« ●Alta Badia(ITA) GS速報 | Main | ●雪旅支度 »

2017.12.18

●「2017.秋季走活」総括

えー、先週の「小川和紙マラソン」を以て、今秋冬の出走レースも全て終了。
これより暫くの間、私めの走活ライフは休眠期間に入ります。

「冬こそマラソンのハイシーズン、何を可笑しな事を」。
と云われそうですが、その立ち位置が元々は「スキーのオフトレ」。
それが高じてレース参加する様になったもので、従い冬場に走ってちゃ「主客逆転」ならぬ「滑」「走」逆転だったりするのです。

ま、滑走前後のウォームアップ/クールダウンで軽く流したりは致しますが、シリアスな走り込みはスキーシーズンアウト=ゴールデンウイーク頃までお休み。
復帰走は5月の「軽井沢」か「山中湖」辺りになるでしょう。

そんな訳で本日は2017年下半期の「走活リザルト」を振り返ってみる事に致します。

・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

今秋の出走レースは下記4大会。
「手賀沼エコ」「上尾シティ」「小江戸川越」の首都圏ハーフ大会屈指のスピードコース三連戦を経て「小川和紙」で走り納め、まぁ毎年変わらないローテーションです。
只、毎年参加している残暑炎天の「越後湯沢」、手賀沼エコと開催日が重なってしまった「諏訪湖」をスルー。
特に代替参加もしなかったので、例年に較べ1~2戦少ないレース数となりました。

10/29 第23回 手賀沼エコマラソン (2年連続2回目/CB1:23:48)
タイム ネット/1:25:09(㎞/3:52av) グロス/1:25:13 
11/19 第30回上尾シティマラソン (4年連続4回目/CB1:23:46)
タイム ネット/1:22:05(㎞/3:54av) グロス/1:22:19 (※PB更新)
11/29 小江戸川越ハーフマラソン 2017 (2年振り7回目/CB1:22:36)
タイム ネット/1:22:47(㎞/3:55av) グロス/1:22:51 (※ハーフ4thベスト)
12/10 第25回小川和紙マラソン (
9年連続9回目/CB1:23:39)
タイム ネット/1:22:15(㎞/3:53av) グロス/1:22:17 (※CB更新/ハーフ2ndベスト)

O0960036514058022139
秋初戦の「手賀沼エコ」は、10ヶ月振りとなる骨折明け初レース。
レース勘や実戦でのスタミナには不安が残り、やや割り引いたレースプランです。

前半10㎞は昨年同様(㎞/3:57)のラップ進捗を目安とし、「狙うか」「無難にまとめるか」は折り返し時点での時計と疲労具合と相談。
一応CB(1:23:48)と陸連公認ベスト(1:23:46)は念頭に入れてのレースも、現実的には24分台~25分台前半で収まればオケーと云うプランでした。

しかしその予定を大幅に狂わせたのが、台風23号の影響による豪雨。
終始水溜りと戦う力馬場で、踏み込みや引きの脚力は平時の数倍増しです。
17㎞地点までは23分後半のペース進捗も、ふくらはぎへの疲労蓄積が想像以上。
ラス3㎞で一気にダメージが表面化、「ガタッ」とペースが落ちてしまいました。

で、結果は見事(?)に想定内のスコア、叩き一走目としてはまぁまぁの時計です。
しかし終盤に失速する悪いクセが露呈したのと、25分をオーバーしてしまった事で、少し後味の悪いレースとなってしまいました。

4c5bcf835f88c28d5f76e2d8339bb14a
次戦「上尾シティ」は一走叩いての中三週ローテ、みっちり走り込んで調整も万全。
PB(1:22:36)も頭の片隅に置いとくものの、仕上がり具合的には時期早々。
ズバリ、コースベスト&陸連公認大会ベストの「1:23:46」更新を狙って臨みました。

レースプランの要諦は以下の2点。
「スタートからの5㎞を㎞/3:50前後のペースで入れるか」
「ラスト5㎞で㎞/3:50前後のスパートを掛ける走力が残っているか」
前半でスピードに乗ってしまえば、上尾シティの走路構成なら13.5㎞までは流れでラップを維持出来ます。
浄水場前からドラッグストア前までの小さなアップダウンを最小限のタイムロスで乗り切れれば、16㎞以降はスパートの掛け易い微下りコース。
旧中山道へ戻ってくれば残りは2㎞、「気合と根性」で乗り切れる距離です。

