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2017.12.28

●2017/18.五滑目「白馬五竜」

えー、約二ヶ月半の冬季雪山就労日誌、七日目。

昨日は白馬に入山してから初めてのオフ日。
運の良い事に折からの大寒波襲来で白馬は連日の大雪、オープニングタイムのアルプス平は「パウ祭り」間違いありません。
しかし運の悪い事に折からの大寒波襲来で白馬は連日の暴風、アルプス平のリフトは何時まで動いているか解りません。

そんな相反する「期待」と「不安」胸に、スキーマッドは今日も早起き。
一発目のテレキャビンに乗り込み、朝イチグランプリを目指すのでした。

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【写真上】8:15、キャビン山麓駅には約20名の「パウキチ」がスタンバイ。
昨夜から降り続いた大雪はゲレンデトップで50㎝オーバーの積雪量、テレキャビンは約10分遅れでの営業開始となりました。
でも30~40分の遅れは覚悟していたので、思っていたより全然早い運行スタート。
ゲレンデ整備のスタッフ皆様、どうも有難う御座います♪。

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【写真上】8:35「営業連絡、15番スタート」。
今日もアル3一番乗り♪。

3
【写真上】ドカドカと降り敷く雪の中、静かに佇むグランプリ。
無人のワイドバーンは一面ノートラパウダー、最初1本は「コレ全部、俺のモノ♥」。

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【写真上】「風」も「ガス」も許容範囲、これ位視界が利きゃ上等です。
昨日の朝イチグランプリは約50㎝の新雪堆積。
圧雪部はピステ上に足首高のシャローパウ、非圧雪部は前日の貯金もあって膝上~太腿高のディープパウ。

まぁ殆どの皆様がボード/ファットスキーでしたので、狙いは「テクニカルの樹林帯」「水槽回り」「23の線下」などのオフピステエリア。
メインバーン自体は殆ど食われず、ノートラライン選び放題のスタート4本でした。

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【写真上】だがしかし…。
グランプリ回し4本目を終えると、台風顔負けの地吹雪発生。
瞬間最大風速は35㎞/hオーバー、アル3のダンプが風で吹き飛ばされています。
1~2分は立っていられない状況が続き、勿論アル3も即.運行休止となりました。

そんな訳で「パウ祭り」は早々に終了…。

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【写真上】そーなると選択肢は「テレキャビン回し」だけ…。
ダイナミックを下りてエキスパートに向かいます。

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【写真上】神城ゲレンデは未だクローズ中。

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【写真上】エキスパートのバウは完売御礼。
美味しいラインは粗方食われており、モサ感の強いディープスノー化。
コブの底付きと深雪の板潜りでオラオラの滑り、まぁスラ板では仕方ありません。

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【写真上】暫くゴンドラ回し。
こんな時、いいもりコス4が動いてないのが本当に痛い…。
強風や濃ガスでグランプリが使いモノにならない際、主戦ゲレンデとなる筈のコスモリバー/コスモ線下の各コース。
しかし今季は索道員の人手不足、コス4は年内平日運休となっています。
嗚呼、早くリフト動かしてくれないかなぁ…。

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【写真上】ダイナミックコースから、

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【写真上】エキスパートorウッディコース回しの繰り返し。
殆んど白黒写真みたいのばかりなので、コース案内板をアクセントカラーで。

Img_8293
【写真上】必然的にとおみゲレンデは混み合います。
キャビン回しも飽きてきたので一旦コーヒーブレイク。
10時半過ぎに再びグランプリへ向かうと。

Img_8301
【写真上】10:50、アル3復活!。
2時間弱運休していたお陰で、グランプリのパウは全面リセット。
特にアル2.4側のラインは、強風の吹き溜まりで「オープニングパウ」状態てす。
心地良い浮遊感を味わいつつも下地はしっかり捉えられる、スラ板には丁度良い膝下新雪コンディション。
このラインばかり、ヘビロテで回してました。

だがしかし…。

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【写真上】「誰もいなくなった…」。
運行再開したとは云え、横殴りの風は相変わらず。
体感気温はマイナス15℃位、指先と爪先は殆ど感覚が無くなってきました。
「寒い」のを通り越して「痛い…」。
「痛い」のを通り越して「麻痺ぃ…」。


身体が寒さに慣れ切っていないシーズンイン直後にコレは辛い…。
流石にこの極寒コンディションには、ゲストの皆様も次々とエスケープ。
丁度ランチ時と云う事もあり、グランプリからは次第に人影が消えていきました。

この後1時間程アル3回しをしていると、再び風が地吹雪化。
朝イチからパウも散々食ったので、13時を待たずに撤収する事に致しました。
ま、シーズンは始まったばかりだし、明日もオヤスミですからね。

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