●「堤は」罧原
えー、先日は九月最終週、ミヤコ帰京の後日談。
帰省八日目は9月28日、木曜日。
地元滞在の最終日は、お昼前よりチャリンコで家の近所をほっつき回り。
愚図つき気味の空模様の中、嵐山周辺をぷらぷらと散策しておりました。
で、今回のお題は「柴垣原の堤」。
地元帰京スナップ集、最後のエントリーは「非.観光」的な嵐山をお題にしてみました。
【写真上】嵐小/美大前の上り道から。
松尾橋/四条通に向かって伸びる罧原堤。
【写真上】嵐小/美大前の上り道から。
渡月橋/三条通.高辻通に向かって伸びる罧原堤。
渡月橋から川の流れに沿ってカーヴ、松尾橋へ続く約2㎞の堤防が罧原堤。
一見何て事無いフツーの河岸道路ですが、往古は鴨川に負けず劣らない「暴れ川」だった大堰川。
氾濫の度に太秦や西院辺りまでが水浸しになったとの事です。
そんな訳で「防葛野河使」や「秦さん」「角倉さん」歴代の御尽力によって築かれたのがこの罧原堤。
今では地元ジョガーのランニングコースとなっております。
【写真上】美大前の土手から河岸に下ります。
この近くには昔ばーちゃんの家があり、訪れる度に此処の河原で遊んでました。
結局、小学一年生の時に私めの家も嵯峨に引っ越してきたんですけどね。
【写真上】桂川より嵐山.亀山.愛宕山を望む。
これは一寸観光フォトっぽいかな。
昔はこの辺りでも高瀬舟で川魚獲ってる光景を目にしたものです。
そんな訳で今回のお題は「罧原堤」。
罧原堤沿いから眺める大堰川や松尾橋、嵐山.愛宕山の山並みは私めにとって幼少期の原風景なのでした。