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2020.05.20

●水鏡

慎むべき年にて、過ぎにし五月の癸丑の日、
法輪寺橋へ詣で侍りて、
やがてそれより、
遍照寺池に、昼つ方ほどに参り着きたりし。

えー、4月15日から件災禍の自粛強制で暫くオヤスミしていた場末の飲み屋。
時間/客数と縛りはありますが、一昨日より様子見を兼ねて営業再開致しました。
で、本日は休業中の「天岩戸」、帰京時の拾遺集.その2。
5月10日ログの続篇で御座います。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2020/05/post-7c0883.html

この日の午前中、ミヤコ洛西は風無く穏やかな陽射し。
中之島デルタから眺める「大堰の合わせ鏡」が中々と見事なものでした。
そんな訳でチャリを扱ぎ出し、一路北嵯峨方面へ。
嵯峨/嵐山周辺でも随一の「水鏡の名所」に向かったのでした。

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嵯峨野で「水鏡」と云えば此処、広沢池。
池面に映る遍照寺山、予想通り見事な投影具合です。

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池岸右手より音戸山。

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茅葺の茶屋は聴松亭。

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逆さ遍照寺山、観音島と弁天堂。

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観音堂汀の叢と桜楓群。

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唯一残念だったのはコレ。
愛宕さんの頂は厚雲に覆われ「逆さ愛宕」は望めませんでした。

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広沢池に映る北嵯峨里山の「合わせ鏡」ワイドパノラマ。

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おっと間違い、上下逆でした。

尚、本日の文頭は四鏡の一、「水鏡」の序文に由ったものにて。
「慎むべき年にて」てのは原文ママ、何とも因果な枕ですね。

 

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