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2016.08.16

●「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍」縦走トレラン.③

えー、8月9~10日は一泊二日の奥多摩/奥秩父トレラン記、続々篇。
山行二日目は前泊山小屋の三条の湯をスタート、飛龍山から奥秩父主脈縦走路を経て将監峠に到着。
山ノ神土.登山口より仙波尾根ルートで和名倉山に向かいました。

そんな訳での「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍トレラン」山走記その3。
「東仙波~和名倉山」篇になりまする。

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【写真上】東仙波からは360度に広がるスーパーパノラマ。
手前にはこれまで辿ってきた仙波尾根の前半部、リンノ峰の向こうには西御殿岩~唐松尾山の雄姿。
流石にこの場を「走り過ぎる」のは勿体無く、10分程小休止する事に致しました。
こりゃ復路の眺望も楽しみだな♪。

2
【写真上】8:50、東仙波からは一旦原生林の下り。
これ迄の東進ルートから90度左折、山名標の裏より真北に山路を取ります。

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【写真上】短い急坂を終えると、明朗な稜線路に。
ダケカンバの疎林を通り過ぎると、再び絶好のビューポイント。
尾根の左右にはスーパーワイドなパノラマが待っているのでした♥。

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【写真上】右手に雲取三峰縦走路の稜線シルエット。
カバアノ頭の向こうに連なるのは雲取山~芋ノ木ドッケ.白岩山~前白岩山。

4
【写真上】左手には奥秩父の山々。
左より燕山~古礼山~水晶山、雁坂峠を経て雁坂嶺。

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【写真上】東仙波の東に聳える、カバアの頭。
今回あっちを踏むプランは考えてなかったのですが、このコースタイムなら余裕で立ち寄れたな…。
と、ルートの下調べしてこなかった事を少し後悔。

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【写真上】右手近景。
右に雲取山、鞍部の大ダワを挟んで左に芋ノ木ドッケ。
大ダワの向こうにちょこっと頂を覗かせるのは天祖山。

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【写真上】左手近景。
中央の鞍部が雁坂峠、右に雁坂嶺、左に水晶山。
雁坂嶺の頂は層積雲に覆われ、右奥に望める筈の木賊山.甲武信岳.三宝山も夏雲に隠れてしまってます。
まぁ高温多湿の夏期だけあって、コレ計りはしょーが無し。

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【写真上】焼小屋ノ頭に向けての緩やかな丘陵帯上り。
夏空の青、湧き立つ雲の白、ササ原の薄緑、カラマツの濃緑。
コレはコレで如何にも「夏山」ってな佳景です。

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【写真上】9:00、焼小屋ノ頭を通過。
東仙波から約10分、殆どピーク感のない稜線上の小丘頂と云った感じ。

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【写真上】焼小屋ノ頭より、正面に吹上ノ頭を望む。
吹上ノ頭は尾根路を通らず、ピークの西側を巻いて進みます。

焼小屋ノ頭はその名の通り、嘗て山火事のあった地帯らしく。
陽当たりの良い稜線路にも関わらず、朽ちた枝木や根株が荒乱しているのはその所為でしょうか。

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【写真上】焼小屋ノ頭からは一旦下り、
シャクナゲの群生する岩稜帯を通過。
然して難路と云う程でも無く、山路も巨石露岩の横を迂回して通っています。

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【写真上】以降、吹上ノ頭の西を巻く平坦貴重のトレイル。
この辺りから、林業用の放置ワイヤーが多く目に付く様になってきます。

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【写真上】スタコラと走の進むフラットな巻き道。
カラマツを主とした針葉樹とミズナラ.ダケカンバなどの広葉樹が混在する樹林帯。
吹上ノ頭の西巻き道は眺望が利かないので、却ってランに専念出来ます。
見晴らしの良い尾根路では、景色に見とれて足が止まっちゃいますからね。

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【写真上】しかし足元のコレには注意。
まるで「対トレイルランナー」用のトラップみたく…。

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【写真上】赤色チャートの地表が目立ち始めると、間も無く八百平。

尚、山ノ神土からの和名倉山ピストンをトレラン的見地から解説すると、往路はこの「東仙波~八百平~西の肩」区間がハイライトパート。
「絶景の稜線路」から「平坦巻き道」を経て「針葉樹林帯のソフトトラック」とシチュエーション変化に富んだ山路構成。
目立った勾配も殆ど無く、「トレラン美味しいトコ取り」の約3㎞となっています。

