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2020.05.19

●「通り抜け」出来ません

えー、4月15日から件災禍の自粛強制で暫くオヤスミしていた場末の飲み屋。
時間/客数と縛りはありますが、昨日より様子見を兼ねて営業再開致しました。

で、本日は休業中の「天岩戸」、帰京時の拾遺集.その1。
上洛翌日は4月24日、糠雨の中をデイリーラン。
桂川周回~長辻通から北嵯峨方面へ向かった際の古都です。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2020/04/post-172789.html

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「何コレっ?」
大覚寺さんの門前に、新しく棟門と板塀が造営されています。
数か月前にはこんなのありませんでした。

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以前は手前の馬止めだけで、境内の通り抜け自由だったのに...。
若しかして「コロナ対策」の禁足用に設営したのかしら?。
家帰って調べてみたら、京都新聞さんに内容掲載されていました。

大覚寺の大沢池エリアを有料化 台風被害からの復旧費用に充当へ
京都市右京区の大覚寺(真言宗大覚寺派大本山)境内にある、大沢池エリアの参拝有料化が始まった。

台風で被害を受けた池周辺の景観復旧と、将来にわたる維持管理費に充てるため協力を募る。
冠木門や本堂と池を行き来できる参拝口も新たに設け、拝観者が雅な景色を楽しんでいる。

大沢池は同寺の境内東側にある日本最古の人工林泉で、日本三大名月観賞地の一つとされる。
しかし、2018年の台風21号で池周辺の梅や桜などの樹木約80本が倒れたり、折れたりした。
大覚寺の草津栄晋執行は「壊滅的な状態だった」と振り返る。
今月16日からの有料化に伴い、池エリア入り口に参拝料を支払う「大沢門」を新設したほか、池の周囲を巡る散策道を整備した。
また、池を一望できる本堂の観月舞台に、階段を設けて池エリアの散策道に降りられるようにした。
名古屋市から訪れた大学生(22)は「大沢池周辺は見所がたくさんあり、拝観料以上の価値があった。また訪れたい」と話した。
草津執行は「植樹を中心に、参拝者の皆様に喜んでいただけるような池全体の景観づくりを進めていきたい」と抱負を語った。
池エリアの参拝料は大人300円、小中高校生100円(諸堂の見学は別途料金が必要)。
(京都新聞/2020年3月29日記事より借載)


洛西の仙洞門跡と云えば此処大覚寺さんと御室の仁和寺さんが双璧。
仁和寺は仁王門(境内入口)で拝観料取ってるので、大覚寺が特にガメツイ訳じゃありません。
それに事情も事情ですから、まぁ仕方ありません。

にしても此処近年、立て続けに上陸(上洛)した台風被害がこんな影響を及ぼそうとは...。

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尚、寺銭 拝観料はこんな感じ。

ただ旧ロコ民としては、気の向いた際に境内散策出来なくなったのがチト残念。
大沢池の北東岸から望む伽藍群、そして借景の小倉山と嵐山は見事なんですよね。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2017/10/post-4ec9.html

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大沢池で一等オキニのビューポイント。
宸殿.伽藍群の借景に小倉山.嵐山、右手奥に座する霊峰愛宕。

興隆を誇った往時の御代(嵯峨院/後宇多院)偲びつつ、大宮人の余薫を感じ取れる見事な眺望です。

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ま、たまには¥300払って参詣しようかな。

 

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