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2017.11.08

●前道志山稜縦走トレラン.その⑤

えー、先月は10月10日の「前道志縦走」トレラン記、最終篇。
上野原駅をスタートし鶴島御前山~九鬼山の前道志山稜をコンプリート。
九鬼山からは馬立山/御前山/神楽山を経て下山、〆となりました。

そんな訳での山走記その5、「紺屋休場~猿橋駅」篇になりまする。 

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【写真上】14:25、紺屋休場を通過
九鬼山~札金峠間の中間地点にある尾根上の小平地。
西側の展望が開けており、休憩には最適なポイントです。

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【写真上】紺屋休場より、西面の眺望。
コレが結構良い構図、高川山を中央に笹子川周辺の人気山が「揃い踏み」。
左より本社ヶ丸と鶴ヶ鳥屋山、高川山を挟んで右に笹子雁ガ腹摺山とお坊山、右端には大きく滝子山。

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【写真上】紺屋休場から小鉄塔の脇を通過。

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【写真上.下】絶好のランパートが続きます♪。
九鬼山~紺屋休場~札金峠への2㎞区間は殆ど走りっ放しでオケー。
緩やかな下りトレイルをスタコラ駆けてくと、

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【写真上】14:55、@云う間に札金峠。(Time/6:20:43 DST/26.01㎞)
山合の谷地形鞍部に位置、檜林と松が鬱蒼と繁る薄暗い峠です。

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【写真上】ココ、九鬼山からの北進ルートだと少し迷うかも。
札金峠から右手山腹にトラバース気味の踏み跡がありますが、札金沢/漆原へと下りて行く作業路なので×。
赤テープが結わえてある正面(真北)を上ってくのが正解です。

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【写真上.下】札金峠からは馬立山への上り。
檜林から広葉樹の雑木帯へ、1.1㎞で高度を210m上げる直登パート。
尤も特筆する急坂では無く、ホドホドの中勾配が続きます。

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【写真上】15:15、馬立山通過。(Time/6:41:25 DST/27.18㎞)
縦走路中の通過点と云った感のピーク。
取り立てて何も無いので、ちゃっちゃと先に進みます。

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【写真上】馬立山から御前山へは概ね下り基調。
穏やかな勾配はありますが、然して気にならないレベル。

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【写真上】15:23、沢井沢ノ頭を通過。
途中、小さな上り返しにある一ピーク。
馬立山以上に何のコメントも無し、ちゃっちゃと御前山に向かいます。

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【写真上】沢井沢ノ頭付近にて。
樹間より覗くのは、これより向かう御前山。
絵の通り、一回下り切った鞍部から少し上り返す行程となります。

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【写真上】馬立山/御前山の鞍部付近では、時折北西の展望が覗けます。
眼下には菊花山、奥には小金沢連嶺。

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【写真上】岩壁の露出する山容が特徴的な岩殿山。
奥には宮地山、最奥の稜線は楢ノ木尾根。

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【写真上】大月駅方面の分岐を二度程分けると御前山。
鞍部からの上り返しは緩やか勾配、大した事ありません。

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【写真上】15:35、御前山到着。(Time/7:01:30 DST/28.55㎞)
ゴツゴツとした露岩に覆われた山頂は抜群の展望。
700m級低山とは思えないパノラマが東面180度に広がっており、これ迄辿って来た前道志の山々が一望の元に見晴らせました。

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【写真上】御前山より、真南の眺望。
直近一時間前より辿って来た山々。
手前より雁行形に並ぶ沢井沢ノ頭/馬立山、山間を挟んで九鬼山。
空気が澄んでたら、ホントは中央奥に富嶽が望める筈なんですけどね。

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【写真上】同、南東の眺望。
大桑山~桐木差山~遅沢山~大ビラ山と続く前道志山稜.西端部。
最奥には道志山稜の山々もはっきりと望めます。

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【写真上】同、東面の眺望。
御前山から高柄山~大丸~矢平山と続く、前道志の東端パート。
7時間前にはあの辺りをヒーヒー云って上ってました。

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【写真上】前道志と道志、並列の図。
中央の尾根筋は前道志西端部のズーム。
P830-P871(遅沢山)-大ビラ山-P900-P914と連なる極悪アップダウン。
その奥には今倉山~御座入山~赤岩~中ノ沢ノ頭~二十六夜山と続く道志山稜。
あっちにトライするのは来年6月頃の予定です。

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【写真上】南東方面、ちょいズーム。
中央左の支尾根頂は今回踏まなかった鈴ヶ尾山、右には桐木差山と高指。
奥には赤鞍ワラビタタキ~赤鞍朝日山~岩戸ノ峰~ブドウ岩ノ頭~菜畑山の道志山稜中核部。

