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2018.01.21

●2017/18.二十五滑目「五竜&47」

えー、約二ヶ月半の冬季雪山就労日誌、31日目。

昨日はオシゴト遅番にて、13時までは「フリータイム」の「スキータイム」。
土曜日のゲレンデ混雑も何のその、何時もの如く朝イチからのアクティビティ。
そんな訳で「In the morning」縛りの滑走記で御座います。

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【写真上】6:40、昨日はサンライズ営業から滑り始め。
土日のとおみゲレンデは6時半からの営業スタート。
キャビン駅に先乗りして板デポした序でってのもありますが、「早朝スキー」の狙いは別にあったりするのです。

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【写真上】冬はあけぼの。
やうやう白くなり行く山ぎは、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
小谷と頸城の山々稜線、そして白んだ空が織り成す幻想的な風景。

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【写真上】7:00、東雲の空が琥珀色に染まって参りました。
さーて、お待ちかねの「DAY BREAK TIME」到来です。

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【写真上】7:05、「サンライズ営業」の「サンライズ」♪。
雲間に覗く日輪は赤橙に輝き、白い朝の底を照らします。
「うーん、何て神々しくスピリチュアルな朝望…」。
この日の天気予報は朝からマーク、ゲレンデから眺む朝陽を狙っての「朝スキー」なのでした。

約1時間のモーニングスキーの後は、一度ブーツを脱ぎブレックファースト。
ゴンドラ営業10分前にキャビン駅に戻りました。

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【写真上】8:05、「THE DAY」確定の朝。
突き抜けてる様な青空は、雲一つ無いクリアブルー。
前日の「極悪ホワイトアウト」が嘘みたいな冬晴れです。

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【写真上】そしてこんな日は絶好の「アルパイン日和」でもあったりします。
8時過ぎのテレキャビンには約250人が並ぶ長蛇の列。
そのうち40~50名は冬山装備に身を固めた雪山登山のパーティーでした。

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【写真上】8:25、「業務連絡トップ51番」。
何てクールビューティ&ソリッドなコントラスト。
今シーズン11回目のアル3口開けは、「白銀に煌めく霧氷群」と「深く澄んだ青空が」迎えてくれました。

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【写真上】で、

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【写真上】一番目の滑走者を待っている、

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【写真上】朝イチグランプリっ!!。
昨日のグランプリは多少の圧雪段差や轍荒れは見られたものの、総じてフラットに仕上げられたバーンコンディション。
「此処8日間、まとまった降雪無し」「しかも前々日には雨に祟られ」「更に前夜はソコソコの放射冷却」とゲレンデ堆雪の損傷が激しい白馬の各スキー場。
そんな悪条件を考えれば、パーフェクトな圧雪オペレーションでした。

五竜のピステン職人さんには、何時もながら「感謝感謝」です。

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【写真上】グランプリ回し2本目にて、アル3は満員御礼。
「ウィークエンド」の「スーパーファイン」ですから、まぁ当然ですわね。

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【写真上】8:40、グランプリ回し3本目。
硬いコーデュロイバーンを切り割く、キレキレカービングのエクスタシー♪。
スノーマッド達の軌跡が次々と描かれていきました。

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【写真上】それにしても、

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【写真上】昨日は、

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【写真上】混み出すのが早い事…。
グランプリには続々と滑走者が流れ込み、高速ロングで回す時間は40分と持たず。
狙いの滑走ラインを取るのも難しい賑わいとなっていきました。
まぁ土曜日だから当たり前っちゃそれまでなのですが、通時の土日と較べても明らかに早く、正月三が日並みのゲストの出足でした。

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【写真上】コースボトムでは早々に小じゃがの収穫。
昨日のグランプリは「カチーン」と硬い下地で、板走り絶好調なスピードバーン。
アイシーなハードパックではあるもののエッジグリップはしっかりとした捉えで、個人的に大好物なバーン状況。
しかしそのコンディションに「板」と「技術」が追い付かず、スペックオーバーのハイスピードで滑っておられるゲストを沢山目にしました。

「滑ってると云うより落ちてってる」「行き先はスキー(スノボ)に聞いてくれ」的な方々が前後左右にうじゃうじゃ。
何時もより慎重に安全マージンを取る滑りを心掛けていましたが、9時半を過ぎると衝突寸前のヒヤヒヤする場面があっちこちっちで見られます。
流石にこの状況下で滑るのは御免、47に河岸を変える事と致しました。

スピードとターンのコントロールが出来ない滑りは単に「暴走」と云うのでして。

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【写真上】9:50、47.ルート1へ移動。
10時前のR1は、思いの外空いていました。
「ラッキー、こりゃロングでも回せるな♪」

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【写真上】コース幅を目一杯に取ったロング~深回りミドルでも大丈夫♪。
こっちも「カチッ」とアイシーな下地で、キュンギュンと板の加速するスピードバーン。
一気にボトムまで下りて行きたいのですが、この日は午前中のみのスキータイム。
時間が勿体無いのでラインC回しに終始してました。

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【写真上】たまにはコース途中で止まって一写。
R1の醍醐味は、そのまま白馬村に滑り下りていく様なダイナミックなロケーション。
正面には雨飾山/焼山/火打山/妙高山の頸城山塊が雄大に見晴らせました。

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【写真上】しかしR1も次第に混み始めます。
こーなるとコース幅の狭い分、グランプリより危険度上昇。
安全マージンを確保しての小回り7割滑が限界でした。

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【写真上】こんな時はルート2チョイス。
昨日のR2は「超」の付くフラットコンディション、しかも滑走荒れ皆無。
ハードに締まったバーンもグリップはしっかり生きており、エッジ噛みも良好です。
一段折れてからの急斜パートは「ストーン」と落ちていくエクスタシーな様な加速感。
途中からは混雑のR1を避け、こっちメインで回してました。

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【写真上】11:00、ボチボチとシンデレラタイム。
13時からのオシゴトに備え、後ろ髪引かれつつの撤収。
ラインEから小遠見山を眺めつつ、とおみゲレンデへと戻ります。

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【写真上】いゃあ、今日はホントに混んでるわ。
五竜の誇る緩斜面一枚バーン、とおみゲレンデは初心者やファミリーで大賑わい。
2年連続「白馬ナンバーワンの入り込み客数」の実績は伊達じゃありません。

と、こんな感じの「SATURDAY AM」スキータイム。
この後は昼食取って着替て…、とかしているうちに@云う間の出勤時間。
「SATURDAY PM」の長~いオシゴトタイムが待っているのでした。

 

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