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2017.03.28

●2016/17.六十二滑目「五竜&47」

えー、約三ヶ月半の冬季雪山就労日誌、98日目にて「マジック7」。
及び左五番肋骨、骨折後35日目…です。

昨日もオシゴト午後番の私め。
例に由って一発目のゴンドラ搬器に乗車、朝イチグランプリに向かうのでした。

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【写真上】7:40、テレキャビン山麓駅。
昨朝の白馬はどんよりとした曇天模様、大気も湿潤で2~3℃の生温い暖かさ。
ダイナミック/エキスパートコースは疎か、とおみゲレンデの上半分をも濃靄が覆う極不良の視界コンディションです。
こりゃ今日のグランプリも「ホワイトアウト」確定かな…。

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【写真上】8:25、テレキャビン山頂駅。
意外にもテレキャビンは濃霧帯を突き抜け、アルプス平にガスは掛かっていません。
昨夜の降雪でゲレンデコンディションは期待が持てるだけに、俄然ボルテージが上がって参りました。

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【写真上】「営業連絡、トップ29番」。
グランプリはボトム部に濃ガスが覆っていたものの、ゴンドラ合流路より上部はクリアな視界。
よーし、これなら充分回せるっ。

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【写真上】この日のグランプリも「パーフェクト」なフラットピステン。

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【写真上】ガス層と高層雲と仄白空のミルフィーユ。
どんよりと重たげな雲層グラデーション、「雲海」と云うよりは「雲塊」です。

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【写真上】分厚い雲の切れ間からは、薄らと陽光すら射して参りました。
ホワイトアウトを覚悟していたのに、若しかして天候良化の気配?。
しかしそんな期待は30分後、ものの見事に裏切られるのでした…。

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【写真上】この日のグランプリは「準.ハイシーズン」的バーンコンディション。
見事にフラットグルーミングされたバーンには、コーデュロイ模様を隠す程度の薄皮ファンデーションパウダー。
前夜に降った10㎝強の新雪が利いており、デリケートな迄のソフトスノーです。
程良い柔らかさを持った表層ピステに、グリップ抜群の下地。
エッジの噛みとカービングの加速がエクスタシー、ついついターン後半を引っ張り過ぎてしまう程でした。

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【写真上】8:55、しかしアル3回し4本目から…。
グランプリボトムを覆っていたヘヴィガスが次第にミドル部に浸食。

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【写真上】視界が利くのはグランプリのトップ1/3程度。
まるでガスに向かって滑り込んで行く様なシチュエーション。

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【写真上】そしてガスはゲレンデ全域に広がります…。
対面に薄らと見えるのは、アル3から見たアル2の曳索。

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【写真上】グランプリ.トップ部。
アル3降り場「だけ」はクリアな視野。

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【写真上】パノラマコース。
こっちは陽射しも穏やかな薄晴れコンディション。

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【写真上】しかしグランプリは五里霧中…。
ガスの勢力圏を免れているのはゲレンデトップの50~60m程度。
それより下はすっかりと「ホワイトアウト」となってしまいました。

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【写真上】アル3降り場にて一写。
時折射し込む薄日も、分厚いガスに遮られバーン迄は届かず。
つーか、大気中に浮遊する水蒸気に光が乱反射し「ホワイトライト」の「ホワイトアウト」となる悪循環です。

平行感覚は辛うじて保てるものの、滑走方向は殆どカンだけが頼り。
可視範囲数メートルの中、手探りの6割走が続きます。
うーん、雪が良いだけにフラストレーション溜まる…。

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【写真上】アル3乗り場はずーっとこんな感じ。
グランプリボトムは視程ゼロ、今シーズンでも屈指の極悪濃靄です。
ホントに間近まで来ないと、索道小屋のシルエットすら発見出来ません。
そのままダイナミックコースに下りてしまいそうな事も何度かありました。

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【写真上】9:40、遂にガス帯はパノラマ方面にも進出。
視界良化を願いつつ粘っていたものの、グランプリ回しも限界。
取敢えず47方面に流れ込む事に致しました。

「白馬屈指の中急斜面ワイドバーン」
「クオリティの高いピステン作業」
「標高1600m故の雪量と雪質の良さ」
「北東から東南に広がるスーパーパノラマ」
そんな五竜.グランプリコース唯一にして最大の欠点、それは「濃靄に弱い事」。
斜面が気持ち南向きで、しかも谷地形の上部に位置するので、兎に角ガスが溜まり易いのです。
季節によって多少差異はありますが、概ね8:40~9:10頃が「魔の時間帯」。
それを過ぎてガスが出ない様ならば、ホワイトアウトの心配は無いんですけどね。

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【写真上】9:45、47.ルート1トップ。
しかし47もゲレンデトップからミドルはこんな状態。
グランプリよりは「多少マシ」と云った程度のガスコンディションですが、まぁこれなら何とか回せる…。
早い時間帯も幸いして、バーン荒れも然程ありませんでした。

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【写真上.下】ルート1.ボトムセクション。
R7との合流地点以降はガスも切れ、雪面に樹々の影が伸びる薄晴れの天候に。
但しバーンコンディションも一気に悪軟雪化、下地の捉えにくい重層ザラメとなっていました。
ルート1を数本回し、オシゴトタイムも近づいてきたので五竜に戻ります。

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【写真上】10:35、ラインEもこんな感じ。
この日のガスは標高1300~1500mに「どっしり」居座ったまま。
47のR1/R2/R7の踊り場分岐は極視界不良のホワイトアウト、何処に進んでるのか解らない程の酷さでした。

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【写真上】同じくラインEからの風景。
Alps360を越えた辺りでガス帯を抜け、北西には晴れ間が広がっています。
標高が100m上がっただけで、この極端さ…。

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【写真上】ラインE降り場にて一写。
パノラマコースは穏やかな陽射しとクリアな視界。

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【写真上】でも、数十メートル先のグランプリは…。
目と鼻の先のアル3鉄塔すら見えず、視界良化の気配は全~くありません。
で、コンナ感じ↓な訳です。

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【写真上】相変わらずの真っ白闇…。
「ガス祭り、引き続き絶賛開催中!!!」
この腐れガスはグランプリ~ダイナミックコースを完全網羅。
仕方無いのでこのまま下山、撤収する事に致しました。

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【写真上】とおみゲレンデでは「白馬五竜サロモンジュニアカップ」開催中。
今年で44回を数える、老舗の小学生Jrレース。
ワンピ+ビブ姿も勇ましいチビッ子達が、自分の出番を待っています。

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【写真上】スタートハウスはとおみ2降り場。
折角なのでレース観戦しながら下りる事に。

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【写真上】序盤、とおみ2下の中斜面。

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【写真上】後半、とおみ1沿いの緩斜面。

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【写真上】ゴール地点。
そー云えば私め、昨季もこのJr.Cup開催日に五竜へ滑りに来ています。
尤も去年は「住み込み」じゃなくて「一般客」としてでしたけどね。

と、こんな感じのガスに祟られたモーニングスキー。
此処んトコ、天候に恵まれず消化不良のアクテティビティが続いています。

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