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2020.03.15

●2019/20.十八滑目「五竜&47」後篇

えー、先週は第三次白馬遠征、3/9の滑走記.続篇。
初日は初夏を思わせるドピーカンの晴天☀に恵まれた(苛まれた?)一日。
クラウドビューの絶景広がる朝イチグランプリを堪能した後は47へ移動。
妖怪が現れた正午過ぎに再びアルプス平に戻りました。

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12:10、LineEにて
五龍岳から白岳~最低鞍部~大黒岳~牛首を経て唐松岳と続く縦走路。
無雪期のTTは健脚者なら約2時間。

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武田菱からG2/G0を経て白岳、白岳から遠見尾根へ。
白妙を湛えたソリッドな稜線カーヴが美しい。

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パノラマコースより、眼前に広がるのは規格外のワイドパノラマ♪。
この日は日中12℃を超える高温となりましたが、それでも湿度は低くカラッとした暑さ。
北東~東南のスーパービューは終日クリアな見晴らしを保ってくれました。

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左より海谷山塊を伝い最初の頂が雨飾山、稜線鞍部の奥に昼闇山。
右手には焼山と一際冠雪の美しい火打山の頚城三山.二峰。

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火打山より天狗の庭を経て小ピークが黒沢岳。
中央にはカルデラ外輪山と溶岩ドームの威容を誇る頚城山塊の盟主、妙高山。
右手に一際高く聳えるのは戸隠連峰北端の乙妻山と秀峰.高妻山

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高妻山から鞍部の五地蔵山を経て、険峻絶壁の戸隠屏風.表山と西岳群。
下がって中央の三角錐小山が戸隠連峰最南端の一夜山。
右奥には高デッキ山~霊仙寺山~飯縄北峰~南峰、穏やかな山容の飯綱連峰。
写真では解りにくいですが、一夜山の遙か彼方には苗場山も望めました。

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戸隠/飯綱の南側には長野の里山、荒倉山~新倉山~虫倉山の西山群。
奥には焼額山~岩茸山~東館山~横手山と続く志賀高原。
右には草津白根山の雄姿も望めます。

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説明不要、白馬方面から望める東方ランドマークの二峰。
左に四阿山/菅平高原、右に浅間山の上信国境名山。

ホントに今日は「superb」な山景日和だ事♥。

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12:20、3時間振りにグランプリに戻ってくるも...。
此処にも「妖怪イタツカミー」跋扈...。
「沈む」「抜けない」「走らない」「止まる」、序でに「クソ暑い」の五重苦。
ゲレンデトップでコレですから、ダイナミック~とおみの状況は推して知るべし...。

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とおみゲレンデは...(お察し下さい)。
こーなるとオンピステ(ナチュラルバーン)は午後の日陰化を待つしか無し。
予定より少し早めですが、コブ遊びに入る事と致しました。

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13:05、板チェンジ。
WCプレート履いたSRCから5年前のノーマルSRCへ。
メタルの張り具合も良い按配にヘタっており、春コブの主戦板にしています。

ウェアもミドラーの軽装に着替え、今シーズン初の「春コブ祭り」開始。
どーせ明日は100%雨予報、今日で体力使い切っちゃってもイイや。

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先ずは足慣らしでテクニカルから、

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アル3線下のコブラインを攻めてみます。
テクニカルのコブは序盤/ピッチの狭い忙しコブ、斜度の緩む中盤以降は受けコブ。
線下のコブはやや間延びも程良い間隔と掘れ具合、コブ初めには丁度良い難度でした。

足慣らしを終え、チャンピオンに向かいます。

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1345、今季初のチャンピオンエキスパート。
序盤の緩斜パートからやや左にヘアピン、一段折れて急斜パートへ。

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雪が緩んで意外とアタックし易いコンディション。
最大傾斜部は受けコブも無く、コブの凹凸自体も浅いです。
「コブ攻め初日にしてはソコソコ攻めれて楽しい♪」。

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ただ、コースコンデションがコレです...。
中盤以降は殆どのコブ溝凹が雪不足で地表露出。
特に大きいコブ頭だと、上から向こう(溝部)が見えないので怖い...。

流石にこの状況でエキスパート回しは躊躇われ、2本回して断念。
ライン自体は攻め易いコブだったので残念でした。

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14:10、やっと昼食タイム。
ゲレンデボトムの気温はMAX14℃、「春スキー」を通り越して「GWスキー」の陽気。
とおみゲレンデの融雪も最大船速で進んでいます。
果たして3末まで雪、持つのかしら...。

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14:50、戦線復帰。
この時間になると陽射しも弱くなり、気温もやや低下。
妖怪は姿を消し、スキーの走るコンデションとなってきました。

こーなってくれればコブ遊びはお終い。
主戦板に乗り換えて「アフタヌーングランプリ」午後の大回りタイム.スタート。

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コース荒れもマシな方、全然ロングで回せます。
融雪の進んだザラメ層は冷え込みで「カリッ」と軽くパックされているも、ポジショニングと角付け~荷重をしっかりしていれば蹴散らしていけるレベル。
何より滑走者が少ないのでライン取り放題、安全マージン取る必要もありません。
中央から入ってやや小谷側へ移動、再び中央に戻るコース取りがベストでした。

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15:40、ボチボチ日陰に入ってきました。
幾ら暖かいとは云え、次第にクラスト化進行。
バーンの難度は次第に上がり、下肢と広背筋の疲労も蓄積してきました。

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うーん、滑走の雪煙が全く上がって無い...。
皆さん「止まってるか」「座ってるか」のどちらかです。
16時前まではコースの上半分が未だ日向、何とかロングで回せました。

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16:00、日が「暮れ」そして途方に「暮れる」人々。
無理しないでゴンドラ下山しましょうね。

最後はアル4乗って地蔵詣、ラス1のアル3乗って〆と致しました。

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16:30、撤収。
いゃあ、今日もガッツリ楽しかった♥
しかし「コブ遊び」の後に、タイトなコンデションでの「午後グランプリ回し」。
下山後とおみを回す体力は残っておらず、このままアクティビティ終了と致しました。

と、こんな感じの3月9日.五竜滑走記。
翌日は天気予報通り、終日の雨中滑走☂となるのでした。
おしまいのつづく。

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