負担も少なく、極上のダウンヒルが楽しめるでしょう。

あと、上級者の方なら半日レベルのショート山行と割り切って、クライムランのトレーニングに宜しいかと。

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【写真上】七ツ石山からブナダウへの下り。
七ツ石山から雲取山にかけての高原帯はマルバダケブキの群生地。
目にも鮮やかな向日葵色が一面に咲き誇っていました。

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【写真上】雲取山へと続く防火帯山路。
ブナダウ~奥多摩小屋へは平坦パートの多いラン区間。

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【写真上】ヨモギノ頭より、見返り一写
堂所~七ツ石山と、これ辿ってきた縦走路が一望の元、右には三頭山。
標高こそ低いものの、雲取山直下の石尾根は絶景のスカイトレイルが続きます。

因みに過去ログで記述済ですが、ブナダウ~雲取山の山路構成は以下の通り。
・ブナダウ~奥多摩小屋/平坦基調で緩やかな勾配、快適に走れます。
・奥多摩小屋~ヨモギの頭/距離こそ短いが、ザレた石積急斜面パート。
・ヨモギノ頭~小雲取山直下/樹林帯の中、階段状の中~急斜面。
・小雲取山直下~小雲取山/ヨモギノ頭と同じ、蛇行した急斜面。
・小雲取山~雲取山直下/平坦基調、快適なトレランパート。
・雲取山直下~雲取山/ショートパートの中斜面をひと上り、山頂に至る。

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【写真上】小雲取山直下より、南北に連なる大菩薩連嶺。
北(右手)の大菩薩嶺から南(左手)の滝子山までが一望、見事な見晴らし。
あそこをフルパート縦走したのは一昨年、久し振りに行ってみたくなる風景です。
写真では解り辛いですが、雁ヶ腹摺山の向こうには富士山の山裾も望めました。

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【写真上】同、奥秩父山塊。
中央には明日のメインディッシュ和名倉山。その向こうには唐松尾山。
リンノ峰~東仙波~焼小屋ノ頭と続く仙波尾根が見晴らせます。
中央右奥、台形上の各ピークは左より木賊山.甲武信ヶ岳.三宝山。

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【写真上】雲取山から伸びる奥秩父主脈縦走路。
右の三ッ山頂群を経て中央に威容を誇る飛龍山、左に附して前飛龍。

と、石尾根道中は、西面左手に広がるパノラマとランデ.ヴー。
湿度の高い夏山としては文句無し、100点満点の眺望に恵まれました。

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【写真上】小雲取山を過ぎると山頂は目の前。
この辺りも快適なランパート、雲取山頂へはあと数分です。

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【写真上】13:10、雲取山登着。(Time/2:54:12 DST/12.77㎞)
「こ、此処もモノリス…」
雲取山の山名標もゴージャス(無味無臭)な御影石に建て替え。
しかも未だ敷設作業中、基礎が剥き出しのままでした。
こんな状態で明後日の「山の日」迎えるのかしら…。

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【写真上】裏面には二都県のダブルネーム。
東京都/埼玉県とそれぞれ二柱あった山頂標識は共に撤収済。
コレ一基に統一されちゃったみたいです。
個人的な感想としては「うーん、何だか味気無い…」。

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【写真上】理由はコレ。
雲取/七ツ石/鷹ノ巣/六ツ石、石尾根主要の山々は全て「御影モノリス」に統一。
只、雲取山に関しては以前の都県其々で建っていた山名標の方が良かったな…。
それに二つあった方が、記念撮影も楽しめますしね。

因みに埼玉県のHPでは「8月11日.山の日を記念して雲取山頂標識を東京都と統一しました」とコメントされておりました。

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【写真上】雲取鹿。
完全に人に慣れ切っており、多少近づいても全く逃げようとしません。
上手くすりゃ「食べ物貰える」くらいしか考えてないみたいです。
あんまり油断してると、鍋にしちゃうぞ。

と、こんな感じの「鴨沢~雲取山~三条ノ湯」山走記、その1。
雲取山からは三条ダルミから狼平.北天ノタル経由で三条ノ湯へ向かいました。
続く。

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2016.08.10

●「奥多摩& 奥秩父」トレラン

えー、本日は三条の湯から「西へ」「北へ」「東へ」「南へ」と、縦走&ピストン織り交ぜたロング山走。
早朝4:50から夕刻17:10まで、ずーっと山に入りっ放しの一日でした。

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今日のメインテーマ。 奥秩父の秘峰、和名倉山。

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今日のサブテーマ。 飛龍.竜喰.前飛龍のトリプルドラゴン。

