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2018.04.27

●「月山ぺアリフト」営業準備風景

えー、約二ヶ月半の「春スキー&夏スキー」雪山就労日誌、3日目。
4月24日にトーキョー発ヤマガタ着、西川経由で姥沢入り。
一昨日より月山での「オシゴト&スキーライフ」スタートです。

所処で今回の雪山籠り、私めのオシゴトはインドア系なのですが、昨日/一昨日は索道業務のお手伝い。
月山ぺアリフトの運行準備に携わって参りました。

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【写真上】先ずは初日、4月24日(水)
一昨日の月山は前日に続いての雨。
曇天の鉛空からは止みそうにない春雨が「シトシト」と濡っておりまする。
うーん、雨中の中でアウトドア作業かぁ…。

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【写真上】8:00、姥沢からコレに乗って移動。
リフト営業時にはスキーキャリーサービスで使われる雪上車です。

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【写真上】ペアリフト下駅に到着。
今日と明日の二日間、此処がオシゴト場。

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【写真上】リフト小屋の周囲は一面の雪景色。

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【写真上】上を向いても雪❄…。

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【写真上】下を向いても雪❄…。
ゲレンデ(?)ボトムの積雪量はMaxで約12m。
立夏直前にしてこの雪量、とても標高1100m地点の風景とは思えません。
初めて訪れた月山の雪力を目の当たりにし、けだし圧倒されてしまいました。

直近2シーズンの五竜勤めに加え、過去学生時代には幾つかのスキー場で冬山就労生活の経験を持つ私め。
豪雪地帯の残雪風景には慣れている筈なのですが…。
「こりゃケタが違うわ…」

但しコレでも例年並み、フツーの雪量とのオハナシです。

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【写真上】月山ぺアリフト。
月山スキー場に架けられているリフトはこれ一基のみ、「第2」も「第3」もありません。
だから呼称は「月山ぺアリフト」で良いのでして。
でも営業開始を3日後に控え、固定循環式なのに搬器が架かってませんね。

そう、索道のオシゴトお手伝いとは「リフトの搬器架け」。
搬器を曳索に架け、試運転と安全確認をする作業です。

本来ならば月山スキー場のオープン=ぺアリフトの運行は4月8日から。
しかしその直前になってリフト鉄塔の土台に傾きが発見され、修復工事の為にリフト営業開始は4月28日に延期。
この時期の搬器架けとなったのでした。

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【写真上】下駅小屋に入ってみると、

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【写真上】所狭しと詰め込まれたチェアの山。
握索器のグリス汚れを取り、搬器を台車で運び、曳索に吊るし上げ、ワイヤーロープに握索固定、そして搬器の数は「208」。
これら全ての行程を20名弱の「人力」で行います。

しかも天候は雨☂ですから手元足元も滑り易く、重労働な上に慎重な作業進捗。
救いは気温が10~13℃と然程寒さを感じなかった事と、風が吹かなかった事。
雨も降ったり止んだりの繰り返しで本降りにはならず、インナーへの浸水被弾は避けられました。

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【写真上】ぺアリフトのスペック。
全長約1㎞で運転速度1.2m/sって、ペアにしても結構遅いな…。
乗車時間約14分ってのも、長距離クワッドやゴンドラ並みの長さです。

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【写真上.下】リフトは営業してませんが、ゲレンデ(?)自体は滑走可能。
そんな訳でハイクアップするゲストの姿もチラホラ。
24日/25日の月山、滑走者数は其々6~8名程でした。

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【写真上】お昼頃には一度雨も上がったのですが…。
棚雲っぽい雲海の下部からはガスが引き、志津の旅館街も薄らと覗けました。
しかしこの後再び雨が降り出し、結局終日の雨天作業となってしまいました。

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【写真上】初日は約130のチェアを搬出、架条。
ぺアリフトの全長は約1000m、往復で2000m。
1番搬器は下り線の1/3に達した辺りでしょうか。

何時もは何気無く乗っているリフトですが、この搬器が約60㌔と結構な重量。
特にサスペンダー(チェアを吊るす鎌形の部分)がムチャ重いんですよね…゜。

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【写真上】続いて二日目、4月25日(木)
昨日の月山は前日に続いての降雨、…つーか雨混じりの霙。
冷え込みも厳しく早朝時点では0℃前後、まるで3月に戻ったかの様な寒さです。

そして悪天に輪を掛けて最悪だったのが「強風ゴーゴー」。
リフト下駅では風速10~15mの春嵐が吹き荒び、体感気温もその分低下。

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【写真上】下駅小屋のシャッターを空けると「ドサドサッ」。
雨樋に積もった霙雪が落ちて来ました。

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【写真上】「霙雨」+「風」+「冷え込み」に加え、「濃ガス」の四重苦。
「うーん、今日のオシゴトは身体に堪えそう…」とハードワークを覚悟しての作業開始。
するとこの後霙雨は止み、ガスも切れ、気温も4~5℃に上昇。
強風だけは収まりませんでしたが、何とか極悪天候下の作業は免れました。

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【写真上】11時頃には雲間より青空も覗き出しました。
山形/月山入りしてから雨続きの3日間、これが初めて見る「青空」と「太陽」です。
何だかちょっぴり感動してしまいました。

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【写真上】おっ、1番搬器が戻ってきたっ♥。
11時を回った辺りで架ける搬器も残り10基、作業もカウントダウン。
この後搬器の間隔調整を経て、最後の仕上げに入ります。

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【写真上】最後の搬器、208番チェアを架条。
「月山ぺアリフト、復活~!!!」。
二日間に亘った「リフトの搬器架け」も無事終了致しました。

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【写真上】リフトの営業準備を終えた頃には、上空も見事な青空に。
まるで天気も「ぺアリフトの復活」を祝福してくれているかの様。

この後は下駅小屋のお掃除とレストラン/売店の設営作業。
上駅とTバーのスタンバイは索道スタッフさんのみで大丈夫との事なので、私めはこれで「お手伝い終了」となりました。

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【写真上】見返り月山ぺアリフト。
自分で架けた(正確には運んだ)リフトが動いてるかと思うと感無量。
よーし、28日からガッツリ乗車するぞー。

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【写真上.下】てくてく歩いて姥沢へと戻ります。
麗らかな陽気の中、約5分の雪上散歩。
うーん、朝の荒れた天候が嘘の様な春晴れです。

で、この後は本職のオシゴト場に戻り「仕事始め」となったのでした。
おしまい。

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