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2018.01.26

●2017/18.三十滑目「白馬五竜」

えー、約二ヶ月半の冬季雪山就労日誌、35日目。

今週に入り白馬には近年例を見ない大型寒波が襲来、毎日の様に「ドッカンドッカン」と大雪を降らせ続けています。
そして昨日今日とオシゴト連休の私め。
折角の一冬雪山滞在+連日の豪雪ですから、このパウ祭りを「より」楽しまない手はありません。
と云う訳で、昨日は新雪遊び用のギアを500マイルさんから調達。
何時もより「太~い板」を履いてゲレンデへ繰り出したのでした。

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【写真上】そんな訳でこの日のマテリアルはコレ。
2014/15のISPOアワードを獲得した事で、知名度.人気共に有数のパウダースキーとなった「ROSSIGNOL/SOUL7 HD(180cm)」。
スキー歴26年目になる私めですか、これまでの愛機遍歴は競技板と基礎板ばかり。
太板は試乗会で数回乗った程度、ハイシーズンのパウ日実戦で使うのは初めてです。

そんな訳で昨夜から「ウキウキ」「ワクワク」しっ放し。
偶にはこー云う「遊び心満載」でスキーするのも新鮮でイイものですね。

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【写真上】8:00、昨日はテレキャビンに目もくれず「スカ4」から「いいもり」へ。
アルプス平は前夜の豪雪に加え、風速20m前後の強風。
営業開始15分前になっても、ゴンドラは搬器すら姿を現してません。

この日と同様の気象コンディションだった前日で、キャビン営業の開始が9時40分頃。
じゃ今朝も大体同時刻のスタートだろうと踏んでの「いいもりチョイス」です。

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【写真上】この日の「パウ祭り」はいいもりからスタート。
大町側は早朝にピステンが入っており、フラットなバーンコンディション。
小谷側は非圧雪、膝下のディープパウ。

履いてる板がコレなので、勿論狙うは小谷側。

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【写真上】うっひょー、楽しいィィっ!!!(黄色い声)
超軽量のスキーウェイトとパウダーロッカーの構造から、足元の操作はイージーで軽快。
まるで軽自動車を思わせる、楽チンなステアリング感。
勿論深雪に突っ込んでも、ちょいと踏み込みゃ直ぐに浮いてくれるし、ルーズに走らせりゃ雪面をいなす様にフロートランしてくれます。
板が沈んで取り回しに苦慮する心配なんて全くナーシ。

「ホント、こんなの反則…」
と思わせる滑走フィーリングは、今迄に味わった事の無いパウの楽しみ方。
「極上のスノーサーフィンタイム」は、瞬く間に過ぎていきました。

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【写真上】スプ―レータイム1時間経過。
ゴンドラが止まってる事もあり、新雪狙いのパウダージャンキーが次々とコス4下にドロップイン。
面ツルバーンは@云う間に食い散らかされてしまいました。

そんな滑走ラインが入り乱れた「やや荒れ」のオフピステでもSOUL7は絶好調。
吹き溜まりの凸部を「突き破る」と云うよりは「突っ込みつつも軽くかわす」てな感じのライト&ソフトな滑走感。
フレックスの柔らかさも良い按配、新雪ギャップを良い按配で吸収してくれました。

「うーん、今までSL板で新雪を滑ってたのが莫迦みたい…」

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【写真上】9:20、「ふう、食った食った~」。
1時間強の「パウ喰い」ブレックファーストタイム終了、缶コーヒーで一服。
昨日の五竜はボトムでも気温-9℃、定期的に暖を取らないと身体が持ちません。

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【写真上】散々食い散らかされた、ストレートウイスキー.小谷側。
線下と樹林帯側の両サイドに僅かな食べ残しが残っていますが、そろそろゴンドラが動く時間。
グランプリの「BIG POW」を狙いにキャビン駅に向かいました。

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【写真上】9:30、キャビン駅には約40人の行列(8割方オージー)。
読みはドンピシャ、この10分後にテレキャビンが営業を開始しました。

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【写真上】9:55、「おっ、アル3動いてるっ♥」。
昨日の五竜は山麓部でも早朝時から結構な強風。
「アルプス平のリフトは全休だろうな~」と諦めていたのに、嬉しい誤算です。

