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2016.10.15

●「奥多摩三大急登」縦走トレラン.その③

えー、先日の「奥多摩急登巡り」トレイルラン、続々篇リポ。

東日原より山行開始、稲村岩尾根から鷹ノ巣山へヒルクライム。
石尾根~六ツ石山を経て、棒ノ木尾根を水根集落へダウンヒル。
奥多摩湖からは大ブナ尾根を御前山へヒルクライム。
御前山からはハセツネコースを逆走、三頭山方面へ向かいました。

そんな訳での山走記その3、「大ブナ尾根~御前山~小河内峠」篇になりまする。

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【写真上】11:40、小河内ダムから御前山の取り付きへ。
堰堤の正面には、これより向かう大ブナ尾根。
サス沢山より上部はガスに隠れて何~んも見えません。

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【写真上】右手に広がる奥多摩湖。
こんな近くに奥多摩湖を望むのは、一昨年にドラム缶橋を渡った時以来。
「石尾根」「長沢背稜」をツートップに「奥多摩三山主脈」「笹尾根」辺りが奥多摩.主戦コースの私め、湖岸沿いに降りてくる機会は少ないのです。

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【写真上】ダム堰堤を渡ると、T字路左手の藤棚広場へ。
小河内ダムから御前山登山口へは、案内標識も無く意外と解り難く。
この藤棚広場の奥がトレイルヘッドになります。

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【写真上】11:50、大ブナ尾根の取り付き。(Time/3:32:58 DST/15.52㎞)
取っ掛かりから暫くは小河内ダム頂上広場/展望広場への散策路を兼ねており、整備された丸太階段の登山路。
展望広場への分岐を右に分けると尾根に乗り、本格的なトレイルに入ります。

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【写真上】で、尾根に出ると…、

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【写真上】即、急勾配ヒルクライムの始まり…、

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【写真上】直登急坂が延々と続きます…。
木の根露出が目立つ幅狭尾根をダイレクト&ストレートな山路取り、所々で手の補助が必要な上り箇所もありました。
正直、机上スペックで想像してたよりタフな登坂パートです。

2箇所ある縄場を過ぎると勾配はやや落ち着き、結果的にはこの序盤パートが大ブナ尾根の「キモ」的な急坂区間でした。
まぁコレ位の難度が無いと「三大急登」候補には挙がってこないでしょうけどね。

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【写真上】11:20、サス沢山通過。(Time/4:07:11 DST/17.13㎞)
約35分/1.6㎞の上りを終えると、フェンスに囲まれた監視塔が建つ小平地に。
道標矢板に小っさく、山名が記されています。

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【写真上】サス沢山から西面の眺望は、大ブナ尾根随一のビューポイント。
標高900m地点にガスは掛かっておらず、奥多摩湖が一望の元に見晴らせました。
天気が良けりゃ大菩薩連嶺~奥秩父山塊のワイドパノラマが望めたでしょうに…。
残念。

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【写真上】サス沢山からは短い下り返しからプチコルへ。
ほんのちょっとのラン区間を経て、再び上り行程に入ります。

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【写真上】石灰岩質の露岩帯もチラホラ出現。
相変わらずの狭い尾根路ですが、序盤の急坂に較べるとマシな勾配具合。
フツーの登坂パートと云った感です。

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【写真上】露岩帯の上りを終えると、緩やかな傾斜の幅広尾根に。
「このレベルの勾配で惣岳山まで辿り着けりゃ、さぞ楽な事だろう…」。
ま、そんな都合良いハナシはありゃしません。

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【写真上】コレ、多分防火帯なんでしょうね…。
標高1100m超になると濃霧帯に突入。
ガスが濃いので視野が狭く、変わり映えのしない山路風景にしか見えません。

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【写真上】大ブナ尾根避難小屋(一人用)。
さっき上った稲村岩尾根にも、同じようなウロの避難小屋がありました。

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【写真上】倒木と巨石露頭。
やや荒れた樹林帯を通り過ぎると、落ち着いた勾配の上りパートも終了。
惣岳山の直下区間に差し掛かります。

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【写真上】尾根終盤、やや疎林帯っぽい急坂パート。
尾根と云うより山腹っぽい幅広路を、左右に蛇行しつつ高度を上げていきます。

