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2017.01.29

●2016/17.二十二滑目「五竜&47」

えー、約三ヶ月半の冬季雪山就労日誌、39日目。

昨日は土曜日なのに、何故かオシゴトオヤスミ。
個人的にゲレンデの混雑するウィークエンドのオフは余り有難くないのですが、まぁ他のスタッフが忙しく働いている中、終日フリーで滑れるんですから文句言云っちゃバチが当たります。

そんな訳で土日恒例の早朝営業からナイターまで、終日ガッツリ滑って参りました。

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【写真上】6:30、オープニングはサンライズ営業のとおみゲレンデ。
滑りの調子と雪質を確かめつつ、30分程の足慣らし。

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【写真上】しかし早くもこの時間に不安要素が…。
7時前になるとゲレンデ上部よりガス降下、靄っとした視界コンディションに。
しかも如何にも腰の重そうな、纏わりつく感じのヘヴィガス。
うーん、今日の朝イチグランプリも「ホワイトアウト」の気配です…。

取敢えずテレキャビン駅に板をデポし、のんびりブレックファースト。
8時前にゴンドラ行列の先頭に戻りました。

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【写真上】8:00、テレキャビン駅前にて一写。
チャンピオンエキスパートより上部は濃靄で真っ白。
アルプス平はガス帯を抜けている事に一縷の望みを繋げますが…。

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【写真上】8:30、「業務連絡、69番トップです」。
全~然嬉しくない、アル3一番乗り。
予想は悲しくも的中、グランプリは真っ白闇のガスに覆われていました。

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【写真上】可視範囲はこんなモン。
平衡感覚を失う程では無いものの、前後左右不如意の視界「極不良」状態。
薄らと足元に見えるピステンのラインを辿っていかなければ、どっち向かって下りてるのかサッパリ解りません。

流石にコレでは滑りの自由が全く利かず、2本流してホールドアップ。
早々に47方面へ退避する事となりました。
「I'll be back…」

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【写真上】9:00、47ルート1。
ラインC降り場の辺りは軽く靄ってますが、滑走には支障無いレベル。
ミドル部まで下りてくると、視野は至ってフツーに。

9時過ぎのルート1はピステン跡も残っており、フラットな良質バーン。
こんなグッドコンディションのR1を滑るのは、グランプリが腐れガスの日くらいです。

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【写真上】ルート2。
ルート1に較べ滑走者が少ない事もあり、バーンはフラットさを維持。
モサ感やガリ感は無くエッジの掛りも良いグッドコンディション、暫くはR1/R2を併用して回してました。

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【写真上】ルート3。
突き上げの強い下地凸凹に踏み固められた新雪、局地的ら軟雪とガリ雪が混在。
コブの深さは浅めだったものの、一段折れてからの最後の急斜パートはハード&テクニカルなコンディションとなっていました。

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【写真上】ルート1、ボトムセクション。
ココは何時も通り、「カチッ」と硬めのアイシーバーン。
程良い斜度変化やヘアピンの利いたテクニカルな中急斜面で、競技屋には楽しいコースです。

土曜日にしてはゲストの出足が鈍く、ゴンドラ/ラインCの乗車待ちも殆んど無し。
ボトムパートを軸に据えた、ルート1回しを繰り返していると…。

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【写真上】11:05、ライン8降り場にて。
11時を過ぎるとやおら東の空が明るくなり、雲間より青空が望める様になりました。
「こ、これはアルプス平も晴れてるかも!!!」
急ぎラインC→Eを乗り継ぎ、五竜方面へと戻りました。

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【写真上】1120、「I'm back!!」
二時間半振りに戻ってきたグランプリは、早朝のホワイトアウトが嘘の様。
高曇りの空の下、ワイドな一枚バーンがクリアに広がっていました。

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【写真上】とか思ってると、みるみるうちに雲は引き、

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【写真上】目にも鮮やかなセルリアンブルーの青空と、

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【写真上】陽射しが乱反射し、眩いばかりのスノーホワイト、

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【写真上】冬山最強のクール&ビューティなコントラスト。
「何っ、この
青白ツートンの冬晴れっ!!!」

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【写真上】しかもバーンコンディションは上々。
ウィークエンドの正午とは思えない、掘れの少ないフラットさを維持。
雪面ノイズは殆ど感じない上にゲストも少なく、ミドルまでなら気兼ねなくハイスピードで回せます。
結局、グランプリに戻ってからは、3時間以上ずーっとアル3回ししていました。

でも…、

やっぱり…、

朝イチのピステンを高速ロングでかっ飛ばしたかったなぁ…。

「嗚呼、腐れガスの莫迦野郎っ!!!!!!!」。

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【写真上】五龍岳の凛とした雄姿。

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【写真上】穏やかな唐松尾根に、一段高い頂を見せる白馬三山。

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【写真上】妙高~戸隠~飯綱連峰は、棚ぶ雲の合間より見え隠れ。
西方の山々(白馬連峰)がクリアな見晴らしで、東のパノラマ(雨飾~妙高.戸隠~浅間~八ヶ岳)が雲掛ってるってのは、何時もと逆のパターンです。

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【写真上】13:10、ランチタイム時を終えると、人出も次第に増加。
流石に土曜日と云った感、それなりに混み合って参りました

それでも混雑ピークはこんな程度。
アル3のリフト待ち時間は殆どありませんでしたし、滑走ラインもショート回しなら自由に選べます。
土曜日と云う事を考えれば、とんでも無く恵まれた空き具合でした。

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【写真上】1410、アル3回し3時間経過。
土曜日の午後にて、このバーンコンディション。
多少のギャップは出て来ましたがスキーを合わせ易い浅い掘れのラインに、しっかり踏みこめばサイドカーブ全体で下地を捉えられめる雪質の良さ。
却ってターンのきっかけが掴み易くなる程度の掘れ具合でした。

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【写真上】14:45、アル3回し3時間半経過。
この時間帯になるとスキーヤーズライト側より影が伸び始め、日蔭部は次第にクラストっぽい雪質に変わっていきます。
滑走者も少なくなりロングで回したい所処ですが、未だ「第一次スランプ」未だ継続中の私め。
こー云う時はスキーの得意とするR弧で滑るのがグダグダにならない安全策。
以降、逆捻り/蹴り込み系の主体のショートで回してました。

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【写真上】15:10、ダイヤモンド.フォグ。
丁度西日の陽射しが一番強くなる頃、グランプリのトップ部には軽い霧。
その大気中の水蒸気粒子が陽光に乱反射し、ダイヤモンドダストの様にキラキラ光りながら目の前を流れていきます。
まるで無数に煌めくマイクロファイバーの流星、ゴーグルを上げてリフト乗車中ずーっと見惚れてしまいました。

残念ながら写真には写りませんがコレ、見た事ある人なら解るでしょう。
繊細な光のファンタジー、ホント夢みたいな美しさでなんですよね。

と、こんな感じの「Saturday's holiday」。
この後は夕食後、ナイターまで滑って「お腹一杯」の一日でした。

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