山行終盤に破線ルート絡みで非道い目に遭いましたが、何とか無事生還。
ホント、ラス2時間は生きた心地がしませんでした…。

そんな訳で疲労困憊の帰宅後簡易アップ。
山行記はまた後日にでも。

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2016.08.08

●明日の予定

えー、明日は一ヶ月振りの山走行脚。
目指す山はココ↓で御座います。

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一昨年、三峰縦走路から撮った一枚。
「奥秩父の秘境」と謳われたのは昔のハナシ。
此処数年の山ブームで、今では結構登山客も増えている二百名山の一、です。

そんな訳での初走破コース/初踏頂。
前夜(正確には前々夜)から結構ワクワクしておりまして。

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2016.08.07

●2016年.「盛夏到来」

えー、「空梅雨」「水不足」と騒がれていた割りには、梅雨明け以降パッとしない天気が続いていた此処トーキョー。
しかし先週半ば頃から、遅撒き乍らの「盛夏到来」。
陽射しは「カンカン」熱気は「ムンムン」汗は「ダラダラ」…、冷年通り炎天酷暑の季節となって参りました。

で、昨夜テレビを付けたらオリンピックが始まってました。

「あれ、開会式って何時終わったの?」。

で、今日テレビを付けたら夏の甲子園が始まってました。

「ああ、そー云や今日からだったっけ?」

「四年に一度の祭典」と「毎夏の風物詩」も始まり、2016年の夏も愈々本番酣。
今年に限れば、差し詰め「スポーツの夏」ってな盛り上がりですね。

しかし衆院選に都知事選、それにポケモン騒ぎ…。
今年は色々とトピックスの多い夏です事。

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2016.08.06

●「長沢背稜~雲取山~石尾根」縦走トレラン.その③

えー、先月の奥多摩主要二尾根「長沢背稜~石尾根」山走記、続々篇です。
東日原からヨコスズ尾根をアプローチに取り、黒ドッケから三ツドッケ~芋ノ木ドッケと長沢背稜を西進。
雲取秩父縦走路を経て雲取山に到着、石尾根伝いに奥多摩駅に向かいました。

そんな訳での山走記その③「雲取山~奥多摩駅」篇になりまする。
尚、コース詳細は昨年の山行記ログ(↓)に詳しいので、今回は簡略版と云う事で。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2015/07/post-3ab8.html

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【写真上】14:20、雲取山から下山開始。
伸びやかな防火帯の下、佳景が広がる稜線トレイル、なのですが…。
周囲はガスに覆われ、正面の七ツ石山も右手の飛龍山も濃靄の中。
眺望ゼロの白闇に向かって下りて行きます。

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【写真上】ヨモギノ頭直下の石積み急斜面。
雲取山~ブナダウへは、小雲取山とヨモギノ頭の直下がザレた急斜面。
この2つ以外はランで賄える下りパートです。

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【写真上】この日最後の登坂パート、ブナダウから七ツ石山への上り。
石尾根縦走路は尾根伝いのピークさえ巻いてしまえば、ほぼフラットな山路構成。
コレを片付けると、後は「至高のトレランタイム」が待っています。

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【写真上】14:50、七ツ石山通過。(Time/5:56:08 DST/27.59㎞)
残り行程は約16㎞も、此処から先は殆ど走りっ放しでオケー。
日没30分前、リミットの18時迄には下山出来そうです。

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【写真上】七ツ石山より、見返り石尾根。
一面真っ白だった小雲取山方面が…

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【写真上】一瞬だけクリアな見晴らしに。
体感で風の強さは全く感じないのですが、兎に角上空の雲.靄の動きが早い。
うーん、少し天気が不安になってきた…。

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【写真上】七ツ石山からはのトレイルは…、

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【写真上】至福の高速フラットコース。
巻き道(水源管理道)をチョイスすれば、平坦基調の山路が大部分を占める石尾根。
特に七ツ石山~六ツ石山分岐間の9.5㎞はトレイルランナーにとって、極上のロングトレランパートです。
しかも雲取側からの東進ルートは、極々ビミョーな下り基調。
平坦路に較べ明らかに足の運びが軽く、程良い加速度が付いてランペースが「グイグイ」と上がります。

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【写真上】15:10、鷹ノ巣山避難小屋通過。(Time/6:27:39 DST/32.13㎞)
七ツ石山からの4.5㎞を30分弱で処理、㎞/6分台の高速ピッチで到着。
ベンチに腰を落ち着け、10分程のシリアルタイムを取る事に致しました。

