●「4月8日」→「4月28日」
えー、この表題だけで「スキー場のトピック」と解った方。
貴方は立派な(?)「SNOW HOLIC」重症患者、認定です。
4月も初旬を過ぎ、国内のスキー場は次々と今シーズンの営業終了。
首都圏から日帰り圏内で行けるゲレンデも「かぐら」「奥只見」「丸沼」「たんばら」「川場」「GALA」…、と数える程になってしまいました。
そんな中、毎年4月上旬にゲレンデオープンする稀有なスキー場が御座います。
はい、山形は出羽三山の「あそこ」です。
積雪量が5m以上の豪雪地帯が故に、冬の間は「雪大杉」でスキーが出来ない。
…つーか、それ以前に道路自体が閉鎖されアクセスそのものが不可能なのです。
従いスキー場開きは毎年4月上旬、7月までの営業となっているのでして。
所処がその「夏スキーのメッカ」で思わぬイレギュラー。
4月8日に予定されていたオープンが、4月28日に延期される事となりました。
原因は雪重に由るリフト支柱の傾き、ペアリフト8番鉄柱が土台のコンクリートごとずれているとの事です。
月山スキー場、開場延期 西川・リフトの支柱、一部に傾き
夏スキーで有名な西川町にある月山スキー場のリフト支柱の一部に傾きが見つかり、来月8日に予定していた今季オープンが延期されることが29日、分かった。
リフトを運営する月山観光開発によると、オープンに向けた27日の準備作業中に社員が中腹の8号支柱に傾きがあるのを発見。28日に専門業者に確認を依頼し、土台のコンクリートごとずれていることが分かった。
雪の重みが原因とみられる。
傾きが大きく応急処置では対応できないことから、改修工事を行うことを決めた。
2、3日中に設計などを依頼し改修工事の日程を決めるが、来月8日までには間に合わないという。
現場周辺の積雪は5~6メートル。同社は、書き入れ時のGW前には間に合わせたいとしている。
(文.山形新聞3/30より借載)
リフト運休も雪はたっぷり 月山スキー場が開放
春から初夏にかけて滑走できる西川町の月山スキー場は8日、安全祈願祭を行い、ゲレンデを開放した。
リフトは一部に傾きが見つかり運休しているが、シーズンを待ちわびた愛好者が訪れ、山を登りながら滑走を楽しんだ。
この日、月山リゾートインで祈願祭を行い、町や地元住民、スキーヤーら30人がシーズン中の無事故を祈った。
3月に好天が続き雪解けが進み、リフト中腹は例年より積雪は1メートル少ないが、それでも約10メートルあり滑走には十分。
断続的に雪が降り、時折ふぶく中、県内外から訪れたスキーヤーやスノーボーダーがゲレンデに繰り出していた。
毎年オープン初日にスキー仲間2人と訪れる赤崎弘悟さん(32)=盛岡市、会社員=は、前日に積もったパウダースノーを満喫。「晴れ間を見ながら滑った。寒かったがとても気持ち良かった」と笑顔を見せた。
リフト支柱の改修工事はゴールデンウイーク前の復旧を見込んでいる。
関係者は「初夏にかけて、ブナの新緑や高山植物をめでながらスキーを楽しんでほしい」と話している。
(文.写真 山形新聞4/10より借載)
そんな訳で「シーズンアウト」の時期に「シーズンイン」の話題。
月山スキー場のニュースでした。