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2016.11.16

●「丹波道~大菩薩嶺~小菅道」旧青梅道縦走トレラン.①

えー、11月最初の日曜日は例に由っての山走トリップ。
今回のトレランは2年振りとなる「大菩薩嶺」に行って参りました。
往路は丹波山村から藤ダワを経て丹波大菩薩道を西に取り、大菩薩峠へ。
大菩薩峠からは人気の尾根コース、大菩薩嶺へのピストン。
復路は石丸峠から牛ノ寝通りに入り、棚倉より小菅村に至るルートです。

過去、この縦走パターンは何度か使っている私め。
しかしその何れもが「from小菅村to丹波山村」の時計回りコースで、今回は初の「反時計回り」での山行プランで御座います。

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因みにこの山路は、古より武州甲州を結んでいた旧青梅街道.主要二道。
牛ノ寝通りは古代.大和飛鳥からの「小菅道(古甲州道)」として、丹波大菩薩道は近世.江戸期よりの「丹波道」として、旅路や交易の往還路となっていました。

その旧街道の道筋をほぼそのままに踏襲している両古道、現在に於いては奥多摩山域から大菩薩連嶺を結ぶ絶好のトレランルート。
丹波大菩薩道/牛ノ寝通り共に殆どが平坦基調の山路構成で、山走屋には堪らないコースとなっています。

そんな訳での「丹波山村~大菩薩嶺~小菅村」トレランリポ、その①。
「丹波BS~藤ダワ~追分~ノーメダワ」篇になりまする。

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【写真上】8:10 奥多摩駅到着。
「秋晴れの山日和」「紅葉の見頃時期」「ウィークエンド」のトリプルクラウンが重なった奥多摩駅は既に結構な人だかり。
この20分後「ホリデー快速おくたま1号」が到着すると、駅前は「バーゲン初日の百貨店」状態となりました。

差し詰め「山」に入る前に「人の山」を扱ぎながらのバス乗車、てな感じ。
西東京バスさんも各方面行きのバスを増発+増発で必死の対応でした。

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【写真上】9:25、丹波BS到着。
丹波方面のバスも乗車率150%でしたが、殆どのゲストは鴨沢かお祭で下車。
丹波山村に降り立ったのは私め含め「3パーティ×7名」だけでした。

そんな訳で9:30にアクティビティスタート。
この日の行程は約30㎞のお手頃ディスタンス、何時もより遅めの山行開始です。

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【写真上】丹波川に架かる吊橋(やまびこ橋)を渡ります。
バス停を30m程西に進むと「民宿ふるさと」の看板があり、そこを左折すると丹波川沿いに降りるショートカットルート。
橋の向こうには「丹波山村営釣り場」の施設があります。

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【写真上】村営つり場を真っ直ぐ突っ切って。登山口に向かいます。
取っ掛かりの目印は「雄滝雌滝の案内板」と「使わなくなった水車小屋」。

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【写真上】貝沢川を石渡り、目の前にある階段を上ります。
因みにこの遊歩道を真っ直ぐ進むと「雄滝/雌滝」。
確か道志村にも同じ名前の滝がありましたっけ。

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【写真上】階段を上ると、暫くは舗装道の林道走り。
村営釣り場から登山口へは7~8分程度の距離。

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【写真上】9:35、林道の突き当たりがトレイルヘッド。
と、丹波大菩薩道への取り付きは、下調べしとかないとちょっと解り難いかも。
村営釣り場に係員の方が常駐されてるので、困ったらそこで聞くと良いでしょう。

そんな訳で、これよりトレイル突入です。

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【写真上】森林公園の遊歩道っぽい、緩やかな登山路。

序盤は良く整備されたトレイルなのですが…。

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【写真上】暫く進むと、地崩れ跡の片斜路が断続的に現れます。
殆んど路肩が消えかかっている歪狭トレイル、足場取りには注意が必要。

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【写真上】高尾天平/藤タワ方面の分岐標識。
この辺りまでは至って穏やかな勾配、ハイキングコースの延長と云った感。

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【写真上】鉄階段が現れると、本格的な上りパートに。
貝沢川沿いから山腹に進路を取り、尾根路に向けての山路となります。

所処が此処でスカポンタンな事態発覚。
途中でキャップに乗っけてたサングラスを落としていた事に気付き、約15分/往復0.9㎞引き返す羽目となりました。
落し物は無事見つかったので、まぁ良しとしますか…。

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【写真上】九十九折の路端には路肩柵が敷設。
疎林帯の急斜面ですから、多分降雨時の崩落に弱いんでしょうね。

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【写真上】落葉雑木林の山腹斜面を尾根筋に向かいます。
頭上には藤ダワの稜線が見えているのですが、左右に巻いた蛇行路なので意外と距離が詰りません。