駄菓子菓子…。

鷹ノ巣山避難小屋を発ち、10分程すると「トンデモ」な天候激変。
シャレにならない事態となります。

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【写真上】「鬼スコール」発生…。
「ポツポツ」と雨雫が落ちてきたかと思うと僅か数秒…。
まるで石飛礫の様な豪雨が「バッシャバッシャ」と降り注いで参りました。
落葉樹に覆われた林間にも関わらず樹々の梢葉が雨除けの役に立たない程の豪雨、3分と経たないうちにシューズは被弾浸水、全身濡れ鼠です。
勿論山路もマッドスリッピーな泥濘トレイルへ変わって参りました。

更に肝を冷やしたのが、間断無く鳴り響く雷鳴
地形的に至近落雷の危険性こそ少ないものの、鳥肌モノの恐怖を感じました。

「常識的に考えて、即時山行中断すべき天候です」。

しかし鷹ノ巣小屋を発って既に2㎞以上進んでおり、避難小屋に戻るのと六ツ石山に進むのとは大して時間は変わりません。
六ツ石山に出てしまえば棒ノ木尾根をエスケープルートとして奥多摩湖へ下りれますし、小降りになれは当初の予定通り奥多摩駅に向かえます。
逆に避難小屋に戻ってしまうと日没時間からして小屋での一泊は必至。
着替えや携帯食など最低限の夜越え物資は持参していますが、出来ればトレランのライト&ファスト軽装備で避難小屋泊は避けたいもの。

兎に角「一分」「一秒」でも早く、六ツ石山の分岐に到着すべく走を進めました。

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【写真上】雨が川になって流れていきます。
山路は最早濁流、殆ど沢下りの態。
標高を下げているにも関わらず、気温は一気に約7℃低下して17℃。
肌を打ち続ける雨で体温も低下していきます。
不幸中の幸いだったのは季節が夏場で支障の出る低温にはならなかった事と、熟知のコースだった事。

正直、若しスコール発生があと15分早ければ…。
「間違い無く避難小屋で一泊していた事でしょう」。

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【写真上】40分後、漸くスコールが収まりました。
「嗚呼、止んでくれて助かった…」。
しかし残されたのは、水浸しの浅瀬トレイル。
うーん、何処を走りゃイイんだ…。

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【写真上】16:05、六ツ石山分岐を通過。(Time/7:12:47 DST/37.45㎞)
鷹ノ巣山小屋から此処迄のパート、4.9㎞を40分弱で処理。
しかしランを楽しめる余裕はカケラも無く、文字通り「必死」の山走でした。

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【写真上】この日のラスボス、狩倉山直下の急坂下り。
掘りの薄い一枚斜面×三段構成、膝に厳しい蛇行ダウンヒル。

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【写真上】急坂途中にて、眼前には大岳山の雄姿。

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【写真上】続いて、樹間より望む御前山。
雨上がり後の靄切れ空、まるでさっき前のゲリラ豪雨が嘘の様です。

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【写真上】三ノ木戸山.石尾根分岐を通過。
此処迄戻って来ると一安心、一時極限迄張り詰めた緊張感が漸く弛緩。
あと1時間程度で登山口に辿り着きます。

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【写真上】分岐より、も一度御前山。
タイムテーブル的にもメンタル的にもやっと余裕持ち。
漸く落ち着いて景色を味わえる事が出来ました。

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【写真上】深く抉れたU字溝、例の杉林区間。
只でさえ粘土質の赤土が露出した浸食路面。
更に鬼スコールが追い打ちを掛け、殆どタール状のマッドスリッピーなコンディションとなっています。

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【写真上】杉林を過ぎても泥濘悪路は続きます。
このルートは粘土質土壌の上、スコールの濁流で足場は更に脆弱に。
「滑る」「沈む」「崩れる」「汚れる」と、四重苦の下山でした…。

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【写真上】17:05、石尾根.六ツ石山登山口に到着。(Time/8:07:14 DST/42.35㎞)
ふう、何とか無事下山。
一時は如何なることかと、ホント肝を冷やしました… 

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【写真上】三ノ木戸林道より、奥多摩の山景色。
雨上がりに覗く薄青空と夕靄棚ぶ中、正面に鍋割山、右手に大岳山。
嗚呼、何だか心安らぐ穏やかな風景です。

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【写真上】17:20、奥多摩町のタイムズマートにてフィニッシュ。
「山行オツカレ」の缶ビールを飲って〆と致しました。
尚今回の山行スタッツは以下の通り。
・走行時間/8:23:57 ・走行距離/44.01㎞(㎞/10:03av) ・獲得標高/3431m

