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2019.10.04

●「水と油」の戦い

えー、ラグビーワールドカップ2019.日本大会八日目。
昨日のメインディッシュはプールD、「フィジー-ジョージア」。
ティア2同士のマッチアップでは今大会最大の注目カードです。

両チーム共に独自のウェポンを有し、「その部分だけ」ならティア1並みの破壊力。
そして両極端なストロングポイント。
「岩石対ゴム鞠」「FW対BK」「8メンラグビー対7Nsラグビー」「スクラム対オフロード」…。
とまぁ芸風が「水と油」、どんな戦いになるのか興味津々です。

前半は強雨もあって両チームとも固いゲーム運び、しかもインプレータイムがブツ切れでイマイチ盛り上がらない(つーか噛み合ってない)…。
フィジーは雨と高湿でハンドリングエラー連発、ジョージアはエリア戦で後手を踏み自陣から脱出出来ません。
前半のテリトリー/ポゼッションのスタッツはほぼ互角も、僅かにフィジーの優位。
スコアも「フィジー7-3ジョージア」と接戦、勝敗の行方は後半へともつれます。

後半はお互いに強みを生かした攻撃で得点を重ね、スコアは17-10でフィジー。
しかし雨も上がりハンドリングもやや改善、次第にフィジーペースに。
そして55~57分がゲームの分岐点、ジョージアのお家芸(スクラム/モール)でフィジーが立て続けにTOをもぎ取ります。
直後にラドラドラが長駆独走、2T2G差にスコアを広げました。
以降は「フライング.フィジアン」ショー、68、69、75分と立て続けに4T。
勝敗の行方は68分のトライで21点差となった所で決まりました。

Screenshot_20191004-w2019

フィジーは3戦目にして遂に爆発、前評判通りの強さを見せました。
今大会のフィジー、着目すべきはその奔放なアタックに加えて「ディシプリン」。
(パシフィックアイランダーにしては)不用意な反則が少なく、ディフェンスでもタックル/ブレイクダウンで可也奮闘しています。
敗れたとは云えオーストラリア戦の前半は可也良い出来でしたしね。
但し今回のWC、個人的には少し籤運が悪かったかな…と。
食い合わせの悪い+暑さに強いワラビースより、北半球(特にUK4ヶ国)との方がアプセットのチャンスがあった様に思えます。

ジョージアはウェポンが「スクラム」「モール」なだけに、トライレンジが敵陣22mの奥。
理想的なのはゴール前でスクラム押すか、LOからのモール、若しくはゴリゴリの局地戦...つーかその3つしかありません。
従い「エリア戦を優位に進める」のが勝利への必須条件でした。
しかし相手がフィジーだと迂闊なキックはフィジアンマジックの餌食。
そして悲しいかな、コンテストキックやチェイスの精度が高くありません。
結局「らしい」形を作れたのは前半34分と後半14分の2回のみ。
そしてその2回共にきっちりスコアしています。
まぁ逆に云うなら、その形に持ち込ませなかったのがフィジー。
ミッドフィールドで安易なペナ(=タッチ→LO)を犯さなかったのを褒めるべきでしょう。

最後に、ゲームの面白味をややスポイルしてしまったのが両チームの日程差(ジョージア/中3日.フィジー/中6日)。
勝敗の行方は別として、条件が五分だったらもう少し縺れた試合になったかも。
ラス15分のジョージアはフィジカルもメンタルも完全に切れちゃってましたしね。

ま、この結果でプールDの3位争い(次回WCの出場権獲得)は混沌として参りました。

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