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2021.02.03

●2020/21.十七滑目「びわ湖バレイ」前篇

えー、先月1月25日は例に由ってのスキスキ「スキーライフ」。
只、何時もと違うのは向かったゲレンデ。
湯沢でも白馬でも水上.沼田でも戸隠でもありません。
「緊Q事態」に伴うお上のスカポンタンな施策のとばっちり。
やる事無いので1月22日より帰京、実家に寄生生活している私めのなのでした。

そんなイレギュラーが災い(幸い?)して、この日は関西圏でのゲレンデチョイス。
私め東下前は学生時分以来、四半世紀を超える「27年振り」の来訪。
お久しブリブリの「びわ湖バレイ」で御座います。

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7:40、志賀駅とーちゃく。
この駅下りるのも27年振り、昔と何~んにも変わってません。
バスの出発には未だ時間があるので、時間潰しがてら物見「游」山。

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琵琶湖の御来光を眺めに湖畔へ。

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「淡海は広い~な 大き~いな~♪」
因みに志賀駅は蓬莱/近江舞子と並んで琵琶湖に一番近い駅、2分歩くと湖畔です。

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志賀駅より望む、蓬莱山/びわ湖バレイ。
山頂には雲が掛かってますが、まぁあれ位なら直ぐ引くでしょう。

8:15の江若バスに乗ってゲレンデ(の下)に向かいます。

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8:25、27年振りの「びわ湖バレイ」。
昔の面影は微塵も無し、すっかり近代的な駅舎に生まれ変わっています。
つーか、私めが訪れてた頃はロープウェイじゃ無くゴンドラ(しかも古い)でした。

因みにココ、関西では略して「びわバレ」と呼ばれてます。

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ロープウェイ営業開始時刻には100人程の乗車行列。
それでも流石121人乗りの大型ロープウェイ、第一便に乗り込めました。

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ロープウェイより眺むロープウェイ。
全長1783m/高低差782.23m/秒速12m/乗車定員121名、と最新式のスペック。
360度クリアガラスなのも展望が利いてポイント高いです。
因みに山麓から山頂迄は約5分、早っ。

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8:45、山頂とーちゃく。
ロープウェイ山頂駅は、そのまま打見山の山頂。
でもって27年振りなのに「全然久し振りと云う気が致しません」。
その理由はグリーンシーズン(トレラン)で何度も訪れているからでして。

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山頂右手には南比良~北比良へと延びる縦走路パノラマ。
最奥に座するのは比良山地の盟主、武奈ヶ岳。

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一本目はジャイアントから。
打見山から汁谷へ下りるコース、比良山地縦走の登山路でもあります。

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二本目は打見ゲレンデから、

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アルペンコースに入ります。
「ぱっ」と見、ビューティフル♥なグルームピステン。
しかしその実「カチンコチン」な氷のコーデュロイです。

只でさえ稜線上で比良颪の強風が吹き付けるゲレンデ立地。
その上直近の3日間は雨に叩かれ、放射冷却ですっかり氷化しています。
緩斜面過ぎてバーンの表面を舐めるだけの滑りではエッジも入らず、ストライプ模様が「カガガ…」と滑走ノイズの発生源となっていました。
うーん、何だか洗濯板の上を滑ってるみたい…。

2本回して丁度ホーライペアの営業開始時刻。
ホーライゲレンデに向かいました。

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9:00、ホーライペア乗車。
リフトより見返る打見山と打見ゲレンデ。
隣のホーライクワッドは知らない間に破棄されていました。

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近江八景「比良暮雪」
左に白く冠雪した頂が武奈ヶ岳、右手前に重なるのがコヤマノ山。
手前稜線の平な頂が比良岳、中央のピラミダルな頂が烏谷山、鞍部を経て堂満岳。
右手の穏やかな山容は釈迦岳、最奥の小っちゃいのがヤケオ山とヤケ山。

踏んだ事の有る山ばかりだと、山座同定が楽で助かります。

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北東彼方に佇むのはイブキマイカグラ。
折々に  伊吹を見てや  冬籠(芭蕉)
山腹にあった「伊吹山スキー場」が閉鎖され、早や10年が経過。
まぁ真裏の「グランスノー奥伊吹」が頑張ってるから良しとしますか。

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ではランディング。
あれ?、ホーライだけソフトタッチなザラメピステン。
びわバレの看板コースだけあって、大量に人工雪撒いてるみたいです。

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但し滑り甲斐はビミョー。
公式では「中級コース」とありますが、殆ど「初級コース」みたいな緩スロープ。
数か所あるクニックで、スピードもあんまり乗りません。
まぁ此処の「売り」はコースの面白味じゃ無いからイイんですけど。

「びわバレ」ホーライゲレンデ、最大のSelling pointは、

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国内ゲレンデで唯一無二のロケーション、

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眼下に広大な琵琶湖を見下ろしてのSKIING!!

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見渡す限り「淡海原」と「天ノ原」のパノラマっ♥

「田沢湖」「猪苗代」「旧青木湖」「かぐら田代湖」etc…。
湖を展望出来るゲレンデは幾つかありますが、其等とはスケールが段違い。
何たって眼下に広がるのはの日本一の湖面積を誇る琵琶湖。
そりゃもうレベルが「別格総本山」なスーパーレイクビューなのです♪。

逆に云うと晴れてない日のびわバレは「殆ど魅力ありません…」。

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9:50、ホーライを6本回してジャイアントへ。
高速リフトで単体回し出来るコースとしては、此処が一番まとも(マシ)。
つーかデチャタブルはジャイアントクワッドしかありません。

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ジャイアントコース上部より、琵琶湖越しに奥伊吹~両白山地を眺む。
眼下には湖西汀線と近江舞子.内湖が望めます。

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北東には「神ノ宿リシ山」伊吹山。
その左奥には御嶽山も薄ら望めます。

でもって「伊吹山」と云ったら、やっぱり51番.実方朝臣。
詞書  女に初めて遣はしける
かくとだに えやは伊吹の さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを
百人一首の一、藤原実方が清少納言に送ったとされる恋歌。
但し技巧使い過ぎで殆ど暗号解読、現代語への直訳は不可能です。

あと、こんなのもあります。
枕草子 第302段 「まことにや、やがては下る」と言ひたる人に、
思ひだに かからぬ山の させも草  たれか伊吹の 里は告げしぞ
清女が想い人に送った惜別(怨嗟)の歌。
時系列からして実方陸奥下向の際の返歌ではありません。
にしても二段階右折挟んで、何か実方に含みを感じさせる歌です。

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伊吹山に次ぐ滋賀県第2の高峰(1317m)、金糞岳。
美し過ぎる名称からか、詠われた詩歌は古来より御座いません。

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越美山地の最高峰、能郷白山(左)と前山(右)。
右端の金糞岳には雲が掛かっちいました。

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日本三霊山の一、白山。
左より四塚山/七倉山~白山大汝峰/最高峰の白山御前峰、鞍部を経て別山/三ノ峰。
「白山五峰」のうち4つの頂がクリアに見晴らせました。

紫式部集72  水うみにて、伊吹の山の雪いと白く見ゆるを
名に高き 越の白山 ゆきなれて 伊吹の嶽を なにとこそ見ね
白山(2702m)の冠雪美を称えつつ、強烈に伊吹山(1377m)をディスってます。
晩年は「否定姫」全開の頃の作、底意地の悪さが窺える歌です。

と、「ヤマコレ」だか「ウタコレ」だか「滑走記」だか、訳解んないエントリー。
後篇に続きます。

 

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