以下、今回の奥多摩主要二尾根「長沢背稜~雲取山~石尾根」コース。
傾向と対策は昨年ログに詳しいので、そのままコピペ+加筆補正程度にて。

全行程約44㎞のうち、その半分を走れるパートとなっているこのルート。
長沢背稜の「天目山~長沢山間/11.3㎞」の約7割、石尾根の「雲取山~六ツ石山間/13.3㎞」の約8割が快適なラン区間となっています。
加えてアプローチルートとなるヨコスズ尾根や、下山ルートの三ノ木山以降も走れるパートが多く、文字通り「スタートからフィニッシュまで走りまくれる」縦走路。
これだけのロングディスタンスをランで賄えるルートは奥多摩でもこのパターンのみ、「最強のトレランコース」と云っても過言ではありません。

しかも目立った登坂区間は序盤(東日原~滝入ノ峰)と中盤(長沢山~芋ノ木ドッケ)で終えており、後半はショートパートの上りが二ヶ所(雲取山.七ツ石山)あるだけ。
石尾根に入ると殆んど平坦路なので、体力面でも行程進捗面でも余力残しの山行が楽しめます。

更に水場や避難小屋、エスケープルートが多いのも初挑戦の方には心強い味方。
但し「芋ノ木ドッケ→三峯神社」「七ツ石山→アカザス尾根」「鷹ノ巣山→榧ノ木尾根」の下山ルートは所要時間からして余りお勧めしかねますが。

弱点としては長所の裏返し。
長沢背稜/石尾根共に巻き道がメインの為、山路構成が単調すぎる点。
共に似通った行程が延々続くので、途中で少し飽きてくるかも知れません。

と、こんな感じの「長沢背稜~雲取山~石尾根」山走記、最終篇。
おしまい。

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2016.08.05

●「長沢背稜~雲取山~石尾根」縦走トレラン.その②

えー、先月の奥多摩主要二尾根「長沢背稜~石尾根」山走記、続篇です。
東日原からヨコスズ尾根をアプローチに取り、黒ドッケ~三ツドッケ~長沢山と長沢背稜を西進。
長沢山からは山行前半部の登坂核心パート、芋ノ木ドッケへ向かいました。

そんな訳での山走記その②「長沢山~雲取山」篇になりまする。
尚、コース詳細は昨年の山行記ログ(↓)に詳しいので、今回は簡略版と云う事で。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2015/07/post-3ab8.html

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【写真上】長沢山からは一旦下り山路。
鞍部に下り切ってから、芋ノ木ドッケへの2.5㎞は「上り一辺倒」。
走れるパートは全くありません。
さーて、ガンガッテ上りますか…。

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【写真上】最初は緩やかな上り勾配のヤセ尾根。
途中に尾根上の細長い小ピーク、杣小屋ノ頭を通過します。

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【写真上】本格的な登坂パートに突入。
シャクナゲと露岩の目立つ、中~急勾配の上りに取っ掛かります。
途中で道標板のみが立つ小ピーク、桂谷ノ頭を通過。

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【写真上】で…、

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【写真上】桂谷ノ頭を過ぎてからは…、

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【写真上】ずーっとこんな悪路が続きます…。
長沢背稜最奥部、針葉原生林の核心部パート。
痩せた岩稜帯尾根をに沿って続く、「木の根」「露岩」「倒木」の極悪コラボトレイル。
勾配自体は許容範囲の上りなりですが、兎に角足場が悪く疲れます。

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【写真上】コヤセドノ頭。
岩稜帯の根道悪路もやっと終了。
登坂パートはもう暫く続きますが、コンディションの良いダートトレイルになります。

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【写真上】標高を上げるに従い、周囲の植生も変化。
鬱蒼とした薄暗い尾根路から、次第に上空の開けた踊り場的斜面に。
コメツガ.シラビソのマツ系針葉樹林に加え、ダケカンバの植生も見られ始めます。

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【写真上】ヤケトノ頭。
長沢背稜の指導標は全てリニューアル、文字消えで老朽化したものは交換+幾つか新たに敷設されておりました。
山路中には赤リボンも新しく結わえ直されており、山路整備が進められてます。

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【写真上.下】やっと芋ノ木ドッケ直下に入りました。
上空の開けた尾根路に出ると勾配も落ち着き、中~緩斜主体の山路に。
一面に広がる立ち枯れと倒木の風景は、差し詰め「朽木尾根」と云った感。

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【写真上】再び薄暗い針葉樹林帯に入ると、直ぐに芋ノ木ドッケ。

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【写真上】13:25、芋ノ木ドッケ通過。(time/04:32:15 dst/20.53㎞)
東京都二番目の高峰ですが、山名標も何も無い鬱蒼したピーク。
まぁ却って奥多摩最奥部の趣が醸され、コレはコレで宜しいかも。

