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2021.01.17

●2020/21.十二滑目「白馬五竜&Hakuba47」

えー、今週1/11(月)~13(水)は今シーズン初の白馬遠征。
ショートステイのスノートリップに出掛けて参りました。

今回のゲレンデは三日間通しで嘗てのオシゴト場「五竜&47」。
そんな訳での遠征二日目、1月12日(火)の滑走記で御座います

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7:40、定点観測。
遠征二日目の五竜は早朝気温-7℃、前夜からの積雪は5~10㎝。
予報通り、どんよりと重たげな鉛雲が空を覆っていました。
うーん、昨日に引き続き撮影映えのしない一日となりそうです。

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8ː30「営業連絡、トップ94番」。
アルプス平はブルーグレーの空と積雪稜線が融け合ったモノトーンの世界。
でも思ったより視界はクリア、これなら全然回せます。

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で、例に由って「5分間」のグランプリ貸切タイム。
この面ツルバーン、(取敢えず)全部オレの物っ♪。

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まるで眠っているかの如く、静かに佇む一枚バーン。
聞こえるのは「ギシ…ギシ」と軋むアル3の索道音だけ。

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ランディング♪。
この日のグランプリは圧雪上に3~5㎝のドライパウがトッピング。
下地は前夜の冷え込みで硬化しているものの、直近の大雪が利いておりアイシーな感じは全く致しません。
ソフト&デリケートなファンデーションスノーは程良い柔らかさの雪面タッチ。
グリップ&レスポンス抜群なベースピステは、ギュンギュンと板が走ります。

ハイシーズンならではの極上コンディションで最高のオープニングタイム。
…になる筈だったのですが。

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しかしこの朝は、こっちの滑りが「絶不調」。
昨日から一寸調子の狂ってきた大回りが「ドツボ」に嵌り、稀に見るウダウダな滑り。
正直云って「極上バーンの無駄遣い」レベルです。
うーむ、「楽しい」けど「楽しく無いっ」💀

10本程回した時点で大回りは諦め、スキーの得意とするターンサイズ(中回り~小回り)に切り替え。
ショートは好調/ミドルもまずまずで、滑りのメカニズムチェックに入ります。
両手のバランスと廻旋/固定、両膝のタメ/同調、視線の先行動作などを微調整。
次第にロングターンも回復傾向、取敢えず「見れる形」になったのは1時間後でした。

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しかし予想していた事とは云え、。
「まぁ本当に人が居ない…」
モーニングタイムのグランプリを回していたゲストは30名にも満たない数。
そのお陰でバーンは1時間以上フラットさを保ってました。

社会人は松の内も明けて本格的に仕事が忙しくなり、学生さんは試験期間突入。
加えて年末年始の散財で懐具合もチト寒い。
そんな理由からこの時期(成人の日/三連休明け~1月末)は、白馬の日本人ゲストが最も少なくなる時期なのです。
それでも近年は「Australia Day」や「春節」絡みのインバウンド客で賑わっていましたが、件の「腐れ伝染病」で訪日ゲストは殆どゼロに近い状態。
加えて「緊Q」云々で自粛強制の風潮、邦人ゲストも大幅減となっています。
多分八方も栂池もこんな状況なんだろうなぁ…。

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10:15、一旦下山、ダイナミックからとおみゲレンデへ。
何時もは初心者やファミリーで大賑わいのとおみゲレンデにも人影は疎ら。
ゴーストタウンの様な静けさに薄ら寒さを感じてしまう程でした。

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10:20、でもって「いいもり道場」へ。
ココがゴーストタウンなのは何時もの事、ある意味良く見慣れた風景です。

駄菓子菓子…。

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あちゃー、このヒトたちが居る…。
指導員やら準指やらの基礎屋エキスパート、所謂「技選」甲信越ブロックの方々です。
此処いいもりは頻繫に技術選予選が行われてる会場で、毎年この時期には出場予定者がトレーニングに大挙来場されます。

それは別段構わないのですが「セパレートされていない一般バーンで」「大勢で屯って」「コース幅目一杯にかっ飛ばして」「一人づつビデオ撮り」されるのは非常に困りモノ、つーか正直迷惑。
コース占有するなら、お金払ってバーン借し切って欲しいものです。
つーか今年の予選会場はアカカンの筈、妙高に行って下さいな。

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スロープ下には門番。
約60名のメンバーは滑走班を数ブロックに分けて、常にコースを占有。
意図的に一般ゲストの侵入を妨げている様に見られます。

因みにこの人たちの肩書はSAJ「教育本部」。
教育(スキー教師)的に「正しいゲレンデ使用方法」とは思えませんけど。

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仕方ないので専らポールバーン回し。
思ってたよりグサ感少な目、雪面コンタクトも取り易く昨日より良コンディション。
一時間ほどコス4回しの後、エスカルに戻って小レスト。

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11:30、開店休業中のレストラン.ハル。
何時もなら大賑わいで席の取り合いも発生する、エスカル人気のレストラン。
ランチタイム時と云うのに、館内のゲストは僅か「2人」でした。

うーん、「腐れコ●ナ」の影響はホントに深刻です…。

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12:30、戦闘再開。
グランプリを小一時間回した後、47に流れ込みます。

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こっちも殆ど人影無し。

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動いてるモノは殆ど見当たりません。
47は各コース共、昨日に較べやや湿雪傾向。
ゲスト極少なのが却って災い、中途半端な踏まれ方をしていました。

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15:20、三たびグランプリ。
降り止まぬ雪と少ないゲスト、こんな日のレイトタイムグランプリはココ。
アル2/4沿いの大町側ラインは日中の積雪と風で飛ばされた雪でハーフリセットされています。
特にトップ~ミドル部にかけては滑走荒れの底付きも無く「午後パウ」が楽しめました。

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15時半以降はキャビン回し。
ターゲットはコンディションの良い「ダイナミック~とおみトップ部」。
ダイナミック/とおみゲレンデの上部は回すリフトが無い為(今シーズン、平日のとおみ2は運休)、実質アルプス平からの下山路扱い。
只でさえ少ない滑走者が更に少なく、この時間になっても荒れが少ないのでした。

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16:10、ゴンドラ営業終了後はいいもり道場へ。
比較的難度の低いポールバーンで大回りの滑りをチェック。
この時間帯なると流石に疲労ピーク、荒れた急斜を攻める体力は残っていません…。

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16:40「最終59番」。
コス4、この日の最終乗客となりました。

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16:50、時間余ったのでとおみを2本回し、本当の〆滑。

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「最終65番」。
でもってスカ4でも「この日最後の乗客」に。
因みにこの日の滑走本数は55本/滑走距離は80㎞超。
人生五指に入るハードワークな一日でした。

と、こんな感じの第一次白馬遠征.二日目。
翌日は好天と強風に恵まれ(苛まれ)た最終日となりました。
つづく。

 

 

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