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【写真上】南東方面、その左側ちょいズーム。
右に大桑山、その左横にちょい頂を覗かせる高畑山、左に倉岳山。
あの辺のアップダウンもキツかったな…。

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【写真上】真東方面、ちょいズーム。
少し薄靄が掛っていますが、御前山~高柄山と続くこの日の序盤パート。

と、御前山からは見事な迄の「前道志山稜」見晴らし。
目に映る山々の殆どが辿って来た山々ばかりですから、そりゃ感慨も一入です。
この日のタフな山行も、何だかこれで報われた気が致しました。

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【写真上】さーて、この日の山行も〆間近。
クマザサブッシュのトレイルを下って行くと、

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【写真上】15:50、猿橋駅/神楽山の分岐。
神楽山は縦走路からちょい外れた所処に座してます。
折角なので寄り道して踏んでく事に。

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【写真上】分岐から3分掛らずに神楽山。(Time/7:08:37 DST/29.07㎞)
樹林に覆われ展望無し、アンテナが立ってるだけの地味頂。

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【写真上】神楽山からはショートパートの岩場有り。
ま、トラロープ無しでも大丈夫なレベル。

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【写真上】雑木林から杉/檜の混成林を下ってくと…、

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【写真上】おっ、下界が見えて来た。

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【写真上】16:05、御前山/九鬼山登山口通過。(Time/7:23:28 DST/30.27㎞)
あとは猿橋駅まで舗装道、クールダウン的にのんびりジョグ。

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【写真上】左手に百蔵山と扇山を眺めつつのラン。
北都留三山はこの翌月(11/6)に走りに行ったのでした。

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【写真上】16:10、猿橋駅とーちゃく、フィニッシュ。
いゃあ、今日は本当に疲れました。
因みにこの日の山行スタッツは以下の通り。

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走行距離/7:27:56 走破距離/31.02㎞(うちロード3.8㎞)

獲得標高/上昇3050m 下降2789m

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上記CT表と標高グラフが物語る様に、非常にタフなトレランとなりました。
「上って↗」「上った分チャラする下り↘」「で、また上る↗」の繰り返し。
各区間毎のスタッツを見ても、「上りのみ」「下りのみ」のパートが殆どありません。
1000m未満の低山尾根路とは思えないハードな修行縦走。
否々、寧ろ典型的な里山低山の山行パターンと云うべきでしょうか。
個人的には「新矢野峠~高柄山~矢平山」と「立野峠~倉岳.高畑山.大桑山」、そして「鈴ヶ音峠~高指~富士見平」のパートが辛く感じました。

特に中盤の倉岳山/高畑山から九鬼山へは、主だった人気山や展望地も無し。
地味ピーク/無名ピークが連続するアップダウンにメンタルも折られっ放しです。
若しも夏場にトライしていたら「暑さ」と「水不足」で、早々にショートカットリタイアしていた事でしょう。
取敢えず何とかモチベを維持しての走破 踏破、率直な感想は
「ホントに今回は走れなかった…」

山行距離僅か31㎞で獲得標高が3000mを越える低山尾根路ってのも異例。
メジャーコースを物差しとして例に挙げると、
「高尾山口~陣馬山ピストン(稲荷山コース使用)」約28㎞で1800m。
「ハセツネ30K(2016年版コース)」約33㎞で1750m。
「奥多摩駅~石尾根~雲取山ピストン(巻き道通し)」約41㎞で2900m。

因みにこの前道志山稜縦走、上野原/猿橋のどっちからスタートした方が楽かと申しますと、「猿橋→上野原ルート」の方がマシかと思われます。
中盤の「矢平山~倉岳.高畑.大桑山~突坂峠」パートは五十歩百歩ですが、序盤の「上野原駅~鶴島御前山~高柄山」と「猿橋駅~九鬼山~鈴ヶ音峠」を比較すると後者の方が圧倒的に楽。
累積標高も250m位少なく見積もれます。
但し激下りで「膝ガタガタ」になる恐れはありますが…。

と、金輪際トライしたくない前道志ですが、其処はマゾヒステックな山走屋の性。
多分1~2年後にはまた「リベンジ走」してるんでしょうね。
でも今度は猿橋駅スタートにしよっと。

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【写真上】17:10、何故か京王高尾温泉「極楽の湯」。
中央沿線には駅チカの手頃な♨がありません。
仕方無いのでJR高尾からスイッチバック(笑)、高尾山口で下車したのでした。
しかし高尾山登って無いのに此処に来るって、カナーリの少数派でしょうね。

と、こんな感じの「前道志山稜縦走トレラン」五部作の終。
次の山行は11月初旬、北都留三山と上野原里山を組み合わせてのプランを予定しています。
…つーか3日前に行ってきました。
おしまい。


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