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【写真上】芋ノ木ドッケの山名標。
山頂より数m下がった所処に設置。
これより長沢背稜を離れ、雲取三峰縦走路に合流します。

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【写真上】芋ノ木ドッケからの下り山路。
裾広がりの急斜面に薄い踏み跡の山腹、変な方向に下りて行かない様に注意。
でも以前に較べると支障木は多少整備されており、路迷いの心配も少なくなってます。
イメージとしては斜面を下に見て、やや左手方向に蛇行して下って行く感じ。

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【写真上】芋ノ木ドッケからの下りもヤセ尾根の悪路続き。
ガレと根道の連続する、テクニカルな急坂下り。
露岩の突き上げもあり、膝に堪えるコンディションです。

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【写真上】雲取~三峰縦走路に合流。
大ダワの手前辺りから周囲は次第にガスって参りました。
こりゃ雲取山からの見晴らしは期待薄だな…。

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【写真上】13:35、雲取山荘到着。(Time/5:01:47 DST/22.94㎞)
山行スタートから約6時間、やっとランチタイムです。
此処で休憩を取る理由はコレ、山荘名物「10才若返る沢やせ水」。
水場の近くだと汲みたての「冷たくオイチイ水」が飲めるがポイント高し、特に夏場だと猶更です。

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【写真上】30分の休憩の後、山行再開、。
雲取山直下の上りは、2000m級亜高山帯の北斜面らしい針葉樹の原生林。
0.8㎞で約170m登坂の急坂ですが、距離が短いので気は楽です。

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【写真上】14:20、雲取山通過。(Time/5:17:45 DST/23.72㎞)
うーん、矢張り真っ白。
大菩薩嶺や奥秩父の山々は疎か、飛龍も七ツ石も何~も見えません。
まぁ梅雨時の山行なので、眺望自体はアンマリ期待してませんでしたけどね。

と、こんな感じの「長沢背稜~雲取山~石尾根」山走記.その2。
次ログの「雲取山~奥多摩駅」篇にて、三部作の終となります。
続く。

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2016.08.04

●「長沢背稜~雲取山~石尾根」縦走トレラン.その①

えー、もう一ヶ月前のハナシに成増が…。
7月5日は今年二度目の山走行脚。
奥多摩エリアの「My favorite TRAIL」、長沢背稜から石尾根の奥多摩主要二尾根を縦走して参りました。

Kumotori
この二尾根は共に奥多摩山域屈指の長大な尾根路。
しかも長沢背稜は日原川と荒川の分水嶺、石尾根は奥多摩水源林路で、縦走路の大半が尾根の南を巻いた平坦基調の山路構成。
トレランにはお誂え向きのフラットトレイルとなっています。

そんな訳での山走記その①「東日原~長沢山」篇。
尚、コース詳細は昨年の山行記ログ(↓)に詳しいので、今回は簡略版と云う事で。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2015/07/post-3ab8.html

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【写真上】8:35、東日原BS出立。
早朝からしてこの青空、気温は27℃とトレランには少し厳しい暑さです。
この日の天気予報は午前中☀、午後から曇りがちになるとの事。

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【写真上】天目山への取り付き名物オブジェ。
矢羽乱立の道標板、却って迷ってしまいそう…。

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【写真上】序盤の約2㎞は急坂続き。
杉林の中を蛇行に取ったアプローチ、一気に高度を上げて行きます。

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【写真上】急坂区間も終了。
氷川鉱山のフェンスを過ぎ、暫くすると勾配も落ち着いて参ります。
周囲の景色が杉林から落葉樹林に変わると、間も無く尾根筋に出ます。

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【写真上】登坂パートを終え、ヨコスズ尾根に入りました。
滝入ノ峰の南~東を巻き、尾根路に出ると緩斜主体の優しい上りに。
落葉樹の明るい尾根路は目立った勾配も無く、明朗なラン区間です。

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【写真上】一杯水避難小屋の真裏から、黒ドッケへの直登ルート。
岩稜帯の小コルを経て…、

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【写真上】短い急坂を上り返して天目山へ。
距離こそ短いものの、「上って」「下って」「また上って」と難儀なパート。

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【写真上】10:10、天目山(黒ドッケ)到着。(Time/1:34:51 DST/6.09㎞)   
先ず一つ目のピークハント。
アプローチの登坂パートはこれでお終い、此処から長沢背稜に入ります。

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【写真上】天目山より、東面の眺望。
蕎麦粒山、日向沢ノ峰、川苔山は雲に遮られて望めませんでした。

