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2019.10.15

●続.プールリーグ「最終日の熱戦」

えー、日曜日はラグビーワールドカップ2019、プールリーグ最終日。
注目のカードは勿論プールA、QF進出を掛けた「ジャパン-スコッツ」の大一番です。
しかしその前に行われた2試合も見所たっぷり、そして期待以上の好ゲーム。
そんな訳での最終日レビュー.その2「レッドドラゴン-ロス.テロス」で御座います。

ウェールズ35-13ウルグアイ
WC史に残るアプセット(フィジー戦)を起こし、一躍注目のチームとなったウルグアイ。
大会最後のゲームで、北半球王者にどこまで噛み付けるか。
対するウェールズはQFを睨み、Bチームの編成(しかもBKのリザーブは本職SHの2人)。
しかしこの「ナメた」メンバ構成ーが災い。
これほど痛いしっぺ返しを食らうとはガッドランドも想像してなかったでしょう。

ゲームは序盤から予想通り「攻るウェールズ」「守るウルグアイ」の構図も、ウェールズはハンドリングエラーの山で仕留め損ないの連発(前半10分で4回...)。
漸く最初のスコアを刻んだのが16分、がこの7点が前半最初で最後の得点。
ウルグアイは前半のポゼッション/テリトリー共に3割と防戦一方、セットピースでも圧倒されます。
しかしフィジー戦/オーストラリア戦(前半)を彷彿とさせる熱いディフェンス。
ミスタックルも多いものの気持ちの入ったプレー、タックルの雨を浴びせ続けます。
そして本っ当に数少ない敵陣のプレーで2つのペナ獲得。
予想だにしていなかったロースコアの接戦(7-6)で前半終了となりました。

ウェールズは後半に入り原点回帰。
ショートパスを中心とした近場のシンプルなアタックからジョシュ.アダムスがトライ。
しかしそれでもディフェンスで粘るウルグアイ、終盤に入っても運動量が落ちません。
14-6からスコアは膠着するもののウルグアイにイエローが出た直後にやっとPT。
65分でやっと勝敗を決定づけました。

ウェールズに関して、この試合の収穫は「無し」。
ユニットとして熟練されてないサブメンバー中心のチームと云う事を差し引いても、出来が悪過ぎ。
アンフォースドエラーが多い上、明らかにピークコントロールが出来ていませんでした。
(特に前半、所謂「持ち過ぎ」「行き過ぎ」と云うヤツです)。

今大会、ジャパンに次いでの「ブレイクスルー」、大きな自信と結果を得たウルグアイ。
前評判の高かった格上フィジーを相手にまさかのジャイアントキリング。
ジョージア/オーストラリア戦も後半途中までは接戦、スコア以上の好ゲームでした。
チームカラーは「小型で機敏なアルゼンチン」、ティア2末席のチームながらディシプリンを保ちオーガナイズされたラグビー。
お国柄か足技には長けており、セットピースを強化すればパシフィックアイランダー3国やジョージア.ルーマニアの好敵手として成長が期待出来ます。

尚、この試合のハイライトは銅鑼の音が響いてからのインジュアリータイム4分間。
何と勝っているウェールズが損得勘定無視、ゲームを切りません。
ウルグアイの熱量が伝播したのか、80分戦い終えてのリスペクトか、それともこんな内容では終われないと云う6Ns覇者のプライドか。
ボール保持が二転三転する中、まるで高校ラグビーかの様に攻め続ける両チーム。
テストマッチ(しかもWC)で、こんな朴直なアマチュアイズムラグビーが見られるとは…。

やっぱりラグビーはスコアだけが全てじゃ無いのです。

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