●「南比良~武奈ヶ岳~奥比良」比良山地縦走トレラン.その②
えー、先日ミヤコ帰京の後日談にて、京都.滋賀山走記シリーズ。
9月25日は爽秋の秋晴れの日、比良山地へトレランに行って参りました。
今回の走破ルートは「和邇/栗原~権現山~蓬莱山~比良岳~烏谷山~金糞峠~武奈ヶ岳~釣瓶岳~地蔵山~蛇谷ヶ峰~くつぎ温泉」のスタンダードな南比良~奥比良縦走コース。
山行距離は約36㎞(うちロード6㎞)の手頃なミドルディスタンスです。
そんな訳での比良山地縦走トレラン.その②。
「ホッケ山~蓬莱山~比良岳」篇になりまする。
【写真上】8:30、ホッケ山からこれより向かう蓬莱山を望む。
さーて、これからが南比良の「メインディッシュ」パート。
ホッケ山~蓬莱山の稜線路は、比良山系の中でも一番のスカイトレイル。
360度全方位にササ原の広がる、開放感溢れるパノラマが広がっています。
【写真上】再び視界の広がる稜線路に。
蓬莱山の頂にはびわ湖バレイスキー場、ホーライクワッド降り場が望めます。
【写真上】稜線には一面のイブキザサ。
右手眼下に琵琶湖を見遣りつつの「スカイトレイル♥」「レイクトレイル♥」。
【写真上】うひょーっ、走ってて楽しいゾっ♪。
権現山~蓬莱山間は常に縦走先のピークが目視出来るので近く感じられます。
【写真上】8:45、小女郎峠通過。(Time/1:51:20 DST/10.47㎞)
草原地の中央に位置する、広々とした十字路分岐。
【写真上】小女郎峠からは蓬莱山への緩やかな上りパート。
露出した花崗岩が風化したザレ場、殆ど砂地と化しています。
【写真上】蓬莱山へはピーク感の薄い丘陵形状のピークを2つ越えます。
伸びやかな尾根筋は「The.南比良」と云った風景。
見晴らしがこの爽快トレイルなので、多少の勾配は全~然苦になりません。
【写真上】スカイトレイルのブルースカイ。
嗚呼、何て絶好のトレラン日和♪。
こりゃ武奈ヶ岳からのパノラマはソートー期待出来そうです。
【写真上】とか云ってるうちに蓬莱山直下。
イブキザサの繁る草原帯トレイルをひと上り。
【写真上】8:55、蓬莱山通過。(Time/2:03:53 DST/11.54㎞)
比良山地内では武奈ヶ岳(1214m).コヤマノ岳(1181m)に続いて三番目の標高(1174m)を誇る南比良の盟主。
山頂を振り返ると、これまで辿って来た小女郎峠~ホッケ山~権現山が一望の元に見晴らせました。
【写真上】打見山へはびわ湖バレイのゲレンデ内を進みます。
見たまんま、ホーライゲレンデを下って打見ゲレンデを上り返し。
【写真上】右手には霧層雲の棚ぶ琵琶湖。
湖面雲間に島の様に浮かび上がるのは琵琶湖東岸、長命寺山~津田山~御所山と並ぶ近江八幡の山々。
【写真上】見返りホーライパノラマゲレンデ。
コース距離600m/最大斜度20度/平均斜度10度の初.中級者コース。
びわ湖バレイで最後に滑ったのは、もう25シーズンも前の事。
まぁ大学卒業→直東下ですから、滑りに来る機会も無いものでして。
【写真上】9:05、打見山通過。
(Time/2:12:26 DST/12.60㎞)
蓬莱山から10分程度、打見ゲレンデを上り切った所処が山頂。
山名標はゴンドラ山頂駅の正面に立てられています。
【写真上】ジャイアントコースを下り、木戸峠へ向かいます。
此処から暫くはクヌギやナラ類.カシ類、ブナなどの二次林トレイル。
琵琶湖のパノラマとは暫くお別れ。
【写真上】ジャイアントコース。
コース距離1000m/最大斜度25度/平均斜度12度の中級者コース。
昔びわ湖バレイに来た際は、ジャイアントとチャンピオンが主戦コースでした。
スキー履いてるとチョロいもんでしたが、アシで下りると結構な急斜面。
【写真上】これより向かう、比良岳~烏谷山の稜線。
左奥には今回縦走のメインディッシュ、武奈ヶ岳も望めます。
こーして見ると、手前のコヤマノ岳も高いですね。
【写真上】木戸峠通過。
通せんぼロープが張ってたので、汁谷方面へ下り過ぎてしまいました。
【写真上】木戸峠から比良岳へは概ね平坦基調のトレイル。
小コル/小ピークの繰り返しが続く比良山地としては珍しく纏まったフラットパート。
絶好のトレラン区間なのですが…
【写真上】このエリア、意外と荒れているのです…。
尾根路とは思えない平坦で幅広な山路、が故に正誤踏み跡があちこち錯綜。
倒木も多く、正規ルートを外してしまいがちです。
ハイクペースなら問題無いレベルなのですが、スピード上げて走ってると赤布を見過ごし左右に流されてしまう危険性あり。
そんな訳で初踏破の方はちょいペース抑え目で。
【写真上】木戸峠の水場。
木戸峠~比良岳標識の丁度真ん中辺り、細々とした清流。
生で飲んでも大丈夫そうですが、水のストックは充分なのでスルーします。
【写真上】清流を過ぎると、少し上り基調のトレイルに。
ま、小丘を上がる程度です。
【写真上】比良岳避難小屋(一人仕様)。
例のブナ巨木、通称「ピンポンパンのおもちゃの木」。
此処を過ぎると比良岳へは5分程度。
【写真上】9:35、比良岳標識通過。(Time/2:38:23 DST/15.10㎞)
山路標だけのニセ比良岳。
前回「リアル比良岳」はスルーしたので、今回はピークを踏みに向かいました。
【写真上】比良岳山頂へは標識正面の樹林帯を進みます。
片道約200m、薄いなりに踏み跡はしっかりしており赤布を辿っていけば大丈夫。
【写真上】2分程で比良岳へ。
穏やかで小広い踊り場のやや左手方向に山名標。
比良山地の元ネタ山にしては至って地味~なピーク、四囲は樹林帯に覆われ眺望は全く利きません。
所処でこの標識、設置されたのって一年前なんですね。
と、こんな感じの南比良~奥比良縦走記.その②。
次ログ「比良岳~烏谷山~金糞峠~武奈ヶ岳」篇に続く。