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2018.01.17

●2017/18.二十二滑目「白馬五竜」

えー、約二ヶ月半の冬季雪山就労日誌、27日目。 

昨日はオシゴト「午後番」の私め。
13時までのフリータイムは疲れた身体をゆっくりと休め、仕事の鋭気を養う…。
「そんな訳ありません ψ(`∇´)ψ」。

勿論目指すは朝駆け一番乗りの「モーニンググランプリ」。
疲れた身体に鞭打って、通常のオシゴトシフトよりも早起き。
営業開始40分前のキャビン駅に乗り込むのでした。

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【写真上】8:10、ゴンドラ営業開始5分前。
昨日の白馬は「暖かい」とまではいかないものの、締まりの無い緩~い大気。
放射冷却の冷え込みは僅かで、殆ど肌寒さは感じませんでした。

そんな気温もあってか今日の山頂のガスは、腰が重そうだな…。

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【写真上】8:25、アル3の口開け乗車は「トリプル1」の111番搬器。
しかしそんなラッキーナンバーも何の役にも立たない濃ガス。
「白闇グランプリ」のオープニングとなっていました。

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【写真上】コースボトムは多少視界が利くものの、

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【写真上】トップ~ミドル部はセミ.ホワイトアウト状態。
気温が高い故、何時ものグランプリとは「全く逆」なガスの掛かり方。
雪質はまずまずも、可視範囲が狭すぎて中速小回りで流すのが精一杯です。

アル3回しは4本で切り上げ、一旦いいもり道場へ向かう事に致しました。

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【写真上】8:50、いいもりは朝陽射す絶好の気象コンディション。
しかもコス4大町側とポールバーンはキレーに圧雪掛かっています。

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【写真上】特にストレートウイスキー.大町側は、

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【写真上】垂涎のピステバーン。
テクニカルな片斜の急斜面も、これなら思いっ切りカービングで切ってけます。
リフトから眺めてるだけで、もー「ウズウズ♪」。

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【写真上】…。
コースセパレートで滑走不可でした…  il||li _| ̄|○ il||li
「雪温存」って書いてますが、理由は今月末のとあるイベントの為です。

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【写真上】生姜無いのでこっち攻めます。
コスモリバーコース、通称ポールバーン。
やや左流れの片斜面も中斜主体の攻め易いコース、大回りトレには持って来い。
少しウェットな雪質でしたが、下地はしっかりとした硬バーンでエッジ噛み.板走り共に良好です。
一般ゲストも殆んど居らず「カービング快楽主義」の高速ロングが楽しめました。

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【写真上】ポールバーンには白馬村スキークラブのちびっ子レーサーたち。
普段なら平日の早い時間にいいもりを回しているのは、Jrの子供達くらいです。
しかし此処数日のいいもりでは、少し「イタイ方々」がゲレンデで幅を利かせておられるのでして…。

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【写真上】この人たちです。
指導員やら準指やらの基礎屋エキスパート、所謂「技選」的な方々。
此処いいもりでは1月29日から31日にかけて「第55回甲信越ブロックスキー技術選手権大会(兼.55回全日本スキー技術選手権大会予選会)」が開催されます。
その試滑を兼ねたトレーニングに皆さん大挙来場、一昨日辺りから目に見えてその数が増えてきました。

まぁそれは別段構わないのですが、「セパレートされていない一般バーンで」「大勢で屯って」「コース幅目一杯にかっ飛ばして」「一人づつビデオ撮り」されるのは非常に困りモノ、つーか正直迷惑。
トレーニング(コース占有)するなら、お金払ってバーン借し切ってやって下さいな。

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【写真上】コレはコブライン作ってる所処です。
「あのー、此処は一般ゲストも滑るゲレンデなんですけど…」。
こんな莫迦げた連中が、あと半月も居座るのかと思うと「頭痛い…」。

因みに先週から来週にかけては「オーストリアンウィーク」でオージーからのゲストが増加するこの時期。
外国人の彼らが「この行動」「この風景」見たら、一体如何思うのでしょうね。

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【写真上】ま、そんな時は綺麗な景色でも愛でて心を和ませましょう。
コス4トップより眺む、神城の田園地帯。
厚雲掛かった東雲の空から幾筋かの陽光が雪田に射し、早朝の雪国らしい清澄な雰囲気を醸し出していました。

いいもりのポールバーンを1時間回し、時計は10時前。
「そろそろガスも引いた頃かな」と思い、再びグランプリへ向かいました。

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【写真上】10:05、相変わらずのグランプリ。
でもゴンドラではガス帯を抜けていたので、トップの方は大丈夫でしょう。

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【写真上】ほーら、抜けた♥。
10時過ぎのグランプリはゲレンデ上半分がセルリアンブルーの青空、下半分がホワイトフォグの濃靄帯。
「よーし、コレなら全然回せるっ♪」。

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【写真上】コースの荒れもラ.フランス(無し)。
視界不良のガス気象と滑走者の少なさで、バーンコンディションはストレージ状態♪。

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【写真上】あーぁ、この天気で「朝イチグランプリ」滑りたかったなぁ…。
それでもこの時間帯でこのバーン状況は、コンディションとして最上級。
1時間半遅れの「高速ロング」タイム、スタートです♪。

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【写真上】10:10、アル3回し2本目。
「おおっ、上から下まで全部ガスが引いたっ!!!」。
これは「THE TIME」の予感♪。

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【写真上】しかしその僅か30秒後…。
「きゃー、ガスが襲って来る~っ」。
まるで白闇帯のアバランチ。

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【写真上】結局、コース下半分は元通りに。

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【写真上】グランプリ名物(?)、濃靄と晴れの境目。
この光景、今まで何百回目にした事か…。

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【写真上】ま、その代わりに雄大な自然美を愛でる事が出来ましたけどね。
東南の空にはダイナミックに波頭立つ雲海。

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【写真上】真東には雲海より頂だけを覗かせる戸隠と飯縄。
まるで「天空の城」ならぬ「天空の頂」。
雲と空の間に浮かんでいる様なミスティカルな風景に、思わず滑を止めて魅入ってしまいました。

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【写真上】戸隠連峰.近景。
右より西岳.本院岳、戸隠山、鞍部と五地蔵山を挟んで右に高妻.乙妻山。

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【写真上】飯綱連峰.近景。
右より飯縄山南峰と北峰、霊仙寺山、左端に高デッキ山。

折角パノラマ側に下りたので、このままアル1乗車。
アル1と隣のラインEは、リフト乗車中全てが五龍岳の「ビューポイント」なのです。

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【写真上】アル1より、最低鞍部を挟んで五龍と唐松。

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【写真上】蒼天の空に神々しく映える五龍岳。
稜線上では結構風が強いみたいです。
因みにこの日、14時頃にはアル3が一時運休となりました。

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【写真上.下】11時前になるとガスもすっかり姿を消しました。
陽射しも強くなり、予報通りのピーカン/三月並みの暖かい陽気に。
この時間になると次第に雪も緩んできましたが、荒れの少ない少ないフラットバーンなのでターンコントロールは自在。
まだまだ快適にロングで回せるコンディションでした。

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【写真上】11:25、しかし残念ながら「シンデレラタイム」。
13時から22時まではオシゴトが控えており、少し休息も取らないと身体が持ちません。
それに昼食や着替えの時間も考えると、この辺りがタイムリミット。
後ろ髪引かれつつ撤収、グランプリを後にしたのでした。

と、この日はオープニングこそイマイチでしたが、結構高い満足度。
充実した3時間のスキータイムでした。

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