●保津川上り
えー、本日の夕方から明日に掛けて☂予報のミヤコ。
そんな訳で「今日の所用」は午前中に済ませてしまう事に致しました。
まぁ外出する用事つっても、「控えて」「慎んで」「粛んで」のこの御時世。
「日常生活の買い物」と「日課のランニング」の二つだけなんですけどね。
買い物を済ませた後は「午前中の読書タイム」。
今朝の嵐山は高曇りの空に時折薄日射す穏やかな陽気。
屋外での本読みには絶好のコンディションです。
紺碧の深瀞に映る新緑の嵐山。
今日の千鳥ヶ淵は川面の投影具合が見事でした。
今日の読書室は奥アラシヤマの堆積岩渓谷。
大堰の潺と椛の葉擦れ、そして松籟庵さんから流れる横笛の音色がBGM。
うーん、気分はすっかり遁世してきた大宮人。
で、一服しつつ頁を捲っていると、川下から一艘の高瀬舟が上って参りました。
「保津川下り」ならぬ「保津川上り」。
件災禍の影響で遊船組合さんも4/11から5/6まで、保津川下りは運航休止中。
そんな訳でこの期間を使って、大堰下流域では若手船頭さんのトレーニングが行われているのでした。
因みに後に座っておられるのがベテランの船頭さん。
「そこで止めたらアカン」
「南風のときは流されんように」
「尻(舟尾)が岩に当たらんよう、気ぃつけて」
なぞとレクチャーを交えつつ、岩場周りでの訓練が続けられました。
で、保津川「下り」。
今日の授業は終了、舟着場まで戻って行かれました。
どんな世界にせよ、一人立ちへの道は長く厳しいものですね。
折角の投影日和、帰途に中之島デルタで一写。
大堰の川面に映る嵐山連山と亀山、右奥に愛宕さん。
尚、横笛みたいな白拍子の美少女とは出逢いませんでした、とさ。