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2017.11.23

●「北都留三山+上野原里山群」縦走トレラン.その②

えー、先日11月6日の「北都留三山+上野原里山群」縦走記、続篇。
猿橋駅から百蔵山/扇山の二座を踏破し、山行中盤パートに突入。
扇山から浅川峠を経て権現山へと向かいました。

そんな訳での山行記その2、「扇山~権現山」篇+パノラマ山景集になりまする。

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【写真上】10:55、扇山到着。(Time/1:54:29 DST/9.06㎞)
本日のメインテーマ、「北都留三山」の二頂目。
百蔵山から約55分、思っていた以上に「早」「近」「楽」でした。

野芝に覆われた山頂は百蔵山以上に広く、まるで丘陵公園の様な和やかさ。
「秀麗富嶽十二景」に相応しく、富士や道志の見晴らしも秀逸です。

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【写真上】扇山より、南西の眺望。
朱橙に色付いた落葉樹を近景に、道志の山々と富士山。

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【写真上】同、淡青富嶽。
高く澄んだ秋空に「凛」とした佇まい、左右に弓引く美しいシルエット。
これで山頂が雪化粧していたら、「The 富士」ってな佳景だってでしょう。

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【写真上】11:00、扇山から浅川峠/権現山へと向かう山路を下ります。
取っ掛かりの幅広尾根は山路不明瞭な急斜面。
しかもこの時期は落葉が堆積し、踏み跡を完全に「消して」しまってます。
変な方向に下りて行かない様に方向を探りつつ、慎重に下山。

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【写真上】それにしても落葉が深い…。
一歩毎に「ガサゴソ」「パリバリ」、踝高に沈む足元。
急坂ダウンヒルも重なって結構な力馬場です。

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【写真上】尾根が細くなると一発目のコルに出ます。
ヤセ尾根に出ればロストの心配が無いので一安心。
地理院地図の下調べだと、扇山→曽倉山へは二つの小コルを挟みます。

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【写真上】緩やかな上り返しの小ピーク(P967)を一つ過ぎます。
も一つ同じ様なヤセ尾根鞍部を挟み、再び緩やかに上り返すと、

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【写真上】11:20、二つ目の小ピークが曽倉山。
幅広でなだらかな尾根上の小平地に、小っちゃく解り難い山名標有り。
山頂を意識してないと、知らずに通過してしまいそうです。

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【写真上】おっ、こっちにも曽倉山。
何故か少し離れた所処に、も一つ山名標。

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【写真上】曽倉山からは広尾根の緩やかな下り。
ユル~く間延びした幅広い尾根、景色の変わり映えしない落葉樹林帯。
しかも「落葉堆積」「踏み跡薄し」「下り山路」「コースサイン無し」。

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【写真上】あれ、意外と踏み跡がしっかりしてきた。
尾根を外さない様、路筋をトレースして下りていきます。

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【写真上】11:30、だがしかし…。
「こりゃ、間違ってるな…」
扇山~浅川峠へは約1.8㎞の距離、しかし2.4㎞を過ぎても峠に着きません。
どっかで正規の登山路を見落としてしまったらしく…。
仕方無いので曽倉山へ戻ります。

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【写真上】11:45、おっ、こっちに踏み跡伸びている。
曽倉山へ戻る途中、左手に路筋らしきものあり。
取敢えずココを下りてくと…、

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【写真上】今度は細尾根、引き続き踏み跡もあり。
しかしこのルートは途中で山路消失、またまた元の場所に引き返します。

山中でロストした際は「確実に現在地の解るポイントに戻る」のが鉄則。
楽しようとして無分別に動き回るのは傷口を広げただけでした…。
そんな訳で12:05に曽倉山へ戻り、慎重を期して再度下山を開始します。

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【写真上】やっと正規の登山路発見。
曽倉山から僅か3分、進行方向右手に山腹をトラバースするトレイルが枝分かれしていました。
結局この曽倉山~浅川峠間で、約1時間の迷子タイム…。