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【写真上】同、南西の眺望。
中央を左右に横切るのはタワ尾根、正面奥には天祖山。
最奥にの望める筈の雲取山~芋ノ木ドッケも、雲に隠れて見れず終い。

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【写真上】同、南面の眺望。
正面に聳えるのはこの日の後半パート、石尾根の鷹ノ巣山。
一瞬だけでしたが雲が切れ、頂を望む事が出来ました。

しかし6時間後、あの場所でトンデモない災難に遭うのでして…。

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【写真上】さーて、走るぞー♪。
この日の山行、前半戦メインディッシュに突入。
フラットパートが長いと云う点で、奥多摩では石尾根の次位に来る長沢背稜。
その中でも「三ツドッケ~水松山」間の約9.7㎞は平坦基調の山路、走れる区間の多い秀逸なトレランコースです。

因みにこの県境縦走路、名称的に細分すると「酉谷山~天目山~蕎麦粒山」間が天目背稜、「芋ノ木ドッケ~長沢山~酉谷山」間が長沢背稜と云う呼称定義になります。
但し面倒なので、私めは全部「長沢背稜」で括っちゃってますけどね。

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【写真上】数少ない展望ポイント、ハナド岩からの眺望。
正面には日蔭名栗山~七ツ石山と連なる石尾根、その奥には大菩薩連嶺。
それにしてもこの日は、雲の動きが忙しい天候です。

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【写真上】御覧の様な平坦トレイルが続きます。
天目山→酉谷山へは高度を上げて行くので、一応緩やかな上り基調。
それでも尾根の南腹を巻いて進む山路構成、途中の大栗山.七跳山.坊主山と云った各ピークは全てスルーしており、上っている実感は殆どありません。

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【写真上】酉谷峠(酉谷山分岐)を右手に入り酉谷山へ。
山頂に近づくにつれ、ブナの植生が目立ち始めます。
中勾配の短い上りを片付けると、すぐに酉谷山。

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【写真上】11:20、酉谷山通過。(Time/2:38:37 DST/12.14㎞)
座地的には奥多摩エリアの最北奥に位置する頂。
此処で15分程のレストタイム、シリアルを摂りつつ身体を休めます。

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【写真上】酉谷山より、南面の眺望。
中央奥な薄らと山容が望めるのは三頭山。
山頂の南面は多少間伐が進み、昔より見晴らしが利く様になってます。

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【写真上】酉谷山からも引き続き快適なフラットパート。
フィトンチッド溢れる新緑の美しいブナ林を、快適なトレイル。

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【写真上】鞍部の行福ノタオからは、やや上り基調。
走りっ放しにはチト辛く、走歩織り交ぜて進みます。

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【写真上】12:00、樹林帯から視界が広がると滝谷ノ峰ヘリポート。
うーん、早朝の晴天が嘘の様、どんよりとした鉛雲空になって参りました。

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【写真上】ヘリポートからは下り基調のフラットトレイル。
快適なランコースを走る事約15分で…、

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【写真上】天祖山/長沢背稜分岐に到着します。
あら、道標板が新しく立て替えられている。
分岐を上がり少し逆走すると水松山ですが、取り立てて踏み甲斐の無いピーク。
スルーして長沢山に向かいます。

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【写真上】天祖山分岐から長沢山への山路。
天目背稜~長沢背稜で唯一、尾根の北側を巻くパート。

周囲の風景は一変、羊歯や苔類の植生が目立つ様になってきます。

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【写真上】天祖山の分岐から10分程で長沢背稜の稜線に出ます。
三つドッケから続いた快適な巻き道/ランパートは此処迄。
これより芋ノ木ドッケへは、尾根路を辿るアップダウンの繰り返しとなります。

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【写真上】朽木.倒木の多い尾根筋を進みます。
以降、芋ノ木ドッケまで立ち枯れの目立つ風景が続きます。

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【写真上】12:35、長沢山通過。(Time/3:41:32 DST/17.62㎞)
天祖山の分岐から約1.3㎞、ランメインなら15分強で到着。
山名標が立っているだけの尾根上の1ピーク、長沢背稜の「名称元ネタ山」としては至って地味な山頂です。
そして此処から芋ノ木ドッケへは奥多摩山域の最奥部エリア、長沢背稜の上りパート(逆走では下りパート)核心部に入ります。

と、こんな感じの「長沢背稜~雲取山~石尾根」縦走、山走記その1。
次ログ「長沢山~雲取山」篇に続く。

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2016.08.02

●2016/17シーズンに向けて

えー、本日は8月2日、大安。
縁起の良い吉日を選んで、PCのキーボードをポチッと一押し。
4ヶ月後に迫った今冬のスキーシーズンに向け、「真夏の夜の夢」に浸っている私めなのでした。

