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2017.10.06

●「南比良~武奈ヶ岳~奥比良」比良山地縦走トレラン.その①

えー、先日ミヤコ帰京の後日談にて京都.滋賀山走記シリーズ。
9月25日は爽秋の秋晴れの日、比良山地へトレランに行って参りました。

今回の走破ルートは和邇/栗原をスタートし、権現山から蓬莱山~比良岳~烏谷山~金糞峠と南比良を北上。
武奈ヶ岳を踏んだ後は釣瓶岳~地蔵山~蛇谷ヶ峰の奥比良山々を経てくつぎ温泉へ下りるスタンダードな比良山地縦走コースです。

そんな訳での「南比良~奥比良縦走トレラン」山走記、その①。
和邇駅~ホッケ山篇になりまする。

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【写真上】6:35、和邇駅とーちゃく。
高架ホームより南比良を眺むと、この日の序盤パート蓬莱山/打見山は雲の中。
以北の山々は「影もカタチ」も見えません。
まぁ今日の天気は終日の快晴、そのうち雲も引いてくれるでしょう。

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【写真上】6:45、アップを終え和邇駅出発。
比良縦走のスタート地点となる栗原BSまではロードラン。
和邇~栗原線の江若バス始発便は7:24、走って行った方が手っ取り早いのです。

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【写真上】県道311号をテクテク走ります。
湖畔から比良山麓まではユル~い上り勾配、㎞/6:00程度の軽ジョグ。

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【写真上】湖西道路を過ぎた辺り。
おっ、蓬莱山と打見山が姿を見せて参りました

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【写真上】7:05、栗原BS到着。(Time/19.42 DST/3.38㎞)
でも登山口へは、まだまだロード走が続きます。

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【写真上】栗原集落より、霊仙山を望む。
今日は霊仙山は踏まないので「見るだけ」です。

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【写真上】栗原BSから登山口へは結構な上り勾配。
約2.5㎞で240mの高度上昇、まぁロードで標高稼げると思ったらイイや。

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【写真上】周囲の風景が杉林になると、登山口はもーちょい。

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【写真上】7:30、霊仙山登山口通過。(Time/43.11 DST/5.82㎞)
和邇駅から約6㎞続いた、長~い舗装道アプローチもやっとお終い。
此処より路面は砂利路林道に変わります。
左に進むと霊仙山、この日は直に権現山へ向かうので直進します。

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【写真上】ちょい進むと権現山の水場。
スペアの増槽を満タンにし、水のストックも万全。
此処で左手の林道をクランクし、権現山登山口へ走を進めます。

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【写真上】7時半を回ると、空は雲一つ無い秋晴れに。
うーん、今日は絶好の山行日和の予感♪。

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【写真上】7:35、権現山登山口。
一応ココがトレイルヘッドなのですが…。

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【写真上.下】序盤はこんな感じのトレイルが続きます。
林業用のジープ道を兼ねた登山路、あんまり面白味はありません。
沢沿いから山腹を大きく蛇行する中勾配となり、少しずつ高度を上げていきます。

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【写真上】7:55、ズコノバン通過。(Time/1:07:49 DST/7.62㎞)
踊り場っぽい尾根の肩に着くと、そこが霊仙山との山路合流点。
因みに漢字で書くと「頭頂ノ盤」。

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【写真上】此処で初めて山路標識が現れます。
林道を交差して尾根に取り付くと、いよいよ急坂パートに突入。
周囲の植生も杉の植林帯から雑木主体の二次林へ変化します。

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【写真上】直登急坂…。

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【写真上】直登急坂…。
約0.8㎞で250m高度を上げる登坂パート。
しかも殆んど尾根をダイレクトに上る山路取りで、斜度の緩む箇所もありません。
ま、逆に云うと「直登だけで処理出来る」難度の勾配、なんですけどね…。

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【写真上】やっと稜線が見えて参りました。
樹間から空が覗くと、権現山はもう直ぐ。

因みに比良山地には「比良三大急登」っのがありまして、その一つがこの「ズコノバン~権現山」、もう一つは「ヤケ山~ヤオケ山」。
但し最後の一つがどーもはっきりしません。
「堂満東稜道の南壁」「葛川越~烏谷山」辺りが候補なんでしょうかね。

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【写真上】8:15、権現山通過。(Time/1:27:35 DST/8.49㎞)
この日踏むピーク12座のうち一頂目。
小広い山頂からは、北東~南西方面にパノラマが広がっています。

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【写真上】同、権現山より南東方の眺望。
琵琶湖を覆う層雲群、一寸した「プチ雲海」的な雲原風景です。

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【写真上】ちょいズームにて、霊仙山と層雲群風景。
「空」と「雲」と「湖」の境目が全く解らない、幻想的な自然美が広がっています。

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【写真上】同、権現山より南方の眺望。
こっち側はクリアな見晴らし。
正面に比叡山地、大原盆地を挟んで右手にはナッチョ、大原三山。

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【写真上】ちょいズームで、大原の山並み
中央を横切るのは大原から焼杉山への尾根筋、続いて連なるのは翠黛山から金比羅山へと続く稜線。
左最奥には瓢箪崩山、その背後には京都盆地が薄らと望めます。

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【写真上】ちょいズームにて、奥比叡の山並み。
手前より宮メズラ山.魚の子山の低山里山を経て、大尾山~小野山~水井山と連なる比叡山地北陵の山々。
最奥に座する双耳峰が霊峰比叡。

この「奥比叡~大原三山」の山々は三日前に走ってきたばかり。
そー思うと感慨深い山景色です。

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【写真上】権現山から次の目的地、ホッケ山を望む。
喬木帯を経て樹林帯を下り、少し上り返すとホッケ山への稜線に出ます。

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【写真上】尾根筋に出ました。
さーて、ココから蓬莱.打見山までが比良縦走「南比良パート」のハイライト。
伸びやかで開放的な稜線トレイルの始まりです。

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【写真上】右手眼下には海の様に広がる琵琶湖。
湖面を覆っていた層雲も切れ、湖南方面が一望の元に。
砂浜の湖岸カーヴが美しい。

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【写真上】ホッケ山手前にて、見返り一写。
右に権現山、左に霊仙山、その奥の雲間には比叡山地。

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【写真上】8:30、ホッケ山通過。(Time/1:40:26 DST/9.55㎞)
権現山からホッケ山は約1㎞、緩いアップダウン一発のみで直ぐに到着。
山名標を一枚だけ撮り、蓬莱山へと走を進めます。

と、こんな感じの南比良~奥比良縦走記.その①。
次ログ「ホッケ山~蓬莱山~比良岳」篇に続く。

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