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【写真上】履いてる板がアレなので、何時もと全く異なるコースチョイス。
昨日のグランプリは非圧雪部で膝下~膝上のアスピリンパウダー。
先ずはテクニカル手前のツリー帯からドロップインです。
しかしパノラマサイドからグランプリに流れ込んでいくコース(テクニカル/沢下/水槽周り)は、何れもパウ攻めには斜度不足。
スピードが乗らないうちに緩斜部に下りてしまい、面白味はイマイチでした。

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【写真上】寧ろこっちの方が面白かったです。
昨日のグランプリは圧雪部でも約15㎝の新雪堆積。
特にアル2.4サイドは堆雪量もやや深く、ピステバーンとオフピステの「美味しいトコ取り」みたいなコンディション。
ラディウスに逆らわず、大き目のルーズなターンで浮遊感を味わうも良し。
足元周りのエッジを利かせ、ズラしつつカービングで走らせるも良し。

しかもドカドカ降り続ける大雪と、風に運ばれた雪の吹き溜まりで、常にハーフリセットが掛かっている絶好のバーンコンディションが続きます。

駄菓子菓子…。

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【写真上】
低温と強風の「極悪コラボ」…。
昨日のグランプリは日中の気温-13℃、しかも風速20m以上の強風が吹き荒び、体感気温は「-23℃」。
「厳寒」「苦寒」「酷寒」「極寒」「甚寒」…。
そんな単語が束になって襲いかかって来る、荒行フリーザーコンディションです。

顔面「痛い→痺れる」、指先爪先「痺れる→麻痺」、そして寒さの余り「頭痛発生」。
兎に角「寒い」「冷たい」「痺れる」「痛い」。

「極上パウの快楽」と「地獄の極寒拷問」を天秤に掛けつつのアル3回し。
しかし4本目にして遂にギブアップ、暖を取りに下山せざるを得ませんでした。

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【写真上】10:25、ダイナミックのボトムまで来ると気温は-10℃くらいに。
此処まで下りてきて、正直な感想は「嗚呼、暖かい…」でした。

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【写真上】「この雪」で「この板なら」、狙うはエキスパート一択。
流石にノートラックのラインは残っておらず、パウは粗方食い尽された後。
それでも「底付き無し」「新雪由来の柔らかいギャップ」と、チャンピオンエキスパートにしては滑り良いコンディション。
ココでも太板は絶好調、コース幅を取っての減速滑ならルーズなミドルで楽に滑り降りる事が出来ました。

この後はエスカルで熱~い珈琲を身体に入れ、15分程の小レスト。
指先の感覚が戻ると再び戦線復帰、ゴンドラに乗り込んだのですが…゜。

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【写真上】10:55「アル3、止まってる…」。
山頂エリアの風は次第に強まり、この時点で風速20~25m/h。
大型寒波の齎す強風で、二日連続のアルプス平リフト「全滅」です。
勿論47のラインEも運行停止なので、最後に狙っていたルート3のパウを食べに行く事は叶いませんでした。

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【写真上】強風でキャビンも一時停止/減速運転の繰り返し。
ダイナミック/エキスパートの新雪も、今となってはモサグサの荒れバーン化。
これだとゴンドラで上がっても、美味しいコトは何一つありません。

そんな訳でこの日の「パウ攻め」は、これで終了する事に致しました。

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【写真上】ギアも愛機にチェンジ。
180㎝のパウ板(R/17m SC/136-106-126)から165㎝の準.SL板(R/13m SC/121-70-106)に乗り換えですから、その違和感は「何だコリャ」状態。
「板短っ」「センター狭っ」「硬っ」「ヒュンヒュン走って落ち着かないっ」…。
3年乗り続けてる板なのに、乗り味に慣れるまで4~5本掛かってしまいました。

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【写真上】11:15、オンピステのターゲットはココ。
スタート時に目をつけていた、いいもりコス4の大町側。
フラットに圧雪されたバーンには程良いトッピングの新雪が堆積。
下地は硬くグリップはしっかり、とタイトに攻めるには絶好のコンディションです。

昨日は此処を40分程回し、午前中で板仕舞い。
振り込みやら買い物などの雑用が溜まっていたので、午後からは大町に出掛けたのでした。
おしまい。

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