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毎年恒例「長野県共通リフトシーズン券」の特別早割申込み。
30.000円の特別価格で限定200枚が抽選販売、長野県下の全スキー場がこの一枚で滑り放題と云う、正に至宝のプラチナチケットなのです。

まぁ「うン万人(うン十万人)」の中の200名ですから、当選する方が奇跡的。
無駄とは思いつつ申込んでた…、のは去年迄の事でした。
何せ昨シーズン、同じく入手超難関(当選確4.6%)のプレミアムチケット「白馬村共通シーズン券」に当選した私め↓。
http://app.cocolog-nifty.com/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=83554830&blog_id=238969
http://app.cocolog-nifty.com/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=83565631&blog_id=238969
http://app.cocolog-nifty.com/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=83814602&blog_id=238969
この強運を味方に付け、二年続けての当選を真剣に狙っておりまする。

因みに受付は7月25日からですが、わざわざ大安の今日を選んでの申込み。
少しでも当選確率が上がる様、ゲン担ぎも万全の日付チョイスにて。

どーか今年も「魔法のシーズン券」が手に入ります様に…。

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2016.08.01

●「三頭山~高尾山」笹尾根フルパート縦走.その④

えー、先月の「笹尾根フルパート縦走」トレラン記、四部作の最終篇。

数馬BSからの山行は三頭山~槇寄山~浅間峠~醍醐丸を経て陣馬山に到着。
超メジャーな人気ルート、陣馬高尾縦走路にて笹尾根走の〆となりました。
そんな訳での山行記その4.「陣馬山~高尾山口」篇になりまする。

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【写真上】陣馬山より、北西の眺望。
手前にはこれ迄辿ってきた笹尾根、その奥には奥多摩三山も望めます。
四囲の開けた広々とした山頂は、標高854mの低山とは思えぬ見晴らしの良さ。

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【写真上】笹尾根越しに、奥多摩三山の一.三頭山。
この日の「笹尾根フルパート縦走」スタート地点、5時間前にはあの頂に居ました。
こうして見ると随分長い距離を走って来たものです

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【写真上】同、奥多摩三山の一.御前山。
こっちからだと頂がちょい覗ける程度ですが、奥多摩湖側からの眺めは見事なピラミダル。
奥多摩随一の整ったシルエットを誇ります。

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【写真上】同、奥多摩三山の一.大岳山。
キューピー山/茶魔山の異称山名を持つ、元祖鍋割山。
奥多摩で最も山座同定のし易い、個性的な山容。

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【写真上】陣馬から最も見栄えのする山と云えば、この連行峰。
1000m強の低山ですが、標高に反して重厚で堂々とした山容。

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【写真上】戯れ一写、ホーセズネック。
何かエロい…。

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【写真上】戯れ一写、ホーセズテイル。
何かエロい…。

以上、休憩がてらに撮った「陣馬山コレクション」でした。

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【写真上】休憩終了、さーて出発しますか。
南方に丹沢山地を望みつつ、トレイル再開。
梅雨時の高湿曇天な空模様にしては、見晴らしが利いてチョイ得した気分です。

尚、此処から先は皆様御存知の超メジャールート。
コメント/フォトの必要もありませんので、山行記は簡略版と云う事で。

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【写真上】陣馬山~景信山間は超高速フラットトレイル。

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【写真上】まぁホント、良く踏まれてる事。
「山路」と云うより「土ファルト」「土クリート」と云った感じのカチコチトレイル。

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【写真上】10分程で冥王峠 明王峠通過。
㎞/6:00前後と、ロードのLSDランと変わらないペース。
此処から相模湖へ下りる下りルートも、結構良いトレランコースです。

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【写真上】引き続きハイペースの快適山走。

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【写真上】巻けるトコはみんな巻いちゃいます。

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【写真上.下】15:35、上杉景信 景信山通過。
「安」「近」「短」、そして「楽」なスーパーコンビニエンストレイル.陣馬高尾縦走路。
その中でも初中級者向けで、快適に走れるのがこの区間。
陣馬山から景信山直下の上りパート迄、約4.5㎞は「走りっ放し」でオケーです。

但し前述の様に「踏ま過ぎ」、トレランの本質的魅力に欠ける所処はありますが。

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【写真上】景信山からも快適なラン区間。
多少アップダウンは増えますが、走れるパートはマダマダ多し。

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【写真上】信楽峠 小仏峠通過。
此処からは軽く上り返して…、

