●Soelden (AUT) GS速報
えー、先週はGoto使って九州旅行、その所為でアップが遅れてしまいましたが…。
「やっとこの季節がやってキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
10月17/18日は「2020/21.FIS World Cup」の開幕戦。
オーストリア/ゾルデンにて、男女のジャイアントスラロームが行われました。
アルペンファンにとっては待ちに待った「ホワイトサーカス」のシーズン到来です。
今季のGSシーンもヘンリク/アレクシの両雄が種目別タイトルの本命。
其処にクラニエッツ、フェイブル、ザブチッチらの実力者が絡んでくると云うのが大方の見通しです。
そんなアルペン雀の予想に反し、開幕戦は「小波乱」の結果となりました。
オープニングレースを制したのは若干二十歳のニューカマー、伏兵ブローテン。
昨季のゾルデンでWC初の一桁順位.入賞を果たすと、その後は元EC王者の名に恥じぬ活躍でSL/GS共に第1シード入り。
そして今季開幕戦、ゲンの良いコースで初の表彰台を優勝で飾りました。
2位には二本目「圧巻」の滑りでラップを叩き出したオデルマット、三位にはこれまた初ポディウムのカビーゼル。
此処数シーズン、スイス勢の充実振りには目を見張るものがあります。
パントゥルーは序盤のミスが響き4位、クリストファーセンも序盤~急斜パートで精彩を欠く滑りで5位。
それでも明らかに本調子では無い中、共に一桁のリザルトは流石です。
昨季総合チャンプ、GS開眼のオーモット.キルデは一本目スキーが外れてDNFに終わりました。
クリストファーセンもパントゥルーも(勿論ヒルシャーも)居ないGSポディウム。
うーん、何てフレッシュな表彰式なんでしょう。
絶対王者がピステを去って2シーズン目、今季のWC技術系は昨季以上の群雄割拠。
開幕戦からしてGS戦線は混沌、最後まで目の離せないタイトル争いとなりそうです。