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2020.04.10

●閑暇の夜、心の箍を締める

えー、一昨日は4月7日、何時も通りに看板出し19時にお店オープン。
しかしこの日は「緊急事態宣言」発令の夜。
此処武蔵野口も行き交う人影は疎ら、日曜の深夜みたく閑散としております。
しかも街に漂う空気が陰鬱として重苦しい...。

「うーん、こりゃ下手するとお茶挽き🍡だな...」。
そんな訳で気持ちを切り替えての店内雑務。
ヒマ確定💮の夜にしか出来ないオシゴトに取り掛かる事に致しました。

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ウチのスツール。
旧赤坂で5年使った後、10年の休眠期間を経て昨年復活。
此処に搬入した際もネジの締め直しや脚高調整を行ったのですが、1年も経つと多少ガタが発生しています。

そんな訳で「是幸い」の「暇幸い」。
前から気になっていた椅子の調節作業に着手致しました。

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座枠とクッション座板。
此処はプラスドライバーで締め直し。

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隅木と脚部。
背凭部も加えると椅子の総ネジ数は28箇所、×8客。
うーん、結構手間暇掛かる...。

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脚と輪貫。
六角レンチとスパナで締め増し×4箇所、此処が一番緩んでました。

しかし作業はコレで終わりません。
このお店を改装した施工業者が結構なおバカさん(若しくは手抜き業者)。
床をコンクリ打設した後に不陸調整しておらず、フロアの表面が平滑じゃないのです。

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仕方無いので椅子の脚高を補整して、床の不陸に合わせます。
比較的軽度の凸凹なら、フェルト鋲を打ち込んで微調整。

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凸凹酷い場所はクッションキャップの有無や種類で調節。
特に入口側1番目と3番目椅子の床下。
これでも収まり悪い場合は、1円玉や10円玉を挟んで微調整しました。

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1時間半の後、作業完了。
ウッディコースのガードレール(防護ネット)みたく、美しく並ぶスツール。

戒厳令発令で人の来る気配なぞ微塵も無い閑暇の夜。
こんな日の商いは暇疲れと緊張感の欠如で、身体も気持ちも澱みがちです。
そんな弛緩を防ぐべく、「椅子」と「心」の箍を締めるのでした。

尚、幸いな事にこの後数名のゲストにお越し頂きまして。
多謝。

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