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【写真上】16:00、おでん山 小仏城山通過。
陣馬山から続いた極楽高速トレイルは此処で終了。
城山~高尾山へは下記の様に「ラン不向き」「ハイク向き」な山路構成となります。

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【写真上】木道…、

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【写真上】木段…、

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【写真上】木道…。
城山~高尾山間はその殆んどが木道/木段で整備された山路。
近年のハイカー増加により、山路の地表砂地は元より粘土質下地すら抉り出され、損傷の激しい陣馬高尾縦走路
従いこう云った山路敷設が急ピッチで進められています。

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【写真上】城山を過ぎてからは、ポツポツと雨粒が落ちて参りました。
文字通り「駆け足」で一丁平/もみじ台を通過しますが、所々雨水が浮いてスリッピーなコンディションに。

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【写真上】16:20、高尾山到着。(Time/7:02:37 DST/37.78㎞)
何気に3年振りとなるタカオサン。
北~南高尾山稜の裏高尾ルートは年1ペースで走っていますが、高尾山自体を踏むのは久し振りです。

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【写真上】雨は本降りちょい手前。
山頂で傘持ってる人々って…、如何にも「高尾山」ってな風景。

天気の回復具合を見つつ10分程休憩。
雨足が強くなりそうだったら1号路からの下山も考えましたが、何とか小降りのまま収まってくれそう…かな。

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【写真上】そんな訳で当初の予定通り、稲荷山コースで〆。

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【写真上】上の方はこんなコンディション多し。
「ツルツル」「テカテカ」のクレイトレイル。

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【写真上】中盤以降は雨も止み、ドライなコンディションに。

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【写真上】山頂から丁度30分、登山口へ到着。
目の前は高尾山口、この日の山行も無事終了っと。

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【写真上】17:00、高尾山口到着.フィニッシュ。
山行スタッツは以下の通りとなりました。
・走行時間/7:32:38 ・走行距離/41.08㎞(㎞/11.01av) ・獲得標高/2881m

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以下、今回の笹尾根フルパート縦走(東南進コース)、傾向と対策。
御覧の様に基本的には下りベースとなる山路構成、特に危険箇所やガレ場.急坂もありませんので難度の低いコース設定。
前半部(槇寄山~浅間峠)と後半部(陣馬山~小仏城山)にロングのランパートがあり、走り応えは充分です。

笹尾根全行程を大まかに分けると「三頭山~浅間峠」「浅間峠~和田峠」「和田峠~高尾山」の3パート。
「三頭山~浅間峠」はクメケタワ以降、ゆるやかな下り基調。
路面コンディションもクッションの利いた檜林や雑木林、笹道がメインです。
「浅間峠~和田峠」は連行峰迄やや上り返し、以降地味なアップダウンの連続。
醍醐丸に近づくに従いヤセ尾根伝いの露岩帯が目立ち始めます。
「和田峠~高尾山」は快適なハイク&トレランコース。
てな感じの構成となっています。

全行程の半分がランで賄えるコースとなっており、初めて40㎞以上の山行にチャレンジする方には「石尾根ピストン」と並んでお勧め出来るトレランルート。
往環路尾根に沿ったコース取りなので集落に下りる旧峠も多く、エスケープルートが豊富なのも初~中級者ランナーには心強いでしょう。

弱点としてはコースの殆どが樹林帯に覆われ眺望が利かず、変わり映えのしない単調な山路構成の為に飽きてしまう事。
あとは日原峠以外に水場が無い事の2つ位でしょうか。

尚、今回は今年初となるトレランだったので楽チンな「三頭山→高尾山ルート」選びましたが、逆走ルートを選んでも思ってる程難度は上がりません。
高尾山口→陣馬山間は無理せず走れますし、醍醐丸→浅間峠間はどっちから入っても大して難度変わらず。
土俵岳→槇寄山は確かに上り基調になりますが、殆んどが緩勾配なので足を酷使するパートも少ないです。
明確な登坂パートは「連行峰直下」と「土俵岳直下」、あと「槇寄山から三頭山への上り」位です。

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【写真上】おまけ一写。
山行の〆は昨秋オープンした「高尾山温泉♨」。
今回初めて使いましたが流石京王さん直営、駅には直結だし、館内で電子マネーは使えるし、と利便性抜群。
心配していた館内キャパシティーについても、食事処や入浴施設等の広さは申し分無し、高尾エリアに走りに来た際にはまた使わせて貰います。

てな感じの「笹尾根フルパート縦走」四部作。
次走は長沢背稜と石尾根、奥多摩主要二尾根のフル走に向かうのでした。
おしまい。

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