所処が思っていた以上の好感触でレースは推移、目処としていたスプリットタイムに若干の貯金を保ちつつ中間地点を通過します。
レース全般を通してタイム的にも体力的にも「僅かな」余力残しの進捗。
そして上尾シティ的恩恵、同スペックのシリアスランナーが多く、並走/競い合いの続くレース展開も味方して「あれよあれよ」と云う間の終盤突入。
スパートを掛ける足も残っており、事前のプランが見事に「嵌った」レースでした。

結果4年振りとなる22分台のスコア、そして自己ベスト更新です。
序盤突っ込んで/中盤押して/後半早めにスパート/終盤粘り切る。
スコア同様、内容的にも満足出来るレースでした。
時計の色気(PB更新)を全く持っていなかったのが、却って功を奏したのかな?。

Logo2017
そして今秋のターゲットレース、三走目の「小江戸川越」。
今秋の目標(PB更新)は前走でクリアしており、モチベも少々弛緩気味。
其処で新たなターゲットタイムを設定、「初の21分台スコア、そしてPB更新」です。

「入りからスペック上限値のスピードで突っ込んでく」。
「ペースを緩めす、㎞/3:50アンダーで行けるトコまで行く」。
潰れたら已む無し、の超攻撃的なレースプラン。
相性の良いコース+今の上り調子なら、若しかして1ランク上のタイムが出せる鴨。

で、結果は「やっぱり持ちませんでした…」。
青写真通りのラップを刻めたのは12㎞まで、1時間21分台のタイムテーブルで戦えたのは16㎞地点まで。
以降は心肺/足力共にスペックオーバー、㎞/4:00前後を維持するのが精一杯。
無理を承知のハイペースが故、ラストに取っとく足も全部使い切ってしまい、PBは疎かCBにも届かないスコアに終わってしまいました。

まぁそれでも二戦続けて22分台の好スコア。
不調時なら歯止めが利かず「沈んだ」であろうラスト3㎞を、ミニマムのペースダウンで粘り切れたのは収穫でした。

Ce794815f4974234a1f3951985ccca7b

四走目となる「小川和紙」はCB更新+自己2ndベストと、これまた嬉しい想定外。
比較的時計が出易いとは云え、前半に3つのアップダウン有するコース。
正直云って、此処で「PB▼10秒」のスコアを出せるとは思っていませんでした。

それ程突っ込んでる心算は無いのに、スタートから㎞/3:50avと順調なラップ。
バイパスの上りパートも無難に処理、10㎞地点を3:57ペースと予想以上の進捗です。
金勝山トンネルを過ぎてしまえばあとは殆ど下り基調のスピートコースを残すのみ、この時点でコースベスト更新を確信しました。

小川和紙では珍しく同スペックランナーとの競い合いが続くレース展開も味方して、後半10㎞を㎞/3:48のハイペースラップ。
ラスト2㎞に絞ったスパートも功を奏し、SB2ndベストのタイムでフィニッシュ。
自身初となる3戦連続の22分台で、シーズンラストレースを終えました。

・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

今年は2月下旬に雪山で肋骨粉砕のアクシデント。
骨折箇所が治癒しランニングを再開出来る様になったのが5月下旬、例年より約1ヶ月遅い走活再開です。
その影響で毎年参加している「軽井沢ハーフ」「南魚沼グルメ」等、春シーズンのマラソンを全休する破目になってしまいました。

ディスタンス/スピード共に、漸く例年ペースに戻ったのが7月中旬。
所処がその矢先に夏風邪を拗らせてしまい、10日間のトレーニング中断。
この時点で予定していた9月末の「越後湯沢秋桜」も出走を取り止め、エントリー自体を絞り込む事と致しました。

参加大会を「手賀沼エコ」「上尾シティ」「小江戸川越」のスピードレースに特化する事によって、傾向と対策をより明確に。
走り込み量の不足分を「超フラットな高速コース」に限定してのトレーニング。
下肢は元より広背筋/脊柱起立筋の筋トレ量を増やし、ランメニューは平地でのスピードトレ/ビルドアップを重視。
長い距離を走る際以外は「流し走」を殆ど行いませんでした。

個人的には23分台をコンスタントに出せるかが調子のバロメーター。
逆に云うと4年前に一度出した切りの「22分台」が大きな壁だったのです。
所処が今年はその壁を破り22分台を三戦連発。
まぁ「そう云うレース」ばかり選んで参戦してたってのもありますが、それでもこの結果は自信になるもの。
プレ「知命」の歳となる来年に向けて、「まだまだ戦える」モチベーションを維持する事が出来ました。

と云う訳で、今週からは私めのメインアクティビティ突入。
遅撒き乍らの「スキーマッドな季節」、到来です。

|

« ●Alta Badia(ITA) GS速報 | Main | ●雪旅支度 »