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2017.10.07

●「南比良~武奈ヶ岳~奥比良」比良山地縦走トレラン.その③

えー、先日ミヤコ帰京の後日談にて、京都.滋賀山走記シリーズ。
9月25日は爽秋の秋晴れの日、比良山地へトレランに行って参りました。

今回の走破ルートは「和邇/栗原~権現山~蓬莱山~比良岳~烏谷山~金糞峠~武奈ヶ岳~釣瓶岳~地蔵山~蛇谷ヶ峰~くつぎ温泉」のスタンダードな南比良~奥比良縦走コース。
山行距離は約36㎞(うちロード6㎞)の手頃なミドルディスタンスです。

そんな訳での比良山地縦走トレラン.その③。
「比良岳~武奈ヶ岳」篇になりまする。

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【写真上】比良岳を後にし、再び縦走路へ戻ります。(Time/2:42:55 DST/㎞15.49)
この日踏む12座のうち五頂目、次に目指すピークは烏谷山。

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【写真上】赤ペンキで「大岩」。
まぁ見りゃ解ります。

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【写真上】その下にはもっとデカい大岩。
比良岳から葛川峠に下りる途中、ショートパートの露岩帯。
山路自体は、特に危険箇所ではありません。

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【写真上】露岩帯より、正面に烏谷山を望む。
見たまんま、ここから更に下ってその分上り返し。
比良岳(1051m)→葛川峠(944m)→烏谷山(1076m)てなアップダウン。

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【写真上】9:40、葛川峠通過。(Time/2:49:01 DST/㎞15.89)
南比良から北/奥比良へ向かう場合、此処が二つ目の明確な登坂パート。
権現山への上り以来、久し振りの纏まったヒルクライムです。

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【写真上.下】扨、それじゃ上りますか。
見通しの悪い小ガレた急坂が延々と続きます。
尤も距離自体は0.5㎞程度なので、健脚ランナーなら10分前後で処理出来ます。

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【写真上】9:55、烏谷山通過。(Time/2:59:25 DST/㎞1636)
5~6人が車座になると満席御礼のこじんまりとしたピーク。
三角点だけの頂ですが、北西~南西面に広がる見晴らしは中々のものです。

この時点で予定CTより約20分早い行程進捗。
比良の山々と琵琶湖を眺めつつ、10分の小レストを入れる事に致しました。

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【写真上】烏谷山より、これまで辿って来た南比良三座。
南方正面には比良岳、奥には打見山と蓬莱山。

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【写真上】同、北西にはこれより向かう武奈ヶ岳。
山頂~西南稜の尾根筋もクッキリ、こりゃ山頂からのパノラマが楽しみです。

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【写真上】烏谷山から荒川峠へは下り一辺倒。
小ガレの露石帯から杉林を経て広葉樹の二次林へ。

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【写真上】10:20、荒川峠通過。(Time/3:07:24 DST/1689㎞)
荒川峠~北比良峠間の縦走路は峠を除いて基本的に一本道。
指示標識もしっかりしており、迷子の心配は殆どありません。

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【写真上】荒川峠から南比良峠へも、概ね下り基調。
ボチボチと花崗岩の白い砂礫路が現れます。

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【写真上】10:30、南比良峠通過。(Time/3:15:52 DST/17.54㎞)
南比良峠から金糞峠へは、堂満岳の尾根を西に回り込んでいく山路取り。
大雑把に云うと、1/3ほどユルく上って2/3ほどユルく下る構成です。

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【写真上】火山岩ゴロゴロのデイサイトトレイル。
浮き石が多く足場が不安定、突き上げも強く走るにはテクニカルなパート。

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【写真上】堂満岳からの涸れ沢を何度か通り過ぎ、

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【写真上】粘土質の赤土トレイルになると金糞峠はもう直ぐ。

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【写真上】10:45、金糞峠通過。(Time/3:33:06 DST/19.00㎞)
比良山地縦走コースの「ヘソ」的な場所に位置する、要所の峠。
南比良エリアの出口(入口)に当たり、これより北比良/奥比良エリアに入ります。
クラシカルな比良縦走は北比良峠/八雲ヶ原を経て武奈ヶ岳に向かうのですが、今回はコヤマノ岳南稜の新道ルートをチョイス。

尚、ココから先は私め初踏破のコース。
つーか比良縦走自体が今回で二度目なんですけどね。

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【写真上】金糞峠から沢沿いへ下ります。
八雲ヶ原の分岐を右に分け中峠峠方面へ。

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【写真上】一つ目の木橋を渡り、一寸進んだ所処が南稜ルートの取り付き。

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【写真上】おっと、その前に水汲まなきゃ。
此処が縦走路中で最後の水場、グビグビと喉を潤しつつ増槽を満タンに。
ヨキトオゲ谷周辺の清流沿いは、全てが水場みたいなものです。

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【写真上】11:05、コヤマノ岳南尾根の新道、所謂「南稜ルート」の取り付き。
但し矢羽道標の文字は消えてしまっており解読不能。
その所為で山路確認に迷ってしまい、少し中峠方面に行き過ぎてしまいました。

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【写真上】南稜ルートは取っ掛かりから中~急勾配。
此処からコヤマノ岳までは1.7㎞と、ソコソコ長いヒルクライム。
見通しの利かない杉林の中、黙々と高度を上げて行きます。
勾配が緩み始めると小岩の散見される細尾根となり、シャクナゲなどの潅木が目立つ植生に変わっていきます。

因みにこの周辺は芦生杉の群生帯。
特異な形状をした巨杉が多く、展望の無い単調なトレイルを楽しませてくれました。

で…

南稜ルートに入り…、

暫くすると…、

哀しくショッキングな…、

アクシデントが発生してしまいます…。

.
「デジカメ、バッテリー切れ…」
 ガ━━(゚Д゚;)━━ン!!!

そー云えば三日前の「比叡山地~大原三山トレラン」から充電してなかった…。
しかも最近の私め、土地勘の無い初コースやバリルートの山行時以外はモバイルも不所持な事が多いのです。
そんな訳で以後、文面のみの山行記となってしまいますので悪しからず…。

コヤマノ岳の近くになるとブナの植生が目立ち始め、勾配も緩やかに。
柔らかい小丘状のピークがコヤマノ岳、少し下ると直ぐにコヤマノ分岐。
コヤマノ分岐から掘れた急坂を5分程上ると武奈ヶ岳の稜線に出ます。

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【写真上】11:50、武奈ヶ岳到着。(Time4:31:12/ DST/22.43㎞)
一度バッテリーを取り出し、掌で温めてセットするとデジカメ作動。
最後の力を振り絞り、山名標だけは収める事が出来ました。

しかしこのショットを最後にカメラくんは完全沈黙、死亡。
360度に広がる山頂からのスーパーパノラマは一枚も撮れず終いです。
嗚呼、悔やんでも悔やみ切れない…。

と、こんな感じの南比良~奥比良縦走記.その③。
次ログ「武奈ヶ岳~釣瓶岳~地蔵山~蛇谷ヶ峰~くつぎ温泉」篇に続く。

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