●「三が日営業」後記
えー、アケマシテオメデトウゴザイマス四日目。
今日より仕事始めな方々も見受けられる日中の都心ですが、それでも街を行き交う
人の姿や車の数は疎ら。
未だ緩~い「迎春気配」、そして重~い「緊Q宣言」の空気が漂う、三が日明けの月曜日で御座います。
所処で今年のお正月は2日からお店開けている瓦解坂のバァ。
「正月休みを返上するほどオシゴト大好き♥」
な訳では無く、今年はミヤコに帰京せず武蔵野滞在の年迎え。
単に「他にやる事ないから」ってのが真面目に商いしている理由です。
それに大晦日/元日は戸隠でスキー三昧、気持ちもリフレッシュ出来ましたしね。
そんな訳での三が日、2日と3日のオシゴト「プレイバック」です。
「坊主が閑古鳥を飼いつつ、団子を食べながらお茶を挽く」
正直、そんな腐れ暇を覚悟しての三が日「仕事始め」。
所処が新春早々「嬉しい誤算」、この二日間はウィークエンド並みの忙しさ。
8つの椅子は早々に埋まり、結構な数のゲストをお断りしてしまいました。
顔見知りの常客さんに加えて一見さんが多かったのは意外でしたが、三が日の晩刻にやってるお店と云えば「ファーストフード/ラーメン屋/コンビニ」程度しかありません。
行き場の無い「迷える子羊」な方々が、途方に暮れてドアを開けられたのでしょう。
2日は開いてるお店皆無、3日はチラホラ3~4軒程度の瓦解坂。
今宵4日は仕事始めのお店も多く、約半分の飲食店がオープンしていました。
それでも22時過ぎるとこの過疎っ振りですけどね。
所処で三が日にお店開けるのはウン十年振りの私め。
折角の迎春営業なので、松の内までは和様の身仕舞いでオシゴトしております。
此処半年ばかり着物を召す機会が無かったので、却ってこれも良い機会。
因みに御召しは偽大島、汚れや痛みを気にしなくても良い化繊物で御座います。
久~し振りのオキモノも「雀百まで踊り忘れず」。
着付けや所作は身に染み付いています…が、
「このナリでカウンター立つのは話が別」
シェイクやステアしてると、兎に角袖が邪魔。
特に洗い物が溜まってる際には、袖でグラスを引っかけ「ガシャン」しないかヒヤヒヤ。
多忙時には仮紐で襷掛けして作業する事も屡々でした。
あと着崩れすると直せない状況なので帯はいつも以上にキツキツ。
締め付けも苦チイ…。
まぁそれでも恙無く二日間のオシゴト終了。
オキモノシゴトに慣れた頃には、この「和装営業」も終わってるんでしょうね。