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【写真上】10:10、藤ダワ通過。(Time/45:58 DST/3.63㎞)
と、此処迄が丹波BSから丹波大菩薩道へ入るアプローチルート。
このコースは今回初めて使ったのですが、「越ダワ~高尾天平」のコースから入るより「ちょい楽」で「ちょい早」てな感じでした。

グラサン探しのロスを差っ引けば、「丹波BS~藤ダワ」の実質スタッツは約30分/2.7㎞と云った所でしょう。

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【写真上】藤ダワから丹波大菩薩道に侵入。
序盤は枝打ちの行き届いた杉林のトレイル。

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【写真上】程無くしてブナやナラの落葉樹帯に入ります。
藤ダワ~追分間は緩勾配の上りと平坦路の混在するトレイル。
ラン&ウォークを織り交ぜながら、お気楽ペースの山行です。

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【写真上】10:30、軽く高度を下げるとマリコ川源流のワサビ谷。
清流の潺をBGMに、フィトンチッド溢れる沢沿いトレイル。
因みに漢字表記だと「真理子」でも「万里子」でも無く、「鞠(毬)子」です。

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【写真上】但し踏み跡が薄いので、進行方向には多少の注意が必要。
このワサビ谷のパート、リボンもあんまり掛かっておらずやや不明瞭な路筋。
以前下りで使った際はスムーズに通過出来たのですが、上りで使う方が多少ロストし易いかも。
目安としては木橋を三度渡った後、左右両手に分かれている渓流の左手側を意識して進むと良いでしょう。
すると正面に水源林道の白い標識が立っているのでそれをやや左方向に、です。

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【写真上】ワサビ谷を離れると再びオスギの植林帯。
沢沿いから尾根に向かう山腹路、軽くひと上りすると追分です。

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【写真上】10:45、追分通過。(Time/1:19:35 DST/6.54㎞)
北西に視界の開けた尾根上の小平地、一息付くには良い場所です。
追分からは石尾根の眺めが見事。↓

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【写真上】追分より、石尾根の西半分。
左より雲取山/小雲取山、平坦部を経て右に七ツ石山/千本ツツジ/高丸山。

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【写真上】同、石尾根の東半分。
左より高丸山/日陰名栗峰、鞍部の巳ノ戸ノ大クビレを挟んで鋭角な頂が鷹ノ巣山。
殆どピーク感の無い水根山/城山を経て、狩倉山/六ツ石山/三ノ木戸山。
先々月の「石尾根ピークハントピストン」で踏んで来た山々です。

で、追分からが丹波大菩薩道.西進ルートのトレラン「ハイライトパート」。

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【写真上】落葉絨毯の敷き詰められた「痛快フラットトレイル」。
基本的に平坦路中心の丹波大菩薩道ですが、その中でも更にフラット比が高いのが「追分~ノーメダワ」のパート。
山路コンデションも御覧の様に極上、㎞/6分台のスピードトレイルが続きます。

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【写真上】丹波大菩薩道避難小屋(一人用)。
尾根路と云っても稜線の「ちょい下」を巻いてる山路取り。
石尾根や奥秩父主脈同様、水源巡視路ならではの快適トレイル。

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【写真上】その上、周りの風景がコレ♪。
追分~ノーメダワ~フルコンバの植生は自然林の落葉樹林が主体。
彩葉を愛でつつの錦秋トレイルが、アゲアゲ↑気分の山走に拍車を掛けます。

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【写真上.下】朱に橙に黄緑、色取り取りの暖色グラデーション。
ミズナラ、ブナにヤマモミジ、ハウチワカエデ…。
この日の丹波大菩薩道と牛ノ寝通りは、正に紅葉「見頃酣」でした。

寺社や公園の植樹紅葉とは違い、人の手が入って無い自然林の彩葉風情。
それが却って、深山ならではの素朴な雰囲気を醸し出していました。

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【写真上】梢間より望む、大菩薩連嶺.熊沢山。
紅葉最盛の極上トレイル、しかも「秋晴れ空」の「山景日和」。
もー、走るのか楽しくって仕方無いっ♪
ってなシチュエーション。

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【写真上】11:05、ノーメダワ通過。(Time/1:37:17  DST/8.98㎞)
追分からの2.5㎞を17分で処理、「えっ、もう着いちゃったの」てな感じ。
此処も追分同様、尾根上の小広い小平地。
間伐もされており、南側と北側の展望が多少利きます。

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【写真上】ノーメダワ付近から、南面の眺望。
指呼の距離に見晴らせるのは、この日「お帰り」コースで使う牛ノ寝通り。
左の頂が大マテイ山、右のピーク感が無いのが狩場山…かな?。
山膚の色合いを見ると、あっちの紅葉トレランも可也期待出来そうです。

と、こんな感じの「小菅道~大菩薩嶺~丹波道」トレラン.山走記その①。
ノーメダワからも平坦トレイルを経てフルコンバ、そして大菩薩峠へと向かいました。
つづく。

 

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