« ●2017/18.八十六滑目.「月山」 | Main | ●水無月「初走」 »

2018.06.01

●2017/18.七十五滑目.「月山」

えー、約二ヶ月半の「春スキー&夏スキー」雪山就労日誌、38日目。

 

本日は欠番になっていた5月11日の滑走リポ。
この日はオシゴト中抜け番の私め、珍しく10時ジャストに「午前の部」終了。
喜び勇んでデイリースキーに向かうのでした。

 

Img_6386
【写真上】10:10、天空には澄み渡ったセルリアンブルー。
まるでアクリル板を一面に貼ったかの様な青空、そしてクリアに澄んだ大気。
今日のパノラマ展望はソートー期待出来そうです♪。

 

Img_6395
【写真上】10:25、アクティビティスタート♪。
リフト乗車中に待っていたのは、季節外れの雪化粧風景。
「FINE VIEW」「WHITE VIEW」のスーパーパノラマです。

 

Img_6399
【写真上】湯殿が白いっ❄。

 

Img_6400
【写真上】大斜面も白いっ❄。

 

Img_6401
【写真上】線下も白いっ❄。
前日.5月10日は一日を通して雨に祟られた月山。
しかし深夜の冷え込みで雨は雪に変わり、季節外れの降雪を齎しました。
この日の積雪量は下駅ベースで約5㎝、上駅周辺で約10㎝。
月山の広大なフィールドが、美しい純白に染め上げられていました。

 

Img_6404
【写真上】霊峰月山も薄らと雪化粧。

 

Img_6407
【写真上】上駅から望む、朝日連峰のパノラマ。
小朝日~大朝日~西朝日~寒江山~以東岳の主峰群が一望の元に見晴らせます。
標高1500m地点でこの眺望、こりゃ今日は絶好の「姥日和」だな♥。

 

なーんてウキウキ気分でスキーを進めると、何時もと明らかに違う滑走感。
「あれ…、コレは…、若しかして…」。

 

 

 

Img_6409
「板が全く走りませーん…💀」
愛でてる分には美しい純白の雪景色。
しかしその正体は水っ気を「たっぷり」含んだ超湿雪、まるで「白いヘドロ」に搦め捕られるかのなブレーキコンディションです。
「板が走らない」つーより、前に進みませーん…💀

 

Img_6411
【写真上】何処滑ってもダメポ…。
ペア回し3本、滑走フィールドを変えてみるも状況は変わらず。

「ザクとは違うのだよ、ザクとは」
春の「ザク雪」を超越した、スーパーヘヴィなノッキングスノー。
大斜面全体が「グフ雪」の支配下となっていました。

 

Img_6419
【写真上】コブラインですら「抜けない」「沈む」「引っ掛かる」「止まる」…。
今日は「滑る」日じゃ無くて「眺める」日だな、こりゃ。

 

 

Img_6428
【写真上】11:50、そんな訳で観光Tバーから、

 

Img_6436
【写真上】小原Tバーを乗り継ぎ、

 

Img_6441
【写真上】姥ヶ岳へハイクアップ。
眼下には新緑広がるブナの原生林と五色沼、月山湖、そして朝日連峰。
左奥には薄らと吾妻連峰の山影も望めました。

 

Img_6442
【写真上】姥も10㎝程度の冠雪。

 

Img_6447
【写真上】月山は荘厳に。

 

Img_6448
【写真上】鳥海は秀麗に。

 

Img_6449
【写真上】朝日山地は浩々と。
この日のパノラマ眺望は、シーズンでも五指に入るクリアな見晴らし。
朝日山地の左遠望には飯豊/吾妻/蔵王の連峰群、そして磐梯山までもが微かに望めました。

 

Img_6459
【写真上】西には湯殿、最奥には摩耶山地。

 

Img_6465
【写真上】北西には庄内平野、そして日本海。

 

 

 

Img_6469
【写真上】最近お気に入りのレスト&ビューポイント。
木道の突き当りにある三角点、正面に朝日連峰を眺めつつ一服。

 

Img_6474
【写真上】最近お気に入りの構図。
月山フィールドから仰ぐ空は、本当に「広い」のです。

 

Img_6468
【写真上】でもこの日の姥は「風強い…」。
標柱に掛かった氷柱が横流れ、昨夜はもっと暴風だったんでしょう。
写真撮ってる時でも強風に煽られ、片膝付かないとピントが定まりませんでした。

 

 

 

Img_6475
【写真上】帰り際に蔵王山。

 

Img_6477
【写真上】見返り鳥海。

 

Img_6476
【写真上】月山ももう一写。
何時までも眺めていたいスーパーパノラマですが、この日は午後からオシゴト。
名残惜しいけどボチボチ下りますかね。

 

 

 

Img_6483

 

Img_6486
【写真上.下】板はあんまり走んないけど「気持ちイイ~♪」
Tバーから姥ヶ岳へのハイクアップの御褒美は「絶景のパノラマビュー」だけではありません。
姥ヶ岳ゲレンデから大斜面へのダウンヒル、その広大なノートラックフィールドは無人の貸切状態でした。
月山湖~五色沼へ滑り降りていく様なシチュエーションもサイコーです♥。

 

Img_6487
【写真上】最後はコブ回して〆。
結局ペア3本回した後は、姥から下駅へ下りてフィニッシュ。
何処を滑っても板は走らず終いでした。
ま、この日は「滑る」より「山を愛でる」日でしたね。
おしまい。

|

« ●2017/18.八十六滑目.「月山」 | Main | ●水無月「初走」 »