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【写真上】9:20、八百平通過。
樹間の間延びした小平地に出ると、其処が八百平。

で、ココが路迷いのし易いポイント、その1。
シングルトラックの巻き道から開けた踊り場に出て来ると、ついそのまま直進してしまいがちですが、登山路は進行方向の左手側に通ってます。↓

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【写真上】コレが和名倉山へ続く登山路。
八百平の左端、赤テープの左手に踏み跡のしっかりした山路が伸びています。
ハイクレベルの山行速度なら見落とす心配も少ないでしょうが、トレイルランナーは勢いに乗って通り過ぎがちなので注意。

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【写真上】八百平を過ぎても快適なフラットトレイル。
幅広でクッション良好なウッドチップダート、しかもやや下り基調。
スタコラと足の回転が進みます。

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【写真上】9:30、川又分岐を通過。(Time/4:20:52 DST/17.95㎞)
八百平から道なりに10分程で通過、左手は川俣方面に伸びるヒルメシ尾根。
山地図で廃道扱いですが、バリルートとして結構使われているみたいです。

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【写真上】川又分岐を過ぎると、直ぐに西の肩に差し掛かります。
西の肩からは写真の様に穏やかな上り勾配、序盤は踏み跡もしっかりしてます。

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【写真上】途中、白石山(和名倉山)への標識プレートがあり〼。
この辺りは路筋の判然としない、ただっ広~い踊り場尾根。
しかも全方位殆んど見分けの付かない似通った勾配と樹林帯が広がっています。

で、ココが路迷いのし易いポイント、その2。
破線ルート程の難度では無いですが、方向勘の無い方はどっちに進んでイイのか一瞬戸惑われるかも知れません。
ポイントとしてはこの標識を見付けたら、やや右手側に意識を向けて進路を取る事。
そうすると頭上に二ノ瀬分岐の指示標識が見えてきます。
地理院の地形図見れば解りますが、等高線がビミョーに北東向きなのです。

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【写真上】9:35、二ノ瀬分岐を通過。(Time/4:28:12 DST/18.37㎞)
山路は東へ90度右折、トラバース路に入ります。
和名倉山へは残す所処、約0.7㎞。

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【写真上】カラマツ帯のトラバース路を東へ横断。
しっかり踏まれた山路に、一定距離毎に結えられた道標テープ。
特に問題無く進めます。

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【写真上.下】千代蔵ノ休場。
樹林帯が切れ視界が開けると、一面にはカラマツの幼木群。
山肌斜面の風景が広がると、其処が千代蔵ノ休場です。

埼玉県史上最大規模の山火事が発生した火災元がココ(らしい)との事。
同じ樹齢のカラマツばかりと云う事は、山林回復の植林に由るものでしょう。

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【写真上】しかしトレイルはブッシュ状態。
背丈以上のカラマツを掻き分け進みますが、チクチクと痛い痛い…。

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【写真上】千代蔵ノ休場を過ぎると、再び鬱蒼とした樹林帯へ。
指示標識に沿って、シラビソの繁る原生林を真北に取ります。

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【写真上】苔生す朽木と倒木の中、山頂へ伸びるトレイル。
ある意味「如何にも和名倉山」ってな登山路風景。
嘗て謳われた「秘境」の雰囲気が、山頂付近には未だ色濃く残っています。

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【写真上】苔に覆われた山路を踏み締め…、

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【写真上】数え切れない倒木(+ワイヤー)を跨ぎ越えていくと…、

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【写真上】9:45、和名倉山到着。(Time/4:38:20 DST/19.06㎞)
暗く深い針葉樹の森の中に、ポツンと広がる円形の狭小な空間。
欝蒼と繁るシラビソに朽木の重なる荒涼感、噂通りのスピリチュアルな頂でした。
まぁ「何もナイ」ちゃ「何もナイ」深峰、なんですけとね。

と、こんな感じの「和名倉山ピストン+飛龍.竜喰.前飛龍」縦走トレラン.その③。
次のエントリーはピストン下山篇+「和名倉山.傾向と対策」になります。
つづく。

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