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今回の路迷い解説図。
山地図で「?」マークの付いているこの箇所、一応地理院地図で下調べしていたにも関わらずこの有様。
結論から云うと、尾根を「忠実」に下りていった事自体が間違いの元でした。

曽倉山から尾根を約150m進むと、右手側に尾根から山腹をトラバース気味に下りて行く山路があり、それが正規の登山路。
只、その周辺が踏み跡不明瞭な幅広尾根、しかも赤テープ/標識の類もありません。
「こりゃスルーしても仕方無いわ…」てな解り難さです。

しかも途中からしっかりとした踏み跡(恐らく旧作業路)が現れる「安心トラップ」付き。
距離的に少し「?」と思いつつ、間違いに気付くタイミングが遅れてしまいました。
まぁ二度目からは何て事無いルートですが、初踏破の場合「下調べ」は必須、コンパスも「必携」です。

尚、この扇山⇔権現山の縦走路ですが「浅川峠~権現山」間は路筋も明確で路迷いの危険性は全くありません。
しかし「扇山~浅川峠」間は全体的に山路不明瞭。
赤テープも一切無く、どーでも良い所処に指示標識が2つ(ヤセ尾根のコル部と浅川峠手前)設置されているだけす。
要するに「あんまり使うな」って事なのでしょうかね…。

尚、今回と逆ルート(浅川峠から曽倉山/扇山へ向かう)の方が、山路構成的に路迷いの心配は少ないです。
浅川峠から幅広尾根に乗り、尾根筋を外さず進めば直ぐに曽倉山。
曽倉山から先は特にロストしそうなポイントはありません。

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【写真上】明確になった山路の途中に道標板が立ってます。
近くには御丁寧に赤テープも結わえてありました。
コレって…「設置する場所、絶対に間違ってる!!!」

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【写真上】12:10、浅川峠通過。(Time/3:05:07 DST/14.25㎞)
約1時間/3.4㎞の路迷いを経てやっと到着。
フラストレーションと安堵感が入り混った、複座な心境です。
ルートミスの直後って気持ちが滅入り、モチベーション低下著しいんですよね…。
しかも此処から待っているのは、この日メインの上りパート。

さっさと権現山に着いてランチタイム、気持ちをリセットしよっと。

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【写真上】浅川峠から暫くは、緩~くなだらかな山路。
直ぐに上りパートに入るのかと思いきや、意外と走れるトレイルが続きます。

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【写真上】黄色く色付いた落葉樹林を愛でつつのラン。
梢間より暖かな陽光が射す、明るく朗らかなトレイルです。

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【写真上】雑木の自然林から檜の植林帯を通過。
穏やかな山路を進む事約15分、間も無く権現山への上りパート。

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【写真上】さーて、本格的な上りに突入。
中~急勾配の山腹を小さいスパンで蛇行登坂。

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【写真上】途中からはトラバース気味に高度を上げて行きます。

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【写真上】小尾根に出ました。
此処からは勾配もやや落ち着き、中斜面をダイレクトに上って行きます。

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【写真上】尾根に向かって坦々と高度を上げて行くと、

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【写真上】12:50、稜線に出ました♪。
浅川峠から約40分、本格的な登坂パートに入ってからは約25分。
そのどっしりとした頂稜からもっと急登かと想像していたのですが、意外とスンナリ尾根に出ました。
あとは平坦な尾根路を右手に5分程進むと権現山です。

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【写真上】12:55、権現山到着。(Time/3:47:01 DST/16.75㎞)
これで「北都留三山コンプリート」も、浅川峠の路迷いで予定CTを30分オーバー。
まぁこの位のタイムテーブル遅れなら、走りのペース次第で取り返せます。
そんな訳で予定通り、此処でランチレストを入れる事に致しました。

