●春風や 煙管くはへて 船頭殿
えー、月替わり/期替わり/季替わりの4月1日。
首長直々に「感染危険職種」のお墨付きを頂戴した、場末のバァの主で御座います。
今日は飲み屋に纏わる「嗜好品」のオハナシです。
本日2020年4月1日より「改正健康増進法」、並びに東京都では「東京都受動喫煙防止条例」が施行されました。
これにより都内では飲食店の84%が屋内禁煙となるそうです。
この「禁煙ファシズム法」実施、本来ならもっと大騒ぎしている筈の都内飲食店。
しかしコロナ災禍による経済停滞、更には「強い」自粛要請でトンデモなお察し下さい...。
露命を繋ぐのが精一杯の大不況、禁煙対策どころぢゃありません。
またお上はお上で「コロナンピック.2020問題」ですったもんだの迷走。
延期が決まるや否や「感染爆発重大局面」発動でおタバコの話している場合じゃ無く。
結局、新法施行に於ける告知や啓蒙は等閑となっているのが現状です。
(来年の五輪開幕を待たずに、何万件のお店が潰れている事やら...)
因みにウチは「小バコ」の「一人商い」なので、昨日までと変わらない今日。
「嗜好品(お酒)と嗜好品(莨)を合わせて何が悪い」てのが正直な所思です。
ま、それでも愛煙家と非喫煙者の席次には今までより気を使いますけどね。
グラスを傾けつつ紫煙を燻らし、一日の句読点を打つ。
そんなゲストの皆様を、これまで通りお迎えする所存で御座います。
尚、本日の表題は長閑な春の日を游んた、芭蕉の一句。
もうこんな風流も詠めない御時世なんですかね...。