●「初詣」後記
えー、アケマシテオメデトウゴザイマス七日目。
なーんて序詞も松の内の本日まで。
街を行き交う人々の表情には若干の「正月呆け」が残るものの、すっかり平常モード。
年末年始のお休みを終え、昨日より「仕事始め」となった令和二年の春で御座います。
各云う私めも一昨日ミヤコより帰東、昨日よりお店始め。
今春帰京の6日間に撮り溜めたスナップが結構残っているので、それらをアップしつつ「脱.正月気分」。
平熱の日常に戻ろうと思います。
1月3日は遅蒔き乍らの新年社参、地元馴染みの「松尾さん」に初詣。
11時過ぎ、人出の増してきた松尾さんを後にしました。
まぁ八坂さん北野天神さん、伏見稲荷に較べりゃカワイイ混み具合です。
月読神社さん。
松尾さんから南に400m、住宅地と児童公園の挟間に御鎮座おはせまする。
旧くは「日本書紀」「山城国風土記」にもその名が記され、「桂」の地名事由にもなった由緒歴史を持つ古社。
平安の御代は式内社(正二位明神大社)に列せられていました。
しかし江戸期以降は社勢衰え松雄大社に属従、現在は同社の摂社となっています。
祈祷殿越しに見る本殿。
本殿は流造.檜皮葺.方三間、江戸期(詳細不明)の造営。
この他数宇の摂社と社務所がある位、蕭やかな小社です。
お参りしてお宮を後にします
松尾さんの後は此方に参詣するのが毎春のルーティン。
伊邪那岐命より生まれ出る三貴子でありながら、「天照大神」「素戔嗚尊」に較べ日陰の存在である「月読神」。
赤坂以降の失われた10年間、不遇な己の身を重ね合わせていたのかも知れません。
なんて、筋立てがキレイ過ぎますかね。ちゃんちゃん。
帰りはチャリ漕いで嵐山東公園を進みます。
嵐山.烏ヶ岳 .山上ヶ峰~小倉山~愛宕さん~京都北山と続くパノラマ。
愛宕さん。
去年は8合目辺りから真っ白だったのに...。
今春の愛宕詣はアイゼン要らなさそうです。
大堰川越し、盆地の東彼方には比叡の姿が望めます。
因みに右手の建物は「HOTEL嵯峨野」。
嵐山周辺、つーか天神川以西にある唯一のラブホです。
こくぞーさんへ寄り道、多宝塔を眺めつつ一服🚬。
ミヤコの神様仏様は大体に於いて喫煙に寛容。
結構眺めの良い場所に灰皿が設置されているのです。
こくぞーさんの舞台より、渡月橋俯瞰。
渡月橋を真上から見下ろせる貴重なビューポイント。
あとは小倉山登山路の展望台、松尾山山頂なんて場所もございます。
てな感じの1月3日、初詣後の嵐山漫ろ歩き。
この後は家に帰って箱根復路の続きを観るのでした。
おしまい。