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【写真上】振り返って見るとこんな感じ。
まぁ特筆する様な激坂では無いのですが、「ヒルクライム1100m↗(稲村岩尾根)」の後の「ダウンヒル900m↘(棒の木尾根)」の後の「800mヒルクライム↗」。
大ブナ尾根の後半部では、流石に大腿部に疲労が蓄積して参りました。

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【写真上】13:00、惣岳山通過。(Time/4:46:12 DST/19.28㎞)
直下ラストの1.1㎞/約10分は結構堪えました…。
此処から御前山へは0.6㎞、折角なので上り切ってから休憩する事に。

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で、今回初コースとなる大ブナ尾根の感想です。
リポートコメント通り、核心パートとなるのは「登山口~サス沢山」間の前半部。
小ガレと根道の露出するヤセ尾根を「鉄砲上り」する約1.6㎞は結構ハードな上りパート、但し勾配Maxとなる区間の距離が短いので一気に上り切る事が可能です。

サス沢山以降は急勾配もある程度収まり、一部点在する岩稜帯を遣り過ごすと落ち着いた幅広尾根の上りに変化。
最後の惣岳山直下パートは再びソコソコの急坂となりますが、ダートメインの山路コンディションで前半部程の悪路ではありません。

因みにガーミンくん計測による実地データは以下の通り。
・登山口~サス沢山/距離1.60㎞ 高度上昇404m
・サス沢山~惣岳山/距離2.16㎞ 高度上昇455m
やっぱり前半部の方が勾配キツいですね。

奥多摩三大急登の候補として「稲村岩尾根」「大休場尾根」の次位クラスで名前の挙がる同尾根ですが、「頭」と「尻」に急坂がある事を念頭に置いておけばフツーに処理出来るハイクルートかと。
ボトムに行く程悪路/急坂傾向が強まり、個人的には「下りで使う方がヤだな」と云った印象でした。

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【写真上】13:10、御前山到着。(Time/4:55:05 DST/19.91㎞)
山行スタートから約5時間、此処で遅蒔きながらのランチタイム。
しかし大ブナ尾根の踏破が意外と手間取ってしまい、予定のタイムテーブルを10分超過。
30分のレストを5分短縮し、13:35に山行再開です。

10月に入ると夕刻時の暗闇は加速度付けて進行、しかもこの曇天&濃霧天候。
取敢えず日没30分前(17時)までの下山は「マスト」です。

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【写真上】御前山から元来た路を戻り、惣岳山へ。
前日に(正確にはこの日の早朝まで)行われていた「ハセツネカップ」の名残。
約2000名のトレイルランナーが駆け抜けたトレイルは、降雨の影響もあって「泥濘トレイル」と化していました。
「奥多摩や 兵どもが 夢の跡」ってな感じ。

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【写真上】惣岳山からは短いパートながら、ソコソコの下り急坂。
植物保護ロープの張られた、振り幅の大きい九十九折が続きます。

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【写真上】ハセツネルートに入ると、至る所処でコレを目にします。
ロスト防止のコース案内標識。
因みにこの日、コースにトレイルランナーの姿は一人も見られませんでした。
ま、レース翌日(つっか当日終了直後)ですから、当たり前ですかね。

そんな訳で、ちょいとした「一人ハセツネ」気分を楽しめました。

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【写真上.下】惣岳山直下の下りを終えると、落ち着いた勾配のトレイルに。
巻き道とヤセ尾根を交互に取る山路構成、久し振りのまとまったランパート。

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【写真上】下り基調の緩勾配/平坦トレイルが続きます。
この「惣岳山~小河内峠~月夜見P」は、ハセツネコースを逆走(御前山→三頭山)に取ると至極快適なトレラン区間。
しかし正規のレースコース(三頭山→御前山)を進むと「地味~に上り基調」、じわじわと体力を消耗する嫌なパートです。

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【写真上】14:00、小河内峠通過。(Time/5:20:23 DST/21.87㎞)
少しランペース上げ、タイムテーブルもプラン通りに戻せました。
残す行程は「小河内峠~鞘口峠~三頭山~ヌカザス/モロクボ尾根~深山橋」の16㎞弱、10分の小レストを2回入れても16:50には下山出来るCTです。

と、こんな感じの「奥多摩三大急登」山走記.その3。
小河内峠からも引き続きハセツネコースを逆走、この日のラストピーク「三頭山」とラスト急坂「ヌカザス尾根」に向かいました。
つづく。

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