●続「どこであれ それが見つかりそうな場所で」
えー、昨日は松尾山へ野外読書に行った際の古都。
文庫本一冊読み終えて帰途の折、折角なので帰り掛けの駄賃。
嵐山連山の中でも「一頭地を抜く」ビューポイントまで足を延ばす事に致しました。
京都トレイル標識㉝から西山コースを外れ、嵐山/烏ヶ岳方面へ。
5~6分進むと、小尾根/巻道の分岐に差し掛かります。
此処を右手に取り、緩い尾根をひと上りすると、
松が疎らに立つ小ピークに出ます。
此処からの見晴らしは嵐山連山の中でも随一。
北西~北東に掛けて見事な展望が広がっています。
このスーパーワイドパノラマっ♪。
左手は愛宕に始まり右手は比叡に至る、京都西山~北山連峰が一望の下。
そんな訳で以下、ミヤコ山々の山座同定です。
洛外西方には愛宕山地の山々。
左端の愛宕山より右手の小突起がに竜ヶ岳と792P。
緩やかに尾根を下り、659Pを経て右端の鋭敏な三角誰ピークが朝日峯。
鴨東彼方には北比叡の山々。
なだらかな峰道を左に下り、中央に二つあるピークが横高山と水井山。
更に左に標高を下げ、上り返すのが小野山と梶山。
比叡の北には右奥に権現山、左奥に蓬莱山.比良山と連なる南比良山地の中核部。
前衛には焼杉山/翠山/金比羅山の大原三山、最前右の丘陵頂は瓢箪崩山。
鳴滝から鳥居本へと続く、嵯峨野の里山群。
お椀の様なこんもりとした、500m級ピークが5つ連なっています。
右より吉兆寺山~桃山~沢山、4つ目は重なり合う様に西沢山と鳴滝沢山、5つ目が毘沙門山。
一段下がって436P、左端に長尾山。
ヤマコレ集に続いて、今度は嵯峨/嵐山一帯の名所旧跡フォト。
天龍寺の塔頭群。
所処でこの小ピーク、以前は全く展望が利かなかったのですが近年伐採が施され、見事な展望所となっています。
恐らくその遠因は此処数年来、多発している台風被害。
倒木除去/山路修復する際に、同時に伐木も行われたものと思います。
しかしこのコースは西山トレイルのサブルート扱い(山地図でも破線扱い)。
この尾根ピーク自体もメインの登山路から外れており、道標板も何もありません。
そんな訳で地元ハイカーにすら余り認知されておらず、超穴場の「ビュースポット」となっているのでした。
尚、本日の表題は昨日読んでた短篇集の一題に因んたものにて。
但し上ったのは「マンションの24~26階」では無く「山」でしたけどね。