権現山山頂は然程の広さでは無いものの、兎に角見事なワイドパノラマ♪。
北面には奥多摩/奥秩父の重なり合う山々、南面には道志山塊を前衛に佇む富士山と、フルスクリーンの山景展望が広がっています。
流石「中央線沿線の北側最奥部」、そして「北都留三山の盟主」の面目躍如。

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【写真上】権現山からの見晴らし①、北面遠望。
中央に座す三頭山から右側に伸びる尾根筋は、高尾山まで続く笹尾根。
最奥には雲取山より奥多摩駅近くまで伸びる石尾根。
奥多摩で一.二を争う長大尾根の山々や奥多摩三山などが一望出来ます。

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【写真上】権現山からの見晴らし②、北西面遠望。
中央に見える重厚な尾根筋は奈良倉山~大マテイ山~狩場山と続く牛ノ根通り。
最奥には左に国師ヶ岳、中央右側に甲武信岳/三宝山/破風山/雁坂嶺と居並ぶ奥秩父の山々。

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【写真上】三頭山近景。
奥多摩三山の雄らしく、堂々とした佇まい。
右奥にちょっこり頂を覗かせるのは鷹ノ巣山、同.左奥には高丸山。

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【写真上】三頭山の左手(西側)には、飛龍山~雲取山と続く稜線。
左端に飛龍山、鋸状の三ツ山を経て、右に雲取山と小雲取山。
あの辺は勝手知ったる縦走路、馴染の山々が並んでいます。

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【写真上】三頭山の右手(東側)には、なだらかに伸びる笹尾根と石尾根。
手前中央のピーク感の無い頂が笹尾根の槇寄山。
その一つ奥の狭間にちょこっと頭を見せるのは砥山。
最奥に遠望出来る稜線は、鷹ノ巣山より水根山~城山~将門馬場~六ツ石山~狩倉山~三ノ木戸山と伸びる石尾根。

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【写真上】その東には奥多摩三山の御前山。
小さな鞍部を挟んで左手に支峰の惣岳山、その左奥の山影は川苔山。
手前の平べったい尾根筋は、数馬峠~笛吹峠と続く笹尾根。

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【写真上】権現山からの見晴らし③、北東面遠望。
中央には三頭山より長く穏やかに続く笹尾根の稜線。
左手には大岳山、右手には陣馬山が望めます。

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【写真上】奥多摩三山、大岳山。
山頂より右手に伸びるのが馬頭刈尾根、突起状の小ピークが富士見台。
左手前に見える丘陵状の頂は笹尾根の丸山。

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【写真上】浅間峠から熊倉山へと続く笹尾根。
尾根向こう正面に見えるのが高萱尾根、中央のピークが戸倉三山の臼杵山。

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【写真上】笹尾根東端部から奥高尾へ続く稜線。
左端に連行峰、中央やや右に陣馬山、その間に小さく覗く醍醐丸。

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【写真上】権現山からの見晴らし④、南面遠望。
真南に道志の山々が連なり、右手奥には霊峰富士。

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【写真上】道志山稜、南端の山々。
左より今倉山、御座入山、赤岩、中ノ沢ノ頭。
右端に大きく聳えるのが御正体山。 

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【写真上】左に鹿留.杓子山 右に倉見山を従えた富士山。
秋の淡青に透き通る様な、ライトブルーにグラデーション掛かった富嶽。

こうして「ランチを取りつつ」「写真を撮りつつ」30分のレストタイム。
1300m級の頂とは思えないマウンテンビューを眺めていると、@云う間に時間が過ぎていきました。
気付くとルートミスで凹んでいた気持ちもすっきり晴れやかに。
「今日は最高の山景日和だねっ♪」

と、こんな感じの「北都留三山+上野原里山群トレラン」山行記その②。
権現山からは雨降山/御林峠を経てコヤシロ山/要害山へと向かいました。
つづく。

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